○×札をもつ若い女性

引き出物を決定する際に悩むのがゲスト一人あたりの品数です。
品数が少なすぎないか?逆に多すぎないか?などお悩みではないでしょうか?

特に二品で引き出物を贈ろうとしている新郎新婦は、良くご検討の上で決定することをおすすめいたします。

今回は、この引き出物「二品」にフォーカスしてご説明いたします。

引き出物二品で大丈夫??

引き出物は二品で大丈夫?

まず結論からお答えすると二品は避けて三品以上をおすすめします。

特に上司や親族に対して二品はNGと考えた方が無難。必ず三品以上でご予算を確保しえおきましょう。友人や同僚も、できる限り二品は避けた方が無難ですが、20代前半なら二品で検討いただくのもありです。

三品以上がおすすめと説明をすると「二品の引き出物をもらったことがある」とおっしゃる方もいます。しかし、三品以上であるべき理由は、データで裏付けされています

「○○ちゃんの引き出物は二品だった」や「プランナーから二品で良いと言われた」ということを信じて二品にしたけど、”恥をかいた”とならないように説明をいたします。

もしも予算上の問題から二品を検討しているなら式場持ち込みや引き出物宅配を検討しよう。三品でも価格は二品と同じ金額で準備できるよ。

二品の引き出物は当たり前ではない

10年ほど前まで引き出物は”偶数は割り切れるので縁起が悪い!”という理由から最低でも三品というのが一般的でした。(もちろん地域によっては五品や七品ということもあります)

この偶数は割り切れるから縁起が悪いは結婚式業界が作った定説です。
『奇数は縁起が良い』は、陰陽道(中国が起源の民俗学のようなもの)からきています。これに結婚式業界がのっかって引き出物の品数は奇数というのが一般的に広まっています。

チョコレート業界が作ったバレンタインデーのようなものですね!

ブライダル業界の定説である「偶数は割り切れるので縁起が悪い」という理由も手伝って、長い間引き出物は最低でも三品という時代が続きました。しかし、10年ほど前から結婚式も不景気のあおりを受け、結婚式費用を節約する新郎新婦が増えています。その中で、引き出物を二品にするという考え方も広まりつつあるわけです。

ここでポイントとなるのが広まりつつある状態であって、広まっているわけではないということです。現段階では引き出物の二品は”普通ではない”のです。この事実は、地域毎の品数平均を知ることで分かります。

エリア別にみる引き出物の品数

日本の地域

引き出物は、エリア(地域)によって文化や風習が異なります。例えば、北海道は引き出物がありませんが、北陸エリアは引き出物を豪華にする風習があります。

以下では、エリア別に引き出物の品数平均値をご紹介いたします。あなたの該当地域を参考に引き出物の品数を選べば常識的な品数がお分かり頂けます。

尚、品数の平均数は「ゼクシィ 結婚トレンド調査2016調べ(※)」から引用しております

北海道

北海道
品数の平均値1.4品
最も多い品数1品(68.1%)

北海道にお住まいの方はご存じの方も多いと思いますが、北海道の結婚式は会費制が主流。ご祝儀はないので、引き出物もお土産として引菓子などを1点お渡しするのが一般的です。

青森・秋田・岩手

青森・秋田・岩手
品数の平均値2.4品
最も多い品数三品(35.7%)

東北エリアは、近隣の北海道の影響を受けて徐々に会費制の結婚式が広まりつつあります。そのため、ご祝儀制と会費制の結婚式で引き出物の品数が大きく異なります。

どちらも合わせた平均が2.4品のため、ご祝儀制の結婚式だけの品数平均はもっと高くなります。

宮城・山形

宮城・山形
品数の平均値2.8品
最も多い品数三品(54.5%)

半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアでは三品以上の引き出物を準備した方が無難です。

福島

福島
品数の平均値3.1品
最も多い品数三品(57%)

半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備していることになります。宮城・山形と同じく三品以上の引き出物を準備した方が無難です。

茨城・栃木・群馬

茨城・栃木・群馬
品数の平均値3.0品
最も多い品数三品(68.0%)

7割近い新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアで二品の引き出物は「少ない」と思われる可能性が高いです。

東京・神奈川・埼玉・千葉

東京・神奈川・埼玉・千葉
品数の平均値2.9品
最も多い品数三品(56.4%)

半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。二品が多くなりつつある関東ですが、まだまだ三品以上の引き出物が主流です。

新潟

新潟
品数の平均値3.8品
最も多い品数三品(31.5%)

平均が3.8品と他エリアに比べて品数の多いエリアです。割合でみると最も多い品数は三品ですが、全体の約3割ほど。この数字をみる限り三品よりもっと多くの品数を用意するケースが多いのが分かります。

長野・山梨

長野・山梨
品数の平均値3.0品
最も多い品数3.0品(61.2%)

半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアでは三品以上の引き出物を準備した方が無難です。

富山・石川・福井

富山・石川・福井
品数の平均値4.5品
最も多い品数5品(51.1%)

全国で最も品数の多いエリア。このエリアで二品の引き出物は、「失礼」もしくは「結婚式場の入れ忘れ」などと思われる可能性が高いです。

静岡

静岡
品数の平均値3.2品
最も多い品数三品(69.6%)

約7割の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアで二品の引き出物は「少ない」と思われる可能性が高いです。

愛知・三重・岐阜

愛知・三重・岐阜
品数の平均値3.2品
最も多い品数三品(65.4%)

6割以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアで二品の引き出物は「少ない」と思われる可能性が高いです。

大阪・京都・奈良・滋賀・和歌山・兵庫

大阪・京都・奈良・滋賀・和歌山・兵庫
品数の平均値2.9品
最も多い品数三品(56.4%)

関西では半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアでは三品以上の引き出物を準備した方が無難です。

岡山・広島・山口・鳥取・島根

岡山・広島・山口・鳥取・島根
品数の平均値3.1品
最も多い品数三品(69%)

約7割の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。このエリアで二品の引き出物は「少ない」と思われる可能性が高いです。

香川・愛媛・徳島・高知

香川・愛媛・徳島・高知
品数の平均値3.4品
最も多い品数三品(49.3%)

半分以上の新郎新婦が三品の引き出物を準備しています。四国は三品以上の引き出物を準備した方が無難です。

福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島

福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島
品数の平均値2.4品
最も多い品数二品(46.9%)

全国で最も引き出物品数が少ない九州エリア。半数近くが二品のため九州エリアであれば二品でもゲストは違和感を感じないと思われます。

あなたの地域はいかがでしたでしょうか?
北海道と九州を除けば引き出物の二品は一般的ではないことが分かります。

実は引き出物の二品は東京や大阪の大都市圏で広まりつつあります。
5年後、10年後は二品が当たり前の時代になるでしょうが、2018年時点では三品が多い(東京・大阪の品数平均値は2.9品)のが実情です。

平均値について

上記では平均という見方で引き出物の品数をご覧いただきました。 平均値は一方が多い数字、もう一方が少ない数字で平均をとると当然ならされます。引き出物の品数でいいますと、

  • 極端に多くの品数を用意する豪華な結婚式
  • 上司や親族は多い品数で友人は少ない品数

こういったことで偏りがあります。偏りがあることも踏まえて先の平均値を参考にしてみてください。

節約しながら品数を減らさない方法

引き出物の二品は、もともと挙式費用の節約という発想から生まれた考え方です。実は引き出物の品数を減らさずに引き出物の費用を節約する方法があります。

引き出物の金額のバランスを変える

引き出物の基本構成は以下のとおりです。

一品目 メインの引き出物(記念品)
二品目 引き菓子
三品目 縁起物

四品目以降はプラスワンアイテムで追加します。
それぞれのアイテムの金額バランスを変えることで品数を増やすことができます。

メインの引き出物の金額を下げる

ランクダウン

節約方法のひとつがメインの引き出物の金額を下げることです。具体的に友人向けの引き出物で考えてみましょう。

二品の引き出物セット(カタログギフト以外)

一品目ブランド食器3,500円
二品目引菓子1,000円
合計4,500円

この組み合わせでメインの引き出物の金額を3,000円にします。

三品の引き出物セット(カタログギフト以外)

一品目高級今治タオル3,000円
二品目引菓子1,000円
三品目縁起物800円
合計4,800円

一人当たり300円で1品増やすことができます。メインの引き出物の金額を少し抑えて1品追加するわけです。

メインの引き出物は沢山のブランドや種類から選ぶことができます。
カタログ以外の品物は、ゲストに合わない高い商品よりも、少し価格が安くてもゲストに合った「ゲストが欲しい」と思う商品を選ぶと喜ばれます。

新郎新婦のセンス次第で、喜ばれるお得な引き出物セットがつくれるわけです。

カタログギフトを避ける

カタログギフトは避ける

同じように、友人向けの引き出物で考えてみましょう。友人向けはシステム料の問題からカタログギフトは避けて商品を選ぶのがコツです。

二品の引き出物セット(カタログギフト)

1品目カタログギフト3,600円
二品目引菓子1,000円
合計4,600円

カタログギフトを3,000円のお品物に変更します。

三品の引き出物セット(カタログギフト以外)

一品目高級今治タオル3,000円
二品目引菓子1,000円
三品目縁起物800円
合計4,800円

一人当たり200円で1品増やすことができます。ほとんどのカタログギフトは、システム料(カタログギフトの交換商品送料など)が必要になります。

システム料はカタログ1冊あたり800~1,000円程度。
実際にゲストのお手元に届く交換商品の金額は、新郎新婦が支払った金額から800~1,000円差し引かれた商品が届きます。

つまりカタログギフト以外のお品物ならシステム料分の費用が浮きます。システム料の金額で引き出物に一品を追加できるわけです。

インターネットの引き出物ショップで購入する

もう一つのとっておきの方法が引き出物宅配持ち込みの利用です。引き出物専門のネットショップを使えば、商品を割引価格で購入することができます。

アンシェウェディングもネット専門ですが、ネットショップは中間マージンや運営コストが少ないため、様々な商品が安く購入できます。
商品によっては、式場と全く同じ商品が40%オフなんてことも!

引き出物は数十万円の費用がかかります。ネットショップで購入することで10万円以上お得になることもあるので、値引き購入で節約した金額で、引き出物の品数を増やすことができます。

質より量?量より質?

要するに一人あたりの引き出物の金額と品数を上手く調整することが大切です。
しかし、「メインの引き出物の金額を落として品数を増やすのってどうなの?」と思われる方もいると思います。

よく言う「質をとるか量をとるか?」の問題ですね。引き出物は質と量のどちらが重視されるでしょうか?

ゲストの立場になって考えてみましょう。

500円の違いは分からない?

500円

メインの引き出物で大人気のタオルを例にしてみます。仮に定価が4,000円のタオルと3,000円のタオルがあったとします。

果たして、タオルの良し悪しや高い安いを判断することができるでしょうか?

1,000円の差額ともなれば、タオルのサイズが違うこともあり判断できるかもしれません。では、定価の差額が500円の場合はどうでしょうか?

この差を感じる人はきっとタオル屋さんくらいです。

一品の違いは印象が大きく違う

続いて品数で考えてみます。
500円の三品目がついている引き出物と、二品の引き出物では、引き出物の中身を見れば誰でも数の多さが分かります。

例えば、以下はカタログギフトをメインにした組み合わせです。三品目にタオルを組み合わせただけで豪華にみえます。

二品と三品の違い

このように一品があるかないかの印象はかなり違うと考えられます。ゲストの引き出物に対する印象も踏まえて、引き出物の予算と品数を検討することが大事です。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 引き出物二品は極力避けた方が良い
  • 地域の平均品数を考慮して品数を決めると良い
  • カタログギフトを避けて品数を増やす方法がある
  • メイン引き出物の金額をおさえて品数を増やす方法がある
  • ネット引き出物ショップで割引購入した差額で品数を増やすことができる

多くなってきたとはいえ二品の引き出物はまだまだ少ないです。
非常識と思われないためにも地域の品数を参考に、品数を決めるようにしましょう。

万が一、予算を超えたら「節約しながら品数を減らさない方法」を参考に、可能な限り平均値を超える品数を用意することがゲストへのおもてなしともいえます。