
主催者と幹事は別の役割です。
幹事と主催者の解釈違いが思わぬトラブルに発展することがあります。
とくにお金関係は要注意!
トラブルを防ぐために大切なことは「主催者が幹事の役割を明確にする」こと。以下では主催者と幹事の説明に加えて、昨今のトレンド、主催者別の二次会の特徴を紹介します。
結婚式二次会の主催者とは?
最近の結婚式二次会の主催者は、新郎新婦さまが多く、友人や同僚などのケースは非常に稀です。
ほとんどの結婚式二次会の主催者は新郎新婦さま
もともと結婚式の二次会は友人主催からはじまったもの。
新郎新婦さまの友人が「親しい人を集めて祝いたい」という気持ちから始まりました。しかし[披露宴からの二次会]の流れが一般的になった昨今では、新郎新婦さま主催で二次会を開催するのが一般的です。
一般的な二次会開催の流れ
- 新郎新婦さまが二次会を実施するか決める
- 幹事を友人や同僚、代行業者に依頼する
※上記のケースなら主催者は新郎新婦さま
披露宴は小規模にし、二次会を盛大にする新郎新婦さまもいます。
また挙式を海外でおこない、帰国後パーティー(1.5次会)をされる新郎新婦さまも。二次会は自由にカジュアルにかしこまらずできるのが魅力です。
主催者と幹事の違い
主催者=幹事と混同しがちですが、役割は異なります。
大まかにいうと、主催者は二次会の方向性を決めて、幹事は実行するのが役割です。
- ゲストや幹事選び
- ゲストへの招待状(※)
- 会場選定(※)
- 予算
- 当日のプログラムや企画
- ゲーム企画や景品準備
- 開催までの段取りや打ち合わせ
- 予算配分と管理
※会場選定は幹事が実施するケースもあります
会場選定や招待状発送は、主催者(多くは新郎新婦さま)が幹事にお願いするケースも。
また幹事なしの二次会も少なからずあります。
主催者にとって大事なことは幹事の役割を明確にすること
主催者や幹事がゴチャゴチャになった人もいるかもしれませんが……
大切なことは主催者である新郎新婦さまが幹事の役割を明確にし、最初に以下の決めるごとをつくっておくことです。
予算 | 招待人数とゲストの会費から決定します。 |
ゲスト選びと招待状 | 個人情報の観点からも新郎新婦さま実施を推奨。また最近はWeb招待状が多く、LINEで連絡も多いですし、披露宴の招待状に二次会の案内をすることも多いです。 |
支払い関係 | 幹事が自腹を切らないように、また正確な支払いのためにもレシートや領収書で管理を。会場費や景品代の他に打ち合わせや装飾品などの費用が発生します。 |
幹事の人数 | 幹事は新郎新婦さまそれぞれで複数人選ぶのが一般的。たとえば、新郎友人2名や新婦友人2名など。幹事の他に受付や司会など、当日のスタッフも幹事と相談して決めましょう。 |
上記以外は幹事へ依頼しても構いません。
幹事経験者なら問題ありませんが、未経験ならサポートを忘れずに。わずらわしさが面倒であれば幹事代行業者へ依頼する方法もあります。
曖昧なまま進めると直前になって間に合わなくなることも。またトラブルになり友人や同僚と関係性が悪くなった先輩カップルもいるので注意しましょう。
お金関連は主催者判断が基本
たとえばゲストの会費や会場費(料理やドリンク内容含めて)など。なぜならゲストの評判はすべて主催者である新郎新婦さまの評判に関わるからです。

二次会の費用が高すぎ。もうけようとしてない?

料理が少なすぎて帰りにみんなでラーメン屋に行った
上記は二次会の不満でありがちなこと。
また当欠が多いと会場への支払いが会費だけでは足りないため、主催者が不足分を補てんしなければなりません。
会場によっては貸切保証金があります。
また会場への支払いタイミングは二次会当日が多いです。
[主催者別] 二次会の特徴と流れ
主催者がかわると二次会の流れや特徴が異なります。
以下では、主催者別に二次会の特徴を説明します。
新郎新婦さまが主催者
主催者 | 新郎新婦さま |
幹事 | 友人や同僚、幹事代行業者など |
新郎新婦さまお互いの友人に結婚相手を紹介する意味合いの会になります。
特徴
- もっとも一般的な二次会スタイル
- 披露宴に招待できなかった友人や同僚、知人を招待できる
- 形式にとらわれず自由なスタイルで理想の二次会ができる
友人が主催者の二次会
主催者 | 友人 |
幹事 | 友人 |
みんなで新郎新婦さまを祝福する意味合いの会です。
友人が全てを仕切って進めてくれるため、 。もちろん新郎新婦さまから二次会の内容をリクエストしても構いません。
特徴
- 新郎新婦さまにとってサプライズになる
- 基本的には小規模でアットホームな二次会ができる
- 一歩間違えると飲み会の延長のような形式になる
- 各所への配慮が大事(例:主催者の知らない新郎新婦さまの友人や同僚など)
共通の友人だけが盛り上がって、面識のない新郎新婦さまの友人や同僚が嫌な思いをしない配慮が大事です。新郎新婦さまの評判に影響する可能性もあります。
同僚が主催者
主催者 | 同僚 |
幹事 | 同僚 |
社内恋愛で結婚したケースの二次会です。
友人が主催者のケースと同じく同僚が仕切るため、 になります。
特徴
- 新郎新婦さまにとってサプライズになる
- 同期で幹事や受付を決めるなど役割分担がしやすい
- 学生時代の友人は少数になりがち
- 社員数の多い会社だと誰を呼ぶ呼ばないの判断が難しい
身内ネタになりすぎないように!
とくに新郎新婦さまの友人には特別な配慮が必要。遠方から参加したけど話せなかったは最悪です。
1分で振り返り
この記事のまとめ
新郎新婦さまにとっても幹事にとっても、そしてゲストにとっても主催者の意味はどうでもいい話です。
上記でも説明したとおり大切なことは幹事と主催者の役割を明確にすること。主催者だから●●はやってくれると思っていたなど解釈の違いでトラブルに発展しないように注意しましょう。