結婚式二次会の会費は納得感が大事

会費はゲストにとって満足度に直結!
新郎新婦さまにとっては金銭管理に影響し、予算オーバーすれば自己負担額が増える可能性があります。

以下では先輩カップルのアンケートを元に、相場や金額差の有無を解説します。
さらにゲストの負担を減らすためのポイントを紹介するので参考にしてみてください。

結婚式二次会の会費の相場

会費は高すぎるとゲストの不満の原因に。
一方、安すぎると新郎新婦さまの負担額が大きくなります。そこで、まずは一般的な二次会会費の相場を紹介します。

なお相場などは以下のアンケートデータを元にしています。

アンケート概要
調査方法 インターネット独自調査
対象 結婚式二次会を開催したことのある新郎新婦さま
人数 249人
調査期間 2023年01月12日~2023年02月26日

二次会は会費制がほとんど

会費制の二次会

披露宴のご祝儀制とは違って、二次会は会費制の開催がほとんど。
会費制とは、ゲストから会費という形で参加費をいただき宴席を開催するスタイルです。

  • 価格を低くしやすくゲスト負担が少ない
  • 金銭管理と計画がないと自己負担額が高くなる
  • 披露宴のような手厚いおもてなしはできない一方でカジュアルな形で開催できる
Check!

二次会はご祝儀制よりもゲスト負担が少ない会費制が向いています。

会費の相場は5千円~6千円前後

会費の相場は5千円~6千円前後です。
平均額は男女で若干の差があり、男性6,076円で女性5,024円でした。

[男性]二次会の会費

結婚式二次会の会費(男性)のグラフ

※横にスクロールできます

金額 3千円未満 3千円代 4千円代 5千円代 6千円代 7千円代 8千円代 9千円代 1万円以上
割合 0.8% 5.6% 14.7% 23.9% 18.7% 17.5% 10.4% 0.4% 8.0%

[女性]二次会の会費

結婚式二次会の会費(女性)のグラフ

※横にスクロールできます

金額 3千円未満 3千円代 4千円代 5千円代 6千円代 7千円代 8千円代 9千円代 1万円以上
割合 2.8% 14.7% 23.9% 26.3% 19.5% 8.4% 1.2% 0.4% 2.8%

会費に男女差をつけるべき?

二次会会費の金額差のグラフ

※スマホは横にスクロールできます

金額差の有無 会費に差をつけた 全員同じ金額にした
割合 56.8% 43.2%

二次会の会費に男女差をつけるケースは少なくありません。
約56.8%のカップルが会費に男女差をつけており、参加予定のゲストにあわせて最終判断をしてみてください。

男女で金額差をつける判断基準

  • お酒を飲む男性ゲストが多い
  • 二次会から参加する男性ゲストが多い(例:学生時代の部活などまとまった人数の参加)
  • 女性ゲストが圧倒的に少ない

上記に該当するなら男女差をつけてもOK。
ただしあまりにも金額差があると不満の原因になるため注意しましょう。

POINT

会費に差を設ける場合、金額は1,000~1,500円程度が一般的です。

幹事や受付など役割をお願いするゲストへの配慮

二次会の受付

受付や幹事など役割をお願いするゲストに金額差を設けることもあります。
また遠方ゲストは、交通費がかかり負担額は大きいため、低めに設定すれば参加しやすいです。

会費の金額差をつけるパターン

  • 幹事や受付を引き受けてくれたゲスト
  • 結婚式や披露宴から参加のゲスト
  • 遠方から参加してくれるゲスト
POINT

差額は不公平に感じるゲストもいます。
そのため、お礼品やお車代・ホテル代を用意し、会費は全員同額にしても問題ありません。

二次会の会費で大切なことは納得感

会費で大切なことはゲストの納得感です。
金額差をつける理由もゲストの納得感が大事だから。仮に金額に納得しても、料理が足りなかったり、ドリンクが飲み放題じゃなければ、結果的に不満の原因に……

ゲストに納得してもらえる内容

二次会の料理

ゲストに納得してもらうためのポイントは4つです。
プログラムの内容よりも優先すべきは飲食や景品。披露宴とほぼ変わらない内容です。

  • 一般的な相場から大きくズレないようにする
  • ゲームの景品は参加人数の2~3割程度
  • ドリンクは飲み放題にする
  • 料理は手を抜きすぎないように調整する
POINT

お料理は参加ゲストと形式(ビュッフェまたはコース)により、量や内容は変わります。

ズバリ!ゲストが納得のいく会費相場はいくら?

披露宴のゲスト

ゲストの納得いく会費は5,000円前後!
この会費なら相場からも近く、料理やドリンクも手を抜かずに用意できる価格帯。景品にも多少の予算をあてられます。

価格内訳
ビュッフェ料理 3,000円
飲み放題 1,500円
合計 4,500円

会費と差額の[500円×人数分]で景品を用意します。
ただしゲスト数によっては、景品がしょぼくみえるため、5,500円や6,000円にして料理や景品をボリュームアップしても問題ありません

二次会にかかる費用と会費の決め方

会費を決める前に細かい費用を知る必要があります。
以下では、項目別の目安額会費を決めるふたつの手順を紹介します。

二次会にかかる費用の内訳

二次会の費用

以下は二次会にかかる各項目の費用です。

内容 金額
衣装 ※10,000~100,000円
ヘアメイク ※5,000円
打ち合わせ費用10,000円
会場費50,000円
演出、プロジェクター使用料 ※10,000円
料理、ドリンク代4,000~5,000円×人数
景品1,000円×人数
当日欠席になったゲストの料理、ドリンク代会費×人数

※マークは会費に含めない項目になります。

二次会の会費に含めない費用

ヘアメイク

二次会の会費は、あくまで「ゲストに還元できるもの」に対して使う費用です。
そのため新郎新婦さまの衣装やヘアメイク、演出費用は、二次会の会費に含めず新郎新婦さまが負担します。

会費に含めないもの

  • 新郎新婦の衣装代
  • 新婦ヘアメイク代
  • ケーキセレモニーなどの演出料
  • プロジェクター使用料
注意点

衣装にこだわっているのに、料理やドリンクが安いとゲストの不満に繋がるため注意が必要です。

二次会の会費の決める手順

二次会会場

二次会の会費を決める手順は大きく分けると以下のふたつの方法があります。

  • 会場や演出を決めてから会費を設定する
  • 会費を設定してから会場や演出を決める

それぞれにメリットとデメリットがあるので以下で解説するよ

会場や演出を決めてから会費を設定する方法

メリット

  • ゲスト目線の演出を考えられる
  • 演出の幅が広がる
  • アクセスの良さや料理のおいしさで会場を選べる

デメリット

こだわりすぎた分だけ会費が高くなる

会費を設定してから会場や演出を決める方法

メリット

  • ゲストの金銭負担を軽くしたり配慮できる
  • 予算が事前にわかるため計画がしやすい

デメリット

料理や景品のバランスを考えないと予算をオーバーする

ゲストの負担を減らしたい!二次会会費を抑えるポイント

「ゲストの負担を考えて会費は安くしたいけど、料理や景品でも納得してもらいたい」

このように思う新郎新婦さまは多いです。
そこで以下では、会費をおさえつつゲストの満足度のある方法を紹介します。

披露宴のアイテムを活用する

二次会の司会者

披露宴のアイテムは二次会に活用できます
たとえば、ウェルカムボードや装花、ムービーなど。とくに装花は会場が華やかになり、最後はギフトとしてゲストに持ち帰ってもらえます

Check!

披露宴の装花を二次会会場に持ち込めるか結婚式場および二次会式場に事前相談しましょう。

景品の内容を工夫する

二次会の景品

目玉商品は最低でも3品ほど用意。
参加者の2~3割に景品が当たる数を用意すれば、ゲストの印象も問題ありません。

ただし、ゲスト人数で総額はかわるため、目玉商品を含めて景品数は調整してみてください。

Check!

目玉商品は旅行やテーマパークのチケット、ブランド牛など。
その他の景品は500~1,000円前後でコスパのいいものをチョイス。たとえば、デパ地下スイーツや入浴剤、お酒などがあります。

お得な二次会プランのある会場を選ぶ

お得プラン

オトクなプランのある会場もあります。
たとえば、会場費無料(飲食代のみ)や幹事・新郎新婦さまの飲食代無料など。またドリンクの持ち込み無料の会場もあります。

注意点

プロジェクターや音響設備に追加料金がかかる会場もあるためオプション料金のチェックも忘れずに!

衣裳は比較検討して決める

お色直しのドレス

二次会の衣装手配は複数の方法があります。
衣装の種類と手配方法によっては数十万かかることも。それぞれの手配方法で比較検討して決めましょう。

衣装の手配方法

  • 結婚式場(会場が異なると持ち出し料、同じ会場なら延長料)
  • 外部のドレスショップ
  • インターネットからの購入
  • 二次会会場提携のドレスショップ

上記の他に「お譲り」があります。
お譲りとは結婚式を終えた花嫁さまからInstagram経由で購入する方法のこと。ウェディング系アイテムは使用回数が少なく、中古でも比較的綺麗なものが多いです。

注意点

お譲りはトラブルになるケースがゼロではありません。音信不通や写真と現物が違うなど、慎重に相手を見極めることが大切です。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 結婚式の二次会は会費制が多く相場は5千円~8千円前後
  • 平均額は男性が6,076円、女性が5,024円
  • 男女で会費に差をつけるのは約56.8%程度
  • 二次会の会費で大切なことはゲストの納得感
  • 納得感を決める大きな要素は食事と景品
  • 大前提として会費でまかなうのはゲストに還元できるものに限る
  • 衣装やヘアメイクなどの費用は会費に含めない
  • 会費を抑えるポイントは披露宴アイテムの活用やお得プランのある会場などがある

二次会の会費は相場を大きく超えないことが大事です。
食事やドリンク、景品などは節約せず、披露宴の装飾品を使ったり、オトクなプランを活用するなど工夫してみてください。