結婚式二次会の幹事は会費なし?4つのパターンとトラブルを未然に防ぐ決め事

結婚式二次会の幹事を友人や同僚に依頼した場合、幹事の会費をどうするか?は悩むことのひとつです。

方法としては4つのパターンがあります。
オススメは「会費なし」です。以下では、会費なしがいい理由を説明し、さらに会費以外に考慮すべき費用や幹事と金銭トラブルにならないための決め事を説明します。

二次会幹事の会費はどうする?4つのパターン

二次会では幹事とのお金のやり取りが欠かせません。
事前に考えておくべきことのひとつが『幹事の会費』です。

幹事会費の4パターン

  • [無料] 会費なし
  • [代替] お礼品を用意する
  • [半額] 会費の半額
  • [全額] 会費の全額

以下では4パターンについて説明するよ

[無料] 会費なし

無料

幹事は事前準備から含めて非常に多忙です。
さらに二次会当日は、食事やお酒を楽しむ余裕がそれほどありません。

そのため会費なしにする人は多いです。
ただし、無料といっても会場への支払いは必要なため、新郎新婦さまが幹事の会費負担をします。

Check!

幹事の飲食費が無料の二次会会場があります。

[代替] お礼を渡す

二次会のお礼

会費の代わりにお礼品を用意するケース。
幹事だけ支払いがないと、周りの人にアレコレ思われるのを防げるメリットがあります。

人気のお礼品は商品券、コスメなど。
幹事へのお礼は以下の記事も参考にしてみてください。

POINT

会費総額と出席人数は連動しています。
幹事から会費をいただくことで、人数や会計がわかりやすくなり間違いが起きにくいです。

[半額] 会費の半額

新札

会費を半額にする方法です。
幹事に会費は無料でいいと伝えても「会費は払うよ!」と言う人も。そこでの折衷案として半額を支払っていただいても構いません。

「払う」「無料でいい」で押し問答したときの対処方法として検討してみてください。

[全額] 会費の全額

二次会代行業者

お礼品を用意せず、会費も全額払ってもらう方法です。
基本的にマナー違反ですが、幹事の仕事が何もなかったり、何もしないケースのみ全額いただいても問題ありません。

続いては新郎新婦さまが負担すべき費用を説明するよ

会費以外で新郎新婦さまが負担すべき費用

会場費は二次会終了後に支払います。
二次会当日の支払いのため会費から払えますが、景品やゲームのアイテムなどは事前払い。また実は幹事が身銭を切ることは非常に多いのが実情です。

大前提として幹事の自己負担はNG

二次会の幹事

幹事のやることは非常に多いです。
ざっと記載するだけでも以下があります。

二次会幹事のやることリスト

  • 新郎新婦さまとすり合わせ(会場、会費、予算など)
  • 会場担当者との打ち合わせ
  • 参加ゲストへの案内
  • ゲームや余興企画および景品の準備
  • 会計管理
  • 担当スタッフ(司会、受付、音響など)の調整

これほどの作業があるのに、お金まで払ってもらうのは問題ですよね?
仕事の合間に時間をつくって休日にも準備をしており、新郎新婦さまとしては最低でも幹事が自己負担しないように配慮しなければなりません。

Check!

二次会の主催者は新郎新婦さま。
幹事はあくまでも新郎新婦さまに代わって二次会をまとめる存在です。

会費以外で新郎新婦さまが支払う費用

続いては会費以外で新郎新婦さまが負担すべき費用を解説します。

  • 打ち合わせや諸経費
  • 景品
  • 延長料や参加人数不足による会費

それぞれの費用について注意点や新郎新婦さまのすべき対処方法を紹介するよ

打ち合わせ費用や諸経費

打ち合わせ

幹事は複数の人へお願いするのが一般的。
幹事全員が集まるときのカフェ代や交通費など細かい部分でお金がかかります。

また諸経費も安い金額ではありません。
当日の出欠管理に必要な名札やゲームのビンゴカードなど。可能な限り新郎新婦さまが負担するのがオススメです。

POINT

初回の幹事と新郎新婦さまの打ち合わせ時に、5,000~10,000円程度をお渡ししておくのがオススメです。

景品

二次会の景品

ゲスト数によっては景品代は数万円以上
一般的な景品合計額の相場は、ゲスト一人あたり500~1,000円程度。たとえば40人なら4万円、80人なら8万円です。

金額が大きいため、以下の方法で支払いましょう。

  • ネットショップで購入する

    購入品を教えていただいた上で新郎新婦さまが支払う。

  • 店舗で購入する

    事前に景品代金を数万円ほど渡し、過不足分は領収書またはレシートで後日精算する。

注意点

領収書の発行依頼を忘れたため支払いを自分でする人も。
幹事との精算時に一言声をかけるのがオススメです。

欠席者の会費

出欠の連絡

会場費は[人数×飲食代]が一般的。
体調不良などで二次会当日に出席者が減っても会場への支払い額は変わらないため、欠席者の費用は新郎新婦さま負担です。

注意点

出席者が半分以下だった二次会を経験したことがあります。原因は口頭だけで招待したこと。会場も人数に対して広すぎる上、自己負担額が非常に高くなるので招待方法にも注意が必要です。

会場の延長料金

パーティーのバイキング

ほとんどの会場は時間制です。
もしも二次会が時間オーバーすると延長料金を追加で支払う必要があります。時間オーバーしないように余裕をもったプログラムがオススメです。

以下の関連記事でタイムスケジュール例を紹介しています。
ポイントは各プログラム間に『歓談とお食事』の時間を設けることです。

お金のトラブルは絶対NG!未然に防ぐための幹事との決め事

金銭トラブルは人間関係を壊します。
問題なく進めるために大切なことは、幹事と新郎新婦さまの事前のすり合わせです。

以下では、二次会費用について幹事と決めておくべきことを解説します。

二次会の主な費用

二次会会場の様子

まずは新郎新婦さまも二次会の費用を知っておく必要があります。

必ずかかる費用
項目 目安金額
会場費(貸切保証金)50,000円
飲食代4,000円×ゲスト人数
衣装代10,000円~100,000円(※)
景品代1,000円×人数分
受付へのお礼3,000円×人数分
プロ司会者30,000円~50,000円(※)
幹事へのお礼10,000円×人数分

※衣装と司会者は目安です、衣装はものによって変わりますし、プロ司会者は依頼先で変わります。

検討するアイテム
項目 目安金額
ウエルカムボード3,000円~5,000円
会場装飾費用10,000円~50,000円
プチギフト200円~500円×人数分

ウエルカムボードや会場装飾は結婚披露宴のアイテムを使ってもOK
プチギフトも同じく必須ではないので、景品代に費用を当てるのもオススメです。

幹事と事前に決めるべきお金のこと

幹事との事前すりあわせで決めるべきことは以下の4つです。

  • ゲストの会費
  • 景品や余興、ゲームの予算
  • 金銭管理(支払いルール)
  • 打ち合わせや諸経費の支払い

すでに説明した内容と重複部分もありますが注意点や方法を説明します。

ゲストの会費

会費制の二次会

会費は相場にあわせて設定が必要です。
相場を大きく上回る会費だとゲストの不満の原因に。5千円前後が目安ですが、会場によっても変わるため幹事と相談して決めましょう。

景品や余興・ゲーム、演出の予算

ビンゴゲーム

ゲームや演出の内容で金額は変わります
演出やゲームは新郎新婦さまから要望してもOK。ゲームはそれほどお金はかかりませんが、演出は内容次第で数万円ほどかかります。

Check!

予算を決めてから内容を決めると効率的です。

金銭管理

会費の計算

事前支払いが発生するものの支払いルールを決めます

  • 後日精算にするか、前払いにするか
  • 精算方法(領収書もしくはレシートで確認して支払い)

ただし景品代は高額になりがち。
会費以外で新郎新婦さまが支払う費用の景品で説明した内容で支払いがオススメです。

打ち合わせや諸経費の支払い

5千円と1万円

オススメは事前に5千円~1万円を渡しておく方法です。
とはいえ幹事との関係性にもよるので、後日精算でもいいですし、代わりに御礼品を手厚くしても問題ありません

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 大前提として幹事の自己負担はNG
  • 幹事の会費は「なし」がもっともおすすめ
  • 幹事の会費なしでも支払いは必要
  • 会場によっては幹事の会費が無料のプランもある
  • 周囲の目が気になるなら会費なしよりお礼品で代替してもいい
  • 幹事の会費以外で打ち合わせや景品などは新郎新婦さま負担
  • 幹事とのお金のトラブルはNG、ゲストの会費やゲーム予算、金銭管理などは事前に決めておく

いくら仲のいい友人だとしても「親しき仲にも礼儀あり」の気持ちを忘れずに!
二次会後に幹事との関係性が悪化しないように、新郎新婦さまもできる範囲で対応することが大事です。