二次会のおつり

結婚式二次会では、おつりの用意が必須。
おつりがないと受付に時間がかかったり、開始時間が遅れたり、最悪おつりが渡せないことに……

今回はおつりの金額や両替方法など、二次会のおつりに関する疑問を説明します。

二次会のおつりは誰が?いくら用意する?

会費額によっておつりを準備します。
まずは準備するおつりの金額や誰が準備するか?を説明します。

おつりの用意は依頼した幹事によって変わる

二次会の幹事

誰に幹事を依頼するか?で変わります。
もしあなたが新郎新婦さま本人ではなく、依頼された幹事であれば新郎新婦さまに相談してみてくださいね。

  • 友人や同僚が幹事のケース

    一般的に新郎新婦さまが用意します。
    招待人数が多ければ負担が大きく、立替はトラブルになりかねません。

  • 幹事代行業者が幹事のケース

    当日の受付スタッフを含めて全て対応してくれます。
    念のため業者に事前確認をしましょう。

POINT

お金のトラブルは人間関係に大きな影響を与えます。
友人や同僚に受付を依頼するなら、立替や身銭を切る形にならないように!

おつりは新札やピン札じゃなきゃダメ?

新札

結婚式のご祝儀は新札がマナー。
しかしカジュアルな二次会に決まりはなく、シワシワ過ぎるお札は例外ですが、新札でなくてもOKです。

Check!

もし新札でおつりを渡すなら全員分のおつりが必要。
ゲストから受け取った会費から、別のゲストへおつりを渡すこともあるので新札でなくても構いません。

いくら用意する?おつりの目安額

二次会会場の様子

招待予定人数の20~30%程度が目安。
たとえば、招待人数が50人なら10~15人程度のおつりを用意します。

ぴったりの会費を用意する人は多いです。
もし心配なら招待人数が少なければ多めに用意し、多くても半数程度あれば十分です。

POINT

招待人数が少ない二次会なら多めに用意しておくと安心です。

以下では具体的な会費と人数別に用意しておくと安心できるおつりの金額を紹介するよ

[具体例]会費&人数別のおつり

二次会のおつり

招待人数 80人[男性40人・女性40人]

性別 会費 おつり(一人当たり)
男性 8,000円 2,000円
女性 6,000円 4,000円

目安は千円札48枚(4万8千円分)
ただし、招待人数が多く、会費をすべて千円札で支払う方もいるため、3万円分あれば足りることが多いです。

招待人数 50人[男性25人・女性25人]

性別 会費 おつり(一人当たり)
男性 7,500円 2,500円
女性 6,500円 3,500円

目安は千円札25枚と5百円10枚
5百円玉は不足することが多いので、少し多めの用意がオススメです。

千円札や五百円を用意する方法

基本的に銀行での両替が確実です。
設定する会費によって千円もしくは五百円を用意しましょう。

注意点

銀行によって両替の1日の上限数や手数料が異なります。
事前に口座を開設している銀行のサイトをご覧ください。

千円札の両替方法

ATMでの両替

銀行窓口や両替機の他にATMからも可能。
ATMなら通常1万円のボタンを押しますが[10千円]と入力。15千円なら千円札×15枚が引き出せます。

なお、1日の上限枚数があったり、そもそも両替機のない支店やATMコーナーもあります。

Check!

銀行や機種によっては[一部両替]というボタンから千円札で引き出せます。

五百円の両替方法

銀行での両替

銀行窓口もしくは両替機で両替ができます。
枚数によって手数料が必要で、窓口よりも両替機がオススメ。以下はキャッシュカード利用時の無料の上限枚数です。

銀行名 上限枚数 参考ページ
みずほ銀行 10枚 その他手数料一覧
三井住友銀行 10枚 各種お手続き(両替)
三菱UFJ銀行 10枚 その他手数料
注意点
  • ※多くの銀行で1日1回のみ
  • ※2023年3月調査時点の情報です
  • ※両替機は専用カードが必要です
  • ※ゆうちょ銀行では両替はおこなっていませんが、金種指定での引き出しができます(50枚までは無料)

二次会のお金の徴収のトラブル事例と回避方法

最後に、二次会での徴収トラブル事例と回避方法をご紹介します。

会費の徴収漏れ

二次会の受付

徴収漏れはよくあるトラブルのひとつ。
披露宴後でお酒を飲んでいたり、受付がゴチャゴチャして会費を払わず会場に入ってしまうゲストがいるなど、理由はさまざまです。

会費の徴収漏れを防ぐためには、以下の3つの運用がおすすめです。

徴収場所の導線をつくる

入口から会場への導線は一方通行が理想。
会場に左右されるため、幹事もしくは新郎新婦さまは下見をした上で受付の方へ共有をしましょう。

受付完了の受付証を用意する

支払い済みのゲストがわかるようにします。
ネームプレートやピンバッチ、リストバンドなど何でもOK。お呼ばれドレスやスーツに、穴や傷がつかない形式がオススメです。

名簿でチェックする

男女別&あいうえお順の名簿を作成します。
受付後にチェックをすれば漏れがなくスムーズ。飛び入り参加OKなら、専用の記帳表をつくりましょう。

Check!

二次会では事前決済システムをつかう新郎新婦さまもいます。
Web招待状と連動しているため、まだ招待状の作成をしていない方は検討してみてください。

最終合計額

会費の計算

最終金額があわないこともよくあること。
会費やおつりの受け渡しミス、徴収漏れなど。対策はダブルチェックですが、少額ならある程度のミスは許容することが大切です。

受付の方が自己負担されることも。
二次会終了後に自己負担していないかを確認し、ミスがあっても責めずに受付を引き受けてくれた感謝を伝えましょう

注意点

受付は新婦側だけや新郎側だけはNG。
不平不満の原因になるため新郎側2名+新婦側2名など、新郎新婦さまがそれぞれの友人や同僚に依頼してください。

受け取った会費のお金の管理

会費の管理

受け取った会費は必ず金庫で管理します。
簡易的な金庫を新郎新婦さまが用意し、受付スタッフの負担にならないように!

Check!

お金を一時的に預かってくれる会場があります。
それほど多くはありませんが、ダメ元で聞いてみるのがオススメ。ただし紛失時の対応を確認した上で、判断をしましょう。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 幹事が友人や同僚なら、おつりは新郎新婦さまが用意する
  • 幹事代行業者に依頼する場合、受付スタッフも含めて代行業者が対応してくれる
  • おつりの金額は招待予定数の20~30%が目安。100人招待なら20~30人分のおつりを用意する。
  • 両替はATMや両替機で用意できる

お金関係は人間関係が大きく悪化することになりかねません。
無償で受付を引き受けてくれるので、できるだけ新郎新婦さまが準備に協力することが大切です。

なかにはすべて丸投げされたと感じて、関係性が悪化するケースもあるので注意してください。