新郎新婦さまが幹事の二次会を成功させるポイント

結婚式の二次会の幹事は非常に大変です。
自分たちで幹事をしようと考えている新郎新婦さまは、幹事の”やること”を把握しなければ後悔します。

今回は準備時間やトラブル事例を紹介。
さらに、新郎新婦さまが幹事の二次会を成功させる4つのポイントをお伝えします。

結婚式二次会の幹事は自分たちでできるの?

結婚式二次会の幹事の役割は多いです。
まずは幹事の役割や新郎新婦さまが幹事のメリット・デメリットを紹介します。

新郎新婦さまが幹事をしたカップルの割合

幹事を誰がしたか?の割合

※横にスクロールできます

項目名 新郎友人 新郎同僚 新婦友人 新婦同僚 新郎新婦共通の友人や知人 新郎新婦さま(自分達) その他
割合 41.7% 4.3% 26.8% 3.0% 15.7% 6.8% 1.7%

新郎新婦さまが幹事の割合は約6.8%ほど。
ご覧になってわかるとおり、多くの先輩カップルは友人や同僚などに依頼しています。

どれぐらい大変?想像以上に多い幹事のやることをザッと紹介

男女で打ち合わせ

幹事は二次会における司令塔
ざっくり挙げるだけでも忙しそうで目が回るほど。以下は一般的な幹事の役割です。

  • 会場探し(※)
  • 招待状(※)
  • プログラム
  • 演出・ゲームの企画、余興の依頼
  • 景品やお見送り品の手配
  • 進行表、司会台本などの資料作成
  • 二次会会場の装飾、片付け
  • 司会、音響、受付などの当日業務
  • 会場への支払い

※新郎新婦さまが対応するケースも多い役割

注意点

細かくあげると更に作業は多いです。
遅くても二次会の3ヶ月前から準備を始める必要があります。

幹事ありと幹事なしの新郎新婦さまのやることを比較

ToDoリスト

幹事ありでも新郎新婦さまは何もしないわけではありません。

「幹事ありでも何かやるなら自分たちで」

このように思う人もいますが、幹事ありと幹事なしを比べると作業ボリュームは一目瞭然。以下は、幹事ありとなしの”新郎新婦さま”のやることです。

幹事ありのやることリスト

  • 会場探し
  • 予算
  • ゲスト選び
  • 招待状
  • 当日のプログラム

幹事なしでは、上記に加えて以下の役割も必要です。

幹事なしのやることリスト

  • 演出・ゲームの企画、余興の依頼
  • 景品やお見送り品の手配
  • 進行表、司会台本などの資料作成
  • 二次会会場の装飾、片付け
  • 司会、音響、受付などの当日業務
  • 会場への支払い
POINT

幹事なしのやることは二次会準備の後半におこなうことばかり。
また、時間のかかることが多い点にも注意が必要です。

幹事なしメリットとデメリット

メリットとデメリット

新郎新婦さまが幹事の最大のデメリットは忙しいこと。
一方で、幹事役の友人や同僚に負担がなく、代行業者を使わないなら費用が発生しないなど一長一短です。

以下では、しっかりと把握した上で判断できるようメリットをデメリットを記載します。

メリット
  • 幹事への謝礼代などの費用がかからない
  • 自分たちの思い通りに進められる
  • 幹事役の友人や同僚へ負荷がかからず気を使わなくいい
デメリット
  • やることが多くて忙しい
  • 新郎新婦さまは主役ではなくホスト役
  • 披露宴と二次会の両方にゲストを呼ぶと迷惑をかける(時間を大きく空ける必要があるため)

幹事なしは無謀?新郎新婦さまが幹事の注意点

「幹事は何となく忙しそう」

「休日を使えば何となくできそう」

このように感じた人も多いと思います。
以下では、より具体的に新郎新婦さまが幹事をする上での注意点を紹介します。

二次会の準備に必要な時間

カレンダーと時計

二次会の準備時間は少なくても20時間ほど。
人数が増えたり、演出やプログラムに凝ったり、幹事未経験ならさらに時間が必要。あくまで参考程度になりますが、各作業の必要時間は以下の通りです。

やること 時間
会場選び 4~6時間
招待状作成 4~6時間
打合せ 4~6時間
プログラム決定 2~3時間
進行表、司会台本作成 6~8時間
景品、装飾準備 3~4時間

共働きで土日休みと仮定したら……
月8~10日の休日をまるっと使っても、結婚式や披露宴と同時並行で準備になると忙しいです。

Check!

ご夫婦での協力は必須!
花嫁さまだけ準備している状況では、圧倒的に時間が足りません。

当日だけは無理!司会や音響など対応できないことがある

パーティー会場とお花

自分たちが幹事でも一部役割は依頼が◎
音響は新郎新婦さまでは不可能ですし、司会も難しいです。

受付は新郎新婦さまがお出迎えもあり。
ただし人数が多かったら開始時間の遅延に影響するので、人数が平均以上かつ会費の事前決済なしなら受付も依頼が無難です。

POINT

司会進行はプロがおすすめ!
進行がグダグダだと飲み会のようになったり、時間内に終わらないなど金額にも影響しかねません。

二次会は想定外が起きる!事前に想定しておく

シャンパンで乾杯

結婚式二次会は想定外が起こりやすいです。
自分たちが幹事であれば、よくあるトラブルは想定して準備をしておくと当日アタフタせずにすみます。

先輩カップルのトラブル事例

  • 新郎新婦の到着が遅れる
  • 出席予定のゲストから欠席の連絡が入る
  • 酔っぱらったゲストが暴走する
  • 二次会の時間が押す
  • 準備した映像が映らない
  • 景品が足りない
POINT

ゲストの中に幹事経験者がいると心強いです。

いつまでに幹事のありなしを判断すればいい?

カレンダー

理想は二次会予定日の4ヶ月前です。
結婚式の打ち合わせが始まるタイミングまでに決めれば、ある程度余裕をもって進められます。

POINT

友人や同僚への幹事依頼なら早いほど◎
もし二次会予定日まで残り2ヶ月以内なら代行業者だと安心。経験豊富なプロなので、無難にこなしてくれます。

自分たちが幹事の二次会を成功させるコツ

「自分たちで幹事をする」

このように決めたら準備をしっかりと!
以下では、自分たちが幹事の二次会を成功させる4つのコツを紹介します。

人数のボーダーラインは30名前後

小規模のパーティー会場

人数が多ければ多いほど準備は大変です。
また二次会当日も人数が多いほど、スムーズな受付や案内が必要ですし、演出やゲームにも時間がかかります。

新郎新婦さまが幹事なら30名前後が理想
幹事でありながらも主役としても楽しめて、ゲストへの気配りもできる範囲です。

Check!

少人数の二次会はアットホームな雰囲気に。
大きな会場を探す必要がないため、レストランやカフェ・バーなど選択肢は広がります。

シンプルなプログラムにする

スピーチとビンゴ

プログラムはできるだけシンプルに!
凝ればこるほど事前準備が大変なだけではなく、当日のタイムスケジュールもハードルが高いです。

おすすめは会話重視のプログラム
演出やゲームは、定番のビンゴゲームやスピーチにし、美味しいお料理+歓談メインなら準備は最小限なのに、ゲストの満足度も高くなるはずです。

Check!

披露宴ではゲストとゆっくり話せません。
そのため「もっと話したかった」や「写真を撮りたい」と思っており、会話メインの二次会は喜んでくれる人が多いです。

一部の役割は会場スタッフや代行会社を利用

ミキサーで音量調整

当日の運営だけは依頼しておくとスムーズ。
司会や音響、受付は新郎新婦さまでは対応しきれないことが多いです。

  • 司会者や音響

    段取りが悪いと人数の多い”ただの飲み会”のような雰囲気に。経験豊富な司会者がいるだけで安心です。

  • 受付

    参加者リストのチェック、会費やお釣りの受け渡し、クロークへの案内などスムーズにできないと開始時間が遅れる原因に。

注意点

司会者や音響担当との打ち合わせは必須。
進行表や司会台本だけ渡して「あとはお願い!」でこなせる仕事ではありません。

披露宴から二次会までの時間は十分に確保する

お見送りをする新郎新婦さま

披露宴終了から二次会開始までは4時間以上の空きが必須です。
なぜなら、十分な時間を確保していないと、開始時間に間に合わない可能性があるからです。

  • 披露宴終了後

    ゲスト全員のお見送り後、写真撮影や着替え、片付けなど、終了後も大忙し。披露宴終了から1時間半はかかります。

  • 二次会開始前

    着替えや会場設営・装飾、出入口の導線確認、配布物(クラッカーやビンゴカードなど)、ゲームの景品など準備に1時間半はかかります。

3時間+移動時間の考慮も必要です。
披露宴の時間が押す可能性も大いに考えられるので、+1時間の余裕をもっておくと最悪の事態は避けられます。

披露宴終了後 1時間30分
移動時間
二次会開始前 1時間
注意点

披露宴と二次会の両方に招待するゲストがいるなら注意が必要。
二次会開始まで長時間待たせることになります。同じく結婚式と二次会を別日すると、2日間も時間を割いていただくことになります。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 新郎新婦さまが自分自身で幹事をした割合は約6.8%
  • 幹事のやることは非常に多く遅くても二次会予定日の3ヶ月前から準備が必要
  • 幹事を自分達でするメリットはお礼が不要で自由な二次会ができる
  • 幹事はできても二次会当日の受付や音響などは他の人へ依頼が必要
  • 幹事を自分たちで行うなら二次会の規模は30名前後が理想
  • シンプルなプログラムなら準備時間は少なくて済む

仕事が忙しいや友人や同僚をたくさん招待したい人なら不向きです。
一方で、こじんまりと少人数の二次会なら新郎新婦さまが幹事をすることも可能。一部の役割はお願いをして、無理のない範囲で準備をしましょう。