入籍とフォトウェデイングのタイミング

入籍前と入籍後のフォトウェディングは、撮影内容や使えるアイテムなどに違いがあります。また、入籍して数年後のフォトウェディングには注意点があります。

そこで今回は、入籍前と後のフォトウェディングの特徴を紹介!
フォトウェディングの撮影時期に迷っているカップルは、ぜひ参考にしてみてください。先輩カップルの実施タイミングもあわせて紹介します。

注意点

おふたりが初婚なら基本的に入籍ではなく『婚約』ですが、混乱しないように以下では『入籍』で統一しています。

フォトウェディングをするなら入籍前と入籍後のどっちがいい?

撮影中の新郎新婦さま

フォトウェディングはいつ撮影してもOK。
ルールやマナーはありませんが「入籍してから数ヶ月」のイメージが定着していますが、できるだけ早くがオススメです。

すでに入籍後であっても、本日を起点に”できるだけ早く”が◎
ズルズルいって、結局やらずじまいがもっとも後悔するパターンです。

約83.7%が入籍後にフォトウェディングを実施

先輩カップルは、約83.7%が入籍後にフォトウェディングを実施していました。

アンケート結果「入籍とフォトウェデイングのタイミング」

実施時期 入籍前 入籍後
割合 16.3% 83.7%

前撮りと後撮り、フォトウェディングの違い

前撮りと後撮り、フォトウェディング……
どれも結婚前後の撮影のこと。しかし、それぞれ意味は異なるため混乱しないために、簡単に説明します。

前撮り

前撮りと結婚式のスケジュール

結婚式や披露宴を挙げる前提の写真撮影
名前のとおり結婚式前に撮影するもので、撮影データをつかったアイテム作成がしやすいのが特徴です。

後撮り

後撮りと結婚式のスケジュール

こちらも結婚式や披露宴の開催が前提
結婚式後に撮影するもので、写真に満足できなった新郎新婦さまが撮りなおしで実施できます。

フォトウェディング

フォトウェデイングと結婚式の違い

結婚式や披露宴をおこなわない「写真だけの結婚式」のこと。
一般的にはふたりだけで撮影しますが、最近は家族を招待したり、新婚旅行を兼ねてリゾート地でフォトウェディングを楽しむカップルもいます。

金額であきらめないで!フォトウェディングの費用とスケジュール

カレンダーと電卓

フォトウェディングは20万円前後が相場
撮影場所や衣装点数などによって価格は大きく変わりますが、内容次第では10万円以下も可能です。

スタジオ撮影の相場
内容例 価格帯
洋装1点(例:ウェディングドレス&タキシード) 5~8万円
和装1点(例:白無垢&紋付袴) 7~15万円
洋装1点、和装1点(例:ウェディングドレス&タキシード、白無垢&紋付袴) 12~25万円
ロケーション撮影の相場
内容例 価格帯
洋装1点(例:ウェディングドレス&タキシード) 10~15万円
和装1点(例:白無垢&紋付袴) 15~20万円
洋装1点、和装1点(例:ウェディングドレス&タキシード、白無垢&紋付袴) 22~30万円

相場について詳しくは関連記事も参考にしてみてください。

続いては約8割のカップルが実施している入籍後のフォトウェディングの特徴を紹介するよ

入籍後のフォトウェディングの特徴

フォトウェディングに期限はありません。
実際に、入籍後すぐに撮影する人もいれば、結婚式後や入籍して数年経ってからフォトウェディングをされるご夫婦もおります。

結婚式の後悔を叶える後撮り

結婚式後の写真撮影は『後撮り』といわれています。
結婚式をしたのに写真を撮る理由は、主に以下のふたつです。

後撮りの理由
  • 結婚式で着られなかった衣装(とくに和装の需要が多い)で写真を残したい
  • 結婚式では思うような写真が撮れていなかった

結婚式で着られなかった衣装で写真を残したい

和装のフォトウェディング

結婚式とフォトウェディングでは貸衣装の金額が異なります。
また、お日柄のいい土日に集中する結婚式では、人気のウェディングドレスになると1年前でも予約がとれないことも……

一方のフォトウェディングなら理想の衣装を着やすいです。

  • 結婚式と違ってレンタル時間が短いため費用が安い
  • ゲストがいないため土日に撮影する必要がなく、レンタルしやすい
Check!

結婚式のお色直しは最低限にして、後撮りで複数の衣装を撮影するカップルもいます。

結婚式では思うような写真が撮れていなかった

悩むご夫婦

結婚式後の写真をみて愕然。
「ふたりの写真が撮れなかった」や「期待していた写真がなかった」など、結婚式の写真に後悔があって、写真を取り直したいというケースです。

後撮りはできるだけ早くが基本!
結婚式と違って準備期間が短く、時期にもよりますが1~2週間後の撮影もできます

POINT

結婚式をしているなら後撮りはスムーズに進められます。
準備も結婚式に比べれば楽ですし、撮りたいイメージもついており、後悔なく写真を残しやすいです。

旅行を兼ねたフォトウェディングはコスパがいい

海外でのフォトウェディング

「結婚式はしないで他にお金を使いたい」

このようなカップルなら新婚旅行×フォトウェディングを!
旅行とのセットのため、フォトウェディングだけよりもコスパは抜群にいいです。

ロケーション撮影が断然○

沖縄や京都でのフォトウェディング

旅行なら非日常的なロケーション撮影が◎
国内なら沖縄や軽井沢・北海道・京都が人気でプランも豊富。海外ならハワイやヨーロッパなど、リゾート地によって撮れる写真の世界観は変わります

Check!

Instagramやフォトウェディング会社のサイトで実際の写真をみると撮りたい場所がみつかるはずです。

旅行付きプランなら予約も楽ちん

旅行の予約イメージ

JTBやHISなど旅行会社のプランがオススメ!
それぞれに予約をするのは意外と大変で、考慮すべきことが多く、自分たちだけでは気づけないこともあります。

  • 航空券の予約

    撮影日によって時間帯も考慮する必要あります

  • フォトウェディングの撮影

    撮影日時の他にヘアメイクの時間やホテルや空港からの移動時間の計算も必要です。

  • ホテルの予約

    撮影場所によってホテルを絞り込む必要があります。

  • 旅行先のプラン

    水族館やアクティビティを楽しむなら、事前予約が必要です

POINT

JTBやHISなど旅行会社なら、観光を充実させたり、複数のロケーションで撮影したり、と希望にあわせてプランを組んでくれます。

入籍後ならではの指輪を使ったポーズ

指輪フォト

フォトウェディングで人気の指輪ショット
結婚指輪を使うポーズで入籍前にはためらってしまう人もいますが、入籍後なら気にせず撮影できます。

POINT

指輪ショットの構図はさまざま。
指輪だけの写真を撮ったり、リングピローなど小物を用意しておくとおしゃれな写真に仕上がります。

入籍して数年後のフォトウェディングはしてもいい?

入籍して数年後にフォトウェディングをするご夫婦も。ただし、3つの注意点があるので、それぞれ説明します。

後悔のない撮影ができるように注意点を抑えましょう。

まずは撮影日を決める

カレンダー

撮影日が決まらないと何も始まりません。
まず撮影日を決めないと「まだ大丈夫」と先送りになる傾向に。結果的に、いつまで経ってもフォトウェディングができず日にちだけが過ぎていきます。

Check!

フォトウェディングは、結婚式と違って短期間で実施可能!
招待状や引き出物など用意しなくていいので、準備の大変さはそれほどありません。

ゲストの招待は控えましょう

和装でのフォトウェデイング

最近のフォトウェディングは、ゲストを招待するカップルもいます。
しかし、入籍してから数年たっているなら、以下の理由から基本的におふたりだけでのフォトウェディングが無難です。

  • すでに結婚祝いをいただいている(ゲストはご祝儀を持参する人がいる)
  • おふたりの事情を知らず「なぜ今頃?」と思われる
Check!

入籍して2~3年程度なら、ご両親に声をかけてもOK。
花嫁姿を楽しみにしていたご両親も多いため、特別な事情で結婚式ができなかったなら、ぜひ声をかけてみてください。

子どもと一緒のフォトウェディングもあり

砂浜で子どもと一緒にフォトウェデイング

子どもと一緒のフォトウェディングも人気!
おめでた婚で体調のこともあり、結婚式を諦めても子どもが大きくなってから挙式を挙げるご夫婦もいます。

子どもがいるからこそのポーズは定番!
手繋ぎショットや頬を寄せったりなど、きっとお子様の思い出にも残るはずです。

注意点

撮影は数時間かかるため子どもにとっては大変です。
お気に入りのおもちゃやお菓子などを用意し、できるだけ短時間できるよう段取りをしましょう。

続いては入籍前のフォトウェディングの特徴を紹介するよ

入籍前のフォトウェディングの特徴

フォトウェディングは入籍前にしてもOK。
結婚式や披露宴を予定しているなら、さまざまなアイテムに活用できるのが入籍前の特徴です。

※結婚式を挙げる場合、入籍前の写真撮影は『前撮り』と呼ばれています。

入籍報告に写真が使える

アンシェウェディングのメッセージカード付きの結婚内祝いカード

入籍前にフォトウェディングは、さまざまなアイテムに活用できます。
年賀状や結婚報告はがき、結婚祝いのお返しにつけるメッセージカードに写真を印刷するギフトも。結婚相手を紹介できるので人気のお返しです。

POINT

婚姻届や婚約指輪を準備したり、フォトガーランドなどの撮影小物と一緒に撮影をすると入籍前ならではの写真が撮れます。

結婚式(披露宴)のアイテムに活用できる

ウェルカムスペース

結婚式を予定している前撮りなら、結婚式アイテムに活用できます。

活用アイテム例
アイテム 活用事例
ウェルカムボード 式場の入口や受付に飾る案内板。ゲストが会場で一番初めに目にするもので、結婚式後は自宅に飾る新郎新婦さまもいます。
ペーパーアイテム 招待状やプロフィール形式の席次表で結婚相手の紹介が可能。招待状は後ろ姿や小物であえて顔を隠す写真も人気あり。
各種ムービー オープニングムービーやプロフィールムービーに活用できます。写真+動画なら楽しい雰囲気や人柄が伝わりやすいです。

結婚式準備に経験が活かせる

さまざまな結婚式の準備

結婚式の準備は非常に時間がかかります
会場装花やドレス、招待状、引き出物などふたりで話し合ったり、ときには両家両親への相談も必要です。

  • どこで撮影をするか?
  • どんなポーズで撮ってもらうか?
  • どんな準備を進めるのか?

フォトウェディングなら上記のような話し合いが必要です。
準備経験があれば協力の重要性がわかるため、結婚式準備も段取りよく進めやすくなります

流行りのエンゲージメントフォトとは?

海辺で抱き合うカップル

エンゲージメントフォトをご存知でしょうか?

エンゲージメントフォトとは、プロポーズから結婚までに撮る写真のこと。
婚約期間でしか撮れない特別感がある上、披露宴のムービーにも使えるおすすめの写真撮影です。

エンゲージメントフォトの特徴

  • フォトウェディングと違って私服で撮るので自然な写真が残せる
  • 思い出の場所や居心地の良い場所で撮影すれば、よりふたりらしさのある写真が撮れる
  • 披露宴で流すムービー制作をしてくれるプランがある
POINT

エンゲージメントフォトを撮りたいと思っている人は、結婚式や披露宴をどうするかも一緒に考えながらプランを練ってみるのもよいでしょう。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • ベストな撮影タイミングは”できるだけ早く”が基本
  • 約83.7%のカップルは入籍後に撮影をしている
  • 前撮りと後撮り、フォトウェディングで意味は違う
  • 前撮りなら写真データをブライダルアイテムに活用できる
  • 後撮りは結婚式や披露宴の写真の後悔をカバーしてくれる
  • 入籍して数年後の撮影ならゲストは呼ばないのが無難

準備時間は必要ないので、まずは撮影候補日を何日か決めてフォトスタジオに相談にいきましょう。