フォトウェディングの打ち合わせは約50%が1回のみ!満足度に直結する3つの内容とは?

後悔しないフォトウェディングにするために重要な打ち合わせ。
結婚式と比べてフォトウェディングの打ち合わせ回数は少なく、また準備期間が短いため実はバタバタしがちです。

そこで大事なのが打ち合わせ前の準備!
「こんなはずじゃなかった」や「そんな話聞いていない」とならないために打ち合わせのポイントを紹介します。

フォトウェディングの打ち合せ内容

まずはフォトウェディングの一般的な打ち合わせスケジュールを紹介します。
全体像がわかっていると準備もしやすいので、ざっくりで問題ないので確認しましょう。

先輩カップルの平均的な打ち合わせの回数と満足度

フォトウェディング打ち合わせの回数

回数 0回 1回 2回 3回以上
割合 26.7% 50.6% 13.4% 9.3%

契約後の打ち合わせ回数は約50%が1回のみ。
さらに約27%が打ち合わせなしでの撮影をしています。打ち合わせ回数が少ないと思うかもしれませんが……

フォトウェディング打ち合わせの満足度

満足度 満足している 足りなかった
割合 88.8% 11.2%

約88%が満足と回答
多くの人が満足しており結婚式に比べて決めるべき項目は少なく、短時間で準備するカップルがほとんどです。

契約前の打ち合わせ(初回相談)

衣裳の相談

契約前には必ず打ち合わせがあります。
初回相談ともよばれるもので、複数社を比較し正確な金額を算出するため、以下の4つを事前に決めるのがオススメです。

初回相談までに決めるべき内容

  • 予算[上限額を決めておく]
  • 撮影場所[スタジオ、屋外の海、公園など]
  • 衣装[ドレス、和装、何点着たいか]
  • 参加者[ふたりのみ、家族や子ども、ペット]

初回相談で基本的な内容が決まります
そのため希望なしでは言われるがままに。具体的でなくてもいいので、相談しながらイメージを固められるようにしましょう。

注意点

初回相談では割引キャンペーンにつられて、なんとなく契約してしまうカップルも。
よくわからないまま契約しないためにも、ざっくりと「どんなフォトウェディングにしたいか?」を考えましょう。

契約後の打ち合わせ

二次会のカップル

契約後の打ち合わせは1回がほとんど。
一般的に契約してから撮影当日までは以下の流れで進みます。

  1. 衣装や小物の合わせ
  2. アルバム、データプランの決定
  3. ヘアメイク相談、リハーサル

契約後は衣装合わせやメイクが中心です。
撮影場所や日程など基本項目は契約前の相談で決まるため、契約後はトントン拍子で進みます。

注意点

フォトグラファーとは撮影当日まで会話できないスタジオがあります。
できれば撮影指示書(依頼書)を作成して、撮りたい写真のイメージを共有するのがオススメです。

オンラインでの打ち合せも可能

オンライン打合せ

打ち合わせ方法は対面とオンラインがあります。
衣装がその場で確認できるスタジオもあるので、担当者に確認し初回相談で生地や素材感が確認できるなら対面がオススメです。

なお、リゾートフォトの打ち合わせは後半で注意点を説明しています。

後悔しないために!フォトウェディングの満足度に直結する3つの打ち合わせ内容

フォトウェディングの短期間だから準備が重要
とはいえアレもコレもは大変なので、満足度に直結する3つの内容を紹介します。事前にある程度のイメージをもっておくのが大切です。

もっとも大事な「撮影プラン」

会費の計算

確認時期:初回相談~契約まで

撮影プランはスタジオによって変わります。
少なくても以下の4つの内容を確認して、不足がないか?満足できそうか?を判断しましょう。

項目 内容
料金 一般的にウェブサイトの表示金額は最低料金。基本料金に加えて、衣装グレードアップやヘアメイクリハーサルなどオプションの料金を確認すれば予算の大幅オーバーを避けられます。
撮影場所 スタジオならセットの見学がオススメです。ロケーションだと場所によっては追加料金の可能性も。ある程度絞り込んで希望を伝えると正確な金額が算出できます。
カット・納品数 1着または1ロケーションにつき最低100カット以上が理想。納品数は全納品または50カットほどならポーズ写真や自然な笑顔、動きのある写真が残せます。
衣装 洋装よりも和装の金額が高いのが一般的。衣装は基本プランの金額ではなく、グレードアップの金額のチェックがオススメです。
POINT

アルバムはかんたんに自作が可能。
無理に依頼しなくても、富士フィルムやカメラのキタムラなどで1万円未満で数十ページのアルバムが作成できます。

満足度を大きく左右する「衣装」

ドレスの試着

確認時期:初回相談~契約後の打ち合わせ

契約後の衣装は打ち合わせ=衣装合わせです。
多くのひとにとってドレスは初めての経験。体型や髪型を考慮しながらスタイリストに相談しないと決めきれないことが多く、よほどでない限り試着は必須です。

契約後の変更は追加料金がかかります。
だからこそ初回相談で選べる衣装や点数、ブランドなどの確認が必須。グレードアップを予め想定した方が満足できる花嫁さまが多いです。

事前準備しておくといいこと

  • 着てみたいウェディングドレスやヘアスタイルをSNSやドレスカタログで探す
  • 撮影場所の写真を用意する(スタジオに掲載されている写真やSNSなど)
POINT

人気シーズンは予約済みでレンタルできないドレスがあります。春や秋のフォトウェディングなら遅くても3ヶ月前には衣装予約がオススメです。

事前準備が大事な「ヘアメイク」

フォトウェディングのヘアメイク

ヘアメイクは基本的に打ち合わせがありません
結婚式と違ってフォトウェディングは、撮影当日に時間に余裕があるため、撮影当日に会話をしながらヘアメイクをおこなうのが一般的です。

ヘアメイクの流れ

  1. アンケート(イメージのヘアスタイルやメイク、肌質など)を提出する
  2. 撮影当日にメイクアップアーティストと話をしながらヘアメイクをする

言ってしまえば、ぶっつけ本番
フォトグラファーにイメージ写真を共有して、撮りたい写真のズレを防ぎましょう。

Check!

ブライダルメイクは通常のメイクと異なります。
そのため追加料金になりますが、可能ならヘアメイクリハーサルがオススメです。

初回相談で確認しておきたいチェックポイント

フォトウェディングは、契約前の初回打ち合わせが大切!
なぜなら初回打ち合わせで基本内容が決まらないと、見積もりがだせず契約できないから。「思っていたイメージと違った」とならないように、初回打ち合わせの準備をしましょう。

仕上がりのフォトイメージ

撮りたい写真

フォトウェディングは写真だけの結婚式です。
撮影後に「こういう写真が撮りたかった」や「気に入った写真がない」となっては取り返しがつきません。

初回打ち合わせでの確認事項

  • スタジオのセット
  • ロケーションフォトが可能な場所
  • 先輩カップルの撮影写真
  • 撮影指示書(※)の共有が可能か

初回相談までに「こんな写真が撮りたい」をまとめましょう。
Instagramやスタジオの事例からイメージの写真を集めて、担当者に伝えれば理想のフォトウェディングに近づけます

※撮影指示書とは?
自分が撮りたいポーズや写真をフォトグラファーに依頼する書類のことです。

プラン内で着用できる衣裳の選択肢

衣裳選び

スタジオやプランで選べる衣装は異なります。
基本プランは安いけど衣装が少なく、カタログでみたらよさそうでも、実際に試着したら「どれも好みじゃない」なんてことも……

初回打ち合わせでの確認事項

衣装の選択肢と種類 プラン内で選べる衣装の点数と内容を確認します。店舗内にドレスが用意されているスタジオなら契約前に実物の確認も可能です。
衣装のブランド 人気ブランドの取り扱いが多ければ、気に入ったドレスが見つかりやすいです。初めてでよくわからなくても、後から調べられます。
アップグレードの金額 衣装アップグレードの金額をプラン別に確認します。女性は最上位プランで予算を組むのがオススメです。
小物類のレンタルと金額 ブライダルアクセサリーで見た目の印象は変わるためレンタルの有無と金額を確認しましょう。
試着の回数や時間 試着回数や時間は制限があるケースは多いです。たくさん試着したければ、無制限のショップを選んだり、入念に事前準備をしましょう。
持ち込み料 外部のドレスショップで好みの衣装がみつかることもあります。念のため衣装の持ち込み料を確認しておくと安心です。
クリーニング料金 スタジオ撮影なら問題ありませんが、ロケーションフォトならチェックは必須です。
大きいサイズ 体格の大きい方はサイズのチェックも忘れずに!大きいサイズだけ取り扱いが少なくなるケースもあます。

ヘアメイクのイメージ

ヘアメイク

一般的にフォトウェディングではヘアメイクリハーサルがありません
撮影当日だとイメージと違ったり、ヘアメイクアップアーティストと相性があわないトラブルも。そのため事前に会話をしたり、ヘアメイクリハーサルの金額を確認しましょう。

初回打ち合わせでの確認事項

  • ヘアメイクリハーサルの金額
  • ヘアメイクアップアーティストとの打ち合わせ
POINT

希望のヘアメイクは画像で伝えると◎
SNSやスタジオの先輩花嫁さまのヘアメイクを伝えるとイメージが共有できます。

オプション料やプラン内容の詳細

カメラマンとの打ち合わせ

基本プランは必要最低限と理解しておくように!
オプションの追加で予算オーバーにならないように、何の項目に追加費用が発生するのか事前確認をしましょう。

初回打ち合わせで確認するオプション例

  • 撮影カット数アップ
  • 全データの納品と納期短縮
  • 男性ヘアセット(基本プランは女性のみが多い)
  • アルバムグレードアップ
  • ブーケやフォトプロップスなどの撮影小物レンタル料
  • 衣装持ち込み料とグレードアッップ料
  • ヘアスタイリストの同行(ロケーション)
  • レタッチ費用(写真の加工や修整)
注意点

オプションではありませんが、ロケーションは雨天時の補償やキャンセル料の確認も忘れずに!

リゾートフォトや遠隔地でのフォトウェディングの打ち合わせ

リゾートや遠隔地のフォトウェディングは特殊。
打ち合わせのたびに現地にいくのはお金がかかるので、基本はオンラインのため、いくつか注意点があります。

打ち合わせは支店やオンライン

ブライダルショップ

通常はオンラインで打ち合わせを行います。
ただ支店のあるスタジオも。東京や大阪、名古屋など主要都市がほとんどですが、衣装合わせを考えると支店ありの会社がオススメです。

衣装合わせ

衣裳の試着

遠隔地のフォトウェディングでもっとも注意したいのが衣装合わせです。
衣装にはこだわりがない花嫁さま以外は、支店で衣装合わせができるフォトウェディング会社を選びましょう。

支店のないスタジオだと撮影当日のぶっつけ本番です。

Check!

現地での試着は事前に身長・体重・服のサイズなどの情報を伝えて、どのような衣装を選べるか確認できます。

事前来店なし事前準備なしのプランの落とし穴

おまかせの撮影

「事前来店なし、打ち合わせなしのフォトウェディング」

最近増えてきたフォトウェディングプランです。
事前打ち合わせなしのフォトウェディングは、基本的にすべてお任せ希望があっても撮影当日は時間がなく対応できないことが多いです。

Check!

こだわりがある人は後悔する可能性大!
一方で「とりあえず写真だけでも」や「こだわりはない」人にとっては非常に楽で満足度も高いです。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 契約後の打ち合わせ回数は約50%が1回のみだが満足度は約80%と高い
  • 契約後の打ち合わせは衣装やメイクが中心となる
  • 契約前の初回相談で多くの内容が決まる
  • とくに大事なのが撮影プラン(金額、撮影場所、カット&納品数、衣装)の確認
  • 初回打ち合わせではスタジオならセットを、ロケーションなら過去実績を確認する
  • リゾートフォトなら支店がある会社を選ぶと安心できる

フォトウェディンは入念に打ち合わせができません。
そのため契約前の初回相談が何よりも大事。逆にいえば、契約前にいろいろと決めるため、結婚式のように見積アップが少ないのはフォトウェディングのメリットです。