結婚式の日取りを決めたときと同じく、招待状も六曜で縁起の良いといわれる
とされています。しかし結婚式の日取りと違って招待状の場合は注意点もあります。今回は、招待状を出す日のルールや注意したいポイントをご紹介します。
招待状の発送日は大安じゃなきゃダメ?
ウェディングプランナーさんから「招待状は大安にだしてください」と案内を受けた方も多いはず。
しかしルール上の説明をするなら、大安に招待状を発送する明確な決まりはありません。
手渡しの場合は、お日柄を気にする必要がないから、このページでは郵送の招待状発送マナーを説明するね
なぜ大安に発送するといわれているの?
ルールがないにも関わらず大安を選ぶ人が多い理由は、以下の3つです。
- ゲストがお日柄を気にするだろう
- ご両親(義両親)からいわれた
- プランナーからいわれた
つまり主催者側が気にしているケースがほとんどで、実際にゲストの多くは、そこまで気にしていません。
アンシェウェディングで実施したアンケートでは、約1割のゲストはお日柄を気にしますが、残りの9割は気にしないという結果でした。
- 実施期間:2018年8月28日~9月4日
- 募集媒体:インターネット独自調査
- 対象年齢:20歳以上
- 有効回答数:男性203名、女性390名
年代 | 気にする | 気にしない |
---|---|---|
20代 | 6.1% | 93.9% |
30代 | 8.3% | 91.7% |
40代 | 9.1% | 90.9% |
50代以上 | 14.8% | 85.2% |
年代が高くなるにつれ割合は増えていますが、それでも少数という結果になっています。
優先度は縁起よりもスケジュール
もちろん大安にだせるのなら大安がオススメ!
しかしお日柄よりも大切なことはスケジュールです。仮にスケジュールがギリギリという方は、お日柄は気にせず、一日でも早く発送しましょう。
招待状の発送が遅れると、ゲストにとってはスケジュール調整が大変だったり、返信までの期日が短くなるなど迷惑がかかります。
- スーツやドレスの準備(久しぶりに招待されてサイズがあわないこともある)
- 結婚式に参加するための費用(とくに遠方ゲスト)
- 他の結婚式との日程重複(とくに20代中盤以降は結婚式に呼ばれる回数が多い)
ゲストだけでなく新郎新婦さまにとってもいいことは一切なし!
招待客の出欠確認が遅れるため、結婚式全体のスケジュールに影響するんです。
- 引き出物が確定できない
- 席次表が作れない(欠席がでると組み直しが発生)
- ゲストの出欠返信の期日が短く欠席者が多くなる
結果的にバタバタと結婚式を迎えることに……
全体のスケジュールを考えた上で、お二人とゲストの皆様にとって”佳き日”を選んでみてください。
大安以外の招待状発送に適したお日柄
結婚式でいう縁起の良い日とは、冠婚葬祭で使われる吉凶判断の六曜(六輝)です。
スケジュールは問題ないという花嫁さまは、以下を参考にしてみてください。
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
大安(たいあん)
挙式日としても最も人気のお日柄。
何事においても吉とされ、成功しないことはない日とされる六曜の中で最も縁起の良い日。1ヶ月にだいたい4~6回あります。
友引(ともびき)
慶事においては”幸せのおすそ分け”ともされ、新郎新婦さまの間では友引に引き出物を発送する人もおります。
先勝(せんしょう/さきがち)
名前の通り先んずれば即ち勝つという意味があります。午前中は吉ですが、14時~18時は凶といわれています。
先負(せんぷ/さきまけ)
先勝の逆で先んずれば即ち負けるという意味。午前中は凶で午後は吉のため午後からの挙式日に選ぶカップルもおります。
赤口(しゃっこう/しゃっく)
午前11時~午後1時以外は凶とされています。
仏滅(ぶつめつ)
六曜の中で最も凶の日。
結婚式においても仏滅の日は料金が安くなる式場もあります。
招待状の発送日でお日柄を気にするなら、先勝・先負・赤口・仏滅は避けて、友引または大安がオススメです。
どうしても間に合わないときは先勝か先負で投函時間帯に注意しましょう。
発送日を気にせず送る方法に『料金別納郵便』があります。招待状がオシャレになり、切手を貼る手間もない一石三鳥の方法です。
最近はカレンダーやスケジュールは、スマホのアプリを使うよという人も多いと思いますが、昔ながらのスケジュール手帳のカレンダーには必ず記載されています。また『日めくり!カレンダー.com』さんでもチェック能です。
その他にもある縁起のいい日
六曜以外にも縁起が良いとされる日があります。
最近では知っている人も増えてきましたが、 です。
- 天赦日(てんしゃび)
最強に縁起の良い日で年に5~6回程度しかない
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
物事を始めるのに適している日で月に複数回あります
ただし天赦日や一粒万倍日はご存知ない方もいます。
スケジュールに余裕があるならやはり大安を、難しいなら先勝や友引がオススメです。
あくまでも”スケジュールに余裕があるなら”縁起のいいお日柄を選ぼう
消印日が重要です
ここまで招待状の出す日について説明してきましたが…
お日柄を気にするなら出す日ではなく消印日が重要です。招待状でいうお日柄の良さは消印日のことでポストに投函した日ではありません。
たとえば大安の夜21時に投函したら…
翌日に回収し、翌日が発送業務になるため、消印日も翌日となり大安ではなくなります。
世間体やゲストに非常識と思われたくないなら、窓口が開いている時間が確実!
ポストへの投函は回収時間により、消印日が投函日の翌日になることもあるためポストの回収時間をチェックするか郵便局の窓口を利用しましょう。
ゲストの印象は気にしないけど、自分達の気持ちとして縁起の良い日に投函したいなら消印日を気にする必要はないよ。
招待状を大安に出すためのスケジュール
招待状発送までは非常に作業が多くあります。
大安など縁起の良い日に招待状を発送したいなら、まずは発送日を決めましょう。
- 招待客のリストアップ
- 招待状の発注先を検討(挙式4ヶ月前まで)
- 発注先とデザイン・文面を決める(挙式3.5ヶ月前まで)
- 本状・会場地図・付箋・返信ハガキ・封筒、切手を用意する(挙式3ヶ月前まで)
- 宛名書き・封入作業・切手を貼る(挙式2.5ヶ月前まで)
- 招待状の発送(挙式2ヶ月前まで)
- 出欠の返信期限(挙式1ヶ月前まで)
スケジュールについて更に詳しくは『結婚式の招待状の発送・作成スケジュール』も参考にしてみてください。
発送日は挙式日から逆算して計算する
に決められます。
ゲスト確定後の作業となる『席次表や席札の作成』と『引き出物の準備』を考慮すると……
挙式日の1ヶ月前には返信がほしいところ。
理想的なスケジュールをいえば、挙式日の2ヶ月~2.5ヶ月前に発送すると安心できます。
予定していた人が欠席になると、席の組み換えを行ったり、引き出物の注文ができません。
そのため遅くても挙式日の1ヶ月前までに返信をもらえるよう、挙式の1.5ヶ月前までに返信カードが届くスケジュールなら予期せぬトラブルにも対応しやすいです。
ゲストの出欠返信は必ずといっていいほど、期限日を守らない人がいるんだ。ギリギリのスケジュールなら、返信期限の1週間前ぐらいに催促の連絡をするのがオススメだよ。
招待状の作成は時間がかかる
招待状の作成はとにかく時間がかかります。
宛名を自分達で書いたり、作成キットをつかったりすると予想以上の作業ボリュームで、インスタでは”宛名書き地獄”というハッシュタグもあるほど(笑)
発送日を気にするなら早め早めに作業に取り掛かるだけでなく、招待状以外の作業も考慮して発注先を選ぶことも大切です。また、価格面でいえば実は作成キットで手作りするよりも、全て外部業者に依頼をする方が安くなることが多いです。
一部の業者は”かわいい”だけで、新郎新婦さまの入力チェックをせずに間違ったまま印刷して納品するショップもあるから注意してね!
1分で振り返り
この記事のまとめ
招待状の発送が終わったら今度は引き出物選びが始まります。早い段階から商品をチェックしておくと、結婚式本番前のバタバタやイライラを防げるので早め早めに準備しましょう。
最後に宣伝ですが、アンシェウェディングは引き出物も販売しています。価格とサービスには自信があるので、ぜひご覧になってみてください(切実)
アンシェウェディングの引き出物