落ち込む男性

結婚式準備は何から何まで初めての経験ばかり。
結婚式のお仕事に携わっていると「こうしておけばよかった!」というような後悔エピソードもお聞きする事があります。

嫁さんの意見に押し切られ実用性のないアイテムに

やちよしさん・挙式時36歳
性別に関わらず使えるものをと提案したのですが嫁に押し切られ断念。
結局かわいいものがいいとぬいぐるみに・・・実用性がなく、趣味に合わなければゴミ扱いだろうなあと思いつつも、反対することは出来ませんでした。

アドバイス

結婚式はどうしても新婦さまに主導権がいきがち。
ゲストが自宅で使うことを考えて、ゲスト目線で引き出物を選ぶことが大切ですが「自分が欲しいから相手も欲しいだろう」は危険です。やちよしさんのケースなら、両家両親へ相談するなど第三者から新婦さまへ伝えるのがオススメです。

やっぱり名前入りは評判が悪い

たけさん・挙式時33歳
引き出物にはお菓子・茶葉・ジャム・はちみつ・角砂糖の紅茶セットを使ったのですが、角砂糖に結婚式の日付と名前を入れてしまいました。
写真付きの食器などは論外だと考えていましたが、角砂糖に名前くらいなら良いかなと・・・後日、会社の先輩から「名前入り角砂糖が溶けてしまうと縁起が悪い気がして使いづらい」や「使わずに飾るにしても他人の名前を飾っておく気にはならない」との苦言を頂戴しました。もう少しよく考えて名前は入れないでおけば良かったと激しく後悔しております。

アドバイス

最近では名前や写真入りの引き出物は避けられています。せいぜい芸能人ぐらいで、関係性の深い親族関係であっても写真や名前入りは避けられています。どうしてもという場合でも、プチギフトのパッケージ程度までがギリギリ許容範囲。新郎新婦さまは軽い気持ちでも、写真入りは捨てづらいという声はあるので、できることなら避けた方が懸命です。

ゲスト毎の好みの違いを考慮しなかった

台湾リスさん・挙式時28歳
結婚式は、新郎新婦の家族だけを招いた小さなものでした。
私たちは私の祖母でも食べられそうな柔らかいお菓子の詰め合わせを引き菓子に。祖母はとても喜んでいましたが、辛党だった義父が甘いものが苦手だったらしく、ちょっとがっかりした表情をしていました。今思えば、参加者の好みに合わせて、それぞれ違う引き菓子を出すべきだったと後悔しています。

アドバイス

ゲストそれぞれの好みを何処まで把握して引き出物を選ぶかは難しいところです。 引き出物もプレゼントであると考えるとゲストお一人お一人の事を考えながら選ぶとより心がこもります。しかし、一人ひとりに対して選ぶことは難しいでしょう。そんなときは贈り分けがおすすめです。

今回のような小さい結婚式であれば、ゲストひとりひとりに選んでも良いでしょうし、趣味嗜好がわからなければカタログギフトも候補になります。ゲストが多い結婚式なら、もう少し範囲を広げて、主賓・親族や上司・友人、男性・女性で分けると失敗は少ないです。

結婚式場のブライダルフェアでせかされて…

メリーさん・挙式時28歳
ブライダルフェアに参加して、お皿と引き菓子に決めたのですが、あまりにも多くの参加者がいるなかでの選択でした。そのため、ゆっくり考える時間を持てず少し後悔が残りました。

アドバイス

結婚式場が成約者を対象に開催するブライダルフェア(内覧会)は『商品を実際に手に取ってみることができる』というのが開催趣旨ですが、実は裏側にもう一つの開催理由があります。

理由とは、沢山の婚礼を抱える結婚式場が複数の挙式の引き出物を一気に決めてもらうという内情です。
結婚式場からすると新郎新婦さま毎に、引き出物の説明や案内の手間が省けます。もちろん結婚式場にもよりますが、こうした結婚式場の効率化は様々な所で見受けられます。最近では、インターネット上に結婚式のプランニングにまつわる様々な情報配信をしている式場もあります。

肝心なのはお二人の結婚式をお二人が満足いく形で実施すること。そのためには式場任せにせずに、お二人で情報収集しながらプランニングを進めていく事が大切です。

商品が意外と小さく紙袋とアンマッチ

りょうさん・挙式時28歳
式場の用意したカタログから頼むことになっていて持ち込みが不可でした。
また定番のタオルやグラスをグループによって変えてあげたのですが、紙袋が意外に大きく、商品が小さく見えてしまい安っぽく見えるなぁと思いました。物としては『後々も使えるもの』と考え選んだのですが、選んでいるうちに誕生日のプレゼントを選ぶような形になってしまっい「もう少し記念の意味を込めても良かったかな」と感じています。

アドバイス

引き出物用の紙袋は、おおよそ三段階のサイズ設定となっています。
引き出物セットのサイズは挙式ごとに大きく異なりますので、実際には三段階で調整するのは難しく、かなり大きめの袋になってしまう事が多いです。

また、忘れてはならないのが引き出物袋の価格です。
1袋あたり500~800円ぐらいするためゲスト人数分となると価格は数万円することも…持ち込み料がかかる場合でも引き出物宅配なら紙袋代がかからず、節約することもできますし、紙袋の心配をする必要もなくなります。

カタログギフトの交換期限が切れた

隆史さん・挙式時32歳
欲しくないものを選ぶより、自分で選んだほうが良いと思いカタログギフトにしました。
結婚式から1年後ぐらいに参列した友人たちと久々に集まり「そういえばカタログギフト何にした?」と一人の友人が言い出しました。私も気になっていたのですが、友人たちの答えは「注文を忘れていた」という人がいたことです。申込み期限は1年間だったため、すでに期限は過ぎてしまっていました。

私は翌日、カタログギフトの会社に事情を説明し、なんとか今回だけ特別に申請を受け付けてもらえることになりました。カタログギフトにする場合は一言説明した方がいいのかもしれません。特に独身男性はそういったものに疎いようです。

アドバイス

まさに人気商品カタログギフトの落とし穴です。
男性の方は、カタログギフトの交換方法を知っていても特に何も交換せずに終わってしまう事が多く見受けられます。

これではカタログギフト会社の丸儲けになってしまいます。私も男性ゲストの方にはカタログギフト以外の商品をおすすめしています。