撮影スタジオで前撮りする新郎新婦さま

新郎新婦さまが登場する前にゲストが目にするプロフィールは、新郎新婦さまの人となりを知ることができ、これからの結婚式をより楽しみにしていただくキッカケにもなります。

そんなプロフィールですが、いざ作ろうと思っても、

「どんな風にしよう」

「私にも作れるかな」

など、悩みは付きないもの。
まずは内容やデザインを考える前に、スムーズに作る上で大切なこと、そしてインスタでみつけた”おしゃれカップルのアイデア”を紹介します。

プロフィール内容を決める前の事前準備

プロフィールで最初にすることが「どのペーパーアイテムにプロフィールを載せるか」を決めることです。

プロフィールを載せるペーパーアイテムは、

  • 席次表
  • プロフィールブック
  • ウェディングニュース(ブライダル新聞)

とありますが、それぞれ仕様やボリューム、ゲストに手渡すタイミングが異なります。
そのためデザインや内容の前に、どのペーパーアイテムを使うか決めることが最初の作業です。

席次表


最もベーシックなスタイルの席次表プロフィール。
ボリュームが少ないためコンパクトで持ち帰りやすいです。席次表プロフィールの場合は、席次表を開く前の部分にプロフィールを載せるのが一般的です。

サイズ

用紙サイズは、ゲスト数で判断します。
ゲストの人数で判断すると見栄えも良くなります。

渡すタイミング

席次表のため受付の時です。
受け取った席次表プロフィールを見ながらゲスト同士が談笑することも多く、プロフィールは”ゲストの会話”を生むキッカケにもなりますよ。

プロフィールブック


読みごたえ抜群のプロフィールブック。
昔のプロフィールといえば、席次表が一般的でした。しかし、オリジナリティやゲストへのおもてなしが理由でプロフィールブックを選ぶカップルが増えています。

『プロフィールブック』とは結婚式全体のパンフレットのようなもの。10ページ程度のボリュームで、構成は非常に充実しています。

  1. 表紙
  2. 挨拶
  3. 席次表
  4. メニュー
  5. プロフィール
  6. 前撮り写真やまた新郎新婦のヒストリー、結婚式のこだわりポイント紹介など
  7. 新居の案内
  8. 裏表紙

ふたりにまつわる情報が凝縮されたプロフィールブックは、結婚式前だけではなくお色直し中にも読んでいただくことができ、ゲストを退屈させません!

ただし、ボリュームが多いため、

  • 内容
  • レイアウト決め
  • 写真選び

など時間も手間もかかります。

サイズ

A4やA5を選ぶ人が多いです。
小さいサイズならゲストが持ち帰りやすくなりますよ。

渡すタイミング

プロフィールブックに席次表をいれるなら受付の時ですが、

「ゆっくり読んでほしい」

という希望で、席次表を別で作り、プロフィールブックは座席に置くカップルもいます。
座席に置くなら、プロフィールブックの表紙にゲストの名前を印刷し、席札として代用する方法もありますよ。

ウェディングニュース(ブライダル新聞)


新郎新婦おふたりのプロフィールや、これまでのふたりの軌跡など新郎新婦のニュースを掲載するプロフィールです。

見た目はおしゃれな英字新聞のように仕上げるデザインが人気。ウェディングニュースを開くと、

  • あいさつ文
  • プロフィール
  • メニュー
  • 新郎新婦のヒストリー

がまとめられています。これ以外にも、結婚式までの出来事を紹介するカップルも。例えば、

  • その式場に決めた理由
  • 式場のおすすめフォトスポット
  • シェフの紹介
  • 結婚式準備の苦労話
  • 結婚式の中で楽しみにしておいて欲しいポイント
  • こだわりのDIYアイテム

など読みごたえのあるプロフィールになります。

サイズ

A3が多いです。
新聞と同じサイズのA2にするカップルもいますが、ちょっと大きすぎるためA3がおすすめです。

渡すタイミング

受付でも座席でも、どちらでもOK。
ラックにいれてウェルカムスペースに置いてもインテリアの一部になりますね。


ウェルカムスペースをおしゃれに彩るアイテムとして活用できます。

ペーパーアイテム別のプロフィールアイデア

プロフィールをどのタイプのペーパーアイテムに載せるか決まったら、いよいよデザインやプロフィールの内容を決めます。

「なかなかアイデアが浮かばない!」

そんな方は、ぜひ先輩カップルを参考に!
とてもおしゃれでオリジナリティの高いプロフィールがたくさんありますが、その中でも特におすすめのデザインを紹介します。

席次表プロフィールのアイデア

まずは席次表にプロフィールを載せるアイデアから。

シンプルなプロフィールだからこそセンスが光る


とてもシンプルなデザイン。
シンプルだからこそ光っているのがおしゃれな前撮り写真です。

前撮り写真の活用ポイント

前撮り写真を使うなら撮影後のデータ納品までの期間も考慮する必要あり。ペーパーアイテムのスケジュールを考えると前撮りは挙式の6ヶ月前がおすすめです。

似顔絵で温かみのあるプロフィールに


温かみのある似顔絵が印象的。
似顔絵の周囲には、手書きでお互いの印象を書きあいっこし仲の良さが伝わります。

形式ばったカタチではなく『似顔+手書き』でナチュラルに、そして二人らしさが、とてもでているプロフィールです。

イラストレーターの活用

自分で似顔絵を描けなくてもイラストレーターに依頼する方法もあります。インスタやクラウドソーシングなら企業に依頼するよりも安くできますよ。

ラブストーリーをプロフィールで囲む


ロゴやデザインがハリポタ風なハリーポッター大好きカップルのプロフィール付き席次表です。

レイアウトを見やすく工夫。
ふたりのプロフィールの間に、別の項目を挟むことで、すっきりした印象になっています。

両サイドのプロフィールを挟んでいるのは、LOVE STORYと愛犬の紹介。
LOVE STORYとは、新郎新婦さまのこれまでのヒストリーを時系列で紹介するもの。日本語で説明したり、海外ウェディング風にするなら

  • 〇月〇日 First Met(出会った日)
  • 〇月〇日 Fallin Love(付き合った日)
  • 〇月〇日 Propose The Day(プロポーズの日)
  • 〇月〇日 The Big Day 結婚式の日)

とまとめてもおしゃれになりますよ!

プロフィールブックのアイデア

続いては、プロフィールブックのアイデア紹介をします。

ふたりの出会いまでの軌跡を紹介


それぞれ違った環境で育ったふたりが、少しずつ成長して出会うまでの軌跡がわかりやすく写真で紹介されています。

おふたりの思い出の写真を使い、生い立ちや交際の思い出が一目でわかるプロフィールムービーの凝縮版のような充実度です。

センス抜群!海外洋書風プロフィール


前撮りの写真をふんだんに使ったプロフィールブックです。

まるで海外の洋書のよう。
表紙や裏表紙のスタイリッシュさ、幼少期の写真を使用せず、あえて前撮り写真だけを使ってデザインの世界観も崩さない、おしゃれ上級者の仕上がりです。

手書き風フォントと笑顔でふたりらしさを


ポップな色使いと、笑顔が光るおふたり前撮り写真。そして、手書き風フォントが親しみを感じるプロフィールブックです。

スポーツやサークルの写真と共に紹介されており、これだけで新郎新婦さまのアクティブな人柄が伝わってきますね。

たくさんのプロフィール写真はゲストの会話のきっかけに


新郎新婦おふたりの生い立ちをたくさんの写真と共に紹介。
インスタ風のデザインとハッシュタグでまとめられているのもポイントです。

「結婚式を迎えることが出来たのも、これまでお世話になったみなさまのお陰です」

そんな新郎新婦さまの感謝の気持ちが伝わるプロフィールです。
結婚式に出席してくれているゲストと一緒に写っている写真も載せれば、ゲスト同士の会話も弾みそうですね。

ウェディングニュースのアイデア

レイアウトや用紙の大きさ、渡すタイミングなど一切の決まりがないウェディングニュースは、アレンジの自由度が魅力のひとつ。

おふたりのセンスの見せ所です!

二次会にもOKなブライダル新聞


クルクル丸めたタイプのウェディングニュース。
受付におけば、インテリアの一部としておしゃれになります。

こちらのカップルは、結婚式だけではなく二次会でも配ったそう。結婚式に関わる内容がなければ、結婚式・二次会どちらにも使うことができます。

家族の絆が伝わるプロフィール


中央には新郎新婦さまの生い立ち写真を。
そして、ポイントはご家族の写真も載せられているところです。

ご両親の結婚式の写真や、おじいちゃんおばあちゃんの写真など、おふたりがご家族のことを大切にしているのが、写真のチョイスで伝わるプロフィールです。

ランチョンマットとセットでコーディネート


ランチョンマットと一緒に、モノトーンでまとめたウェディングニュースです。

使用する色を少なくし、テーブルに置いておいても、テーブルフラワーや席札などのカラーコーディネートにも、なじみやすくなっています。コンパクトにまとめていて、披露宴開始まで楽しめるボリュームです。

まとめ

いきなりアイデアを考えるよりも、まずは「どんな風にしたいか?」を考えてみましょう。

  • シンプルにするなら配色を少なめ
  • スタイリッシュにするならモノトーンや洋書風に
  • 親しみやすさなら似顔絵や手書き風フォント

など、完成後のイメージを先に作るとスムーズです。
その上で、前撮り写真や思い出の写真を使って作ってみてくださいね。