席次表&メニュー表

「プロフィールって、どんな項目を載せたらいいんですか?」

多くの新郎新婦さまから受ける質問です。
しっかり自己紹介もしたいし、他の人とはちょっと違うオリジナリティも加えたい!

でも、いざプロフィールの項目を考えると難しいものです。そこで、今回はプロフィールについて徹底解説!

基本から応用まで余すことなく説明をするので、迷わずプロフィールを作れるようになりますよ。

席次表にプロフィールを載せるメリット

席次表は、受付でゲストに渡すのが一般的。
受け取ったゲストは、挙式開始前や挙式~披露宴までの間に、席次表をみながらゆっくり過ごされます。

席次表だけではダメ?

席次表

本来、席次表とは、

  • 自分の席の場所を確認する
  • どんなゲストが来ているかのチェック

のために渡すペーパーアイテム。
もちろん席次表だけでもダメではありません。
しかし、挙式までの時間を楽しんでいただくために、新郎新婦さまのプロフィールも載せておくことをおすすめします。

席次表にプロフィールが載っていると、ゲスト同士の会話のきっかけにもなるんですよ!

席次表に載せるプロフィールの役割

結婚式プロフィール

席次表にプロフィールを載せるのは、大きく2つの役割があります。

  1. 自己紹介
  2. 結婚する相手の紹介

新郎新婦おふたりのことを知っているゲストは少数なことがほとんど。

「新婦は友人だけど、新郎は名前しか知らない」

こんなゲストがたくさんいます。
席次表に載せるプロフィールは、挙式や披露宴で初めて見る相手に期待を膨らませるキッカケに。

そのため席次表のプロフィールは、

  • 正しいマナーを踏まえた上で
  • おふたりらしくオリジナリティがあって
  • 老若男女だれが見てもわかりやすく、楽しんでもらえる

ような内容にするのが理想のカタチです!

理想のプロフィールを作る3カ条

理想のプロフィールをつくるコツは、

  1. NGを知る
  2. 項目数のバランスを取る
  3. 簡潔で分かりやすくする

の3つを守ること。
それぞれについて詳しく説明します。

NGを知る

NG

プロフィールに限らず、結婚式のペーパーアイテムを作るときにはNGがあります。

忌み言葉は使わない

不幸や別れを連想させる『忌み言葉』は、縁起が悪いことから使用しないのがマナーです。

  • 不幸を連想させる言葉
    最後、壊れる、冷める、消える、忙しいなど
  • 別れを連想させる言葉
    別れる、離れる、切れる、分けるなど
  • 重ね言葉
    たびたび、次々、散々、ますます など

句読点は使わない

『、』や『。』の句読点は、途切れるや終わりを意味することから使用するのはNGです。

招待状でも同じく句読点はNGですね!

文字の色

結婚式で使用する文字の色は濃い黒字が基本です。

特に使ってはいけないのが薄い黒。
薄黒は、結婚式とは真逆の弔辞で使う色です。

デザインの観点から変えたくても、年配の世代には違和感たっぷり。
どんな世代のゲストにも受け入れてもらいやすいように黒の文字を使うのが基本です。

腹八分目がちょうど良い

10項目

プロフィールの項目数の目安は10個前後
席次表で全てを紹介すると、披露宴への期待が薄れます。

ゲストが「もっと知りたいな!」くらいの腹八分目が目指すべきボリューム

「伝え足りない」と思っても披露宴の中で『プロフィールムービー』にするなどチャンスはいくらでもあります。

簡潔にわかりやすく!

プロフィールの質問事項に対して、たくさん伝えたいこともあるかもしれません。しかし、プロフィールの内容は簡潔で分かりやすいが鉄則!

読み込む必要がなく、パッと見てわかる程度の、一文で終わるくらいにまとめるのがおすすめです。

プロフィールの作り方

いよいよ具体的にプロフィールの作り方を紹介します。

  • 基本編
  • インタビュー編
  • 未来へ向けて編

と三編に分けて解説します。また、『実例編』として実際にゲストに好評だったプロフィールのアイデアも紹介します。

プロフィールの作り方「基本編」

まずは、新郎新婦おふたりのことをゲストへ自己紹介します。

ベーシックな項目は、

  • 生年月日
  • 血液型
  • 出身地
  • 職業
  • 趣味
  • 特技
  • マイブーム

など…
プロフィールは一言が基本
しかし、これだけだと単調になりがち。そこで、おすすめなのが、アクセント的にコメントを添えることです。

人となりを伝えることができ、更にプロフィールへゲストを惹きつける要素にもなります。

コメントが思い浮かばないという方は以下を参考にしてみてください。

生年月日

誕生日

同じ誕生日の有名人を書くだけでOK!

その他にも家族との思い出を披露するのも◎
例えば「弟の▲▲と同じ誕生月で、いつも一緒に誕生日会をしてもらいました」など、家族が思い出を振り返るきっかけにもなり、ゲストには家族の仲が良いことが伝わります。

血液型

血液型
  • 会社のデスクがなかなか片付けられないけど、まさかのA型
  • 大雑把に憧れる几帳面すぎるO型

と少し自虐ネタも入れつつ血液型を紹介する新郎新婦さまも多くいます。
人柄が溢れ「初めまして」なゲストにも親近感を持ってもらえるはずです!

出身地

日本地図
  • 鹿児島のシンボル桜島の麓「鹿児島県鹿児島市」
  • 日本最古の湯 道後温泉の「愛媛県松山市」

など都道府県や市町村の特徴をつけるのがおすすめ。上記の他には、

  • ◯◯生まれ▲▲育ち
    生まれと育ちの両方を記載するパターンも多いです。
  • お料理メニューに出身地の食材を使用
    「スープに使用されているトマトは、新婦・結衣の出身地である香川県産のもの!ぜひ楽しみにしていてください♪」と、プロフィールと料理メニューとのリンクもゲストの期待感を膨らませるポイントです。

職業

看護師
  • 会社員
    休日もみんなでBBQに出かけるなど最高の仲間に囲まれています
  • 警察官
    小さい頃からの夢を叶えました
  • イラストレーター
    趣味が高じて仕事に

同僚を招待するなら職業に一言コメントを!
また、「なぜその職業に選んだのか?」のコメントもおすすめです。職業名に一言だけでも理由があると人柄が垣間見えるものです。

趣味

写真撮影
  • お料理
    新居へ遊びに来てくれたら おもてなしします
  • マウンテンバイク
    コレでふたりは出会いました
  • サッカー
    小学1年から20年間 今も続けています
  • カメラ
    愛用のカメラはSONY α7 IIIです

など、なんでもOK!
おふたりの出会いのキッカケや結婚式テーマをサッカーや野球なら「なるほど!」とゲストに思っていただけます。

また、愛用しているものがあれば、ゲストの中に同じ趣味の方がいれば共通点ができ親近感をもっていただけます。

特技

甲子園
  • 休日長時間眠ること
  • 食べる量が多い!
  • 寝るのが速い
  • 足が速い!(小6の時は)

と、何気ないことや、思いつかない場合には過去のことを書くとゲストの笑いを誘っていました。

もちろん部活で全国大会に出場経験があったり、賞をもらったことがあれば、ぜひアピールしましょう。

マイブーム

ラーメン
  • ラーメン屋さん巡り おすすめは◯◯です
  • コンビニスイーツ ◯◯のシュークリームは絶品です

など、はまっている食べ物やドラマなど。
上記のように”おすすめ”を紹介することで挙式後も印象に残るもの。世間で流行っていなくても気にせず書きましょう。

プロフィールの作り方「インタビュー編」

新郎新婦

基本編に続き、プロフィールに多い項目が結婚相手へのインタビュー。
式場に注文する場合は、お互い内緒にしておき『結婚式当日初めて内容を知る』というプチサプライズをすることもあります。

プロフィールにいれるインタビュー項目で人気があるのは以下の8項目です。

  • 相手の好きなところ
  • 相手に直して欲しいところ
  • お互いの第一印象
  • 思い出のデート
  • 忘れられない思い出
  • プロポーズの思い出
  • プロポーズをしたときの気持ち・受けたときの気持ち
  • お互いの呼び名

お互いの第一印象には、

「第一印象はこうだったけど、実は◯◯」

のように自分しか知らないコメントをいれると仲の良さが伝わりますよ。

プロフィールの作り方「未来へ向けて編」

夫婦

これから夫婦となる自分たちをゲストに応援していただくためにも、

「こんな夫婦になりたい!」

と誓いを立てるような項目を入れてみましょう。

  • 理想の家庭像
  • 夫婦になったらやってみたいこと
  • 理想のおじいちゃん・おばあちゃん像
  • どんな夫・妻になってほしい?
  • 相手に一言!

また、結婚したら誓うことと、プロフィール項目を機に、約束事をする新郎新婦さまも…

  • お誕生日には毎年サプライズをします
  • お弁当は毎日作ります
  • 飲み会はほどほどにします
  • 買い物はほどほどにします

など、新郎新婦さまの仲の良さと、日常が伺えるような項目もおすすめです。

プロフィールに使える全20項目

プロフィールの作成は、難しく感じるかもしれませんが、上記の項目から自分たちが答えやすい10項目を選ぶだけです。

悩んでいた方も10個だけなら書けそうですよね?
改めて各項目を記載するので、以下から選んでみてください。

基本編

  • 生年月日
  • 血液型
  • 出身地
  • 職業
  • 趣味
  • 特技
  • マイブーム

インタビュー編

  • 相手の好きなところ
  • 相手に直して欲しいところ
  • お互いの第一印象
  • 思い出のデート
  • 忘れられない思い出
  • プロポーズの思い出
  • プロポーズをしたときの気持ち・受けたときの気持ち
  • お互いの呼び名

未来へ向けて編

  • 理想の家庭像
  • 夫婦になったらやってみたいこと
  • 理想のおじいちゃん・おばあちゃん像
  • どんな夫・妻になってほしい?
  • 相手に一言!

プロフィールの作り方「実例編」

最後に紹介するのは、よりオリジナリティの高いプロフィールです。

私が担当した新郎新婦さまが席次表と一緒に記載していたプロフィールの内容です。みなさん“らしい”方法で、ゲストを惹きつけるプロフィールを作っていますので、オリジナリティを追求したい新郎新婦さまは参考にしてみてください。

兄弟から新郎新婦紹介コメント

仲良し兄弟の新郎新婦さま。
席次表プロフィールに、弟さまからコメントが掲載されていました。

「長男でしっかり者の兄です ですが たまにおっちょこちょいなトコロがあり 家族もびっくりすることがあります 兄が何かしでかした時には どうか温かく見守ってください」

ご兄弟の仲の良さが垣間見えるプロフィール紹介ですね!

年表風プロフィール

年齢が20歳近く離れた新郎新婦さま。
自己紹介を項目ではなく年表風に紹介していました。

小さい頃の写真とともに、その時の思い出や流行っていたことを紹介。
年の差があったため、写真のテイストも違えば、流行りも大きく違っていたので、ゲストはとても興味深くみていました。

相関図で家族全員を紹介

ご親族だけの家族婚を挙げた新郎新婦さま。
家族紹介を兼ねて家族全員が載っている『家族相関図』を載せていました。

自身のプロフィールだけではなく、ご両親やご兄弟、そして愛犬を写真ととも人柄も紹介!
ご家族の仲の良さが伝わる温かいプロフィールでしたよ。

まとめ

  • 席次表プロフィールの役割は自己紹介&結婚相手の紹介
  • 理想のプロフィールは腹八分目のボリューム&簡潔
  • 招待状と同じく忌み言葉はNG!文字の色は濃い黒が基本
  • プロフィールの作成は自分たちが答えやすい項目を10個選べばいい
  • オリジナリティをだすなら兄弟コメントや年表風、相関図など先輩カップルを参考に!

難しく考えると手が止まってしまうかもしれません。
そんなときは、まずは難しく考えず項目を10個選び”試し”に作成してみてください。そこから徐々にブラッシュアップしていくと簡単に作成できますよ。