筆ペンと招待状

みなさんこんにちは!
私はANCIE WEDDINGで取扱商品開拓を担当している田中です。

「スマホアプリを使うと字が綺麗に書ける!」という魔法のような話を聞いたので、今回は本当に綺麗な字で宛名が書けるか実際に検証していきたいと思います!

絶望的に下手な自分の字

まず冒頭に宣言させて頂きます。

私、田中、超絶に字が汚いです←

「田中」というもはや初歩と呼べるレベルの漢字でもうまく書けず、人に見せるために字を書くのはプレッシャー以外の何物でもありません。

とりあえずどんな字かおみせします。
今回は私田中の本名で書いてしまうとファンレターが届き過ぎて困ってしまうので(大嘘)、今回は山田太郎という名前で書きました。

その私が書いた字がこちら。

これを書くだけで手汗がナイアガラ。そして完全に恥晒し・・・もちろん本気で書いてます!

この字を携帯で撮影している自分を自分がぶん殴りたくなるレベルww

こんな私にうちの会社の社長から…

「田中君、誰でも宛名が綺麗に書けるスマホアプリがあるらしいよ」

やっと時代が私に追い付いてきたか←

これは試さない手はない!
全国の結婚式を控えた新郎新婦のみなさんの希望となるべく、期待を込めてそのスマホアプリを使って実際に書いていきますよ!

事前準備

それでは宛名書き準備をしていきましょう。

まずは無地の封筒を用意します。

続いてコンビニで筆ペンを購入しました。

宛名を手書きするときは筆ペンで書くことが基本的なマナーですよね?
字が汚い私にとって筆ペンは更にハードルが爆上がり…しかし、本番さながらでやらないと意味はないので、今回は筆ペンで書きます。

最後にアプリをインストール。
今回は、新郎新婦さまの間で有名な下記のアプリを使いました。

透かして清書-綺麗な文字で宛名書き-

ダウンロード:透かして清書

アプリを使って字を綺麗に書く方法

字が綺麗に書けるアプリで、汚い字をどうやって綺麗にするの?

仕組みは非常に簡単。
スマホ上で綺麗に書かれた文字を封筒に透かして、上からなぞって書くだけというものです!

この画面の上に封筒を置いてなぞっていくわけですね。

タブレットを使って書いてみた

今回は封筒の宛名書きを試します。
画面が大きいタブレットの方が適していると思ったので、まずはタブレットを使いました。

不安定な場所で書くと字の汚さがMAXになるので、タブレットの広い面積を使って安定した平面で書いていきたいと思います。タブレットに表示させると実寸に近いサイズになるので、この上に封筒を置いていくわけですが…

えぇ?!(困惑) 文字が見えないやんけ!

タブレットの光量は最大です。
しかし、封筒をのせると二枚分の紙の厚さになるため文字を透かすことができませんでした。

・・・・以上(笑)

タブレットでは『字が綺麗になるアプリ』は使えないという結論に至りましたorz

なんやそれ・・・ワシの希望返して・・・

スマートフォンを使って書いてみた

タブレットで出鼻をくじかれたわけですが、スマートフォンがあります!

すると…

いける!いけるやんけ!

見事に綺麗な字が透けています。
後はこれをなぞっていけば良いわけですね、わかります!

試練①スマホが傾く

意気揚々に書き始めると、いきなり問題発生!

めっちゃズレるやんけこれ

封筒の中にいれたスマホは固定できないため簡単に傾きます。
試行錯誤してみたものの封筒の中にいれたスマホを固定するのは意外と大変でした。

試練②スマホ画面が変わる

さらに緊急事態発生!

消えた(絶望)

封筒にスマホをいれて書こうとすると、スマホに触れた衝撃で思わぬ動作をします。突然、別の画面に切り替わってしまい、途中まで書きかけていても問答無用。さらに、表示を戻して再開すると最初に書いた文字位置に再度調整する必要があります。

本当にいけるのか、オイ!

この段階で相当な使いにくさを感じます。
と同時に、もはや綺麗に書ける気が全くしません(笑)

無料アプリなので文句もいえないですから、何とかこのまま進めていくことにします。

試練を乗り越え書き上げる

前述の通り、山あり谷ありの幾多の試練を乗り越え、ついに書き始めます!

まず山を乗り越えただけに『山』…

田中の『田』…

祝い事は濃く太く。

出来た?!
こ、これは・・・・

出来上がりの比較

まずアプリを使わずに書いた文字をもう一度みましょう。

↓アプリ未使用

そして、『文字が綺麗に書けるアプリ』を使って書いたものが、

アプリなしよりは綺麗だけど…

きっつ
これはアカンわ

なぜ上手く書けなかったのか?

透けた綺麗な文字をなぞることができますが『トメ・ハネ・ハライ』の筆使いができず、アプリを有効に活用できません。

加えて、スマホを封筒に入れていますので、上述の試練である通り、

  • とにかく不安定
  • 途中で画面が切り替わる

といったことに気を使いながら書かなくてはならず、真っすぐに線を引くだけでもS級難易度でした。。。

住所はスマホでも駄目

ちなみに、先程は宛名の氏名を書きましたが、住所でも試しました。

何も見えねぇ・・
希望さえも←

住所は文字が小さく透かしても全く見えません。
仮にアプリを使って名前は綺麗に書けたとしても、住所に関しては自力で書くしかないようです。そんな、いきなり谷に突き落とさないでくれよ。ライオンの子供じゃないよワシは…

結論、宛名書きは印刷がおすすめ

後日、このアプリを勧めてきた社長から、

「そういえばこの前教えたアプリどう?心なしか他の書類の字も綺麗になってるんじゃない?(絶対嘘)」

「社長、それは気のせいです」

そんな魔法みたいな話があるわけなかったんや…
結局、アプリで色々試してみたものの、全然うまく書けた気がしない。。。

<字に自信がない人への結論>
  • 筆耕依頼をする
  • 宛名印刷付き招待状を購入する

をおすすめします。
直筆でないと感謝の想いが出ないというのも理解できますが、汚い字で書くと気持ちが伝わるかどうか微妙なところ。また、結婚式の招待状は数十人の名前と住所を一人ひとり書くわけです。手書きである以上、何度も書き直しが発生することが予想され、書き直しをする度に費用がかさみます。

膨大な時間がかかる上に、費用もかさみ、さらにゲストへ気持ちが伝わらないとか絶望やん。。。

まとめ

自分の字に自信がない新郎新婦の希望となるべく本気でやってみたのですが、少なくとも封筒の宛名書きでは満足いくような綺麗な字は書けませんでした。

字に自信がない人は、

  • 宛名印刷込みの招待状を購入
  • 時間と費用に余裕があるなら筆耕サービス
がおすすめです。 これから宛名書きで招待状の封筒の宛名書きをしようと検討している方は、是非今回の私の体験で失敗したところを参考にして渡す方も貰う方も気持ちのいいものを作ってくださいね!

最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m

<後日談>
花嫁さまから「宛名書きが大変だった」という声を聞き、当社で調査したところ実は宛名が印刷で失礼だと感じるゲストは全体の2割程度であることが判明。

当時は社内で招待状サービスを準備しているときでした。
そこでアンシェウェディングの招待状では、オプションではなく”全て印刷込”で用意しました。もちろん宛名印刷なしでもご注文できますが、私たちとしては宛名印刷での購入をおすすめしています。