お祝いで人気の商品券。
一方、お返しとなると商品券を選ぶ人は非常に少なく、贈っていい相手は限定されます。
とはいえ商品券は
そこで今回は「商品券を内祝いで贈っていいかな?」と迷っている人へ注意点やマナーを紹介します。
結婚内祝いで商品券を選んだ人の割合
内祝いでは商品券は避けるのがマナーと言われています。
実際にアンシェウェディングが実施したアンケートでも、結婚内祝いで商品券を贈った人の割合は6.5%でした。
889名さまのアンケート結果
お返し品 | 選べるギフト | お菓子 | 食べ物(お菓子以外) | 日用品(タオルなど) | 食器類 | コスメ・雑貨 | 商品券 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
割合 | 37.1% | 19.3% | 7.9% | 11.6% | 7.5% | 2.5% | 6.5% | 7.5% |
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もっとも割合が高いのは選べるギフト。
カタログギフトやカードギフトは「金額はわからないけど好きな商品を選べる」という理由で圧倒的な人気です。
お相手別にみた商品券を贈る人の割合
商品券を贈った相手別にみると上司はわずか2.5%。
もっとも多かったのは家族ですが、それでも割合は10.5%でした。
親戚や友人でも特別に仲のいい人だけに商品券(amazonギフトカードや楽天ポイントギフトカードなども含む)を贈っている傾向が高いです。
続いては、結婚内祝いで商品券がマナー違反といわれる理由を説明するよ
なぜギフトに商品券は選ばれないの?
商品券の最大のメリットは現金の代わりとして利用できることです。
一方で、結婚内祝いの金額が明確にわかってしまう最大のデメリットもあります。
結婚内祝いで商品券を選ぶ人が少ない主な理由は3つです。
理由1 金額がわかる
お返しの相場は3分の1または2分の1です。
ある程度の相場はあるものの明確な線引はなく、人によって考え方や常識が違うため金額が容易にわかるのはデメリットです。
お品物だと正確な金額はわかりません。
調べない限りわからないですし、同じ商品でも購入場所で販売額は異なります。
理由2 お祝いを返されたと思う人がいる
金額のわかる商品券はお金とほとんど同じ。
そのため現金でお祝いをもらったら、現金でお返しをすることに……
人によっては「返金された(お金を返された)」と思う人も。また懐事情を考慮していると思われ不快に感じる人もいます。
理由3 地域によっては使いづらい
商品券をつかえる場所がない地域も。
仮に商品券を内祝いに選ぶなら、相手のお住いの地域を考慮した上で、贈ることが大切です。
上記の理由から、お返し相手のリクエストや気心の知れた仲で「商品券でも問題ない」と判断できない限り、内祝いに商品券は使いにくいのが実情です。
結婚内祝いの商品券の贈り方
商品券は実用性の高い贈り物である反面、どうしても冷たい印象になりがち。
マナーを守りつつも、感謝の気持ちを伝える工夫が大切です。
熨斗(のし)をつける
できるだけのしありが無難です。
のしとは、祝い事の贈答品に添える飾りで、あるのとないのとでは印象が変わります。
なお、商品券と品物をセットで贈るなら、商品券にのしをかけるのが一般的です。
お礼状やメッセージカードを付ける
感謝の気持ちを綴ったお礼状やメッセージカードは必須!
口頭だけでなく、あらためて文章にすると、より気持ちが伝わります。
定型文ではなく自分の言葉で書くのも大事。
関連記事にあるように です。
商品券を贈る相手を見極める
商品券は「この人なら大丈夫」という確信がある相手だけがオススメです。
家族や友達ならわかりやすいですが、 のが無難。なぜなら、あなたたちの評判は両親にも結婚相手にも影響があるからです。
結婚内祝いで贈れる商品券
最後にオススメの商品券を紹介します。
商品券ではマナー違反になりそうな相手には、商品券の替わりのアイテムをピックアップしました。ぜひ、参考にしてみてください。
商品券
実は商品券といっても種類は豊富。
種類によって相手の印象も変わるため、相手にあわせて選ぶのがオススメです。
商品券のかわりになる結婚内祝い
商品券は思わぬ誤解をうむリスクがあります。
しかし多くの人は「どうせなら好きなものを贈りたい」や「役立つものを贈りたい」という気持ちがあるからではないでしょうか?
こんな人向けに、以下では商品券のかわりとなるギフトを紹介します。
カードギフト
カードギフトは贈答用の商品券です。
持ち運びが楽で、コンパクトな点は商品券を同じ。商品券ほど自由に商品は選べませんが、数百から数千点もの商品を掲載しています。
- 金額の表示がない贈答用の商品券
- ネットから商品の申込みができる
- Webの特性を活かして季節のフルーツや流行っているアイテムが掲載されている
- メッセージや写真でオリジナルのカードもある
カタログギフト
内祝いの人気No1はカタログギフトです。
とくに親戚関係に選ぶひとが多くおり、インターネットができない人もハガキで申込みができます。
- 金額の表示がない贈答で最も人気のギフト
- 冊子だから雑誌感覚で楽しみながら商品を選べる
- グルメ専門や旅行専門などテーマを絞ったカタログギフトもある
お食事券や旅行券
商品によっては金額の表示がありません。
食事券なら高級レストランや料亭が販売、旅行券は旅行会社が販売しています。
- 選ぶ店舗によって高級感が伝わる
- 高額なお返しでも相場の金額でお返しができる
食事券は相手の住所の地域を選ぶことはもちろん、交通手段のチェック(交通の便がいいか?)も確認しましょう。
商品券+お品物のセット
絶対に商品券がいいならセットという方法も。
たとえば[商品券+今治タオル]や[商品券+地元の銘菓]など。とくに高額なお祝いなら商品券とお品物の組み合わせは便利です。
- お品物があるため「選んでくれた」と感じてもらえる
- 品数(2つ以上の商品)があるため、より豪華に感じる
- お品物によって特別感をだせる(たとえば子どもがいる家庭なら子ども向けアイテム)
組み合わせることで気持ちのこもったギフトに変わります。
おしゃれなレター付き
コンパクトでスマートなお返し
好きな商品が選べるギフトと、ゴディバや銀座千疋屋などのスイーツセットが大人気!オリジナルのレター付きでオリジナル感があるため、カタログギフトやカードギフトでもしっかり選んだ感があります。
1分で振り返り
この記事のまとめ
商品券は金額がわかることが最大のデメリット!
そのため「絶対に大丈夫」と思える人以外にはカタログギフトやカードギフトが無難です。かならず相手にあわせて内祝いギフトを選びましょう。