住民票を4つの方法で請求ができます。
市区町村の役所窓口はもちろんコンビニや郵送でも発行可能です。
以下で説明する内容を婚姻届の提出前に知っておけば「役所に二度も行くことになった」となりません!
婚姻届の提出前後でつかう住民票の活用シーン
婚姻届の提出前後で住民票をつかうシーンを説明します。
住民票が不要な新郎新婦さまもいるため、念のため確認をしておきましょう。
婚姻届の提出前
ただし婚姻届には住所を書く必要があり、ここでの住所とは住民票に登録されている住所を指しています。
つまり住民票に登録されている住所を”正確に”覚えていれば住民票は不要!
マンション名やアパート名は、間違える人が多いため以下に注意しましょう。
- カタカナなのに漢字で書いている
- 中黒(・)が抜けている
- ⅡやⅢなど号棟名が抜けている
婚姻届の提出後
婚姻届の提出後に住民票が必要になるのは、婚姻届の提出と同時に新居に住み始めた人のみ。
結婚(婚姻)のタイミングで引っ越しをした人は、運転免許証やクレジットカードなど です。
- 会社関係(通勤手当や税金、社会保険料に必要)
- マイナンバーカード(会社が手続きしてくれることもあります)
- 運転免許証
- パスポート
- クレジットカード
- 国家資格
- 自動車登録
婚姻届には新しい住所を書いた上で、転入届を提出しよう
住民票(住民票の写し)の取得方法
住民票の発行方法は4つあります。
取得方法によって必要書類や手続き内容が異なるため注意しましょう。
発行方法 | 発行時間 | 煩雑さ | 注意点 |
---|---|---|---|
役所窓口 | 早い | かんたん | 役所へ行く必要あり |
コンビニ | 早い | かんたん | マイナンバーカードが必要 |
代理人 | 早い | 少し複雑 | 委任状が必要 |
郵送 | 遅い | 複雑 | 追加書類が多い |
以下では各取得方法を説明します。
上記の特徴から、好みの方法で取得してみてください。
[役所の窓口] 住民票の取得方法
市区町村役場の特徴
- 当日中に発行してもらえる
- 住所地なら本籍や筆頭者の記載ができる
- 印鑑と身分証明書があれば発行できる
もっともオススメなのが役所窓口です。
戸籍謄本と違って住民票は、全国どこの役所でも取得可能。たとえば、勤務先近くの役所や駅近の行政サービスセンターや特別出張所でも発行できる市区町村もあります。
住所地以外の役所(広域交付住民票)は、本籍や筆頭者は記載されません。
役所の取得概要
窓口での取得方法は非常にかんたん!
身分証明書と印鑑、発行手数料をもって役所で申請すれば発行できます。
必要なもの
- 請求書(住民票の写し等交付申請書)
- 本人確認書類(運転免許証や保険証、パスポートなど)
- 印鑑(念のため持参がオススメ)
- 手数料(300円)
申請の流れ
- 役所で請求書をもらう
- 請求書を記入する
- 区民課市民課などの窓口に提出
- 当日中に受け取り
迷ったら窓口や受付で聞けばOK!
「住民票の写しが欲しいのですが」といえば、手順も案内してくれます。
住民票に本籍地や筆頭者を記載してもらう方法
住所地で発行してもらう住民票には、本籍や筆頭者、世帯主、続柄を記載できます。
しかし、申請時にチェックをいれないと記載されないため、必要な人は注意しましょう。
住民票の請求書は、役所により異なります。
以下のようにチェックを入れると本籍や筆頭者を記載してもらえます。
婚姻届には本籍や筆頭者、世帯主、続柄を記載する欄があるため、住民票に記載してもらえばスムーズに婚姻届を記入できます。
[コンビニ交付] 住民票の取得方法
コンビニ交付の特徴
- 役所に行く必要がない
- その場で発行できる
効率がよいため忙しい人にオススメ!
ただし、コンビニ発行には条件があるため、利用できない人もいます。
コンビニ交付ができるのはキオスク端末のあるコンビニのみです。
コンビニ請求の条件
マルチコピー機や専用端末で取得可能
コンビニでの証明書の取得には、以下のふたつの条件があります。
- マイナンバーカードを持っている(交付時の4桁のパスワードが必須)
- 住所地の市区町村がコンビニ交付サービスを提供している
コンビニ取得できるのは一部の市区町村のみ。
地方公共団体情報システム機構のサイトで、利用できるか確認できます。
キオスク端末やマルチコピー機のあるコンビニで発行できるよ
コンビニ交付の取得概要
全国で858市区町村が提供しています。
夜間や休日でも取得できるため、平日は仕事が休めないという人にもオススメです。
利用時間は6時30分~23時00分(12月29日~1月3日および保守点検日を除く)です。
必要なもの
- マイナンバーカード(交付時に設定した暗証番号の入力が必要)
- 手数料(自治体により異なりますが200円前後)
申請の流れ
- 条件確認
- コンビニで手続き(キオスク端末やマルチコピー機で操作)
- その場で発行
コンビニ交付の端末操作動画
内閣府の公式YouTubeで端末の操作方法の動画が用意されているため参考にしてみてください。
[代理人] 住民票の取得方法
代理人の特徴
- 窓口での手続き当日に発行できる
- 委任状が必要
- 同一世帯なら委任状なしでOK
同一世帯の人なら委任状は不要ですが、同じ住所でも世帯が異なれば委任状が必要になります。
代理人の取得概要
手続きは役所窓口でおこないます。
同一世帯の人が代理人なら、 なだけです。
必要なもの
- 請求書(住民票の写し等交付申請書)
- 本人確認書類(運転免許証や保険証、パスポートなど)
- 印鑑(念のため持参がオススメ)
- 委任状(同一世帯以外の人)
- 手数料(300円)
申請の流れ
- 役所で請求書をもらう
- 請求書を記入する
- 区民課市民課などの窓口に提出
- 当日中に受け取り
委任状の書き方
同一世帯以外の代理人は委任状が必要です。
委任状に書く内容は、主に以下の3つになります。
- 代理人の氏名と住所、生年月日
- 委任者(住民票が必要な本人)の氏名と住所、生年月日
- 委任内容(住民票の写しの枚数と記載項目)
役所のWebサイトにフォーマットがあります。
取得しに行く予定の役所Webサイトからダウンロードして書きましょう。
委任状の内容は役所によって違うこともあるため必ず役所Webサイトをチェックしてください。
[郵送請求] 住民票の取得方法
郵送請求の特徴
- 配達期間があるため時間がかかる
- 準備する書類が多い
- 役所にいかなくていい
もっとも時間がかかるのが郵送請求です。
さらに必要書類も多く面倒な方法ですが、役所に行かなくてよいメリットがあります。
郵送請求の取得概要
不備があると発行に時間がかかることも。
役所によって必要書類が異なる可能性もあるため、 しましょう。
必要なもの
- 住民票の写し請求書(記入済)
- 身分証明書のコピー
- 手数料(現金書留または定額小為替)
- 返信用封筒(宛先も記入)
- 返信用切手
申請の流れ
- 必要な書類を確認
- 役所Webサイトから請求書をダウンロードして印刷する
- [2]を記入する
- 記入済の請求書および必要書類を同封して役所へ郵送する
- 数日後にご自宅に郵送されます
定額小為替の買い方
郵便法で現金の郵送は禁止されています。
そのため住民票の手数料は、現金の代わりとなる定額小為替を用意しなければいけません。
販売場所は、ゆうちょ銀行または郵便局だけ。
コンビニ販売もないため役所に行く必要はありませんが、郵便局やゆうちょ銀行の窓口に行く必要があります。
戸籍謄本と一緒に請求が効率的!
婚姻届の提出先が本籍地以外なら戸籍謄本が必要です。
もし必要なら住民票と同じタイミングなら、二度手間にならず切手代も節約できます。
記事No.aw102
1分で振り返り
この記事のまとめ
マイナンバーカードがあれば何かと便利。
コンビニで取得できますし、その他の証明書取得にも役立ちます。もし作成がまだなら、この機会につくってみてください。