結婚式の『お車代』を用意するか?用意する場合は、どれぐらいの金額にするか?など迷いますよね。
そんな悩ましい結婚式の『お車代』を調査。
誰に用紙したか?やいくら用意したか?の他に先輩カップルの事例も紹介していきます。
主に以下のゲストにお渡しする謝礼金のことです。
- 挨拶や乾杯をしてくださる主賓
- 遠方から出席するゲスト
- 友人スピーチや余興、受付をお願いした同僚や友人
お車代アンケート
アンシェウェディングでは、結婚式を挙げたことのある男女153名に対して『お車代に関するアンケート』を実施いたしました。
調査方法 | インターネット独自調査 |
対象者 | 結婚式を実施した男女153名 |
調査期間 | 2018年8月1日~9月20日 |
お車代を用意しましたか?
お車代を用意しましたか?
用意した | 75%(126人) |
用意しなかった | 16.1%(27人) |
遠方ゲストはいなかった | 8.9%(15人) |
お車代を用意したカップルの割合は約75%、遠方ゲストがいなかった15名を除くと81%の新郎新婦がお車代を用意しています。
いくらの金額を用意しましたか?
Q.いくらの金額を用意しましたか?
ゲストごとに金額を変えた | 32.3%(40人) |
遠方ゲストに対して一律1万円 | 22.6%(28人) |
遠方ゲストの交通費・宿泊費の全額負担 | 15.3%(19人) |
遠方ゲストの交通費・宿泊費の半額負担 | 12.9%(16人) |
遠方ゲストに対して一律5千円 | 9.7%(12人) |
その他の金額で一律 | 7.3%(9人) |
ご覧いただくとわかるとおり様々なパターンで用意しています。
挨拶や乾杯などを依頼した主賓に対しては1~2万円、遠方ゲストに対しては交通費の半額~全額負担をするカップルが多いようです。
主賓へのお車代は1万円のカップルが多かったよ。
先輩カップルに聞いた!お車代の事例
お車代は挙式地から遠方ゲストの距離や、移動手段、ゲスト(友人・親族・上司など)などで、負担額の考え方が大きく異なります。
以下では、挙式をした先輩カップルの実際の『お車代』を紹介します。
※口コミで紹介する方の年齢は挙式日時点の年齢です
パターン1 :ゲストごとに金額を変えた
ゲストごとに金額を変えたと回答した新郎新婦さまは124名中40名(32.3%)でした。
仲人、新郎新婦の上司にあたるゲストには1万円ずつお渡ししました。友人や会社の同僚はなしでした。
rikaさん(27歳)
飛行機を使って来てくれた方に1~3万円ほど渡した。
happyさん(29歳)
福岡で挙式しました。大阪までに住んでいる人には1万円、それよりも遠方は2万円渡しました。
ayagさん(30歳)
友人に5,000円お渡ししました。親戚にはお渡ししませんでした。
おもちさん(26歳)
高速で車移動(隣県の県外)の家族に高速代の半額(3,000円)、新幹線移動の友人に一律10,000円、離島から高速船で移動の親戚に10,000円。
あかぱんさん(32歳)
会社関係に5,000円、親族に3,000円~10,000円距離に応じて変えました。
kanantyさん(26歳)
(式場は関東)友人:東海エリア5,000円、関西以西10,000円で親族にはなし。
笠さん(32歳)
新幹線を利用している人の場合、距離に応じて1人1万円から2万円ほど渡しました。
ポカリスエットさん(29歳)
会場が名古屋だったので、東京、九州からのゲストに1万円、親戚は交通費全額を渡しました。
muraさん(31歳)
神奈川で挙式をしたため、北関東から来た方:3,000円、関西、九州からきた方:5,000~7,000円、海外から来た方:30,000円を支払いました。
SSSSさん(27歳)
岐阜県在住ですが、呼んだ子によって値段を変えました。(東京→3万、岐阜→1万、京都→1万)
こえりさん(28歳)
親戚には渡さず、地方から来た友人には気持ち程度の5,000円。挨拶と乾杯をしてくれた上司には1万円。
まぁちゃんさん(22歳)
東北→関東に車乗り合わせで来た友人グループ運転手に3万円、県外から乗り合わせで来た友人グループ運転手に1万円
しょうたさん(32歳)
友人や恩師など、遠くから新幹線で結婚式に来てくれた人には2万円、ある程度近場だけど、新幹線で来てくれたゲストに1万円。
mukasikekkonsikiさん(27歳)
式場は、九州です。関東から九州の人は5万円。関西から九州の人は3万円。友人、上司関係なく一律です。
らまさん(24歳)
新郎側の親戚に新郎父が渡したため、金額は不明です。
まねきねこさん(30歳)
新幹線を利用して来てくださったゲストも多かったので、距離を考えて5,000円~10,000円程渡しました。あとは利用者にタクシーチケットも。
まきおさん(27歳)
宿泊費は式場からのサービスになっていたため、交通費の半額を渡しました。私より先に結婚式を挙げた友人はその際いただいた車代と同額を渡しました。
きなこさん(29歳)
- 香川県から来るゲストに1万円
- 宮城県から来るゲストに1万円
- 東京都から来るゲストに2万円
- 愛知県から来るゲストに1万円
- 石川県から来るゲストに2万円
- 千葉県から来るゲストに2万円
bumbunさん(24歳)
隣県の会社の上司に1万円ずつ。遠方の親戚に3万円ずつ。
マダムマダムさん(25歳)
- 遠方参加者全員
- 新潟~仙台間:2万円
- 郡山~仙台間:5,000円
- 首都圏~仙台間:1万円
よこさん(26歳)
神奈川で挙式をし、双方の実家のある北海道と静岡から多く参列していただいたためお車代を用意した。ゲストの状況によってではあるが、北海道→1万円、静岡→5千円を基本としてお渡しした。
ponさん(29歳)
大学時代の友人(同県内)=5,000円、上司(遠方から飛行機使用)=30,000円
アキさん(40歳)
ケース2 :一律の1万円
「一律1万円」と回答した新郎新婦さまは、124名中28名(22.6%)でした。
東京で挙式しましたが、東京・神奈川・千葉・埼玉以外の場所からくるゲストに一人1万円を渡しました。
ろくろさん(36歳)
実家がこちらではない人(新幹線を使う必要がある人)に渡しました。各1万円です。
ももさん(24歳)
嫁いだ先が私の地元からも元いた場所からも遠かったため、私側の全ゲストに1万円ずつ渡しました。
TTさん(28歳)
鹿児島で挙式をしました。大学時代の友人数名が東京からの出席のため、交通費として1万円わたしました。
ぎんぞうさん(31歳)
新幹線で来てくれた友人に足りないとは思うが10,000円渡しました。
親族は、両親が不要と言っていたので支払っていません。
カズさん(32歳)
県外のゲストに1万円渡しました。
つっきーさん(28歳)
東北地方で挙式したのですが、東北地方以外の方に1万円ずつお渡ししました。
まさたろうさん(25歳)
ケース3:全額負担をした新郎新婦さま
「全額負担した」と回答した新郎新婦は、124名中19名(15.3%)です。
海外からの友人が数名おりましたので、航空チケットをプレゼント致しました(彼らが包んでくれるご祝儀が比較的高額になることが想定できましたので)。
また、関西での結婚式だったのですが、関東から来てくれる友人には、商品券という形で3万円ずつお渡ししました。
ライオンまる子さん(22歳)
タクシーで来てくれた友達にタクシー代を全額お渡ししました。
さーちゃんさん(18歳)
飛行機に乗って来た親戚が何人かいました。航空券は、買う時期などで金額がマチマチなので、最も高そうなゲストに合わせて皆さんに1人50,000円をお渡ししました。
sakiさん(23歳)
特急列車・新幹線を使う友人・親族に実費以上のキリのいい金額
例:8千円の場合1万円など
メンさん(31歳)
大学等の友人は往復の交通費を渡しました。(1~4万円)親族は用意しませんでした。
カロリさん(28歳)
親族ゲストには交通費の全額。遠方出席の友人もいましたが、それぞれ時期が来ればお互い様という事で友人のおくるま代はなしにしました。
mm22さん(25歳)
双方の親・兄弟だけで結婚式を挙げました。自分の住んでるエリア(妻の出身地)で結婚式を挙げたため、両親と兄弟に往復の交通費(新幹線代)1人2万円を渡しました。
ヒロ55さん(32歳)
ケース4 :半額負担した新郎新婦さま
「半額負担した」と回答した新郎新婦さまは、124名中16名(12.9%)でした。
友人、親族を招待しましたが、全員県外からの参列者でした。片道分の交通費を現金で渡しました。
キョーコさん(25歳)
遠方から来られるゲストには交通費の約半額を渡し、県内から来て下さるゲストにはタクシー代として二千円を渡しました。
sakura3さん(24歳)
交通費の半額を出しました。
Yoshiy-大阪さん(28歳)
片道分の交通費を包みました。
飛行機の人には、正規料金の片道分。新幹線の人には、グリーン車乗車時の片道分。
メグさん(30歳)
新幹線で来られる方には片道代金を渡しました。
アイアイさん(31歳)
ゲスト全員。近辺のゲストはタクシーできた場合の金額半分。遠方のゲストは、電車(新幹線含む)費用の半分。
かもあらさん(36歳)
遠方の親戚には、車だろうが、新幹線だろうが、交通費の片道分でお渡ししました。友人たちは、二次会のパーティ型披露宴だったので、会費制としてお渡ししなかった。
はなおさん(26歳)
ケース5:一律の5千円
「一律5千円」と回答した新郎新婦さまは、124名中12名(9.7%)です。
関東以外から来てくれたゲストに5,000円渡しました。
hiwoさん(27歳)
福岡県で式を挙げたが、福岡県以外の都道府県から来た人、一律5,000円
chikunさん(22歳)
新幹線でくるくらいの遠さの人に電車代として現金5,000円
とよさん(30歳)
親族婚だったため、車でくる方に、1台あたり5,000円ほど渡しました。
Lilyさん(27歳)
他県から来る親族に5,000円ずつ渡しました。他県と言っても隣の県なので金額は少なめです。
ゆうぽんさん(27歳)
ケース6 :その他、一律ルールを設定
その他(一律5千円、一律一万円以外)の一律ルールを設定したと回答した新郎新婦さまは、124名中9名(7.3%)でした。
皆電車で1時間程で来れる人だったので、ゲスト全員に電車代として2,000円。
kisaoraさん(25歳)
妻(大阪出身)と私(仙台出身)で挙式は東京でした。ゲストは距離もバラバラで交通費もまちまちでしたが一律2万円を渡しました。
あくさん(25歳)
海外でしたので、来てくれる方全員に、お車代兼宿泊代として5万円ずつ渡しました。
メリアさん(29歳)
新幹線に乗ってくる方に2万円渡しました。
かなこさん(32歳)
お車代の相場やマナー
続いては、お車代のマナーを説明します。
相場の他に渡すタイミング、のし袋とポチ袋の使い分けなど参考にしてみてください。
お車代の相場
お車代に明確なルールはありません。
あくまでも新郎新婦さまの”お気持ち”として用意するのが『お車代』ですので、予算に加えて両家両親に相談をして決めましょう。
主賓 | 1万~2万円 |
受付 | 3千円~5千円 |
遠方ゲスト | 交通費の半額~全額 |
お車代を渡すタイミング
お車代を渡すタイミングは3つです。
受付担当者は他のゲストより早く集まるため、受付開始前で構いません。
タイミング | 渡す相手 | 特徴 |
---|---|---|
受付 | 遠方ゲスト | 受付の記帳時にわたすパターン。受付の方から渡すためゲストが受け取りやすい。 |
挙式後 | 主賓、乾杯の発声 | 挙式後の披露宴が始まるまでの空き時間。両親から日頃のお礼を兼ねて渡す。 |
披露宴中 | 主賓、乾杯の発声 | 披露宴中に両親がテーブルをまわってお酌をするタイミングで渡す |
披露宴後のお見送りで渡すパターンもありますが、他のゲストにみられてしまうためオススメしません。
新札を用意する
お車代は新札がマナーです。
ゲストがご祝儀を新札で用意することと同じく、事前に予定されていることに対しては折り目のない新札を用意します。
新札を用意することは「◯◯さんのために準備しておきました」という気持ちの表れです。
銀行や郵便局の窓口で新札に変えてもらえます。
金額で「のし袋」と「ポチ袋」を使い分ける
金額にあわせてふさわしい祝儀袋を用意します。
たとえば、飾りのある祝儀袋に数千円の金額では不釣り合いですし、ポチ袋に数万円のお車代も不釣り合い。また表書きと水引きにも注意しましょう。
表書き | 御礼、御車代、御車料(どれでもOK) |
水引き | 紅白結び切り・10本 |
友人や同僚への数千円のお車代は表書きを「ほんの気持ち」や「ありがとう」とする先輩カップルも多いです。
公平に用意する
お車代は必ず公平に用意します。
同じ条件のゲストであれば、お車代の金額は同じに。もしも金額が違うとゲストが「◯◯ちゃんはXX円なのに私はXX円…」と複雑な気持ちになります。
お車代を用意する前の準備
お車代をスムーズに、そして失礼のないように用意するために以下の3点を準備しておくと安心できます。
- リストを作成する
誰に、いくらのお車代を用意するかリストにします。
です。 - 想定金額を算出する
リストを作成すれば総額がわかります。遠方ゲストが多いと、お車代だけでもそれなりの金額に。予算管理上も重要で
です。 - 親族ゲストは両親へ確認する
があることも。まずは両親に確認をし、お車代が必要であるか、金額はいくらにするかを相談しましょう。
1分で振り返り
この記事のまとめ
基本的にはお車代は用意した方が無難です。
地域の相場もあるためご両親とウェディングプランナーさんに相談した上で、いつ誰にいくらのお車代を渡すか決めましょう。