ブライダル保険がいるかいらないかの判断基準

「ブライダル保険はいらない!」

このような極論もありますが…
多くの人が理解しているとおり、ブライダル保険の必要性は新郎新婦さまにより異なります

なぜなら結婚式の規模や経済状況、リスク許容度などを考慮すべきだから。
以下では5つの判断基準やメリット・デメリットを説明するので参考にしてみてください。

ブライダル保険に限らず、保険の重要事項説明は長文です。
読み込むには時間がかかるため、中立的な立場からブライダル保険の必要性を説明します。

ブライダル保険はいらない?5つの判断基準とは?

アンシェウェディングは保険の代理店です。
だからといって「絶対にブライダル保険に入るべきだ!」とは一切思っておりません

まずは加入するかの判断に役立つ5つの基準を説明します。

[判断基準1] 結婚式の総額費用

お金のかかる結婚式のイメージ

もっとも重要なのが結婚式の総額です。
高額であればあるほどリスクは高くなるため、経済状況やリスク許容など総合的な判断が必要になります。

ブライダル保険はキャンセル日に応じて補償額が変動します。
そのため総額費用が低いなら加入の必要度も低いです。

POINT

結婚式場との契約内容(中止やキャンセル規約、支払い条件など)も併せて確認をしてみてください。

[判断基準2] 経済状況

通帳と銀行印

貯蓄があり中止費用を支払っても経済的な負担が低いなら保険の必要度は低いです。
ポイントは仮に中止になっても、キャンセル後にあらためて結婚式ができる費用を捻出できるか?になります。

POINT

結婚式費用の支払いを御祝儀額を考慮しているなら保険加入を推奨します。
なぜなら仮に中止となった場合、御祝儀はないため全額を新郎新婦さまが負担しなければならないからです。

[判断基準3] リスクの許容

さまざまな保険のイメージ

ブライダル保険はリスクに備えるもの。
そのため中止によるキャンセル費用の支払いリスクを許容できるなら、保険加入の必要性は低いです。

保険で金銭的にトクをすることはありません。
仮に複数の保険に加入しても、補償額は上回って保険金が支払われることはありません

POINT

ライダル保険に限らず、生命保険や医療保険など「保険そのものを無駄」と考えている人には不向きです。

[判断基準4] 家族を含めた体調

両親と娘

ブライダル保険では新郎新婦さまの他にご家族も補償対象です。
既往症でも保険には加入できるため、新郎新婦さまを含めたご家族の体調が心配なら加入の価値はあります

なお、マタニティウェディングなら加入を推奨します。

注意点

補償対象のご家族はブライダル保険とプランによって異なります。

[判断基準5] 結婚式の開催時期

鮮やかなブーケをもつ花嫁さま

開催時期も判断規準のひとつです。
たとえば感染力の強いインフルエンザの流行時期は加入しておくと安心感があると思います。

ただし何でも補償対象とはなりません。
加入予定のブライダル保険の補償範囲を確認した上で、総合的に判断をしてみてください。もし悩むようなら両家両親への相談もオススメです。

関連記事

保険金が支払われるかは保険とプランにより異なります。補償されるケースとされないケースなど詳細は以下の記事も参考にしてみてください。

ブライダル保険のメリットとデメリット

続いてはブライダル保険のメリットとデメリットを紹介します。
メリットだけでなく、デメリットを知ることで納得して決断できると思います。

メリット
  • 安心感を得られる
    不慮の事故や病気など、予測不能なトラブルに備えられる。
  • もしものときの経済的リスク軽減
    高額なキャンセル費用や破損・汚損の修理費用を補償
デメリット
  • 返金はされない
    トラブルが起きなくても保険料は返金されない。
  • 保険の適用範囲が限定的
    すべてのトラブルが補償対象ではありません

ブライダル保険の加入は期限があります。
もし悩んでいるなら結婚式2ヶ月前までには結論をだすのが◎

POINT

実は「期限を過ぎて加入できなかった」という人は少なくありません。
感染症のニュースで不安になり、問い合わせをいただくことはありますが、期限を過ぎると加入できないのです。

誤解していませんか?ブライダル保険のよくある勘違い

上記ではブライダル保険加入の基準を説明しました。
最後に、SNSやブログなどで投稿されていた勘違いを説明するので、参考にしてみてください。

なお、すべてのブライダル保険に当てはまるわけではない点はご注意ください。

保険料が5万円~10万円ぐらいする

お金の計算

まったくのデタラメです。
ほとんどのブライダル保険で数千円から数万円の複数プランがあります。

POINT

プランは結婚式の総額にあわせて選ぶと◎
たとえば総額300万円なら補償限度額が300万以上のプランを選ぶと、万が一の負担がありません。

入院しか対応していない

ブライダル保険の補償対象

入院だけではありません。
医師の自宅待機指示やご不幸、さらにレンタルしたドレスや会場設備の汚損、ゲストの救急搬送なども結婚式当日のトラブルも対象です。

POINT

当たり前ですが自己申告だけではNG。
保険会社は不正を防ぐために、医師の診断書など条件があることは言うまでもありません。

コロナウイルスは対象外

インフルエンザで寝込む女性

コロナウイルスも補償対象です。
結婚式当日の自宅待機や入院も対象。一方で、新郎新婦さまが自主的に中止をしても補償対象とならない点は注意が必要です。

自主的な中止は不正請求のリスクもあり、コロナウイルスに限らずキャンセル料が補償されることはありません。

注意点

一部のブライダル保険は、コロナウイルス関連の補償額が減額されます。
アンシェウェディングが取り扱うブライダル保険はコロナでも補償額は変わりません。

結婚式当日のトラブルなんて発生しない

ウェディングドレスの裾

結婚式当日のトラブルは発生しています。
もっとも多いのがレンタル衣装で、次に救急搬送、最後に会場設備と続きます。

「トラブルなんて聞いたことない」という人は、そもそも結婚式に携わった件数が少ないだけ。
少ない情報や又聞きで判断しており、実際に2024年はレンタル衣装のトラブル件数が増加しています。

保険そのものを毛嫌いしている人もいます。
ひどい人になると「保険=詐欺」と決めつけていますが、実際に保険があったことで助かった人もいるので、判断基準を参考にしてみてください。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 5つの判断基準を元にして総合的に判断する
    • 結婚式の総額費用
    • 貯蓄などの経済状況
    • リスクの許容度
    • 家族を含めた体調
    • 結婚式の開催時期
  • ブライダル保険の最大のメリットは経済リスクの軽減
  • 一方で保険の適用範囲と掛け捨てのためトラブルが起きなければ返金はない
  • 迷ったときは新郎新婦さまだけでなく両家両親にも相談するといい
  • 保険を批判する人は理解していない人が多いので盲目にならず自分の基準で判断することが望ましい

何度もいうとおりブライダル保険の必要度は人によりけり。相互扶助という保険の仕組みを理解した上で、納得した決断ができることを願っています。