幹事代行業者とは?

幹事のやることは広範囲。
会場手配、お金管理、演出企画など想像を超える大変さです。そのため知人に依頼しづらかったり、仲が悪くなった新郎新婦さまも…

一方の幹事代行業者なら安心!
幹事経験数が多いため、そつなく幹事をこなしてくれます。以下では、幹事代行の依頼の流れや相場、比較ポイントを紹介します。

二次会の幹事代行業者とは?

幹事代行業者とは、結婚式二次会の事前準備から当日の進行までのすべてを代行してくれる会社です。

実績の多い会社だと数万件以上の二次会をしています。
以下では、まず幹事代行業者の特徴を紹介するので「どんなことをしてくれるの?」がわからない方はチェックしてみてください。

幹事代行のサービス範囲

代行内容は非常に広範囲です。
プランや代行業者により若干の違いはあるものの、一般的なプランでは大きくわけて5つあります。

事前サービス

二次会会場の様子

会場紹介から手配、会場事前確認、景品準備まで行う。
新郎新婦さまは、提供されるWeb招待状出欠席管理システム(※)から出欠席を確認し、出席者リスト作成します。

※Web招待状出欠席管理システムとは?
Web版の招待状でLINEやメールで送付。
ネット経由で出欠の返信をもらうと自動で出欠一覧が作成され、参加人数や参加者、男女比率などの確認ができます。

POINT

二次会当日までの打ち合わせは、すべてメールか電話対応が一般的です。

会場が決まってから

メールでのやり取り

当日の進行を確認しながら準備を進めます。
幹事代行業者とは電話やメールでのやりとりが基本です。

  • 景品の選択(※1)
  • 当日何を誰が持ち込むか(※2)
  • 事前に会場に何か届けるものの確認
  • 受付などの装飾(前日の夕方に新郎新婦さまで対応するか、当日二次会スタッフが対応するか)
  • オープニングムービーを流すのか
  • 乾杯の挨拶は誰か
  • 入場曲の指定があるか

(※1)景品の選択
景品は基本セットが決まってるが、内容の変更や追加は可能
ゲームの景品に『新郎新婦賞』を設けるカップルは多いため、景品の準備や前日までに会場に届いているかの確認をしてくれます。

(※2)当日何を誰が持ち込むか
披露宴の会場装花やウェルカムボードなどを二次会で使うケースは多い。新郎新婦さまは披露宴後に着替えや化粧直しで、二次会会場の装飾に間に合わない可能性大。披露宴と二次会に参加するゲストに代役をしてもらうと安心です。

二次会当日のサービス

二次会の受付の様子

新郎新婦さまと控室で挨拶をし、全員で当日の流れと注意事項の確認を行う。
司会の他に受付や音響などのスタッフ派遣までおこなってくれます。

  • 会場運営スタッフ派遣し受付対応
  • 司会・ゲーム進行
  • スナップ撮影
  • 音響BGM
  • プロジェクター操作
  • チェキ撮影、チェキアルバムの作成
  • 精算管理(受付終了後、スタッフ側で金額確認、金庫管理)
POINT

フォトグラファーのスキルはピンキリ。
スナップ撮影の写真をアルバムや年賀状に活用したいなら経歴確認がオススメです。

派遣スタッフ

二次会のスタッフ

ゲスト数と会場規模により派遣スタッフ数は異なります。
一般的には、合計3~4名のスタッフが派遣され対応してくれます。

一般的なスタッフ数
役割 人数
司会・ゲーム進行役 1名
受付・会場運営・音響ほか 3名

二次会終了後

二次会のチェキ

二次会終了後に精算を確認して解散
業者によっては、撮影したチェキアルバムを渡してくれます。また、スナップ撮影があった場合は後日データを納品してくれます。

注意点

一般的に幹事代行の費用はゲストの会費で支払います。
もし予定人数より参加人数が少ないと、新郎新婦さま負担で支払うことになるので注意しましょう。

幹事代行業者に依頼するメリットとデメリット

幹事代行のメリットとデメリット

メリットもあればデメリットもあります。
それぞれを比較し、自分たちにとっての良し悪しを判断してみてください。

メリット

  • 友人や同僚に依頼をしなくていい
  • 結婚式準備が忙しい中で、二次会準備の手間が減る
  • 幹事経験がなくても最低限の作業で二次会ができる
  • オリジナルゲームや種類が豊富で会場全体で盛り上がる
  • 自己負担額ゼロで二次会ができる(※)

※幹事代行業者や会場の大きさにより異なります。会費を低くして自分たちで負担することも可能です。

デメリット

  • お金がかかる(友人や同僚へのお礼より基本的に高い)
  • 当日まで司会進行役の話し方や雰囲気がわからない(芸人さんだと盛り上げが上手で新郎新婦さまの評価も高いが指名できない)

幹事代行業者を利用する新郎新婦さまの割合

※横にスクロールできます

項目名 友人 同僚 幹事代行 自分たち その他
割合 % % % % %

多くのカップルが友人や同僚に依頼しています。
そもそも幹事代行を知らない人が多かったり、高額なイメージをもつ新郎新婦さまが多いようです。

先輩カップルが代行業者に依頼をした理由

先輩新郎新婦

幹事代行業者に依頼をした主な理由は以下の3つです。

  • 無難にクオリティの高い二次会ができる
  • だれにお願いするか、何をしてもらうかなど悩まなくていい
  • 友達や同僚の時間を奪わなくていい(知人への依頼は気が引ける)
Check!

上記の他に「幹事と不仲になった知り合いがいたから」や「友人や同僚だと遠慮して言えない」という人もいました。

こんなカップルならおすすめ!

二次会のカップル

以下に該当するカップルなら幹事代行業者はおすすめです。

  • 共働きで残業が多い
  • 友人や同僚に負担をかけたくない
  • 結婚式や披露宴の準備だけでも忙しいと感じている
  • 企画力に自信がない
POINT

友人や同僚への依頼は代行業者のように丸投げはできません。
一方、代行業者なら新郎新婦さまは決断だけでOK。負担は最小で質の高い二次会ができます。

続いては実際に幹事代行業者に依頼する流れを説明するよ

幹事代行業者に依頼するときの流れ

まず申込みまでの流れを把握しましょう。
二次会準備にも時間がかかるため、流れがわかっていれば二次会予定日にあわせて予定が組めるはずです。

依頼の流れ

二次会の相談

  1. 無料相談の申し込み
  2. 店舗またはオンラインで相談
  3. 二次会代行業者より会場候補の提案、新郎新婦さまは会場見学
  4. 会場確定と申し込み
POINT

[1]の無料相談前に2~3社まで代行業者を絞り込んでおくと効率的です。

初回相談で確認しておくといいこと

二次会の料理

初回の無料相談は非常に重要です。
確認不足が原因で、想定よりも高くなったり、持ち込み料がかかることも。最低限、以下の8つを確認しましょう。

  • 結婚式場の近くで紹介できる会場があるか
  • 会場の規模(最大・最少人数の確認)
  • 会場にウェルカムスペースはあるか
  • 提供料理の種類
  • 会場ごとの見積金額
  • 追加料金が発生するもの
  • 初回来店時の成約でしか適用されないキャンペーンがあるか
  • キャンセル規定
POINT

「見積りより高くなった」や「希望の会場ではない」など、後悔の原因を最初に潰せます。

開催予定日の何ヶ月前がいいか?

二次会のスケジュール

理想は二次会予定日の4ヶ月前が◎
二次会代行スタッフの派遣や会場確保を考えると遅くても2ヵ月前です。

  • STEP1
    4ヶ月前
    業者を調べたり相談を始める。この時点で規模(何名の招待をするか?)を決めておくとよい。
  • STEP2
    3ヶ月前
    会場を決定。会場決定後は、進行や演出を決める。
  • STEP3
    2ヶ月前
    招待状の送付と出欠確認をする。ほぼ披露宴と同タイミングです。
  • STEP4
    1ヶ月前
    当日の備品搬入タイミング、最終人数の確定など細かい部分を確認する。
注意点

結婚式の多い春と秋は二次会の会場も抑えられています。
遅れると選択肢が少なくなるため、式場が決まったら二次会も早めに動くのが大切です。

幹事代行業者の料金システムと相場

同じ会場なのに支払額に差がつくことがあります。
相場を知った上で、割引のキャンペーンを活用しましょう。

基本的な料金形態

二次会の予算

幹事代行の料金≒二次会の費用です。
一般的な料金形態は以下の3種類で、幹事代行の企業により異なります。

  • 会場費+ゲスト一人あたりの基本料金
  • 基本料金+会場費+ゲスト一人あたりの基本料金
  • ゲスト一人あたりの基本料金+飲食費

※幹事代行には会場費や飲食、景品代なども含まれているのが一般的です

注意点

会場の規模によっては最低確保人数が設定されています。
たとえば、最低確保人数が40名なら、当日の参加ゲストが30名でも支払い額は40名分です。

幹事代行業者の相場

二次会の相場

相場は規模によって変わります。
あくまで目安ですが、ゲスト一人あたり8,000~10,000円前後です。

招待ゲスト数 金額の目安
30名 25万~40万円
50名 40万円~50万円
80名 65万~80万円

成約特典や閑散期は安くなる

二次会の閑散期

成約特典や時期によってキャンペーンを実施しています。
もし活用できるなら二次会の会費を安くできるため活用しましょう。

  • 冬や夏の期間

    結婚式と同じくブライダルの閑散期。
    幹事代行の業者によってはキャンペーンを実施しています。

  • 成約特典

    ゲスト数に応じた特典や前撮りなどの別サービスの申込みで無料オプションやギフト券がもらえます。

幹事代行業者を選ぶときの4つの比較ポイント

幹事代行を選ぶポイントは4つです。
A社では無料だけどB社では有料だったり、選べる会場数が異なるなど2社以上の比較がオススメです。

とくに仮見積に注意をしましょう!

サービス範囲

二次会の打ち合わせ

サービス範囲に大きな違いはありません。
ただし内容には差があるので、比較段階では当日のスタッフ人数は確認しておくのが◎

POINT

会場次第で金額が変わるメニューがあります。
たとえば、ケーキの大きさやドリンクの種類など。もし希望会場が決まっていれば聞いておくと安心です。

会場

二次会の会場

提携している会場数を確認しましょう。
会場数の多さ=選択肢の多さですし、実績が豊富ならスタッフが慣れている点も魅力のひとつ。また、会場使用料や新郎新婦さまの飲食代が無料になる会場をもつ業者もあります。

Check!

提携会場のない代行業者もあります。
このような業者は、新郎新婦さまにヒアリングをした上で、会場提案をしてくれます。

プランナーや司会者

二次会の司会

一般的に司会者の指名はできません
また無料相談や申込み後の担当者は、当日は二次会スタッフとして参加しません。

つまり二次会当日まで何もわからない状態。
そのため「どのような経歴の人が司会者にいるか?」や「いつ確定するか?」を確認しておくと安心できます。

Check!

司会者の経歴はさまざまです。
披露宴の司会経験があったり、あまり売れていない芸人さんというパターンもあります。

費用

二次会の見積もり

初回相談では仮見積を作成してくれます。
正確な金額算出のために、初回相談までに二次会の開催場所と参加想定人数を決めておくのがオススメです。

確認事項
  • 持ち込み料のかかる項目の確認
  • 追加料金となるオプションや項目の確認
  • 最低ランク以外での算出(最低ランクだと、お料理が少なかったり景品がしょぼかったり、結果的に見積りアップの要因になるため)
オプション料金の例
ケーキ入刀の演出 ケーキの大きさによって金額が発生する。たとえば、30名分で33,000円や45名で49,000円など。会場によって用意できるケーキの種類や金額は変わります。
衣装代 二次会代行業者からレンタルできます。結婚式や披露宴よりレンタル時間が短いため安いケースが多いです。
お見送り品(プチギフト) ほとんどのケースで新郎新婦さまが手配している。二次会代行業者だと1個あたり300円ほど。参加人数が多いなら節約に。
POINT

初回相談のみの成約特典を設定している企業があります。
比較なしで決めると不安に感じる人が多く、何がいいか?の判断ができないため、もっとも気になる幹事代行業者は、最後に相談しましょう。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 幹事代行業者は準備から当日までのすべてを対応してくれる
  • 友人や同僚に頼むより二次会代行業者の方が新郎新婦さまの負担は減る
  • 自己負担ゼロで二次会ができる幹事代行業者は多い
  • 共働きや結婚式準備で忙しいカップルなら代行業者はおすすめ
  • 幹事代行業者探しは二次会予定日の4ヶ月前から動くとスムーズ
  • 幹事代行業者の比較はサービス範囲と提携会場数、金額を確認する

二次会における幹事は司令塔です。
失敗したくないなら圧倒的な経験数の幹事代行業者はやっぱり安心。基本的に会費で支払うため、負担は少ないのもメリットです。