婚約指輪の代わりにプロポーズで選ばれるプレゼントとは？選び方の5つのヒント

最近は婚約指輪の代わりにプレゼントを選ぶ人も増えています。
ではプレゼントには、何を選んだらよいのでしょうか？

この記事では、これから結婚やプロポーズを控えている人向けに、婚約指輪事情や婚約指輪がいらない人の理由、プレゼントの予算を解説します。

人気の婚約記念品も紹介するので、婚約指輪や代わりのプレゼントを選ぶときの参考にしてみてください。

婚約指輪は必ずプレゼントするもの？

プロポーズの定番ともいえる婚約指輪は、必ずしもプレゼントしなくてもよいとされています。

以下では婚約指輪の由来と考え方を解説します。

婚約指輪の由来

男性から女性に贈られる婚約指輪（エンゲージリング）の歴史は、紀元前3世紀頃の古代ローマまで遡ります。

当時は鉄の輪が婚約の証でしたが、2世紀頃に金を用いた指輪になりました。

日本に婚約指輪の習慣が伝わったのは1950年代後半。
戦後の復興とともに西洋文化が取り入れられたときに、婚約指輪という文化も広がったそうです。

婚約指輪は日本古来の儀式ではなく、必ず贈るものというわけではありません。

最近の婚約指輪事情

婚約指輪の考え方は時代とともに変化しています。
アンシェウェディングが実施した婚約指輪の実態調査を少し紹介します。

婚約指輪を贈るのが王道だけど……

※スマートフォンは右にスクロールできます

婚約指輪の有無を調査したところ『あり』は53.8%。
ゼクシィ結婚トレンド調査（※）によると婚約記念品ありは70.5％でした。

ゼクシィの婚約記念品には指輪以外のアイテムも含みます。

婚約指輪がほしい派

婚約指輪がほしい女性の意見を聞くと……

「サプライズプロポーズで婚約指輪をもらうことに憧れていた」

「昔から贈られることが当たり前だと思っていた」

このような声が多くありました。
ただ女性は婚約指輪をプレゼントしてもらう側のため、自分からほしいと本音が言いづらいものです。

婚約指輪を用意する男性側としては『ケジメの意味合い』や『婚約指輪を贈ることに憧れていた』という声が多くありました。

婚約指輪がいらない派の理由

反対に、婚約指輪がいらない派では、金銭面を心配する人が多いです。
ここでは婚約指輪がいらない派の理由を解説します。

婚約指輪の代わりを選ぶカップルもいる

婚約記念品で婚約指輪の代わりを選ぶ理由はさまざま。

「ほかのものに予算を回してほしい」

「毎日身につけられる実用性のあるものがいい」

「婚約指輪に意味を感じない」

挙式、新婚旅行、引越しなどたくさんのお金がかかるため、金銭面を心配する女性が多いようです。

遠慮して「いらない」という女性もいます。
男性は、彼女の性格も考慮して、潜在的にほしい可能性にも注意しましょう。

婚約指輪の代わりで人気の婚約記念品

［婚約指輪なし＝なにもしない］では、気持ち的にもどかしさがあるかもしれません。
実は婚約指輪の代わりの婚約記念品を選ぶことで、婚約の証にするカップルは少なくありません。

近年、婚約記念品の多様化が進んでいます。
予算や希望に合わせて、普段使いできるものや、ペアのもの、新生活に役立つものが人気です。

ネックレス、ピアス、イヤリングなどのアクセサリー

以下では婚約指輪の代わりに選ばれる、人気の婚約記念品のアクセサリーを紹介します。

婚約指輪よりも日常使いしやすく、サプライズプロポーズにもぴったり。
人気のアクセサリーは、ネックレス、チョーカー、ピアス、イヤリング、イヤーカフス（イヤカフ）、ブレスレット、バングルなどがあげられます。

婚約指輪よりも日常使いしやすい

アクセサリーの魅力は、職場やプライベートでもつけやすく、日常的に使える点です。

婚約指輪はつける期間や場所を選びがち。
ピアスやネックレスであれば普段使いしやすいと人気を集めています。
また、気軽に買いづらいフォーマルにも使えるパールなど、高価なアクセサリーも「持っているといざという時に便利」と人気です。

サプライズプロポーズしやすい

男性側のメリットとして、ネックレスやピアスはサプライズプロポーズしやすい点が挙げられます。
婚約指輪は指のサイズを知らなければ贈ることが難しいですが、指輪以外のアクセサリーならサイズを気にせず選べます。

ペアでも使える腕時計

アクセサリー同様に腕時計も人気です。
腕時計は、場所を選ばず毎日使えて実用性が高く、女性だけでなく男女ペアで使えるメリットもあります。

毎日使えて実用性が高い

婚約指輪はダイヤモンドがあるため、つける場所やタイミングが限定されます。

一方の腕時計は毎日使えて実用性が高いのが魅力。
流行に左右されないデザインなら長く愛用できるアイテムといえます。

一生ものの高級時計を選ぶ人も多いです。
デザインも豊富で、かわいいものからエレガントなアイテムなど、ふたりで選ぶ楽しさも想い出になりますよ。

ペアで使える

腕時計を選ぶカップルは、ペアで使えることに魅力を感じている人が多いようです。

素敵なのが腕時計を贈る意味……
「これからの人生で同じ時を一緒に刻もう」という気持ちで、お揃いの時計をさりげなく毎日つけられます。

長い間一緒に身につけられるアイテムを探している人や、実用的でずっと大切にできる高級時計を探している人にぴったりでしょう。

結婚後に必要な家具家電

家具家電は、アクセサリーや腕時計など、身につけるものの次に人気の婚約指輪代わりのアイテムです。
ここでは、結婚後に必要な家具家電について解説します。

家具家電はそれなりの費用がかかる

新居に必要な家具家電をいっぺんに揃えると、まとまった費用がかかります。
女性の中には「婚約指輪の費用を、結婚した後に必要になる費用へ回した方が経済的」と、実用性を重視する人も多いです。

家具家電で人気なものは、タンス、ベッド、ソファ、テレビなど、長く愛用できるアイテム。
家具家電の全てにお金をかけるのではなく、その後、何年も「婚約記念に購入した」と愛用できるように、どれか1つのアイテムに絞って購入することをおすすめします。

家具のほかキッチンアイテムも人気

家具のほかには、気軽に購入しづらい高価なキッチンアイテムも人気です。
キッチンアイテムは、料理好きの人や、食べることが好きなカップルにおすすめです。

具体的には……

• ストウブ、バーミキュラ、ル・クルーゼなどのホーロー鍋
• バルミューダのオーブントースター
• 最新モデルのオーブンレンジやスチームオーブンレンジ

おふたりで相談して家事が楽になるものや、楽しくなるものを選ぶのがオススメです。

旅行や挙式費用にプラスする

婚約指輪の代わりになる記念は、モノに限りません。
ここでは、旅行や挙式費用にプラスするケースを紹介します。

モノではなくコトに使う

婚約指輪を購入しない代わりに、モノより思い出を選択するカップルもいます。
たとえば、婚約記念に豪華な旅行や高級レストランに出かけたり、結婚披露宴の費用にプラスして、より豪華な演出をしたりする方法です。

あるいは、海外へウェディングフォトに出かける、新婚旅行を豪華にアップデートするなど、2人で過ごす時間や思い出を婚約記念にする方法もあります。

婚約指輪の代わりのそのほかのプレゼント

婚約指輪の代わりのプレゼントはまだあります。
ここでは、そのほか人気があるプレゼントを紹介します。

結婚指輪をアップグレード

婚約指輪の予算を使って、結婚指輪にダイヤを埋め込むなどのアップグレードする人もいます。

中でも人気なのが指輪全周にダイヤモンドが入ったエタニティリング。
エタニティリングは、宝石が途切れずに並んでいることからエタニティ（永遠）と呼ばれ、『永遠の愛』という意味を持ちます。

地味すぎず派手すぎない、日常使いしやすいデザインが魅力で、婚約指輪と結婚指輪を兼ねて購入する人もいますよ。

フラワーギフト

プロポーズで婚約指輪を渡さないとしても、花のプレゼントを添える男性もおります。

プロポーズといえばバラが定番ですが、いろんな意味があるんです。

108本	結婚してください
赤いバラ	I love you
ピンク	愛の誓い

生花ではなく、ベルベット生地でできたアートフラワーや、プリザーブドフラワーなどのフラワーギフトもあります。
記念品として長く手元に置いておけると、女性からの支持が高いプレゼントです。

憧れの趣味のアイテム

婚約指輪の代わりに、普段は買えない憧れの趣味のアイテムを選ぶ方法もあります。
たとえば、ブランドバッグやロードバイク、ゴルフグッズなど、長く愛用できるプレゼントを選ぶ人もいます。

二人の共通の趣味のアイテムなら、一緒に使えることも魅力です。

婚約指輪の代わりにダイヤモンド

事前にダイヤモンドだけを購入し、プロポーズで渡す『ダイヤモンドプロポーズ』という方法もあります。

後日、女性と店に行きリングやデザインを決めてから、プレゼントしたダイヤモンドを加工する方法です。

メリットはサプライズを演出できること。
指輪のサイズを把握せずにプロポーズできる上、女性が好きなデザインを選べるメリットがあります。

婚約指輪の代わりのプレゼントの予算

アンシェウェディングの婚約指輪の実態調査では、全国の婚約指輪の購入金額は平均27.5万円でした。

給料3ヶ月分といわれた婚約指輪の相場。しかし
実際は『給料1.5カ月分』に変化しています。

※そもそも給料3ヶ月といっていたのはダイヤモンド会社のキャンペーンです

婚約指輪の代わりのプレゼントの予算は、婚約指輪より少し安めか同じくらいの予算が無難です。
極端に安いと『婚約の証』として考えれば、落胆させてしまう可能性もあります。

婚約指輪への考え方や年収によって予算も変わるので、選ぶプレゼントの正解・不正解はありません。
迷うときは、2人で相談して決めると安心です。