鮮やかな彩りや伝統文化を残す雅やかな美しさに魅了され「絶対に和装がいい!」や「和装も洋装もどちらも取り入れたい!」と考える花嫁さまも多いと思います。
とっても魅力のある和装を、より引き立ててくれるのが結婚式には欠かせない音楽です。
選曲のポイントはシーン別に選ぶこと。
今回の曲紹介は、 します。
入場
入場シーンでは曲を何分何秒から流すかもポイントのひとつ。
おすすめの使い方と共に紹介します。
組曲「NIPPON」/葉加瀬太郎
葉加瀬太郎さんのバイオリンと、日本を代表する和楽器奏者の東儀秀樹さんや上妻宏光さんが織りなす荘厳なイントロからスタート。
披露宴の始まりをドラマティックに演出!
バイオリン中心の曲調から中盤以降はシンセサイザーが加わってストーリー性がありますよ。新郎新婦さまがメインテーブルに着席する頃に合わせて曲も華やかなテンポに切り替わっているはずです。
乾杯(スタイリッシュさが際立つ2分20秒あたりから流すのがおすすめ)
change/MONKEY MAJIK×吉田兄弟
津軽三味線の兄弟ユニットとして有名な吉田兄弟の楽曲は、和装の結婚式で人気です!
とくに『Change』は人気のある楽曲。
同じく兄弟のツインボーカル『MONKEY MAJIK』とコラボし、力強い三味線の音色からスタートするクールで格好いいサウンドです。
三味線だけのイントロ部分は、ゲストに注目してもらうため、あえて入場はせず約1分あたりから「新郎新婦入場!」の声と共に入場が理想的なシチュエーション。
最初の1分が長く感じるなら、短いオープニングムービーを作ってもOK!
入場前に「5・4・3…」とカウントを表示すれば、間延び感がなく、さらに演出効果が狙えます。
お色直し退場、お色直し入場、退場
Only Time/Enya
挙式の厳かな雰囲気も残しつつも、華やかな入場シーンにぴったりなのがEnyaの代表曲でもある『Only Time』です。
歌声が入る15秒で、入場の扉を開くと曲調とマッチし“絵になる”入場シーンに。
繊細で透明感のある歌声は、白無垢での入場シーンにぴったりです。
文金高島田から洋髪にヘアチェンジをし、ワンポイントにヘッドフラワーをつけて大人スタイリッシュなコーディネートを合わせてみてくださいね。
お色直し入場(キャンドルサービス)、退場
乾杯
披露宴開始の合図となる乾杯シーン。
エネルギッシュな曲や年齢・性別を問わず誰もが知っている有名な曲がおすすめです。
RISING/吉田兄弟
ビールのCMで流れた吉田兄弟の『RISING』
曲の冒頭から三味線のエネルギッシュな音色で会場を盛り上げてくれます。
披露宴の幕開けを、力強くそして華やかに演出してくれ、和装での『乾杯』に人気があります。
入場、ケーキカット、鏡開き(華やかなシーンにおすすめ)
エトピリカ/葉加瀬太郎
誰もが一度は耳にしたことのある名曲。
結婚式の曲を選ぶときのポイントは、ゲストが聞き馴染みのある曲が鉄板!
年齢関係なくゲストに受け入れてもらいやすい代表曲。
バイオリンが奏でる透き通るような華やかな音色が、乾杯と共にこれから始まる結婚式に華を添えてくれます。
入場、退場(結婚式のメインシーンにおすすめ)
There Must Be Angel/東儀秀樹
※エレクトーン演奏
日本屈指の雅楽奏者である東儀秀樹さん。
雅楽の厳粛さを保ちつつ、シンセサイザーと組み合わせた現代的なアレンジは、和装の結婚式にぴったりな曲がたくさん!
とくにオススメの曲がユーリーズミックスのカバー曲『There Must Be Angel』。
伝統楽器を使いつつ、スタイリッシュさを感じさせてくれます。
花嫁さまは和装、新郎さまはクラシカルなタキシードなど和洋ミックスの衣装にもぴったりですよ!
ケーキカット、食事歓談
ケーキカット
結婚式が盛り上がるシーンでもあるケーキカット。
やはり気分があがるような曲がいいですよ。
Re…Japanesesque/DAISHI DANCE×吉田兄弟
ハウスミュージックDJ DAISHI DANCEと吉田兄弟のコラボレーション曲。
上海万博の日本産業館テーマ曲にも使われていました。
「ケーキカットを格好良くキメたい!」
こんな新郎新婦さまにおすすめ!
白無垢で日本の伝統美を残しつつ、洋髪にツヤ感のある真っ赤なリップでクールなコーディネートがよく似合いそう!
入場(約30秒後に始まる三味線に合わせて扉を開くのがおすすめです)
The Summer Wars/松本晃彦
映画『サマーウォーズ』のメインテーマ。
壮大でドラマティックなため、大きい披露宴会場にぴったりです。
席の遠いゲストにも、曲の力を借りてケーキカットの華やかさを伝えることができそう!
インパクトのあるイントロは、「ケーキ入刀です!」の司会者のコメントと共に、曲の冒頭から流すのがおすすめです。
入場、乾杯(盛り上げたいシーンにもおすすめ)
游/上妻宏光
躍動感のある三味線のソロでスタート。
ケーキカットを和装でスタイリッシュな雰囲気にしたい新郎新婦さまにオススメです。
曲の中盤では、伝統楽器である尺八がジャズっぽい仕上がりに。
全体的に流れるような曲調ですが、袴と色打ち掛けの衣装が、一層華やかに、そしてカッコイイ空気に包まれます。
「ファーストバイトはちょっと恥ずかしいからナシがいい」
こんな大人婚な新郎新婦さまにぴったり!
私が担当した結婚式で、音響スタッフが特におすすめしていたのがこの曲でした。
お色直し入場、退場
お色直し退場
雅やかな美しさ、鮮やかな彩りの和装。
和装姿で歩く花嫁さまを、より印象づけるような幻想的な曲がおすすめです。
高雅~メインテーマ/S.E.N.S.E
数多くのドラマや映画に楽曲提供をするインストゥルメンタルユニットS.E.N.S.Eが手がけたアニメ『源氏物語千年紀 Genji』のメインテーマです。
源氏物語の雅やかな世界観を表し、しっとりと、でも色鮮やかな日本の伝統を感じさせる一曲。
結婚式のBGMは、曲の雰囲気と衣装やヘアスタイルとのバランスが重要。
『高雅~メインテーマ』は、気品あふれる伝統婚礼衣装の白無垢姿のバックに流す曲としては本当にぴったりです。
入場(文金高島田と白無垢姿)
Asian/城之内ミサ
ゆったりと流れる琴の音色が、日本の四季の移ろいや柔らかな風をイメージさせる、しっとり大人っぽい雰囲気の曲です。
曲に合わせて一歩一歩、優雅にゆっくり歩く花嫁さまの姿を印象的にバックアップしてくれますよ。
お色直し入場、退場
Caribbean Blue/Enya
エンヤの楽曲は、結婚式では和装・洋装に問わず人気があります。
その中でも、とくに人気なのが『Caribbean Blue』。
神秘的な歌声と、幻想的な曲調でお色直しへと向かう新郎新婦さまを包み込んでくれます。
入場、退場
お色直し入場
お色直し入場は衣装にあわせるて曲を選ぶのがポイント。
また、小道具を使って、より印象づける工夫もできます。
Shutujin/Taku Takahashi
ドラマ『信長協奏曲』のメインテーマ曲。
m-floのTaku Takahashiさんがプロデュースを担当し、ギターのロックな響きと尺八や三味線など和の要素もミックスされ斬新な仕上がり。
「お色直し入場は、サプライズ入場でインパクトを残したい」
こんなカップルにおすすめです。
ショー的な要素を加えるなら番傘は必須!
花吹雪を散らすと、ゲストを惹きつける演出効果が期待できます。
ケーキカット、乾杯、入場
万讃歌/葉加瀬太郎
美しいバイオリンの音色と共に、オリエンタルな雰囲気を持つ葉加瀬太郎さんの『万讃歌』
豪華絢爛な色打ち掛けを着る花嫁さまの雰囲気に合っている曲です。
荘厳な曲調は、スポットを浴びながらゆっくり歩く新郎新婦さまを華やかに彩り、特別な演出はしなくても印象的なシーンを作ってくれます。
お色直し退場、入場、退場(ゲストの注目を浴びながらゆっくり歩くシーンにおすすめ)
Every time/Sweet Box
Sweet Boxの曲は、結婚式でもよく使われていますが、和装でダントツ人気の曲が『Every time』です。
人気の理由は…
バイオリンの音色でスタートし、約50秒からガラッと曲が変わるインパクト大なところ。
「新郎新婦入場です!」の声で扉を開いた瞬間の新郎新婦さまの艶やかな出で立ちに、必ずゲストから歓声が沸いていました!
花吹雪を使うと、よりドラマティックに作り込めます。
入場、退場(経験からいうと【お色直し入場】がどのシーンよりもぴったりです)
花嫁の手紙
披露宴最大の感動シーンといっても過言ではありません。
ストーリー性のある曲や、ゆったりした曲がおすすめです。
The Wedding Song/Kenny G
アメリカ出身のサックスプレーヤーKenny Gの『The Wedding Song』
サックスの優しい音色が特徴的。インストゥルメンタルでゆったりと穏やかに、そしてロマンティックな曲調は、花嫁の手紙をより感動シーンへと演出します。
「派手な入場シーンはあんまり…」という新郎新婦さまに入場のBGMとしてもおすすめしていた曲でもありました。
お色直し入場、お色直し退場、食事歓談、迎賓、送賓(多くのシーンで使いやすい曲です)
夢をはこぶ風/東儀秀樹
雅楽器とピアノが織りなすメロディーが、聞く人の心を穏やかにしてくれます。
ゆったりとしつつも美しい空間を演出したいときによく使われる曲です。
帰らざる日々/久石譲
ジブリアニメ『紅の豚』でも使われている曲です。
ゆったりとしたピアノソロから始まり、中盤からはトランペットやサックスが加わりジャジーな曲調に展開します。
ストーリー性があるため、小さい頃からこれまでの思い出を振り返る『花嫁の手紙』にぴったりです。
心が癒されるような美しい楽曲ですよね。
その他のおすすめシーン
食事歓談、送賓
お色直し入場(キャンドルサービス)
退場
披露宴の終わりを告げる退場曲。
どんな風に締めくくりたいか?で曲選びをするのがポイントです。
桜会/ゆず
ゆずは、結婚式でも人気ですが和装なら桜会!
大切な人への思いを綴られたバラードです。
「これからも これからも ずっと二人で いつまでも いつまでも あなたのそばに」
こんな結婚式にぴったりの歌詞が印象的。
インパクトのある民族楽器でスタートするこの曲は、結婚式を華やかに締めくくってくれますよ。
プロフィールビデオ、サプライズムービー
花/中孝介
美しい歌声が多くの人を魅了する中孝介さんの代表曲『花』
作曲は、森山直太郎さんが手掛けています。
おすすめの使い方
- イントロ部分のソロパートが終わり、
- 伴奏がスタートする30秒すぎから歩き出し、
- ゲストからの拍手を受けながら退場する
結婚式をドラマティックに締めくくりたい新郎新婦さまにぜひ使って欲しい曲です。
エンドロール、花嫁の手紙(感動シーンにおすすめです)