オルゴール

結婚式の演出として様々な楽曲が使用されますが、その中でもオルゴールでアレンジした曲は、いつの時代も変わらず人気が高いです。

新郎新婦にとって思い入れのある曲でも、お二人が式の雰囲気に合わないと判断し、BGMリストから外してしまう場合があります。

そんな時は諦めずその曲のオルゴールバージョンを探して提案し、実際に使用したケースも多々あります。

オルゴールの音色および周波数は科学的にも人間の脳に癒しの効果があることが実証されています。

そんな優しい音色が魅力的なオルゴールバージョンの式にふさわしい曲をご紹介いたします。

邦楽

小田和正「言葉にできない」

1982年、オフコースのシングルとして発売されたナンバー。CMや映画など数々の挿入歌として使われました。

シンプルでしっとりとした楽曲に感動的なフレーズが散りばめられた歌はとても感動的で発売以降、現在に至るまで結婚式のBGMとしても多く使われ、定番の曲となっています。

特にオルゴールバージョンは新郎のスピーチや新婦からの感謝の手紙の際によく使われています。場の雰囲気をさらに盛り上げ、なおかつ進行の妨げにならない演出としてオルゴールのメロディーはとても効果的です。

いきものがかり「ありがとう」

若者の人気も高い3人組音楽グループ、いきものがかりのバラードナンバー。

この曲は、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌に使われたということで、ご年配の方を始め幅広い世代からの知名度が高いです。

結婚式という場においてもその点が強みとなり、実際にここ最近の定番曲となってきています。

幅広い層から親しまれているこのナンバーはオルゴールバージョンも人気が高く、その優しい音色が会場をより一層の感動的な雰囲気に包んでくれます。

福山雅治「家族になろうよ」

幅広い層から人気の高い福山雅治のバラードナンバー。
曲のタイトルや詞の内容はもとより、結婚情報誌「ゼクシィ」のCMソングとして使われた経緯などからウェディングとの親和性もとても高い曲です。

それゆえオリジナルバージョンに限らず、このオルゴールバージョンも大変人気が高く、とても感動的な雰囲気を演出するために活躍しています。

また、福山雅治の持ついつまでも変わらない爽やかさや誠実なイメージがこの曲にもリンクし、結婚式という場においてもゲストを始め、聴く人にそういった印象を与えていることがうかがえます。

洋楽

Minnie Riperton 「Lovin' You」

誰もが一度はそのメロディーを耳にしたことがある、ミニー・リパートンの名曲です。

長い時代を経ても色あせない完成度の高さから数多くのアーティストがカバーし親しまれてきました。

結婚式においてもオリジナルバージョンを始めジャネット・ケイや国内ではMISIAなどが歌うカバーバージョンも多く使われています。

またその人気の高さからオルゴールバージョンもあり、やはり結婚式という場でも大変人気の高い一曲になっています。

優しくゆったりとした旋律がオルゴールの音色に乗り、会場内に静かな感動を運んでくれます。

James Blunt「You're Beautiful」

イギリス出身の男性ソロシンガー、ジェームス・ブラントの感動的なラブソング。

オリジナルバージョンはアコースティックギターを中心としたロックなバラードですが、メロディーラインのキャッチーな印象やポテンシャルの高さから、オルゴールの音色でも十分に表現されています。

オルゴールバージョンは基本的に歌のメロディーラインが全体の曲構成になることが多いので、よりダイレクトに曲の持つメロディーの美しさが伝わるのが魅力の一つです。

Bette Midler「The Rose」

ドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌として使われたアメリカ出身のベット・ミドラーのバラード曲。

切なく叙情的な歌の旋律はオルゴールの音色との相性も良く、オリジナルバージョンに勝るとも劣らない仕上がりです。

結婚式のBGMとして長年親しまれてきましたが、上記のドラマの主題歌として使われたことでそれ以降更なる人気に火が付き、現在ではすっかり結婚式の定番BGMとなりました。

このオルゴールバージョンも同じく人気が高く、式を彩る演出曲として活躍しています。

クラシック

フリッツ・クライスラー「愛の喜び」

クラシック曲、「愛の喜び」のオルゴールバージョンです。
ヴァイオリンを軸とした原曲の明るく小気味よい印象とは一転、優しくゆったりとした雰囲気になっています。

式での歓談のひととき等、和やかな雰囲気に花を添えたい時には、サブ的なBGMとしてうってつけの一曲です。

オルゴールバージョンになったことで、より一層さりげなく、また、場のムードを壊すことなく優しく彩ってくれる仕上がりになっています。

ドビュッシー「月の光」

ドビュッシーのピアノ曲「月の光」。
その魅力はなんといっても幻想的な旋律、結婚式という特別な空間にはピッタリです。

オリジナルバージョンの持つ幻想的な魅力はそのままに、オルゴールの音色に乗った旋律が奏でています。
式の演出曲として、両方のバージョンともに大変人気が高いのもうなずけます。

ヘンデル「私を泣かせてください」

歌劇「リナルド」の劇中歌として使われた曲です。
オペラの曲とあって、オリジナルバージョンはダイナミックで感動的ですが、オルゴールの音色に変わることで、感動はそのままに、そこに可愛らしさが加わった印象に。

また、この曲は必ずといっていいほどオルゴールバージョンが使われています。

曲に対する思い入れはあるけれど、原曲そのまま結婚式に使うのはちょっとという方も、オルゴールをはじめとした様々なバージョンを見つけてみるのもいいですね。

アラン・メンケン「美女と野獣」

ディズニー映画「美女と野獣」のテーマ曲です。
オーケストラサウンドに歌が乗った感動的な曲をオルゴールの音色に乗せ、優しく可愛らしい雰囲気に仕上がっています。

とても有名な曲なのでディズニーファンのみならず、幅広い層からの知名度も高い一曲です。
またスピーチや歓談、花嫁の手紙の際など、結婚式の様々なシーンで取り入れやすくオールマイティーな曲です。

結婚式の音響に携わってきた中で様々なシーンで使ってきました。オルゴールバージョンも同じくたくさんの式で使いディズニー映画の持つ影響力を感じたのを覚えています。