結婚式の引き出物で7割のカップルが選ぶカタログギフト。
カタログギフトの最大のメリットは、貰ったゲストが好きな商品を選べることです。
しかし、受け取るゲストによっては、好きな商品を選べるというメリットを上回るデメリットがあります。
カタログギフトはデメリットを認識して購入する必要がある商品といえます。
今回はカタログギフトのメリットとデメリットを紹介いたします。
カタログギフトのメリット
カタログギフトのメリットは3つあります。
- ゲストに好きな商品を選んでもらえる
- 重くなく、かさばらないため持ち帰りが楽
- スマートに贈り分けができる
一つ一つについて詳しく説明をいたします。
好きな商品を選んでもらえる
あなたは引き出物に限らずギフト(プレゼント)を選ぶときに、どのようなことを考えるでしょうか?
例えば、彼氏や彼女の誕生日プレゼントを選ぶことを想像してみましょう。
「何を渡したら喜んでもらえるか?」
多くの方が相手に喜んで欲しいという気持ちでプレゼントを探すのではないでしょうか?
彼氏や彼女のような身近な存在の人であれば、相手が喜ぶプレゼントを選ぶことができる人も多いでしょう。
しかし、結婚式ではどうでしょうか?
ゲスト全員の趣味嗜好までは知らないという方が大半だと思います。
本当に喜んでもらえる商品を選ぶことは容易ではありません。
しかも、決まった予算内で選ぶとなるとなおさら難しくなります。
カタログギフトは様々なジャンルの商品が掲載されています。
そのためカタログギフトは趣味嗜好を把握する必要がないのです。
カタログギフトを受け取ったゲストは、様々なジャンルから自分が好きな商品を選べます。
何を贈ると喜んでもらえるか?が見当もつかないゲストへの引き出物として、カタログギフトは非常に便利です。
ゲストの持ち帰りが楽になる
カタログギフトは持ち運びに便利な商品です。
ファッション雑誌と同じぐらいのサイズで、重くなく、かさばることもありません。
カタログギフト以外の引き出物と比較をすると持ち運びの楽さは飛び抜けています。
食器やキッチン・調理器具などは重いですし、サイズも大きいです。
さらに、食器になると割れる心配もありますよね。
- 遠方から列席されるゲスト
- 二次会に参加するゲスト
このようなゲストは、重い引き出物を持ち歩かなければなりません。
遠方から列席し、宿泊をするゲストは、引き出物を郵送をする人も珍しくありません。
カタログギフトなら郵送の必要もなく旅行バッグに入ります。
最近では『引き出物の宅配サービス』を利用するカップルも増えています。
持ち運びが楽なカタログギフトや宅配サービスを利用することで「気が利く新郎新婦」という印象を与えます。
スマートに贈り分けができる
引き出物で常識となっているのが『贈り分け』です。
贈り分けとは、ゲストごとに引き出物の中身を変えること。
贈り分けをする理由は引き出物に金額差をつけるためです。
ゼクシィトレンド調査2019年によると84.1%が贈り分けをしています。(※)
※出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
贈り分けをすると引き出物の金額が高くなるにつれて引き出物のサイズも大きくなります。
例えば、引き出物に食器を選んだとしましょう。
友人や同僚 | 3,000円の食器2個セット |
---|---|
上司や親族 | 5,000円の食器4個セット |
贈り分けでは上記のようにご祝儀の金額によって中身を変更します。
すると、金額が大きくなるにつれて商品も大きく重くなり、形も変わります。
ここで考えておきたいのがゲストの心情です。
上司・親族の心情
「サイズが大きいし、重いから持って帰るのが大変だな」
友人や同僚の心情
(上司や親族の引き出物をみて)
「自分の引き出物より大きくみえるな(豪華にみえる)」
いかがでしょうか? 不快に思う人がでてくる可能性がありそうですよね?
その点でカタログギフトは金額が変わってもサイズは変わりません。
ゲストに無用な不快感を与えることなく、ご祝儀差による贈り分けができます。
つまり、カタログギフトはスマートな贈り分けができる引き出物といえますね。
以上がカタログギフトのメリットでした。
続いてカタログギフトのデメリットを紹介していきます。
カタログギフトのデメリット
様々なサイトでカタログギフトのメリットは紹介されていますね。
しかし、デメリットについては、詳しく解説がされておりません。
アンシェウェディングではメリットよりもデメリットをより詳しく説明をしていきます。 カタログギフトのデメリットは7つあります。
- 有効期限がある
- 交換を忘れるゲストがいる
- カタログギフトを知らないゲストがいる
- 気持ちが伝わりにくい
- 挙式後にクレームが発生する場合がある
- 購入価格にシステム料が含まれている
- 他のカップルの挙式とかぶりやすい
有効期限(未交換)
全てのカタログギフトには交換できる期限(有効期限)が定められています。
期限切れ後の交換はどうなるのでしょうか?
カタログギフト発行会社により対応は異なります。
- 交換対応をしない
- 交換対応する
- 有効期限後にカタログギフト会社が決めた商品を送る
カタログギフトの有効期限に関しては、新郎新婦さんからも頻繁に質問を頂きます。
交換期限はカタログギフトを選ぶ上で重要なポイント!
購入予定のカタログギフトの交換期限は必ずチェックしておきましょう。
交換を忘れる
カタログギフトの商品交換を忘れるゲストは非常に多いです。
後から気づいて交換するならまだ良いです。
中にはカタログギフトを紛失・捨てる人もいます。
せっかくの引き出物もこれでは意味がありません。
苦労して用意をしても、交換されなければカタログギフトの発行企業の利益になるだけになります。
極端に安いカタログギフトは注意してください。
ゲストによっては欲しいものが見つからずに交換しないという人も…
引き出物にカタログギフトを選ぶなら3600円以上をおすすめします。
カタログギフトを知らない人がいる
あなたはカタログギフトの交換方法についてご存知と思います。
カタログギフトの商品交換の流れは、
- 掲載されている商品を選ぶ
- WEBやハガキから交換をする
- 選んだ商品が届く
しかし、カタログギフトの交換方法が分からない人もいます。
特にご年配のゲストの方には注意が必要です。
最近のカタログギフトは単に商品を掲載するだけではありません。
イメージ写真を多く掲載し、雑誌のような構成になっているカタログギフトもあります。
カタログギフトを知らないゲストは、
「雑誌を貰った」や「料理本を貰った」と勘違いする人もいます。
冗談だと思うかもしれませんが、このようなゲストが本当にいるのです。
カタログギフトを知らないゲストにとっては、失礼な引き出物になる可能性があります。
気持ちが伝わりにくい
引き出物のようなギフトやプレゼントは『品物だけでなく”気持ち”を届ける』ことが全世界共通の考え方です。
- 普段の何気ない会話から相手が欲しい商品を聞き出す
- 相手が欲しいと思えるような商品を想像して探す
- 相手に似合うと思うような商品を想像して探す
大切な人へ贈り物をするときには多くの方が上記のように探すでしょう。
受け取った方も、
- 品物を探す大変さ
- 細やかな気遣い
が感じられるため物よりも気持ちに対して喜んでもらえることが多いのです。
しかし、カタログギフトはどうでしょうか?
カタログギフトは「品物を探す」という行為が発生しません。
もちろんカタログギフトに決めるまでに、様々なことを考えたと思います。
しかし、受け取った方にしてみれば面倒だからカタログギフトにしたと思われることもあります。
カタログギフトは相手への想いや気遣いが伝わりにくい引き出物と言えます。
挙式後にクレームが発生する場合がある
カタログギフトは、ゲストが商品交換をして初めてギフトとして完結します。
商品交換の際は様々なトラブル要因が潜んでいます。
- 掲載商品の欠品や廃盤
- 交換商品の破損
- 指定納品日の遅延
このようなトラブルにあったゲストはカタログギフトが原因で不快な気分になります。
購入価格にシステム料が含まれる
ほとんどのカタログギフトでは「本体価格+システム料」という価格設定がされています。
あなたはシステム料をご存知でしょうか?
システム料とは、カタログの制作費用や商品の送料など商品代金以外に発生する費用のことです。
このシステム料の相場は800円前後になります。
仮にシステム料込で3,800円のカタログギフトを購入したとします。
内訳 | 内容 | 割合 |
---|---|---|
商品価格 | 3,000円 | 78.9% |
システム料 | 800円 | 21.1% |
新郎新婦が支払う費用のうち21%が商品以外の費用ということです。
システム料を考慮するとカタログギフトは少し割高な商品と言えます。
とはいえ「いらない商品を贈るよりカタログギフトが良い」と言うゲストが多いことは間違いありません。
かぶりやすい
カタログギフトは引き出物で最も人気があります。
しかし、結婚式の引き出物として発行されているカタログギフトの種類は5種類しかありません。
※引き出物以外のカタログギフトの種類は100種類以上といわれています。詳しくは「何が違う?カタログギフトの種類は100種類以上!」のページでご説明しております。
とにかく他の結婚式とかぶりやすいアイテムです。
いわゆる結婚適齢期の年齢になると友人も結婚式の引き出物で同一のカタログギフトを検討していることも少なくありません。
そのような場合には値段が分かってしまう可能性があります。
また、年間で何回も結婚式に列席するようなゲストは同じカタログギフトを何度ももらいます。
人気のカタログギフト=かぶりやすいカタログギフトと言い換えることができます。
カタログギフトのメリット・デメリットのまとめ
いかがでしょうか?
最後まで読むと「カタログギフトはやめようかな」と思うカップルも多いはずです。
しかし、デメリットを差し置いてもカタログギフトは引き出物で有力アイテムです。 やはりゲストが好きな商品を選べるという点は、ゲストにとっても嬉しいのですね。
カタログギフトを引き出物にするなら、
- 3,600円以上のカタログギフトがいい
- 有効期限が切れても交換に対応するメーカーの商品
- 人気よりも特徴のあるカタログギフトを選ぶ
もしもカタログギフトで迷われているなら、上記の3点をクリアするカタログギフトがおすすめです。
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