なぜ結婚式の見積りはあがる?アップさせない準備と対策

見積書

結婚式準備で多くのカップルが頭を抱える費用。

「結婚式の見積りは絶対にあがるらしい」

SNSが当たり前の現代では、ほとんどのカップルがご存知だと思います。

なぜ、結婚式の見積りはあがるのでしょうか?
そこには式場だけでなく、新郎新婦さまの問題もあるんです。そして、見積りがアップしない方法もあります。

見積りアップは結婚準備をすすめる中で必ずストレスとなります。
楽しく、気持ちよく、そしてお金で悩まずに結婚式準備をすすめるための秘訣を説明します。


結婚式の見積りは本当に上がる?

「結婚式の見積は上がるらしい」

これから結婚準備を始めるカップルなら耳にしたことがあるのではないでしょうか?

本当にあがるのか?どれぐらい上がるのか?を先輩カップルの実例を元に紹介します。

※見積り金額のデータについては『ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ』を元にしています

81.8%のカップルが見積りはあがった

「見積り金額よりあがった」と回答したカップルは81.8%でした。

見積り金額よりあがった 81.8%
変わらなかった 10.9%
見積り金額より下がった 6.1%

細かくデータをみると、地域によっても差があります。

日本地図

見積り金額よりあがった割合は、

  • 首都圏:87.4%(全国で最も高い)
  • 青森・秋田・岩手:66.7%(全国で最も低い)

首都圏は見積り額があがりやすい地域。また、式場タイプによっても若干の差がありました。

<式場タイプ別の見積りがあがった割合>

一般の結婚式場 90.9%
ホテル 89.5%
レストラン 76.9%
ゲストハウス 94.2%

上記は首都圏のデータですが、ゲストハウスは見積りアップしやすい式場タイプといえます。

地域・式場タイプで多少の差はあるものの、全体的にいえるのは結婚式の見積りはアップすることはデータからもあきらかです。

平均102万円あがったと回答

いくらあがったかをみていくと・・・

20万円未満 4.5%
20~40万円未満 12.9%
40~60万円未満 15.9%
60~80万円未満 6.7%
80~100万円未満 6.0%
100~120万円未満 23.9%
120~140万円未満 4.3%
140~160万円未満 8.5%
160~180万円未満 1.0%
180~200万円未満 0.9%
200~220万円未満 9.6%
220万円以上 5.8%

なんと平均102万円!!
普通の一般企業で見積りが、100万円もあがれば「はぁぁ?」となりますよね(笑)

100万円の札束

ボリュームゾーンは100~120万円で約24%。
なによりも驚くのが200万円以上もあがった人が、全体の約15%もいることです。

なぜ、当たり前のように見積りはあがるのでしょうか?
続いては見積りアップを防ぐために、まずは見積りアップする原因を説明します。式場だけに問題があると思っていませんか?

結婚式の見積があがる理由

結婚式の見積りがあがる主な理由は4つです。

  • 式場は安くみせたい
  • 新郎新婦さまが正しく比較できない
  • 新郎新婦さまのイメージが固まっていない
  • 両親の希望が追加される

それぞれの内容について説明していきます。

式場は安くみせたい

最大の原因は式場が安くみせているからです。
新郎新婦さまが要望を言わない限り、多くの式場で契約前の初回見積りは、

「結婚式はできるけど、誰がみてもケチってる」

ことが分かる見積りになっています。
簡単にいうと最低プランの見積書で、実際に打ち合わせを進めていくと、

「飲み物がビールとジュースしかない」
「お料理が寂しすぎる…」
「ドレスが古臭いデザインしかない」

などという問題が起こり、オプションの追加やグレードアップなどで見積りがアップするわけです。

これだけみると「式場は悪徳だ!」と思うかもしれません。しかし、必ずしも式場だけが悪いとも言い切れない事情があります。

それが新郎新婦さまが「正しい比較ができない」という点です。

新郎新婦さまが正しく比較できない

当たり前ですが、ほとんどの新郎新婦さまは結婚式の知識がありません。
そのため各式場の見積りをみても、正確に比較・判断ができないんです。

その結果『総額』ばかりを気にします。

「本当は可能な限り正確な見積りをだしたい」

と思っている式場もあります。
しかし、総額だけをみる人に対して、正確な見積りをだすと「高い!」と思われ成約しません

結果的に、できるだけ安くみせたアップありきの見積り書ができあがります。

ポイント見積を見るときには総額ではなく、項目ごとに細かくチェックしましょう。

  • 項目に含まれている内容
  • 各項目のオプションの種類
  • 実際に結婚式を挙げたひとの平均金額

比較が難しい理由は、項目名が式場によって異なることも原因。詳細見積りがあれば、他の式場と正確に比較ができます

新郎新婦さまのイメージが固まっていない

「とりあえずブライダルフェアに行ってみよう」

この考え方でブライダルフェアに参加すると、99%の確率で見積りはアップします。
なぜなら、新郎新婦さまも、プランナーさんも、ふたりの結婚式に何が必要かがわからないからです。

この状態で参加したときの見積書は必要最低限のプラン。

  • すべてのアイテムは最低ランク
  • 色やデザインなど選ぶことはできない

という内容で、とてもじゃないけど結婚式はできません。

ポイント新郎新婦おふたり自身が、結婚式に具体的なイメージがないと、リアルな見積作成はできません。
具体的な見積りを作るためには、ブライダルフェアに行く前に、最低でも以下の5項目を話し合っておきましょう。

  • 結婚式の希望日
  • 希望予算
  • ゲスト人数
  • 挙式スタイル
  • 興味のある演出

両親の希望が追加される

結婚式の見積は、新郎新婦さまも想定していないところでポンっと金額があがることがあります。

もっとも多いのが『ご両親からの要望』です。
おふたりの結婚式をだれよりも楽しみにしているご両親。

新郎新婦さまより結婚式への期待は大きいこともあります。

新婦さまがお色直しを希望していなくても、両親の希望で

「お願い!もう1着ドレス着てよ!」
「料理の金額が安すぎる!」
「引き出物は3品が常識だよ」

などの鶴の一声で追加になることは珍しくありません。

ポイントご両親の要望が多い3大アイテムがあります。

  • お料理
    家の格式=料理のランクと思う人も。事前にメニュー内容やランクを伝え、了承を得ておくのがオススメです。
  • 衣装
    新婦さまのお母様からの要望が多いのが衣装です。とくに和装は費用が高いため衣装の種類も確認を。
  • 引き出物
    地域によって品数や内容、相場が異なります。必ず両親への相談を!

上記の項目は事前に両親へ話をしておくと見積りアップを防げます。

ご覧いただいた通り見積書アップは式場だけが原因ではありません。
式場起因のものもありますが、新郎新婦さまとして、できることをすれば見積りアップを防ぐことは可能です。

見積りアップをさせないメリットは、

  • ケチではない賢い節約ができる
  • 結婚準備中にお金のことで喧嘩にならない(お金は喧嘩の原因や両家両親同士の不仲になりやすい)

という二つのメリットがあります。
最後に見積りアップをさせない4つの方法を説明します。

見積アップさせないための4つの方法

とくに効果があるのは契約前です。
しかし、契約後もできる内容もあるので、早めに対応してみてください。

打ち合わせの度に見積りを作り直す

打ち合わせは、少なくても4回あります。
しかし、打ち合わせのたびに見積を作ってくれるワケではありません。

<見積り作成例>

  • 1回目:式場を申し込む前
  • 2回目:2回目の打ち合わせ後
  • 3回目:最終打ち合わせ時

※費用支払のタイミングも上記と同じが一般的です

少ない場合は、上記のように3回だけ。

打ち合わせ中の女性

結婚式では打ち合わせのたびに内容を決めます。
つまり、オプションをつけたり、初期見積りから変更があると料金アップになるわけです。

都度見積りがないと・・・

最終見積りをみて驚愕!!
平均102万円もアップした見積書になっているんですね。

でも打ち合わせで決めた内容で、準備を進めているため、

「今さら変更したり、減らしたくない…」

と思ってしまいます。
気づいたらアップしていたを防ぐためにも、打ち合わせを行うたびに見積書を作ってもらいましょう。

なお、式場によっては断られることがあります。
その場合は、自分で見積を作っておくのがオススメです。

予算をかける優先順位を決めておく

お金をかければ豪勢に、自分たちの思うとおりの結婚式ができます。

そんなのは当たり前ですよね。
しかし、結婚式準備は限られた予算の中で、やりくりするのが普通なんです。

優先順位

そこで大事なのが優先順位を決めておくこと。

  1. 料理
  2. 衣装
  3. 装花
  4. 演出

など「何にお金をかけるべきか」を決めておくと、スムーズに見積の見直しができます。

「一生に一回の結婚式だし、まーいいかな」

夫婦生活も月々の給料で、やりくりしなければならないのに、こんな考えでは破綻します。

結婚式は夫婦生活の練習期間でもあるんです。

持ち込みと手作りを駆使する

契約前に交渉しておくべきことが”持ち込み”です。
契約後では持ち込み交渉ができないこともあり、契約前の人は必ず持ち込み交渉をしてください。

「もう契約しちゃったよ」

この場合でも持ち込みや手作りはできます。
ただし持ち込み料が必要なことが多いため、

式場価格:購入代金+持ち込み料

で比較をしましょう。
外部で購入すると式場より2~3割安くなるため、持ち込み料を支払っても節約できることもあります。

金銭感覚の麻痺に注意する

結婚式のアイテムは数万円単位。
そして「一生に一回の結婚式ですよ」という言葉が、ふたりに魔法にかけます。

お金

金銭感覚が麻痺しちゃうんです。
そして、金銭感覚の麻痺は見積をあげる原因になります。

挙式後に冷静に考えると、

「なんであれに10万円も払ったんだろう」

と思うカップルも少なくありません。

「一生に一回のことだし後悔したくないから、5,000円ぐらい上がってもいいよね」

という積み重ねが数十万円の見積アップにつながります。
前述の予算を掛ける優先順位を考慮しながら、数千円のアップだとしても本当に必要かどうかはふたりで相談しましょう。

まとめ

  • 見積り金額よりあがったと答えたカップルは81.8%
  • とくにゲストハウスは見積りアップしやすい
  • 平均アップ金額は約102万円
  • 見積りアップする原因は式場だけでなく新郎新婦さまにも原因がある
  • 新郎新婦さまにイメージが一切ないと初期見積りは最低プランになる
  • 正しく正確に比較をするために詳細見積りを提出してもらう
  • 見積りアップを防ぐことは賢い節約と喧嘩の原因を作らないメリットがある
  • 見積りアップをさせない方法は、打ち合わせの都度見積り作成・優先順位付け・持ち込み&手作り・金銭感覚の麻痺に注意すること

見積りアップを防ぐことは、結婚準備をスムーズにすすめる最大のポイントです。

後悔が残らないように何かと追加やランクアップをしてしまいがち。
しかし、限られた予算の中で、お二人で話し合いながら決めていく作業こそが、これから始める夫婦生活への第一歩となります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る