婚姻届の必要書類は3つだけでOK!戸籍謄本は?住民票は?

婚姻届の提出に必要な書類の基本は3つですが、ケースによっては追加で別の書類が必要になることもあります。

まずは基本となる必要書類を説明し、後半ではケース別に求められる書類および入手方法を説明します。

必要書類が不足すると不受理になるため注意しましょう

[基本の三種類]婚姻届提出時の必要書類

婚姻届の提出で必要な書類は、提出先や国籍・提出者・年齢によって異なります。

ただし以下の書類は、すべての人が必須です。

必須の書類
  • 婚姻届の原本(記入済の用紙)
  • 旧姓の印鑑(夫婦ふたり)
  • 本人確認ができるもの

成人したカップルが、本籍地の役所に提出するなら上記の書類だけで大丈夫だよ。

婚姻届の用紙(原本)

婚姻届

当然ですが記入済の婚姻届の用紙は必須
間違えてコピーした婚姻届を持参する人もいるので、記念用にコピーしたら注意しましょう。

コピーした婚姻届は受理されません。
また複写式の婚姻届の用紙もあるので、必ず原本を準備しましょう。

夫婦ふたりの旧姓の印鑑

婚姻届捨印

婚姻届の用紙に不備があっても、印鑑を持参すれば当日中に訂正・修正ができます。

軽微な記入ミスなら捨印で対応可能。
しかし、範囲を超えると当事者の修正が必要なため持参しましょう。

なお、証人の印鑑は不要です。

注意点

婚姻届に捺印した印鑑でなければなりません。

本人確認ができるもの

本人確認資料

本人確認だけは少し複雑かも。
運転免許証やマイナンバーカードを持っていくなら、とくに気にする必要はありません。

複雑な理由

平成20年以前、戸籍関係の本人確認ルールは緩く、事件に発展する事案がありました。たとえば、消費者金融からお金を借りることを目的に、他人が勝手に婚姻届や養子縁組届をするケースが相次いでいたのです。

簡単にいうと悪用を防ぐため本人確認が厳格化
本人確認ができるものは、ふたつのパターンにわかれます。

  • 単体で本人確認ができるもの
  • 他の資料と合わせて二点以上の資料が必要になるもの

以下では、それぞれのパターンに使える本人確認書の一部を紹介します。
なお、役所によっては原則として、顔写真が貼付されている書類の提示が求められます

単体で本人確認ができるもの

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • パスポート
  • 国又は地方公共団体の機関が発行した身分証明書
  • 教習資格認定証
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 在留カード又は特別永住者証明書

上記の身分証明書なら、ひとつあれば問題ないよ。

他の資料と合わせて二点以上の資料が必要になるもの

  • 写真付きでない住民基本台帳カード
  • 国民健康保険証
  • 健康保険証
  • 共済組合員証
  • 国民年金手帳
  • 戸籍謄本等の交付請求書に押印した印鑑に係る印鑑登録証明書
  • 学生証(注)
  • 社員証など法人が発行した写真付きの身分証明書(注)
  • 上記に挙げたもの以外で、国又は地方公共団体が発行した資格証明書のうち写真付きのもの(注)

(注)の書類は証明力が低いため、(注)の確認書がふたつでは本人確認書類として使えません。

社員証と資格証明書社員証&資格証明書の組み合わせはNG

社員証なら証明力が一段上の国民年金手帳や国民健康保険被保険者証などと組み合わせる必要があります。

役所によって違いあり

記載した書類以外にも本人確認ができるものはあります。
また役所によって異なる場合もあるため、提出先の役所Webサイトで必要書類の確認は必須です。

「婚姻届 本人確認 ○○(市区町村名)」で検索すれば提出先の本人確認書がわかるよ。

提出に必要ないけど記入時に役立つ住民票と戸籍謄本

婚姻届の住民票と戸籍謄本

住民票は提出時に必要ありません。
戸籍謄本は、本籍地以外の役所に提出する場合のみ提出が求められます。

どちらも必須書類ではありませんが、婚姻届を正確に記入する上で役立ちます。

婚姻届の記入時に役立つ書類
氏名 戸籍謄本に記載の氏名
住所 住民票の住所(住民登録をしているところ)

住民票と戸籍謄本で記載内容が違うことがあります。たとえば住民票は新漢字で戸籍謄本は旧漢字など……

婚姻届の提出日にこだわる人は、お金はかかりますが発行手続きをしておくと安心です。

住民票は300円、戸籍謄本は450円の手数料がかかるよ

ケース別の必要書類

続いてはケース別の必要書類を紹介します。
成人した日本国籍の新郎新婦さまで、ご本人たちが本籍地の役所に提出するなら必要なものは前述の3つだけです。

一方、追加で書類が必要なケースが以下の4つです。

追加で書類が必要なケース
  • 本籍地以外の役所に婚姻届を提出する
  • 代理人(新郎新婦さま以外)が婚姻届を提出する
  • 未成年者の婚姻
  • 外国籍の婚姻

以下では各ケースについて必要書類の説明をしていきます。

戸籍謄本(本籍地以外に提出)

必要書類:戸籍謄本

婚姻届の戸籍謄本

婚姻届の提出先が本籍地以外の人は戸籍謄本が必要です。
戸籍謄本は、本籍地のある市区町村役場の窓口で請求しますが、コンビニや郵送、代理人による請求も可能です。

<具体例>
男性の本籍地が横浜市で女性が札幌市。
提出先が横浜市だったら、女性だけが戸籍謄本の提出を求められます。(男性は本籍地へ提出となるため不要)

役所によっては発行から3ヶ月以内と期限を設定しています。
そのため婚姻届の提出日が決まったら、日程にあわせて請求手続きをしましょう。

なお、役所によっては戸籍抄本でもOK
ただ戸籍抄本は、戸籍謄本の一部を抜粋したもので、戸籍謄本を持参すれば間違いは起きません。

本人確認書(代理人が婚姻届を提出)

必要書類:代理人の本人確認書

運転免許証

婚姻する本人(夫婦となるもの)以外が提出する場合、提出者の本人確認書が必要です。

たとえば両親や兄弟に提出してもらうケースが該当。
代理人の提出に委任状は不要で、婚姻するふたりや証人の確認書類も不要です。

代理人による申請は不備があっても当日の修正対応ができないので注意しましょう。

同意書(未成年者の婚姻)

必要書類:父母の同意書

婚姻届の書き方『未成年者の婚姻』

男性は18歳、女性は16歳から婚姻できます。
ただし20歳未満の未成年者の婚姻には父母の同意書が必要です(※)。

未成年者の婚姻について
法改正により現在の未成年者は18歳に引き下げられ、同時に女性の婚姻年齢を18歳に引き上げ、男女の婚姻開始年齢を統一することとしています。令和4年4月1日より施行されます。

父母の同意書は、書面ではなく、婚姻届に記入をしても構いません。
【その他欄】に「○○○(未成年者の名前)の婚姻に同意します」と記入し署名押印します。

婚姻要件具備証明書(外国人の婚姻)

必要書類:婚姻要件具備証明書とその日本語訳、国籍のわかるもの(パスポートや国籍証明書など)、日本人の方の戸籍謄本

日本のパスポート

外国人が日本で結婚する場合、出身国の法律が定める婚姻の成立要件を満たす必要があります。
具体的には独身者を証明する婚姻要件具備証明書が必要です。

注意点

外国籍の人が婚姻する場合、必要書類が役所によって異なることも。できれば役所のカップルで窓口へいき、役所の担当者からアドバイスを受けるのがオススメです。

婚姻要件具備証明書の発行方法

フランス大使館

出身国の在日大使館や領事館で発行しています。
また日本語訳(本人が作成してもOK)も忘れないようにしてください。

ただし一部の国では制度がありません。
その場合は宣誓書や出生証明書、身分登録簿の写しなどが代わりの書類となります。

まずはあなたの出身国が婚姻要件具備証明書を発行しているか確認しよう

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 婚姻届は基本婚姻届原本と本人確認書類があればOK
  • 必要書類は提出先や国籍・提出者・年齢によって異なる
  • 住民票は提出不要だが確認の為に取得しよう
  • 本籍地以外で提出するときは戸籍謄本が必要
  • 代理人が婚姻届を提出する時は本人確認書が必要
  • 未成年の場合は父母の同意書もお忘れなく
  • 外国人の婚姻の場合は婚姻要件具備証明書の発行は要チェック

必要書類は再婚でも初婚でも変わりません。
また土日や祝日によって追加の書類は必要ありません。
一発で受理してもらえるよう事前に確認して準備しましょう。