結婚式の招待状をゲスト全員に手渡しすること難しく、手渡しするゲストと郵送するゲストで分けることが一般的です。
しかし、郵送と手渡しではマナーが異なります。
そこで今回は”郵送”で招待状を送るときの全てのポイントを余すことなく解説します。
- 封筒への封入方法
- 宛名書き
- 糊付けのコツ
などのマナーに加えて、
も紹介します。招待状の郵送の三大ポイント
まずは招待状の郵送で気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
基本的なことですので必ず抑えておきましょう。
お日柄は消印日が重要
一般的に招待状のお日柄を気にするなら『大安』や『友引』など縁起の良い日に送ります。
招待状は大安にだしてください。
ウェディングプランナーさんから、このように案内された新郎新婦さまも多いと思います。
大安や友引とは、暦注のひとつである六輝(六曜)の種類で、カレンダーに小さく記載されていますよね。
要するに、吉凶を表すもので”縁起のいい日”の判断材料になります。
- 大安(たいあん)
「大いに安し」で何事においても良い日とされ、結婚式に最も向いた日取り
- 友引(ともびき)
「友を引く」で吉事の場合は幸せのおすそ分けという意味
招待状では、大安や友引を消印日にするのが一般的です。スケジュールが厳しいなら先勝の午前中に投函がオススメです。
縁起が良い日は投函日ではなく消印日
招待状を郵送する場合、実は「大安の日にだす=縁起が良い」とはなりません。
結婚式の招待状における縁起の良い日は投函日ではなく消印日です。
消印とは日付のはいったスタンプのこと。
お日柄を気にするなら、消印の日付を大安や友引にする必要があります。消印は郵便局で押すため、自分でコントロールができません。
- 大安の23時にポストに投函
- 当日の取集時間を過ぎているため翌日に集収
- 消印日は大安の翌日
当然、大安になりません。
ポストへ投函するときは集収時間を確認し、できるかぎり早い時間帯に出すのがおすすめです。
料金別納郵便という選択肢
先輩花嫁さまの中でもトレンドの料金別納郵便。
結婚式の招待状のように、 な郵便局のサービスです。
料金別納郵便は切手を貼りません。
そのため消印がなく、大安や友引などの できます。
- 切手を貼る手間が省ける
- 好きにデザインができる(招待状がおしゃれに!)
- 差出状況の記録ができる
- 一括で料金の支払いができる
利用条件はありますが、ほとんどの新郎新婦さまは問題なく使えるはずです。
事前の結婚報告が必須
結婚式の招待状はいきなり送るものではありません。突然、結婚式の招待状が届いたら、びっくりしますよね。
また事前に結婚式日の予定を把握しておかないと、出欠確認が遅れてしまう心配もあります。
招待状発送前に、電話(友人ならLINEでも可)で結婚報告をし、招待状を送ることを伝えてから郵送するのがマナーです。
招待状の郵送には住所を聞く必要があるため、グループLINEは使わず個別にメッセージを送ろう。
切手の二枚貼はダメ
事前に重さを調べずに切手を購入すると料金不足になることがあります。
重さがオーバーしても不足分の切手を貼ればいいんじゃないの?
『ニ』は割り切れる数字で、別れを連想させるという理由で、年配の方は「縁起が悪い!」と思われることがあります。
招待状の切手は、事前に完成した招待状を1セットだけ郵便局に持ち込み料金確認後に購入しましょう。
最近は既に紹介した『料金別納郵便』を利用するカップルも増えています。
切手を貼る必要がなく、切手よりもオシャレなデザインで簡単にオリジナルの招待状ができるので検討してみてください。
招待状の郵送はポスト?窓口?
新郎新婦さまに聞くとポスト投函をする人も少なくないですが、 です。
ポスト投函より窓口が良い理由
ポストよりも窓口をオススメする理由は5つあります。
- 汚れる心配がない
- 雨で濡れることがない
- 料金不足になっても対応できる
- 回収時間によって翌日の消印になる
- イタズラの心配がない
とはいえ郵便局が遠かったり、発送がギリギリという場合はポスト投函でも問題はありません。
ポストに投函するときの注意点
注意することは以下の2点です。
- ポストの集収時間をチェックする
- 事前に招待状の重さを確認し切手を購入する
以下では具体的に理由を説明します。
ポストの集収時間
招待状のお日柄を気にされる場合、前述の通り消印日が重要です。 もし集収時間を過ぎると、ポストへの投函日は大安でも、消印日は赤口(しゃっこう)になるという事態に・・・
ちなみに、赤口は何をやってもうまくいかない日といわれています。
投函するポストに集収時間が記載されています。
仕事帰りなどに確認をし、集収時間に間に合うように投函すると希望の消印日のスタンプを押してもらえます。
※招待状のお日柄は気にしないという方は集収時間を気にする必要はありません
切手代金の確認
ほとんどの招待状は、定形郵便物で84円もしくは94円です。
アンシェウェディングの招待状は、上記の範囲内になるよう商品開発をしていますが、世の中にある全ての招待状が切手代まで考慮されているわけではありません。
また封入物の量でも金額は変わります。
レタースケールで調べる方法もありますが、もっとも安心できるのは郵便局の専用計量器で調べてもらうことです。
なぜなら自宅と郵便局で重さが違うということが起きるから。自宅と郵便局で重さが異なる理由は”湿気”です。
自宅で量るよりも郵便局だと重くなる傾向があるよ。料金の境界近い重さのときは(たとえば24gや49gなど)、郵便局の窓口で調べた方が安心だね。
土日も営業している郵便局
土日に開いている窓口は郵便局のホームページから調べることが可能です。
駐車場の有無もわかるので、お仕事の都合で土日しか行くことができない新郎新婦さまは調べてみてください。
- 郵便サービスから選ぶで、郵便窓口・土曜もしくは日曜・休日を選び、検索ボタンをクリックする
- 都道府県をクリックし地域を選びます。
- 店舗をクリックします
- 地図や営業時間が表示されます
郵送するときの招待状の作り方
最後に郵送するときの招待状の作り方をご紹介します。
のり付けのコツや封入方法が手渡しとは違うため作成前に確認をしておきましょう。
のり付けのコツ
封をする糊(のり)は『テープのり』がオススメ! スティックのりだと剥がれやすく、液体糊はつけ過ぎてブヨブヨになったり、何枚も作っていると汚くなることがあります。
その点で、テープのりは綺麗に使えます。
はじめは難しいかもしれませんが、すぐに慣れると思いますよ。
おすすめはコクヨのドットライナー。
100円均一でも売っていますが、大量の招待状を扱うなら使い心地もキレイさも違います。
軽い力でも、しっかりとテープがでてくれるので、テープのりにありがちな「途中で切れた」がなく引き直しの手間がかかりません。久しくテープのりを使っていない人は感動すら覚える使いやすさです。
封緘(ふうかん)シールが必須の理由
郵送する招待状には
。でも面倒だし、糊付けしてるからシール貼らなくてもいいよね?
残念ながらNGです!
封緘シールの役割は未開封のサインで、シールがないと「間違えて封をして再度ノリ付けされたのでは?」なんて疑念を持たれるかも・・・
なによりも受け取るゲストは違和感を感じます。
雨でも滲まない裏技
招待状の宛名書きはボールペンやサインペンではなく筆ペンですが、滲んだという声をみかけます。
上記のように滲んだ文字は例え綺麗な字でもなんか格好悪いですよね。
筆ペンには顔料インキと染料インキがあり、それぞれに特徴があります。
- 染料インキ
色合いや発色が綺麗
- 顔料インキ
染料インキに比べて耐光性が強く、乾くと水に流れない
染料インキだと綺麗な発色ですが、水に濡れるとにじむ欠点があります。
一方の染料インキは水に濡れても滲まないメリットがありますが、染料インキほど発色は美しくありません。
水や溶剤に溶けないものが顔料インキです。染料インキに比べると耐光性が強く、色あせしにくいのが特徴です。乾くと水に流れないため、顔料インキのペンで線を書いてから、顔彩や染料インキのペンで彩色をするなどしてお使いいただけます。
雨などによる滲みを防ぐ方法としてロウソクを使う方法もあります。
乾いたあとにロウソクで軽くこすると、ロウが水をはじいてくれます。念のためテストをしてから実践してくださいね。
封筒への入れ方
招待状の入れ方は手渡しと逆で、封筒と招待状を表向きで揃えます。
また横書きと縦書きで、入れ方は違うため以下を参考にしてみてください。
1分で振り返り
この記事のまとめ
今回は招待状の郵送について解説しました。
手渡しとは違ったルールやマナーがあるので、手渡しと郵送では作業日をわけて実施すると混乱なく進めることができます。