チョコバーム

バームクーヘンやケーキ、マカロンなど結婚式には欠かせない引き菓子。

引き菓子の購入場所は大きく分けると以下の4つがあります。

  • 式場のパンフレットやネットの引き出物ショップ
  • ホテルのオリジナル引き菓子
  • ゲストハウスのオリジナル引き菓子
  • 百貨店などデパ地下のスイーツ

今回はそれぞれの購入場所別に価格と品質についてまとめました。

引き菓子にお悩みの方は参考にしてみてください。

ひと目で分かる引き菓子の特徴

全商品が該当するとはいえませんが、各種類の価格と品質(味)を分かりやすくすると以下のようになります。

引き菓子の味と価格のポジショニングマップ

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

一般的な引き菓子の特徴

価格 安い
品質(味) 普通

一般的な引き菓子とは、用途が引き菓子に限定されているお菓子です。

  • 結婚式場で配られる引き菓子カタログ
  • ネットの引出物ショップで販売されている商品

このようなお菓子が『一般的な引き菓子』に該当します。

引き出物として安心して利用ができる

一般引き菓子の最大の特徴は用途が引き菓子に限定されている点です。

  • 賞味期限が長い
    式場に納品されてからゲストの方が自宅で食べるまでを想定し、賞味期限をある程度長めに設定されています。
  • 衝撃に強いパッケージで梱包されている
    式場から持ち帰りを想定し、移動時に引き菓子が崩れないようにパッケージが頑丈である。

つまり結婚式という特性を考えると”安心”して利用ができます。
また、品質(味)は、値段の割に美味しい商品が多いです。

コスパの高い引き菓子

実をいうと結婚式場が異なっても案内される引き菓子はほとんど同じです。

メジャーな引き菓子メーカーは国内に数社しかありません。
その数社が全国の結婚式の引き菓子を大量生産しています。

大量生産をすると食材の仕入、資材の仕入、製造などが効率的に回ります。
原材料の仕入れ価格や配送料が安くなるため値段の割に質の高い商品を作ることができます。

分かりやすくいえば『ユニクロ』のようなものですね!
値段の割には品質が高く、パッケージも可愛いのが一般引き菓子です。

ホテルのオリジナル引き菓子の特徴

価格 高い
品質(味) 美味しい
「当ホテルのオリジナル引き菓子です」

このような案内をされた引き菓子はホテル・オリジナルの引き菓子に該当します。

ホテル・オリジナル引き菓子は、一部のホテルを除けばプライベートブランドのことです。
つまり、ホテルが引き菓子を作っている訳ではありません。

お菓子メーカーが生産した引き菓子にホテルの名前を入れて販売しています。

価格が同じ商品は生産数で品質が決まる

一般的にお菓子の販売価格が同一なら生産数で品質の良し悪しが決まります

大量生産ができると生産効率が上がるため低い原価で高い品質を維持することが可能です。

引き菓子の品質

プライベートブランドの引き菓子も同様です。
年間の挙式数が少ない結婚式は、全国で購入される引き菓子に比べると極端に生産数が少なくなります。

  • 一般的なお菓子に比べて高価格
  • 極端に質が悪い商品(美味しくない)

このような引き菓子の可能性があります。

有名ホテルの引き菓子が美味しい理由

誰もが知るメジャーホテルのオリジナル引き菓子だと事情は異なります。

「ホテル名=不味い引き菓子」

このようなイメージがついたら致命的です。
引き菓子が美味しくない印象だけでなく、ホテル全体への影響があるのです。

そのため有名ホテルのオリジナル引き菓子は品質が保たれています。
ホテルのオリジナル引き菓子は品質を保つため、価格は高いものの美味しい引き菓子が多いです。

ゲストハウスのオリジナル引き菓子の特徴

価格 安い
品質(味) 美味しくない

最も注意しなければならない引き菓子がゲストハウスのオリジナル引き菓子です。

ゲストハウスは原価の低い引き菓子を「当式場のオリジナル引き菓子です」と販売しています。

一般の引き菓子に比べてゲストハウスのオリジナル引き菓子は生産数が少ないです。
また、利益重視のゲストハウスは原価を極限まで下げるため、当然ながら味も良くありません。

ゲストハウスはホテルと違って引き菓子の評判が致命的にならないという特徴があります。

なぜならゲストハウスは結婚式に特化した施設のためリピーターがいないのです。

プランナーも認める不味い引き菓子

以下はある結婚式場のプランナーの発言です。
プランナーさんの本音

ほとんどの新郎新婦さんが試食を希望されます。しかし、自社の引き菓子はパサパサで美味しくありません。
そのまま試食をしてもらうと困るので、調理場で生クリームを乗せて、コーヒーと一緒に試食をしてもらいます。また、味の比較をされないようにオリジナル商品以外は試食をさせません。

プランナーも認める不味い引き菓子がゲストハウスにはあります。 結婚式に特化した施設の引き菓子は要注意です。

ゲストハウスでも美味しい引き菓子はある

ゲストハウスの引き菓子は全部まずいというわけではありません。
私が知っている中では『株式会社ノバレーゼ』が運営する結婚式場の引き菓子は美味しいです。

ノバレーゼさんは数あるゲストハウス運営企業の中でも品質を売りに展開している式場で挙式費用も少し高めです。

品質が売りのためノバレーゼさんの引き菓子は専門のグループ会社が企画をしています。
そのため非常に品質の高い商品で、味も申し分ありません。

ゲストハウスの場合でもノバレーゼさんなら安心と言えるかも知れません。
もちろんノバレーゼさん以外でも品質の高い引き菓子を提供するゲストハウスもあります。

専門式場のオリジナル商品なら試食は必須です!
試食のときには生クリームに騙されないようにしましょう(笑)

デパ地下有名店の引き菓子の特徴

価格 高い
品質(味) 美味しい

「デパ地下のスイーツを引き菓子にしたい。」
このような新郎新婦も多いでしょうが、前提として基本的に”持込み”になります。

デパ地下の有名なお店は、どれも美味しいですよね!
その理由は、菓子メーカーが百貨店に出店し、ユーザーに直販をしているからにほかなりません。

直接ユーザーに販売する場合には、

  • 販売者へのマージンが不要で、その分お菓子の品質にコストをかけられる
  • 生産後すぐにお客様にわたせる(店頭渡し)為、賞味期限が短く鮮度が高い
このような理由から非常に美味しいお菓子を提供できるわけです。
実際にデパ地下グルメコーナーでは、爆発的な人気を誇るスイーツも少なくありません。

しかし、デパ地下スイーツが結婚式場で購入できるケースは稀です。

先輩カップルも「私の好きな○○のスイーツを引き菓子にしたい!」と思うのですが結婚式場からは案内されることはありません。

持ち込みを検討する新郎新婦もいますが、持ち込み料や賞味期限の短さから断念することが多くなります。

購入場所で異なる引き菓子の価格と品質のまとめ

  • 式場パンフやECショップの引き菓子はコスパが高い
  • ホテルオリジナルの引き菓子は価格は高いが味は美味しい
  • ゲストハウスオリジナルの引き菓子は美味しくない可能性が高い
  • デパ地下スイーツは持ち込みが前提となる

式場パンフやECショップはコスパが高いためメインの引き出物(記念品)を高くしたいときにおすすめです。

引き菓子にこだわるなら有名ホテルのオリジナルやデパ地下スイーツがいいですね。

ただし、有名ホテルで結婚式を挙げることが前提ですし、デパ地下スイーツは賞味期限などの問題をクリアする必要があります。