
結婚式を迎えることができるのも、これまで見守ってくれた家族や友人のおかげ。
このような気持ちを込めて『感謝』をテーマにした結婚式を作り上げてみませんか?
今回は、結婚式で取り入れることができる15通りの「ありがとう」の伝え方をご紹介させていただきます!
アイテムで伝える「ありがとう」
まずは最初に紹介するのはアイテムで伝える感謝の気持ちです。
アイテムを使えば、ダイレクトに感謝の気持ちを伝えることができます。
ウェディングロゴにTHANK YOUを
ウェディングロゴとは、ふたりの結婚式のためにオリジナルで作るロゴマークのこと。

ウェディングロゴは、招待状やメニューだけではなく、フラワーシャワーコーンなど演出アイテムに添えるだけで、グンッとオリジナル感がアップし、おしゃれに仕上がります。
デザインは自由に組み合わせが可能!
ふたりのイニシャルや結婚式の日付が人気ですが、感謝がテーマなら『THANK YOU』の文字をいれてはいかがでしょうか?

- 席札
- メニューカード
- プロフィールブック
などあらゆるアイテムにウェディングロゴを印刷すれば、ゲストはいつもどこかにお二人からの『ありがとう』を感じることができます。
引き出物にサンキューカードを添えて
『サンキューカード』とは、結婚式に出席してくださったお礼を伝えるために引き出物袋に同梱するカードのこと。
内容はというと、
- 結婚式へ出席してくださったことへのお礼
- 新居のご案内(住所だけではなく、地図を載せても!)
お二人や新居の写真を添えてもOK!
引き出物をもらってすぐには気付かず、自宅に帰って気づくゲストも多数おられます。ちょっとしたサプライズにも!
アンシェウェディングの引き出物宅配にも『のしカード』としてメッセージカードを無料サービスしています。
カードではなくタグを手作りする『サンキュータグ』も花嫁DIYとして人気のアイテム。
引き出物袋につけておくだけで、おしゃれな雰囲気にアレンジできます。
タグは、紙質やくくりつけるリボンの素材にもこだわって、センスアップを狙ってみてください!-->
挙式で伝える「ありがとう」

続いては挙式で伝える『感謝』を紹介します。
教会式でも、人前式でも、それぞれに感謝の気持ちを伝える方法があるんですよ。
ベールダウンに感謝の気持ちを込めて

一緒にいることが当たり前の、お母さん。
改まって「ありがとう」を伝えるのは、ちょっと恥ずかしい人も多いかもしれません。
そんな方にはベールダウンの演出で『今までありがとう』を伝えてみませんか?
花嫁支度の仕上げとして、お母さまからそっとベールを下ろしていただくベールダウンのタイミングは2パターンあります。
挙式入場時に

扉が開き、バージンロードを歩み出す前に行われるベールダウンは、ゲストが見守る中、家族の絆を感じられる儀式として人気の演出です。
涙するお母さまや花嫁さまを見て、思わずもらい泣きするゲストも…
挙式を感動的にスタートさせたい花嫁さまにはオススメのタイミングです。
控室にて

もうひとつが控室でのベールダウン。
花嫁さまのお支度部屋で、メイクやヘアセットを済ませ、ドレスに着替えた最後の仕上げとしてお母さまに来ていただきベールダウンをしていただきます。
お嫁に行く前の、貴重な家族だけの時間。
ウェディングドレスを着た花嫁さまをみるだけで、涙するご両親も多数おられました。
「すごく綺麗よ」「ありがとう」と家族みんなが涙する一瞬は”ご家族だけ”の忘れられない思い出の時間です。
人前式ならでは!感謝と誓いの言葉
決まったカタチがなく自由に進行を組める人前式。
オリジナリティを重視するカップルに人気の挙式スタイルです。
人前式で、ゲストに感謝の気持ちを伝えるなら、おすすめは誓いの言葉に『ありがとう』のキーワードを込める方法です。

- ここまで支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちを忘れることなく
- 皆さまに教えていただいた相手を思う『ありがとう』の気持ちを大切に」
など『感謝』や『ありがとう』のキーワードを入れてみてください。

人前式は、ゲストが二人の結婚の承認に。
だからこそ、あらためて“感謝の気持ちを大切にする”と誓うのも『感謝』がテーマの結婚式らしく印象的になりますよ。
挙式と披露宴の間に伝える「ありがとう」

最近の結婚式ではゲスト全員に挙式に参列していただくことも多いです。
そこで心配なことが挙式が終わってから披露宴が始まるまでの時間。
時間を持てあますことが多いからこそ、工夫して感謝の気持ちを表現してみませんか?
ウェルカムパーティーで感謝を

挙式の後、披露宴の前に行われるウェルカムパーティー。
ほとんどの結婚式では、新郎新婦さまは披露宴に向けてお支度部屋で待機ですが、せっかくならウェルカムパーティーにもおふたり一緒に参加してみませんか?
こんな風に一声かけつつ、挙式の感想をゲストと談笑しながら過ごすことで緊張もほぐれます。
ヘアチェンジなどで、花嫁さまが参加できないなら新郎さまだけの参加でもOK。
ゲストの様子などを写真に収めて、お支度部屋で待機している花嫁さまにも伝えてあげてくださいね!
エスコートカードでゲストにメッセージを
ゲストが自分のテーブルナンバーを確認するために、席次表変わりとして人気なのが『エスコートカード』です。
エスコートカードは、ゲスト全員分が必要になるので、一人ひとりメッセージを添えることができます。
ゲストが多い場合でも、一言だけでも、きっと喜ばれるはず。
自分宛のメッセージが書かれているだなんて、ゲストにはおもてなしの気持ちもしっかりと伝わりますよ!
披露宴で伝える「ありがとう」
披露宴では、さまざまな形で感謝の伝え方ができます。
入場シーンの代わりに感謝を
披露宴の入場シーンといえば、
「新郎新婦、ご入場です!」
のアナウンスと共に扉が開き、新郎新婦が入場するシーンですよね。
しかし、ゲスト一人ずつに感謝を伝えるなら、あえて入場シーンはせず新郎新婦さまが会場の入り口に立ち、ゲストを出迎えてみてはいかがでしょう?
「今日はありがとうね!」
「遠くから来てくれてありがとう!」
とゲスト一人ひとりに声をかけながら、お出迎えを。
ゲストと写真も撮りながら、リラックスムードの中はじまる披露宴はアットホームな空間になります。
ウェルカムスピーチで伝える感謝の気持ち

披露宴冒頭で必ずあるウェルカムスピーチ。
改めて『今日の結婚式を迎えることができたこと』への感謝の気持ちをゲストに伝える大切なタイミングです。
ウェルカムスピーチで伝えるポイントは、主に4つです。
- 今日出席してくださったことへのお礼
- 無事挙式を終えることができた報告
- 披露宴の趣旨(「お料理にこだわったので楽しんでいってください」「日頃の感謝の気持ちを伝えられたらと思います」など)
- 結びの言葉
たくさんの「ありがとう」の気持ちを込めてスピーチしてみてください。
きっとゲストにもその気持ちが届くはずです!
料理にこめる感謝の気持ち

年齢性別関係なく、結婚式に招待されたゲストが期待している『お料理』です。
感謝の気持ちを表すなら、料理で”おもてなし”を重視してみてはいかがでしょうか?
料理のクオリティにこだわる
お料理には誰しもがこだわりたいですよね。
しかし、お料理の費用は見積もりの中でも多くを占める部分です。
二千円のランクアップでも仮にゲストが60名なら12万円以上の見積りアップです。
予算的に難しいなら、
- メイン料理だけランクアップする
- 一品だけ追加する
など工夫ができる式場もあるため「予算が足りない」と諦めずにプランナーさんに相談してみください。
魅せる料理演出でゲストに楽しんでもらう

式場によっては、料理プランの中に演出が用意されていることがあります。
料理を味覚だけではなく、視覚からも楽しんでいただける演出はおすすめですよ。
<おすすめ演出>
- カービングサービス
メイン料理のローストビーフをゲストの目の前で切り分ける - フランベーサービス
会場内で炎を上げながらお肉を香り付けする
料理を通してゲストをおもてなしするのであれば、料理に関わる演出にもこだわってみてくださいね。
デザートブッフェは新郎新婦がおもてなし役を
子供や女性に人気のデザートブッフェ。
デザートブッフェでおすすめは新郎新婦がおもてなし役を担うことです!
デザートを取りにきたゲストに「ありがとう」と声を掛けながらデザートをサーブ。
式場によっては、ウェディングケーキを人数分にカットして、新郎新婦おふたりからゲストへ配る『ケーキサーブ』ができるところもあります。
気取りない主役からのおもてなしに、ゲストからの高感度もアップです!
メッセージプレートで「ありがとう」を伝える
ご両親や余興をしてくれたお友達などには、ぜひ『メッセージプレート』で気持を伝えてみてください。
- 「今まで育ててくれてありがとう」
- 「余興、ありがとうね!嬉しかったよ」
- 「受付を引き受けてくれてありがとう」
などデザートプレートにチョコ文字やソースを使ってメッセージを送ることができます。
この伝え方はゲスト全員分は難しくなりますが、特に感謝を伝えたいゲストにはミニサプライズとしておすすめです!
演出ムービーはゲストを登場人物に
結婚式の定番演出の演出ムービーを予定をしている人も多いのではないでしょうか?
ゲストにも楽しんでもらうポイントは“ゲストをどれだけ惹きつけるか?”です。
新郎新婦さまだけの写真ばかりではなく、ゲストの写真もとりいれることで“ゲスト参加型”の演出ムービーに仕上がります。
具体的な方法としては、
- 招待状の付箋に「演出で使用したいので、写真を送ってほしい」ことをメールアドレスとともに記載する(※)
- ゲスト全員の写真をムービーに取り入れる
- 『みんなに感謝の気持ちを込めて…』とコメントをいれて
- 最後に「新郎新婦入場!」でという流れに
ゲスト人数が少ないならゲスト紹介コメントを入れるのもおすすめです。
※年配ゲストなどメールの送信ができないゲストには新郎新婦かご家族で協力するといいですよ
お色直し入場は会話を楽しめるように

お色直し入場は、披露宴中にゲスト全員と会話を楽しめる絶好の機会!
そこで、ゲストひとり一人にお礼の言葉を伝えてみてください。
しかし、キャンドルサービスなどの各卓ごとのサービス入場はコミュニケーションは難しくなってしまいます。
そこでおすすめは”何かをしながら”の入場パターンです。
- プチギフトなどアイテムをサーブしながら入場
- フォトラウンドで各卓写真を撮影しながら入場
- ビールサーバーを背負っての入場
さまざまな種類があるので、ゲスト層に合わせた方法で、コミュニケーションアイテムを選んでみてください。
新郎謝辞で「感謝」を伝えるコツ
披露宴の最後にある新郎さまの新郎謝辞。
ゲスト全員へお礼の気持ちを伝える大切な場面です。
- 結婚式の準備を手伝ってくれた友達
- 受付やスピーチを引き受けてくれた同僚や上司
- 小さい頃から面倒をみてくれた親戚
など今までの感謝を伝える絶好の機会。
ただ、ここでもより強い『感謝』のメッセージを送るなら、ぜひご両親の名前を挙げてみてください。
花嫁さまからご両親への感謝の気持ちは『花嫁の手紙』や『ベールダウン』で伝える機会はありますが、新郎さまはご両親へ感謝を伝えるタイミングはありません。
新郎謝辞は、あくまでもゲストへのお礼を伝える場のため、ほんの一言でOKです。
前置きとして、
「この場をお借りして私の両親にお礼を伝えさせてください」
とした上で両親へ感謝の気持ちを伝えます。
まさか、この場面で息子からお礼を伝えられるとは想像しないご両親。
サプライズに涙されるご両親もおり、その両親の涙にゲストも思わず涙します。
照れくさいかもしれません。
しかし、一生に一度の”絶好の機会”ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
エンドロールでゲストへコメントを

新郎新婦の退場後に流すエンドロール。
写真だけで、まとめても良いですが、可能なら披露宴の締めくくりにゲスト全員に新郎新婦お二人からコメントを送ってみてはいかがでしょうか?
定番はゲストの名前の下にコメントをつけるパターンです。
- 飲み友達なら「結婚後も変わらず飲みに行こう!」
- ご兄弟には「これからは、夫婦共々よろしく!」
- 婚約中のゲストには「次は○○ちゃんの結婚式?楽しみにしてるね♪」
- 上司へは「いつもご指導ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします」
など全員に丁寧なメッセージを伝えることで、おふたりがゲストを大切にしている気持ちも伝わるはず。
“あの子だから”なコメントを考える時間も楽しいですし、ゲストは自分には「どんなメッセージかな?」と期待にワクワクしながら楽しめる演出です。
まとめ
『感謝』をテーマにした結婚式での「ありがとう」の伝え方をご紹介させていただきました。
どの方法も、簡単に取り入れていただけるものばかり。
少しずつの「ありがとう」の積み重ねが、ゲストの心に届くきっかけになるんです。
結婚式という晴れ舞台に立つことができるのも、ここまで支えてくださったゲストのおかげ。あなたらしい「ありがとう」の伝え方で、ゲストをおもてなししてみてください。