見つめ合う新郎新婦さま

一生に一度の結婚式は、最高の思い出にしたいですよね。そこで“自分たちらしい結婚式”を実現するために、おすすめしたいのはテーマやコンセプトを決めること。

理想の式場はみつかったとしても、本当に大切なのはそのあと!
結婚式を自分たちだけじゃなく、ゲストにとっても「良かった」と思っていただくために、どこで結婚式をするのかも大切。ですが、それ以上に「どんな結婚式にするのか」が重要になるのです。ふたりらしさを伝える手段として、結婚式にテーマやコンセプトを決めてみませんか?

今回は、これから結婚式の準備をはじめるあなたへ「結婚式のテーマやコンセプトの決め方」について徹底解説していきます。

結婚式にテーマやコンセプトが大切なワケ

結婚式の準備をすすめるにあたり、なぜテーマやコンセプトを決めた方が良いのか?

それには二つの理由があるからです。

統一感のある挙式はゲストの心に残る

結婚式の写真

結婚式にテーマやコンセプトを決めることは、ゲストの印象に残るキッカケになります。コンセプトが決まっている結婚式は、アイテムだけではなく演出や衣装に至るまであらゆる場面に統一感が生まれ、ゲストの五感を満たすことになります。

例えば

  • テーマカラーや大好きなキャラクターなど、見た目のアプローチでふたりらしさを伝える
  • 「おもてなし」がテーマのリラックス感や、「料理」をテーマにして徹底的に料理を堪能していただくために環境を作る

など、ゲストに印象深い結婚式だったと思っていただくためには“体感”がポイントです。

これまでに行った結婚式のひとつではなく「これまでとは違った結婚式だった」

こんな風に振り返ってもらうためには、テーマやコンセプトを決めて統一感のある結婚式を作ることが大切です!

アイテム選びがスムーズに

結婚式の席次表

結婚式にコンセプトやテーマが決まっていると、アイテムや演出選びが格段にスムーズになります。

結婚式に関わるアイテムとしていちばん最初にゲストの手元に届く招待状からはじまり、結婚式当日のウェルカムスペース、そして披露宴会場の装飾やフラワーアレンジ、演出の内容や引き出物、プチギフトなど、結婚式準備の中で決めるべきアイテムはかなりの数です。

一つひとつのアイテムをコンセプトなしに選んでしまうと、テイストもバラバラになる上に、選ぶときに時間もかかってしまいます。しかし、テーマやコンセプトが決まっていれば、良い意味で選択肢は限られてきます。すると結婚式の準備もグンとスムーズになりますよ。

迷う時間を削減し、その分手作りする時間に使うなど、結婚式の準備をすすめる上で効率アップ+節約にもなるのです。

テーマやコンセプトを決めるときの注意点

ゲストの印象にも残り、結婚式準備の効率アップにもつながるテーマやコンセプト決めですが、注意して欲しいポイントが3つあります。

プランナーさんへ早い段階から相談を

ウェディングプランナー

式場見学の段階でも、申込み後でもテーマやコンセプトが決まっていればプランナーさんには伝えるようにしましょう。

プランナーさんも、おふたりの性格や好みに合わせた演出の提案やコーディネートを事前に考えてくださっている場合があります。ふたりの理想のカタチと、プランナーさんの「このおふたりならこんな結婚式がおすすめかな?」の理想イメージを早い段階で擦り合せておくと、プランナーさんからコンセプトに合わせた新たな提案がある場合も。プロの目線からですので、思わぬナイスアイデアが聞けるかもしれません。

テーマやコンセプトは、理想の結婚式を実現させるための大切な土台。結婚式を作り上げる上で、新郎新婦おふたりの一番近くにいるプランナーさんとは、テーマやコンセプトは共有しておくようにしましょう!

持ち込みの有無を把握しておく

花嫁の小物類

テーマやコンセプトに合わせたふたりらしい世界観を作る上で、アイテムの持ち込みは必須です。ですが、アイテムによっては式場に持ち込めないものもあります。また持ち込めたとしても持ち込み料が必要な場合も…。

せっかく準備しても、持ち込めないとなれば本末転倒です!
結婚式で「このアイテムが使いたいな」と思ったら、決める前に一度プランナーさんに持ち込みが出来るか否かを相談するほうが懸命でしょう。

DIYは早い段階からスタート!

結婚式DIY

打ち合わせは、結婚式の約4ヶ月前からスタートするのが一般的です。
打ち合わせがはじまると、決めなくてはいけないことがドンドン出てきて、多忙になりがち。ですから、結婚式に関わるアイテムを手作りするなら、結婚式を申し込んだあと、打ち合わせが始まるまでの比較的時間に余裕がある期間にはじめるのがベスト!

この間に、テーマやコンセプトに合わせて手作り出来るものは作るのがおすすめです。
打ち合わせがはじまってバタバタとする中で「手作りが間に合わないかも!」という焦りは、大きなストレスにもなります。

DIYをするコツはTODOリストを作ること。

  • いつ
  • 誰が
  • 何を
  • いつまでに作るのか

をリスト化しておくと、やるべきコトが明確になって作業効率もアップしますよ。また、結婚式の準備中にありがちなトラブルでもある、プレ花嫁さまの「私ばっかり手作りしてる!」や新郎さまの「何を手伝ったらいいのかがわからないから」なんてケンカを防ぐことが出来ます。

結婚式のテーマにおすすめ7ジャンル

コンセプトやテーマと聞くと、なんだか難しく聞こえてしまうかもしれませんね。ですが、実は意外と簡単なんです!

おふたりが普段好んでいるものや、ゲストへの思いをそのままテーマやコンセプトにすることができます。以下では結婚式のテーマやコンセプトを決めるときにおすすめのジャンルをご紹介します。

カラー

カラフルなお花

いちばん統一感が出やすいのが『カラー』です。
白やグリーンなど単色で考えるのも良いですが、おすすめはレインボーカラーやティファニーブルーなど、より自分たちらしさが伝えられるような個性派カラー

テーブルフラワーやペーパーアイテムはもちろん、プチギフトのサンキュータグやドレス小物、新郎さま衣装小物にもテーマカラーをワンポイントとしてアレンジしてみるのもおすすめの使い方です。

テイスト

ナチュラルウェディング

結婚式をどんな“テイスト”で作り上げたいのかも、テーマやコンセプトとなるポイント。トータルバランスがカギです!

例えば…

  • ナチュラルウェディング
    グリーンをたくさん使ったソファー高砂や、ガーデンでゲストとゆっくり過ごす結婚式。
  • アンティークウェディング
    ブーケやテーブルフラワーにドライフラワーをふんだんに使って、ウェディングドレスは袖付きの繊細なレース使いがポイントのオフホワイトカラーで。
  • 和ウェディング
    神前式の白無垢に加え、お色直しも引き振り袖などの和装。さらにはテーブルコーディネートもピンポンマムなどの和をイメージする装飾で。
  • ラスティックウェディング
    会場のコーディネートに切り株や果物・多肉植物・野花を使って素朴な雰囲気を作り出し、演出は極力控えてゲストとゆったり過ごす結婚式。
  • フェスティバルウェディング
    ガーデンで生演奏を楽しんだり、あらゆる場所にガーランドを施した賑やかに過ごす結婚式。

普段のおふたりの好みがヒントにもなる“テイスト”は、まさに自分らしさを表現できるコンセプト。ゲストにも“あの子らしい結婚式”と思ってもらえるようなテーマを考えてみてください。

共通の趣味

サイクリング

ふたりの共通の趣味があれば、それも立派なコンセプトのひとつに!

  • サイクリングが趣味
    ガーデンに自分の自転車を飾ったり、ウェルカムスペースにはサイクリングで行った先々での写真をガーランド風にデコレーション、お色直しに自転車に乗って入場するなど。
  • 野球観戦が好き
    ウェディングケーキに好きな球団のマークをケーキトッパーに!お色直しで新郎さまにはユニフォームを着用して入場してもらうなど。
  • 漫画好きのふたり
    挙式前の控え室に趣味の漫画をたくさん置いて、ゲストへのおもてなしアイテムの1つに。プロフィールブックには、漫画テイストでおふたりの馴れ初めをいれるなど。

共通の趣味に関するアイテムをたくさん持ち込んで、自分たちらしさを演出。
どこに何を飾ってOKなのかをプランナーさんとじっくり相談して、結婚式では共通の趣味を持っているふたりしか作ることの出来ない世界観を実現してみてください!

音楽

音楽

結婚式で新郎新婦さまを悩ませるBGM。
特別好きなアーティストがいない場合には、曲選びに時間が掛かってしまう場合も少なくありません。ですがもし、好きなアーティストがいたり、ふたり共通して好きなジャンルがあれば、その音楽をテーマにしてみては?

新郎新婦入場や乾杯、ケーキカットなど演出ごとの曲選考はもちろん、歓談中のBGMやプロフィールムービーに使う音楽までこだわってみてください!

キャラクター

ミッキー

大好きなキャラクターを使って、コンセプトを決めてもOK。

  • ミッキーウェディング
    フラワーシャワーではなく、ミッキーを型取ったペーパーフラワーでゲストからの祝福を。さり気なく肩やブーケに引っ掛かるミッキーも可愛いですよ!ブーケはお花をギュッとまとめてミッキー型に。
  • ミニオンウェディング
    ミニオンが好きならキャラクターを使ったアイテムだけではなく、黄色とブルーがテーマカラーにもなる結婚式になります。
  • 不思議の国のアリスウェディング
    席札はトランプ風に、ウェディングケーキはゲストにもアリスのように小さくなった気分を味わってもらうためにショートケーキ風の“ビッグショートケーキ”に。

結婚式全体が、結婚式全体がテーマパークのようなテイストになるキャラクターを使ったコンセプトウェディング。キャラクターをテーマにした結婚式は「出席したゲストに思い切り楽しんで頂きたい!」と思う新郎新婦さまにおすすめです!

季節感

サマーウェディング

結婚式をする季節に合わせてテーマを決めてもOK。その時にしか使うことの出来ないアイテムを揃えれば、ゲストにも季節感を楽しんでもらえます!

  • クリスマスウェディング
    ウェルカムスペース、テーブルコーディネート全てをクリスマステイストで統一。プチギフトや引き出物などはクリスマスプレゼント仕様に!
  • サマーウェディング
    受付時には、ゲストにオリジナルうちわを配布。ガーデンではゲストにかき氷のおもてなしなど夏しか使えないアイテムでおもてなし。
  • 桜ウェディング
    桜が咲く時期の、ほんのひと時しか使えないコンセプト。見た目も美しく、まるでお花見気分を味わえるかも。
  • ハロウィンウェディング
    テーマカラーはオレンジ、黒、紫!ハロウィンカラーのペーパーアイテムでおもてなし。フォトフロップスをハロウィンバージョンにしたり、テーブルにはかぼちゃを置くだけで雰囲気がでます!

季節感をテーマにすればこの先もずっと、その季節を迎えるたびに結婚式の思い出が蘇るキッカケにもなりますよ!

ゲストへの思い

談笑するゲスト

ゲストへの思いをテーマをコンセプトにするカップルも!

  • おもてなしウェディング
    美味しい料理と、充実したメニューが揃った飲み物、シェフから料理説明をしたり、目の前でお肉を切り分ける演出など徹底して料理をテーマに。
  • サプライズウェディング
    結婚式を思い切り楽しんでいただきたい!ゲストへのサプライズ、ご両親へのサプライズをふんだんに取り入れてみて。
  • アットホームウェディング
    高砂席はテーブル席ではなくソファに。演出は極力控えて、新郎新婦ふたりもゲストも皆んなが会話を楽しむことが“演出”となるような時間を過ごしていただく。

ゲストへの思いをテーマにするなら結婚式が終わったあと「どんな結婚式だった?」の質問に、“どんな感想が欲しいのか”がテーマを決めるヒントになります。

まとめ

“自分たちらしい結婚式”実現にむけて、テーマやコンセプトの決め方などをご紹介させていただきました。

「テーマ決めなきゃ…」と思うと、どうしても複雑に考えてしまうかもしれません。でも、まずは普段好きなモノやゲストへどんな気持ちをもって結婚式を迎えるのかを考えるだけでOK。もしまだふたりでそんな話が出ていないのであれば、一度お互いが思う理想を話し合ってみてください。

きっとその会話の中から、テーマやコンセプトのヒントになりそうなキーワードが出てくるはず。そのキーワードは、理想の結婚式実現にむけての道しるべにもなりますよ。