結婚式の招待状の付箋

結婚式の招待状の中で見落としがちな付箋。
個別にメッセージが必要なゲストに同封する大切なペーパーアイテムです。

本記事で説明している主な内容

  • 付箋を同封するケース
  • 正しい付箋のマナー
  • 知っておかないと恥をかいてしまうNG例
  • 付箋の準備方法

以下では結婚式の招待状には欠かせない付箋について解説していきます!

結婚式招待状の付箋とは?

結婚式における付箋には重要な役割があります。
“開催案内以外”に必要なメッセージをゲストに届けるために付箋は欠かせません。

付箋が必要なゲストは一部のみ

招待状の付箋

付箋は必ずいれるものではありません
個別にアナウンスが必要なゲストにのみ同封するため、付箋のないゲストもいます。

個別アナウンスが必要なゲスト例

  • 主賓挨拶をお願いする上司
  • 宿泊をされる遠方ゲスト
  • 挙式前に親族紹介を予定しているケース
POINT

無理にいれるものではありません。
たとえば家族婚や少人数婚の招待状には付箋を使わないこともあります。

どんなときに必要?

付箋が必要なパターンは大きく分けて以下の3パターンです。

  • 披露宴で役割をお願いしているゲスト
  • 一部のゲストのみが参加するケース
  • サポートが必要なゲスト

以下ではそれぞれのパターンを説明するよ

披露宴で役割をお願いしているゲスト

乾杯をする主賓

披露宴では乾杯や主賓挨拶、受付を依頼します。
口頭で事前に伝えますが、付箋で改めてのお願いが必要です。

  • 受付

    受付は他のゲストよりも早く会場入りし、式場スタッフから受付手順の説明を受けます。そのため付箋には『受付のお願い』に加えて、集合時間を記載します。

  • 主賓挨拶や乾杯

    主賓挨拶や乾杯の発声のお願いをする目上の方に対しては、口頭での事前承諾を得た上で、招待状の付箋で改めてお願いすることがマナーです。

  • 余興やスピーチ

    余興や友人スピーチは結婚式本番に向けて事前準備や練習をします。主賓挨拶や乾杯と同じく付箋で改めて丁寧にお願いをしましょう。

余興やスピーチをお願いする方へは口頭で、以下の内容を伝えると式場担当者と直接やり取りしてくれるのでスムーズです。

  • 当日の流れ
  • リハーサル可能時間
  • 式場担当者の名前と連絡先
Check!

式場担当者へは事前に連絡先を伝えていいかの確認をしましょう。

参加をお願いするゲストへ

結婚式の指輪交換

挙式や親族紹介などゲスト全員の参加ができない”シーン”に出席をお願いする際にも付箋を同封します。

  • 挙式参列のご案内

    式場キャパや神前式で親族だけの参列になる場合、挙式に参加していただきたいゲストには『挙式への参列をお願い』する旨の付箋を準備します。

  • 親族紹介

    親族紹介の付箋は、『親族紹介があることのお知らせ』と『新続紹介の時間のご案内』という役割があります。挙式前に親族紹介があるなら着付けやヘアセットの都合があるため付箋を忘れずに!

サポートが必要なゲストへ

黒留袖の着付け

結婚式に参列する上でサポートが必要なゲストがいます。
付箋を同封すれば丁寧ですし遠慮なく参加しやすいです。

  • 着付けやヘアセットのご案内

    式場で注文できるなら案内します。朝早い挙式は、美容院が開いていなかったり、開いていても早朝料金が必要になることがあり負担をかけがちです。

  • 宿泊施設のご案内

    宿泊施設を併設していない式場でも必ず提携ホテルがあり、通常価格よりも安く手配できます。ゲストに負担をかけないように付箋で声をかけた上で、新郎新婦さまが宿泊の手配をします。

  • アレルギーの有無

    食物アレルギーの確認は返信ハガキがオススメですが、式場によってはゲスト全員の対応は不可で、一部ゲストのみ対応可能といわれたら付箋でお知らせします。

  • 送迎バスのご案内

    送迎バスは会場地図への記載が一般的です。しかし式場支給の地図に記載がなければ付箋で案内します。利用人数の確認が必要なら返信ハガキで利用有無の確認をします。

付箋の作り方

トレーシングペーパー

付箋は手作りしやすいアイテムです。
サイズに規定はありませんが、一般的には招待状よりも小さいサイズ、名刺くらいのサイズのものがほとんど。

招待状のデザインに合わせると統一感がでますが……花嫁DIYで人気なのは”トレーシングペーパー”を使った手作り付箋です。

  • トレーシングペーパーを付箋の上に重ね表紙代わりにアレンジしたデザイン
  • トレーシングペーパーに直接メッセージを印刷
Check!

招待状の本状と紙質が揃っていなくても問題ないので、自分らしくアレンジを楽しめます。

必ず守りたい招待状の付箋マナー

続いては付箋のマナーを紹介します。
結婚式の招待状は、新郎新婦さまの結婚式アイテムの中で、ゲストが最初に目にするもので”結婚式の第一印象”を決めます。
そのため失礼のないように細心の注意を払いましょう。

口頭からの付箋が基本パターン

ゲストへのお願い

付箋は『改めてのお願いする』ためのもの。
招待状の送付前に必ず口頭で”お願い”をし、承諾を得てから付箋を同封するのがマナーです。

注意点

仲がよくても付箋での依頼はNG!
また何気ない会話の中で伝えると、しっかり伝わっていない可能性もあるので注意しましょう。

付箋の枚数は何枚まで?

複数枚の付箋

同封する付箋の枚数に制限はありません。
複数枚入っていたからといって、マナー違反にはなりませんが付箋が複数枚になるとゲストが見落とす可能性も

付箋は小さいサイズのため「見逃した」という人も少なくないです。
全ゲスト共通の内容は、付箋ではなく本状やハガキに記載した方がスマートに案内できます。

封筒への入れ方は気づいてもらえる工夫を!

封筒への入れ方

付箋の封筒への入れ方にマナーはなく、上下の向きを揃えることぐらい。

付箋の入れ方のパターン

  • 大きさ順に重ねる
  • 招待状の間に全ての同封物を挟む
  • ゲストに読んで欲しい順番に重ねる
  • 付箋だけは招待状の間に挟む

入れ方は好きな方法でOK!
サイズが小さいと気づかないこともあるため、”気づいてもらえる工夫”がオススメです。

POINT

ピンや麻ヒモがアクセントとして人気!
重さに気をつけて、切手の送料オーバーにならない程度の注意しましょう。

付箋のNG例

付箋のイメージ

続いては付箋のマナーを紹介します。

手書きの付箋を使う

付箋は必ず印刷したものを使用します。
手書きの方が丁寧と思うかもしれませんが、付箋はサイズが小さいため、手書きだとメモ書きのような印象を与えてしまうためです。

句読点や重ね言葉・忌み言葉を使う

招待状と同じく句読点は使わないのがマナー。
また、重ね言葉や忌み言葉(いみことば)を使わないようにしましょう。

  • 忌み言葉例

    忙しい、終わる、最後、切れる、割れるなど

  • 重ね言葉例

    たびたび、重ねがさね、再び、再三など

付箋でドレスコードのお願い

ドレスコードを付箋でお願いする新郎新婦さまもおりますが、ドレスコードは慎重に設定を!
反対にゲストを悩ませたり、追加の負担をかける原因になります。

  • どんな格好でいいか悩む
  • 余計な出費がかかる

ドレスコードを設定するなら付箋ではなく服装を具体的に伝えるように準備しましょう。

Check!

A4サイズで作成した”服装ガイド”をつけたり、特設WEBサイトをつくる新郎新婦さまもいます

付箋の準備方法

付箋を準備する方法は4つです。
結婚式準備をすすめる中で、ご自身の負担にならない方法を選んでくださいね。

通販サイトでの購入

通販サイト

手軽さなら通販サイトが圧倒的です。
付箋だけの購入ができますし、1枚10円程度と安価。また、余興や親族紹介など必要なメッセージがセットになっている付箋もあります。

「式場で招待状のセットを購入したけれど、付箋だけテイストの違うものを入れたい」

「招待状を手作りしたけれど、作業の時間がなくなってきた」

このようなときのヘルプとしても◎
一般的に通販サイトで招待状一式を購入すれば、付箋は無料で付属されています。

式場依頼

式場のスタッフ

結婚式場の招待状も基本的に付箋は無料です。
また通販サイトと同じく付箋だけ購入も可能。式場の雰囲気にあわせたデザインが多く、必要な付箋が基本的には揃っています。

POINT

ペーパーアイテムの中でも席次表は式場購入が便利。
席次のマナーがあるためプランナーさんに確認してもらえれば間違いを防げます。

手作りキット

手作りキット

「手作りしたいけど、手作りする時間に余裕がない」

このような方なら手作りキットがオススメ。
かんたんとはいえませんが、完全手作りよりは短時間で作成可能です。

用紙の色や素材を選べて、テンプレートも複数の中から選ぶことができるなど、より好みに近いデザインに近付けられますよ!

Check!

セミオーダーのような形式が手作りキットの魅力です。

完全手作り

完全手作り

  • 好きな写真を加工して作りたい
  • エンボス加工でお洒落にしたい

唯一無二の付箋を目指すなら完全に手作り!
メッセージを記載した付箋に、前撮り写真を表紙のように留めて花嫁DIYをされるプレ花嫁さまも!
また、付箋をはじめペーパーアイテム全てにオリジナルのロゴを入れて、統一感を出すのも素敵です。

Check!

ゲストが思わず目を奪われるようなあなたらしい付箋を作れます。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 付箋とは、招待状の本状に記載る結婚式の日時や場所以外にお知らせが必要な場合に同封するペーパーアイテム
  • 結婚式のお手伝いや、挙式参列のお願いで使用する
  • 着付けや宿泊施設のお知らせなどサポート的役割も
  • ゲストへお手伝いをお願いするときには、付箋で初めてお知らせするのではなく、事前に承諾を得た上で同封するのがマナー
  • 手書きは失礼にあたり、印刷したものを使用するのが一般的です

小さいけれど、重要な役割を持つ付箋。
マナーを心得た上で、ゲストへスムーズにご案内が届くよう準備しましょう。