引き出物は一般的に、
メイン引き出物+引菓子+プチギフト+プラス1品+プラス2品…
と用意することになります。
結局のところ引き出物の品数は”ご祝儀に対するお礼の気持ち”を金額で表す金額調整です。
そのため一つの考え方として引き出物の品数を減らして、ひとつのアイテムを高単価にする方法もあります。
このページでは単品高単価のマナーや品物例をご紹介いたします。
贈る相手に注意!単品高単価がマナー違反になるかも?
単品高単価の引き出物は変則的な引き出物です。
贈る相手を間違えると『マナー違反』になることも。
そのため単品高単価はゲスト全員よりも、一部のゲストに限定するのがおすすめです。
また、注意をしたいのが品数の相場です。
例えば、富山や福井など地域によっては5品が当たり前の地域もあります。
品数の多い地域では単品高単価の引き出物は不向きといえます。
基本の品数は3品
引き出物の品数には地域ごとの相場があります。
ちなみに、全国平均では2.9品となっています。
あなたもプランナーから「引き出物は奇数の3品にしましょう!」と言われたかもしれませんね。
品数について詳しくは奇数がマナーは嘘!?地域で異なる引き出物の品数のページでもご説明をしています。
一般的な品数は3品ですが、一つの商品を高単価にするという考え方も間違いではありません。
先程も説明の通り単品高単価の引き出物は仲の良い友人だけにするなど贈る相手に気を付けましょう。
逆に年配の方やマナーに厳しいゲストには単品高単価の引き出物は避けた方が無難です。
喜ばれる可能性が高い単品高単価の引き出物
ここで親友のことを想像してみてください。
- 引き出物、引菓子、プラスワンアイテムの3点
- 6,000円の高額商品を1点
どちらが喜ぶと思いますか?
もちろん人にもよりますが、3点よりも1点だけの高額商品の方が嬉しいという人は意外と多いと思います。
3品にするとどうしても各アイテムは安くなります。
すると「使いみちがない」なんてことになる可能性があります。
一方の高単価の引き出物は「自分では買わないけど、貰ったら嬉しい」というアイテムが用意できる可能性が高いです。
単品高単価の引き出物例
以下では単品高単価の引き出物の事例をご紹介いたします。
単品高単価なら様々な工夫ができますよ。
予算内で有名ブランドアイテムが選べる
単品高額にすれば有名ブランドを引き出物にすることも可能です。
女性の友人向けならティファニーのカップアンドソーサーやマグカップを。
親族や上司向けならエルメスのデザートプレートやバスグッズなどが選べます。
男性向けならジバンシーのネクタイやキプリスの名刺入れ、高級万年筆やボールペンも実用的で喜ばれるかもしれません。
3品を用意すると予算オーバーになりますが、単品なら予算内で購入可能です。
人気のカタログギフトでも工夫ができる
引き出物の人気No1アイテムはカタログギフトです。
単品高単価の引き出物ならカタログギフトのコースを高単価にできます。
3品を用意する場合に最も多い価格帯は3,000円のカタログギフトです。
これが単品なら価格帯を5,000円以上のコースにすることが可能です。
3,000円と5,000円以上のコースでは選べる商品が全く違います。
「いつも貰っているカタログギフトとは違うな」と思って頂けると思います。
カタログギフトの2冊セット
さらに工夫をすると3,000円のカタログギフトを2つ贈ることも可能です。
最近のカタログギフトは魅力的な商品が多く掲載されています。
欲しい商品が多い人にとっては、2つも商品が選べるのは嬉しいですよね。
他にもコンセプトの異なるカタログギフトを2種類送るという方法もありです。
例えば、ひとつはブランドのカタログギフトにして、もう一つはブライダル専用のカタログギフトにするなど。
カタログギフトを2札もらった友人は、
「カタログギフト二つ入ってたけど間違い?」
と聞いてくるかも知れません。
その場合には、
「引菓子とか縁起物はいらないと思ったから、あえてカタログギフト2冊にしたよ!」
と答えるわけです。
そうすると私のことをよくわかってるな~と感動するはずです。
単品高単価の引き出物はマナー違反にならない?のまとめ
- 単品高単価の引き出物は贈るゲストを限定した方がいい
- 品数の相場が多い地域では単品高単価は不向き
- ティファニーやエルメスなど有名ブランドを予算内で引き出物にできる
- カタログギフトは高単価のコースが使える
記事内でも説明をしたように単品高単価の引き出物は変則的です。
しかし、贈るゲストを間違わなければ、喜ばれる引き出物になると思いますよ。