手を繋ぐ新郎新婦さま

さまざまな結婚式の節約術。
その中でも今回は、最も節約額を大きくできる”日時やお日柄”の節約術を紹介します。

他の節約方法に対して、挙式日やお日柄を変更するだけで、100万円以上も節約した先輩カップルもいますよ。

各方法にはデメリットもありますが、対策方法まで説明しています。

もっとも節約できる日時やお日柄

結婚式の節約にはDIYや持ち込みなど方法はいくつかありますが、もっとも大きな金額を節約できるのが『結婚式の日時』です。

  • 大安ではなく仏滅
  • 休日ではなく平日
  • 昼間ではなく夕方や夜

など同じ結婚式のプランでも日時が違うだけで数十万円、場合によっては数百万円も節約できることもあります。

節約できるけどデメリットがある

節約できる反面、デメリットもあります。

  • 結婚式までの準備期間が短い
  • 年配の人に縁起が悪い日と認識されている
  • 暑い、寒いなど気温が安定していない
  • 雨が降る可能性が高い
  • ゲストが不満をもつかもしれない

ただし天気や気温は季節の傾向はあるものの、実際は結婚式当日にならないと分かりません。

両家両親への事前相談は必須

ブライダルフェア前に両親への相談は必須!
とくに日時は確認しておくべきことの一つです。

たとえば、仏滅の結婚式。
年齢の若い新郎新婦さま世代は気にしない人も多いですが、両親世代だと気にする人もいます。

「20万円も安いなら仏滅にします!」

契約書の申込み

そういって契約した後日・・・

「両親に反対されたので日程を変更したい」

こんな新郎新婦さまも少なくありません。
ちなみに、仏滅から大安への変更は料金が高くなりますし、結婚式までの残り日数によっては変更手数料をとる式場もあります。

割引の有無は式場次第

今回は一般的な式場での傾向を紹介します。
しかし式場によっては、金額が変わらないこともあります。

たとえば、大安と仏滅で料金は同じなど。
そのため契約前は必ず式場へ料金の確認をしてくださいね。

では、以下では具体的に結婚式費用の節約方法を紹介していきます。

節約につながる5つのキーワード

日時による節約は5パターン!
それぞれにデメリットもあるため、デメリットへの対処法もチェックしてみてください。

オフシーズン

結婚式には『オンシーズン』と『オフシーズン』と呼ばれる季節があります。

いわゆる繁忙期というやつですね。
結婚式の多い月は何月だと思いますか?

月別の披露宴実施数

以下は披露宴の実施数を月別の表です。

披露宴・披露パーティを実施した月

ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べ

やっぱり春と秋が全国的に多い時期です。

11月の結婚式

春の気候である4月は異動の時期になるため避ける人もおり、6月は『ジューンブライド』といわれますが、実は飛び抜けて多いわけではありません。

オンシーズンとオフシーズンの違い

オンシーズンとオフシーズンの違いは、

  • 割引額(特典)の有無
  • 空き日程

で以下の違いがあります。

シーズンオンシーズンオンシーズン
季節春・秋
※特に5月・10月・11月は人気
夏・冬
特徴気候が安定しており気温も丁度いい日が多い寒さや暑さが気になる上、地域や月によっては雨や台風の心配がある
金額人気があるため式場としても値引きをせずとも日程がうまるため割引には期待できない。値引きが期待できる。特に結婚式まで6ヶ月を切ると赤字ギリギリのプランを用意する式場も。
空き日程申込み時期によっては日程が選べない。人気会場+オンシーズンだと1年前から予約する人も。比較的、空き日程があるため、大安でも空いていることも多い。

ただ天気や気温は日によっても違います。 雨の少ない月であっても、当日にならないと分かりませんし、気温も暖冬や冷夏の年もあります。

デメリットへの対策

オフシーズンのデメリットは気温や天気
しかし夏や冬には、季節ならではの良さもあります。また夏や冬だからこそできる”おもてなし”もあるんです。

気温への対策例
  • 夏の結婚式
    席札うちわ、冷たいオシボリ、アイスバー
  • 冬の結婚式
    ホッカイロ、ブランケット、温かいお料理

その他にタクシーチケットを用意したり、招待状に「暖かい服装でお越しください」と気遣いのコメントをいれるのがオススメです。

キンキンに冷やしたビール

気温は気になるものの夏や冬だからこその料理演出や映える演出も多くありますよ。

天気への対策
  • 雨天保証の確認
  • 台風など災害時の延期やキャンセル規約
  • 雨天時の演出(フラワーシャワーや集合写真など)確認

は契約前に確認しておくのがオススメ!
とくに台風など災害時の延期は念のため確認をしておきましょう。

さらに式場選びでは、ガーデンや屋外に特徴のある式場は避けるのも対策のひとつです。

平日

結婚式といえば土日に集中しますよね。
理由はゲストが都合を合わせやすいからです。

ガラス張りのチャペル

維持費の高い結婚式式場。
式場としては仮に平日でも使わないのはもったいないため、平日の結婚式は土日に比べてお得です。

オンシーズンでも平日ならオフシーズンに近い金額の式場も!
また日によっては、会場が貸切状態になる可能性もあります。

デメリットへの対策

平日のデメリットは”ゲストの不満”です。

「なんで平日にやるの!?」

と思う人は少なからずいます。
しかし、家族婚や平日休みの職場なら検討の余地があるため、ご両親に相談をしてみてください。

一方、土日休みの職場で、友人や同僚・上司を招待しての結婚式には不向き
そこでオススメは二部制ウェディングです。

二部制ウェディング

二部制ウェディングとは、同じ会場で同じ日に、披露宴を2回おこなうことです。

午後は親族だけの挙式&食事会。

白と茶色のテーブルライナー

19時からは友人・同僚だけの1.5次会という形で同僚や友人は平日夜に。

後ろの席からみる披露宴

いくつか注意点はあるものの、休日前の金曜夜に設定すればゲストも参加しやすいですよね。

ただ二部制ウェディングにはデメリットも。

  • 準備することが増える
  • 対応できる式場が限られている
  • ヘアメイクやカメラマンなの延長料金

準備の大変さに加え、逆に高くなるケースもあるため総額で判断しましょう。

ナイトウェディング

17~19時スタートのナイトウェディング。
季節やロケーションによって、フォトジェニックな写真が撮れると密かに人気があります。

ライトアップされたみなとみらいの結婚式場

夕日をバックに挙式を行い、披露宴ではライトアップされたガーデン、夜ならではの光の演出・・・
雰囲気重視のカップルにはオススメのウェディングスタイルです。

さらに、節約という点では、

  • 時間帯がネックで希望するカップルは少ないため安くなる
  • 生花の代わりにキャンドルやアンティークランプを使えるため装花が少ない

という二つの理由から節約ができます

デメリットへの対策

デメリットは『価値観の違い』と『開始時間の遅さ』の二つです。

価値観の違い

ナイトウェディングは、新郎新婦さまが希望しても、両親から「非常識!」とNGが出ることが多いんです。

「明るいうちに行うのが当たり前!」

このような価値観がある人も少なくありませんし、一般的には昼間におこなうことがほとんどです。

結婚式

そのため両家両親の承諾は必須!
契約後の相談ではなく、事前相談をオススメします。

もしNGなら前述の二部制ウェディングを検討してみましょう。

開始時間の遅さ

ナイトウェディングの終了時刻は21時30分ぐらい。
そのため遠方ゲストにしてみれば、自宅に帰れなくなる人もいます。

ホテルのツインルーム

もうお分かりですね。
新郎新婦さま負担での宿泊施設の手配はすべきです。

遠方ゲストが多いと宿泊費の負担が大きくなるため、割引額と宿泊費を算出して比較しましょう。

お日柄

お日柄とは、六曜や六輝と呼ばれる吉凶を表すものです。

  • 大安
  • 友引
  • 先勝
  • 先負
  • 赤口
  • 仏滅

費用面では、大安が最も高く仏滅が最も安いです。

カレンダーの大安と仏滅

大安は「何事も吉という日」といわれ、結婚式に最も適したお日柄で、多くのカップルが希望します。
オンシーズン&大安ともなれば、割引や特典は期待できません

一方で、仏滅は「何をするにも縁起が悪い」といわれるお日柄で、結婚式には不向きとされています。

仏滅になると、式場によっては『仏滅割引』を用意したり、無料でコース料理のランクアップや二着目ドレスプレゼントなど特典が充実しています。

デメリットへの対策

残念ながらお日柄への対策はなく、”両親への承諾”を得るしかありません。

両親世代はお日柄を気にする人も多いです。
また縁起だけでなく、地域の風習や家の事情など、さまざまなことを考慮する必要があり、ご両親の意見を尊重すべきです。

結婚式までの期間

結婚式の申込み(契約)時期によっても金額は変わります。
具体的には、申込み~結婚式の日までの期間が短ければ短いほどお得になります。

とくに結婚式まで6ヶ月になると費用は下がる傾向に!

↓ゼクシィでも6ヶ月以内のブライダルフェアが探せます

麻布迎賓館の6ヶ月以内のブライダルフェア例 麻布迎賓館 最高の一日の6ヶ月以内のブライダルフェア例 最高の一日 パルティールプラスの6ヶ月以内のブライダルフェア例 パルティールプラス

ちなみに【100万円以上も安くなる】とPRしているハナユメ。

なぜ安くなるかというと”6ヶ月以内の日取り”にすることで、大幅な割引を実現しているからです。

※式場や日時、人数によって実際の割引額は変わります

節約方法の中で最も割引額に期待できるが結婚式までの残り期間です。

デメリットへの対策

デメリットは準備期間の短さと空き日程です。

準備期間の短さ

結婚式まで残り期間が短いと当然ですが、準備期間も短いです。
ただ仮に1年前に契約をしても式場との打ち合わせは結婚式の4ヶ月前にスタートします。

つまり6ヶ月程度なら多少忙しいもののスケジュール的には十分に間に合います

空き日程

人気会場になると1年以上前から予約がはいっています。
そのため人気会場のオンシーズン+大安などの日程は、結婚式まで残り6ヶ月になると空きが少なくなっています。

  • 大安以外でも問題ないか?
  • 曜日の融通がきくか?

など日時を調整できるよう両家両親へ相談しておきましょう。

まとめ

  • 日時やお日柄次第で100万円以上安くなることもある
  • 準備期間が短いことや気温・天気などデメリットもある
  • 結婚式日は契約前に両家両親へ相談が必要
  • オフシーズンは人気がないため安くなるが天気・気温の心配がある
  • 平日はゲストの不満があるが平日休みや家族婚ならおすすめ
  • ナイトウェディングは雰囲気はいいが遠方ゲストが多い場合は逆に高くなるかも
  • 日時で反対されたら二部制ウェディングという選択肢もある
  • 仏滅割引など六曜によって割引プランが変わる
  • 結婚式までの残り期間が6ヶ月以内になると安くなる
  • 早く契約をしても打ち合わせは4ヶ月前になってから始まる

日取りを決めるときには、メリットとデメリットも考慮した上で、ご両親にも相談をしながら、ベストな選択をしましょう。