約32%がフォトウェディングに家族を招待?両親の服装や段取りを解説!

最近、人気のファミリーフォト。
フォトウェディングに両親や祖父母・兄弟などを招待し、家族と一生に一度の写真を撮れるのがファミリーフォトです。

今回はファミリーフォトについて解説!
おふたりと家族が記念に残る素敵な1日となるように、また両家両親から「さすが」といわれるような段取りを紹介します。

家族を招待するフォトウェディング

ビーチで見つめ合う新郎新婦さま

フォトウェディングといえば、新郎新婦さまだけの印象があります。
しかし最近は「結婚式や披露宴はしないけど、写真は撮りたいし花嫁姿を両親にみせたい」という人もおり、家族を招待するファミリーフォトウェディングも増えています。

先輩カップルの中で家族も参加した人の割合

アンケート「フォトウェディングに参加した人は?」

家族以外を招待した先輩カップルも。
アンシェウェディングのアンケート調査では、半数近いカップルが参加者のいるフォトウェディングをしています。

招待した人 なし 両親 兄弟や姉妹・祖父母 友人や同僚 親戚 その他
割合 47.3% 32.4% 10.1% 3.9% 4.4% 1.9%

※スマホは横にスクロールできます

Check!

回答の「なし」以外は複数回答ありです。
そのため兄弟や姉妹を招待したほとんどの人は、ご両親もフォトウェディングに参加していました。

一生に一度!ファミリーフォトウェディングの魅力

スタジオでのフォトウェディング

ファミリーフォトウェディングの魅力は以下の5つです。

  • 家族に花嫁姿を生でみてもらえる
  • ウェディングドレスを着て家族写真が撮れる
  • 両家両親の交流もできる
  • さまざまなポーズやロケーションで撮影できる
  • 結婚式や披露宴に比べて費用は格段に安く準備期間が短い

最大の魅力は家族が花嫁姿をみられること!
もしかすると、あなたは「別にいいや」と思うかもしれませんが、娘さんの花嫁姿を楽しみにしているご両親は非常に多いです。

POINT

結婚式をしない場合、両家両親が会う機会は少なめ。
フォトウェディングをすることで、交流もできるので本当におすすめです!

通常のフォトウェディングとの違いと4つの注意点

ファミリーフォトは、通常のフォトウェディングと異なります。
価格・スケジュール調整・参加者の衣装・参加者への配慮の4つに注意しましょう。

[注意点1] 費用が追加になる

お金の計算のイラスト

参加者ありは追加料金がかかります。
あらかじめ家族撮影を含めたプランもありますが、通常のフォトウェディングよりも若干費用は高いです。

注意点

両親の衣装やヘアメイクをお願いする場合も追加費用が必要となるので、事前に確認しましょう。

[注意点2] スケジュール調整が難しい

カレンダーのイラスト

ふたりだけなら日程調整は楽です。
一方、家族を招待する場合、全員のスケジュール調整をしなければなりません。できるだけ先の日取りで考えておくとスムーズです。

注意点

屋外フォトは天候にも注意!
延期できるなら構いませんが、参加者の調整が難しければ、屋外だけは新郎新婦さまだけ撮影にしておくと安心です。

[注意点3] 招待者の衣装を考える必要あり

衣装のイラスト

招待する家族も衣装に悩みます。
また格が揃っていないとトラブルにもなりかねません。

※衣装については後半でも説明しています

Check!

どのような写真を残したいのか?で衣装は変わります。
洋装や和装の他にアロハシャツやかりゆしウェア、野球チームのユニフォーム、私服などもあります。

[注意点4] 招待者への配慮

車いすの年配女性と赤ちゃんのイラスト

小さなお子さん連れを招待するなら、おむつ替えや授乳スペースの確保が必要です。
また、足の悪い親族や年配の祖父母を招待する場合、待ち時間は座ってゆっくりできる場所も必要になります。

Check!

長時間の撮影なら家族の入り時間も確認しておくのがオススメです。

タイムスケジュール例

新郎様の襟をただす花嫁様

撮影当日のスケジュールも通常のフォトウェディングと異なります。
以下に、ファミリーフォトウェディングの具体的な1日の流れを紹介するので、参考にしてみてください。

ファミリーフォトウェディングの1日
内容 時間
新郎新婦さまのスタジオ入り 撮影開始1.5~2時間前
新郎新婦さまのヘアメイク、支度スタート 所要時間1~1.5時間
家族スタジオ入り 撮影開始30分前(※1)
撮影開始 1.5~3時間(※2)
撮影終了 帰宅となります

※1家族がヘアメイクや着付予約する場合は撮影開始1~1.5時間前にスタジオ入り

※2撮影場所やプランにより時間は異なる。屋外では、別途移動時間も必要です

ファミリーフォトウェディングの相場

見積書と計算機

通常のフォトウェディングの相場は5~20万円程度
一方のファミリーフォトは、撮影カット数や撮影時間が増えるため、+3~7万円ほどの追加となることが多いです。

注意点

家族の衣装をレンタルしたり、ヘアメイクや着付を依頼すると別途費用が必要です。

フォトウェディングに参加していい人は?

カジュアルな衣装の両親と和装の新郎新婦さま

参加者に制限はありません
先輩カップルへのアンケートでは、両家両親や兄弟が多かったです。

主な参加者(多い順)

  1. 両家両親
  2. 兄弟姉妹と、その家族
  3. 祖父母
  4. 親戚
  5. 親しい友人
  6. ペット

ファミリーフォトの人数制限はありません。
しかし、人数が増えれば増えた分だけ、撮影工数や時間が必要となるため、追加費用が必要となる場合があります。

注意点

制限はありませんが、勝手に呼ぶのはNG。
事前に契約したフォトウェディング会社に相談しておきましょう。

悩む人が多い?両親の服装

ファミリーフォトでは両親の衣装に悩む人がほとんど。
両親の衣装を考える上で、最大のポイントは「両家で格を揃える」こと。たとえば、新婦父がモーニングなら、新郎父もモーニングで揃えましょう。

結婚式や披露宴より自由度が高い

ハワイのフォトウェディング

ファミリーフォトは自由度が高いのも魅力。
結婚式や披露宴は招待ゲストがいるため両親もホスト。そのためフォーマルスタイルが必須です。

一方のファミリーフォトなら参加者は家族や親しい方のみ。
堅苦しくなくカジュアルに撮りたいという新郎新婦さまも多くおそろいのTシャツ、アロハシャツや花柄のワンピースなんてのも素敵。私服で撮影する人もいます。

POINT

両家で格を揃えて準備することで、両親も安心できますし、統一感のある素敵な写真が撮れます。

以下ではフォーマルスタイルのケースで両親の服装の費用や準備方法を紹介するよ

父親の服装

お父様の服装は主に3種類あります。
レンタル費用と購入価格別に、一般的な相場を記載しますがグレードによって価格は変わります

モーニング

モーニングの父親と花嫁様のバージンロード

父親のフォーマル衣装でもっとも一般的
しっかりした写真を残せる衣装のため、チャペルでの撮影や結婚式らしい写真を撮りたいカップルにオススメです。

購入価格 5~10万円
レンタル価格 1~2万円
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モーニングの他にタキシードもありますが、タキシードは18時以降に着用するのが一般的です。

礼服

礼服のポケット

慶事ごとで男性が着る衣装です。
カジュアルな形式にしたいカップルにおすすめ。また、ほとんどの人は持っているため費用がかからないこともメリットです。

購入価格 2~5万円
レンタル価格 5千~1万円

紋付袴

紋付袴の男性

新郎新婦さまが和装なら父親は紋付袴で!
和装の第一礼服である紋付袴にすると、厳かな印象になります。

購入価格 7~20万円
レンタル価格 3~10万円

母親の服装

お母様の服装は黒留袖を選べば無難
また黒のフォーマルドレスを選ぶお母様もいらっしゃいます。

黒留袖

紋付袴と黒留袖の両親

第一礼服の黒留袖。
新郎新婦さまが洋装でも、母親は黒留袖を着る方が圧倒的に多いです。

購入価格 8~20万円
レンタル価格 5~10万円

フォーマルドレス

黒のフォーマルドレス

フォーマルドレスなら黒が一般的。
ロング丈のフォーマルドレスで、黒留袖よりも着用感がよく移動も楽です。

購入価格 2~10万円
レンタル価格 1~3万円

両親の服の手配方法

モーニングと黒留袖の両親

持っているならレンタルも購入も不要。
持っていない場合、着用回数が少なく購入はもったいないのでレンタルが◎

ただし義両親に「持っていますか?」はNG。
「レンタルで用意しようと思いますが構いませんか?」と聞くと気分を害することもありません

Check!

スタジオによっては両親衣装のレンタルがあります。
また衣装がなくても提携衣装店で安くレンタルできることが多いので確認しておきましょう。

食事会や挙式セットも要検討

ファミリーフォトは家族が集まります。
もし予算さえ許せば、写真だけではなく挙式や食事会も検討してはいかがでしょうか?

結婚式や披露宴ほどの費用はかかりません
以下では、ファミリーフォトならではの記念に残るプランを紹介します。

挙式+フォトウェディング

チャペルでの指輪交換

せっかくなら家族に見守られながら挙式もおすすめ!
新郎新婦さまが幸せを誓う儀式は、おふたりにとっては結婚を実感できますし、見守る両親は感慨深いものがあるはずです。

費用
フォトウェディングの費用+5~15万円が目安です。

当日の流れ
挙式後にフォトウェディングが一般的です。

こんなカップルに
「お父様とバージンロードを歩くのが夢だった!」や「指輪の交換をしたい!」などの憧れがある花嫁さまにおすすめです。

会食+フォトウェディング

テーブルセッティング

撮影中は、なかなか話ができません。
せっかく両家両親が集まるなら、会話や交流を楽しむ場として会食をしてはいかがでしょうか?

お住まいの都道府県が異なるならぜひ!
遠方であれば会う機会もないため、会食は必須ともいえます。

費用
フォトウェディングの費用+1人あたり1~1.5万円が目安です。

※ケーキ入刀の演出などをしたい場合は別途費用が必要です

当日の流れ
フォトウェディング後に会食が一般的です。

こんなカップルに
両家両親のお住まいが離れていたり、結婚挨拶の顔合わせ以降は会っていない場合におすすめです。

Check!

会食場所への移動時間や手段も考えて計画を立てましょう。また終了の時間と場所によっては、宿泊も検討が必要です。

段取りが大事!ファミリーフォトで家族に配慮すべきこと

家族だけといっても配慮や準備は必須。
段取りさえしっかりしておけばOK。なによりも新郎新婦さまに対して両家両親も「このふたりなら大丈夫!」と安心されるはずです!

家族の衣装

両親と新郎新婦さまの写真

どのような衣装を着てもらうのか?を考えた上で、招待するときに伝えておけば参加者も安心できます。

家族の衣装は、両親にあわせればOK
両親にモーニングと留袖を着てもらうなら、家族にも礼服やフォーマルドレスがおすすめです。

POINT

モーニングや黒留袖以外はレンタル不要。
理由は礼服やパーティードレスは持っている人が多いためです。

母親・義母のヘアメイク

黒留袖の着付け

両家母の着付やヘアメイクの確認も必須!
プロのヘアメイクは非日常体験で嬉しいため、可能ならプロのヘアメイクがオススメです。

フォトウェディング会社がオプションで用意しています。
もし新郎新婦さま以外のヘアメイクがオプションになければ、美容室の手配もしなければなりません。

ヘアメイクの相場と支度時間
種類 費用相場 支度時間
着付け 5千円~1万円 30分程度
ヘアメイク 5千円~1万円 30~60分程度

両家両親の日程調整

カレンダー

予約前に両家両親への相談を!
時期や曜日はもちろんですが、お日柄を気にする方もいますので事前確認は必須です。

遠方の場合は以下の確認をしておくとスムーズです。

  • 移動手段と集合場所
  • 宿泊の有無
POINT

遠方の場合は、撮影時間を午後以降にしておくとバタバタせずに済みます。

撮影場所と時間

日本庭園でのフォトウェディング

ファミリーフォトは家族写真だけではなく、新郎新婦さまだけの写真も撮影します。

(例)チャペルとロケーション撮影
時間 撮影場所
13:00~ チャペルで新郎新婦さまの撮影
14:00~ チャペルで家族写真
15:00~ ビーチに移動して新郎新婦さまの撮影

家族の撮影は全体でみるとほんの一部分。
入り時間次第では待たせるため、申込み前にスタジオと相談しながら決めましょう。

POINT

ご両親は見学したいという人も。
人によっては(例:子連れの姉夫婦など)、撮影時間にあわせて来てもらうのもオススメです。

申込みから撮影当日までのスケジュール

海外の砂浜でリゾートウェディング

申込みから撮影当時までの期間は2ヶ月~半年ほど
ただし、ロケーション撮影なら桜や紅葉の時季は予約が取りにくいです。

人気時季は半年以上前の問合せが無難。
ファミリーフォトの申込みから撮影当日までの基本的なスケジュールは次のとおりです。

  1. 新郎新婦さまでロケーションを検討
  2. 参加者に撮影日程の相談
  3. フォトウェディング会社選び(スタジオなら見学もOK)
  4. プランの選択と予約の申込み
  5. 衣装選びやヘアメイクイメージの検討
  6. 両親家族の衣装検討と手配
  7. 希望カットを検討と小物の準備(※)
  8. 撮影当日

※撮りたい写真イメージや撮影小物を準備したい場合は契約前にスタジオに相談してください。スタジオによっては撮影できない場合もあります。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • ファミリーフォトウェディングの最大の魅力は家族が花嫁姿を生でみられること
  • 両家両親の交流の場にもなる
  • 通常のフォトウェディングよりも価格は高くなる
  • 参加者の衣装は格で揃える
  • 両家両親の衣装は新郎新婦さまが手配する
  • 全体でみれば家族が参加するのはほんの一部、入時間は事前に確認しておく

ファミリーフォトウェディングの費用は、披露宴の10分の1以下。
それでいて家族と一生に一度の同じように写真という形で記念を残せます。ぜひ、ファミリーフォトも検討してみてください。