フォトウェディングのケース別の注意点

満足のいくフォトウェディングにするために、注意点を調べておくのは大正解!
事前に注意点を知れば、「しまった!」や「損した!」を防げることは多いです。

以下では、検討段階・契約後から撮影日まで・撮影当日の3つのケース別に説明するので、状況にあわせてチェックしてみてください。

まずはココをチェック!フォトウェディングの注意点

まずは絶対にチェックすべき注意点を紹介!
契約後であれば「契約から撮影日までに注意すべき5つのこと」をご覧ください。

どんな写真を残したいのか?

十人十色のフォトウェディングの写真

ロケーションやスタジオによって撮れる写真は異なります。
納品された写真をみて後悔しないためにも「どんな写真を残したいか?」は、イメージしておくことが大切です。

撮りたい写真がわかっていれば、スタジオ選びもスムーズに進められます。

具体例
  • 衣装は和装で、場所は神社がいい
  • 東京駅をバックに写真を撮りたい
  • 衣装はウェディングドレスでチャペルの写真を撮りたい
  • いろいろなポーズで写真を撮りたい
POINT

撮りたい写真は具体的でなくても、先輩カップルやスタジオのサイトで紹介されている写真をみて「これがいい」というだけでも問題ありません。

結婚式に比べて準備期間が短い

卓上カレンダーと時計

結婚式の準備期間は6ヶ月以上が一般的。
一方のフォトウェディングは2~3ヶ月程度と短期間です。

メリットでもありますが、こだわり具合によっては「短い!」と感じるカップルも
とくにダイエットやエステなどの美容には時間がかかるケースもあるので、撮影日から逆算してスケジュールを組みましょう

Check!

美容の他にアクセサリーやインナーの購入、希望する撮影内容によっては小道具のDIYがあります。

金額にはそれなりの理由があることを理解する

ロケーション撮影とスタジオ撮影スタジオよりロケーションは高い

フォトウェディングの金額はピンキリです。
安いには安い理由があるので、割り切りは大切。ただし、後悔しないためには優先順位が重要です。

  • 撮影場所にこだわりたい
  • 有名ブランドのウェディングドレスを着たい
  • 衣装は2着以上で和装と洋装のどちらも着たい
  • たくさん写真を撮りたい

上記のような要望だけでもOK。
最優先を決めなておかないと、金額が高くなったり、後悔する原因になります。

注意点

納品される写真枚数だけは少なくならないように注意しましょう。

結婚式なしで後悔しないか?

結婚式のいろいろなシーン

フォトウェディングは素敵で特別なイベントです。
しかし、先輩カップルの中には写真だけで後悔してしまったひともいます。

「家族に直接、花嫁姿を見せたかった」

「本当は結婚式に憧れていた」

理由は人それぞれですが、なかなか割り切れるものではなさそうです。
結婚式はフォトウェディングより手間も費用もかかりますが、やはり結婚式でしかできない経験や感じられない思いもあります。必ずご夫婦で話し合うことが大切です。

Check!

金銭面が理由なら少人数や披露宴なしの挙式プランを選ぶなどできることはあるかもしれません。

検討段階で注意すべき6つのこと

続いては検討段階で注意すべきことを説明します。
契約前にチェックをすることで、無駄な費用を抑えたり、持ち込み料のトラブルを避けられます

複数社の比較で失敗を防げる

チェックリスト

実は1社だけで決めるカップルは少なくありません。
できるだけ失敗したくないなら、やはり複数のスタジオを比較するのがオススメです。

複数スタジオを比べるときの手順

  1. スタジオを2~3社に絞る
    この段階ではイメージした写真が撮れそうかな?のレベルでOK。
  2. 各スタジオの見学もしくはオンラインで打ち合わせ
    スタジオ撮影ならセットの見学がオススメです。
  3. 各スタジオを比較して決定
    基本プランでも内容は各社で異なるため、できるだけ同じ条件で比べる。

比較は金額だけでなく、衣装の種類やスタジオのセットなど、以下のチェックリストも参考にしてみてください。

支払いのタイミング

通帳と計算をする女性

支払いのタイミングは一般的に以下の3パターンです。
結婚式より安いといっても数十万円の支払いのため、契約前に確認をしましょう。

  • 契約時に全額を支払う
  • 契約時に総額の一部を支払い、撮影データ納品後に残額を支払う
  • データ納品後に全額を支払う
Check!

多いパターンは前金で一部を支払うケース(申込金や予約金)。
数万円の低価格のプランだと前金なし、撮影当日に現金で一括払いというスタジオもあります。

口コミと撮影実績のチェック

口コミのイメージ

口コミのチェックも欠かせません。
Instagramやフォトウェディング検索サイトのPhotorait(フォトレイト)で調べられます。

口コミの他に写真をみておくのが◎
ほとんどのスタジオが過去に撮影した写真を掲載しています。

フォトウェディング検索サイト

Photorait(フォトレイト)

撮影以外にかかる費用がある

ブライダルアイテム

実はスタジオへの支払い以外にもお金がかかります。
アクセサリーやインナー、エステ、アルバムなど、撮影や衣装以外の費用です。

お金をかけようと思えば数十万します。
しかし節約ができるため、予算にあわせて検討してみてください。

アイテム 相場とポイント
インナー 価格はピンキリです。
専門店なら一式3~5万円、Amazonや楽天で5千円前後の商品も。また有料レンタルができるスタジオ、Instagramでのお譲りもあります。
アクセサリー インナーと同じくピンキリ。衣装にあわせて選ぶ必要があるため、もしヘアメイクさんと話せるなら相談するのがオススメです。
エステ(美容) 最低限必要なのはシェービングのみ。その他は予算と相談を。花嫁さまに人気の1Dayプランなら2~3万円程度。スタジオによっては提携サロンがあり、クーポン券をもらえることも。
アルバム 本格的なアルバムだと数十万円オーバー。フォトブックなら数千円のため複数必要ならフォトブックがオススメです。

持ち込み料のかかるアイテム

スタジオでのブライダルフォト

持ち込みとは自分でレンタルやDIYしたアイテムを使うこと。
スタジオによっては、手数料が必要な規約を設けている会社があります。

持ち込みをしたくなるアイテムは、アクセサリーやブーケ、小道具など。
無料レンタルできるアイテムはスタジオにより異なるので、事前確認をしましょう。

注意点

もし姉妹や母親が着たウェディングドレスを着るなら持ち込み料の確認は必須です。
契約時に持ち込み料なしの交渉をされる新郎新婦さまもいます。

妊娠中なら契約前に相談する

エコー写真

マタニティフォトは体調が最優先
また、マタニティならではのポーズがあったり、エコー写真と一緒の撮影など”ならでは”の撮影ができます

オンラインでの打ち合わせだと妊娠がわかりません。
契約前にスタジオのスタッフに、妊娠中であることを伝えてスケジュール調整をしましょう。

POINT

マタニティフォトは妊娠7~9ヶ月ごろに撮影される方が多いです。

契約から撮影日までに注意すべき5つのこと

契約後は待つだけではありません。
美容やインナー、アクセサリーなど、最高の写真を残すために準備が必要です。

美容は内容次第で時間がかかる

ソフトシェービング

美容は内容によって時間がかかります。
そのため撮影日にあわせた計画が必須。必要最低限ならシェービングを、ブライダルらしさをなら1Dayプランがオススメです。

メニュー 目安金額と施術期間
痩身エステ 二の腕や背中周り、脇のお肉など気になる部分をケアできます。1回から受けられますが、効果という面なら1~3ヵ月ほど、1回の施術料は2万円前後が目安です。
フェイシャル 美白や肌荒れ、ニキビなど顔の悩みならフェイシャルです。内容により回数や期間は変わります。撮影日の1ヶ月前に1回だけ受ける花嫁さまもいます。
ホワイトニング 歯科クリニックの相場は1回2~3万円ほどで、2週間に1回のペースで3~5回が目安。遅くても撮影日の2ヶ月前に始める必要あり。自宅でできるホームホワイトニングもあります。

もちろんセルフケアでも問題ありません。
ダイエットは試着前にゴールを設定しておかないと、撮影当日にサイズが合わず補整が必要になるので注意を!

ウィンちゃんが教えます

単発のパーツなら2~3万、全身なら5万円ぐらい。定期的に施術が必要なメニューは5万円以上が目安だよ

ポーズや表情のアイデア集め

砂浜で前撮りをするカップル

「どんなポーズや表情をすればいいのかわからない」

こんな状況を避けるためポーズ予習は必須!
指示をくれるフォトグラファーもいますが、撮影に時間がかかったり、似たような写真に偏ることも……

理想は撮影指示書をつくること。
忙しい人は、参考になる写真をフォトグラファーに共有するだけでもスムーズな撮影ができます。

POINT

ポーズはInstagramで『#フォトウェディング』で検索すれば探せます。
楽しいや珍しいポーズなら『#カップルポーズ』や『#ラブショット』など、関連のありそうな言葉で検索してみるとアイデアが浮かびやすいです。

アクセサリーやインナーは試着後に購入を

ブライダルアクセサリー「ネックレス」

衣装が決まったらアクセサリーとインナーの準備をします。
スタジオによっては無料や格安レンタルがあるので、まずはスタッフに相談がオススメです。

できれば衣装は試着をしておくと◎
あわせるアクセサリーやインナーも試着時に相談しておくと、当日の「なんかチガウ」を防げます

Check!

自分で購入なら楽天市場やAmazonの他にハンドメイドのminneが人気あり。
実店舗なら東京になってしまいますが、浅草橋(通称:花嫁ロード)が有名です。

個性のある小道具ならDIYが必要

フォトプロップスをもつ新郎新婦さま

ブーケや和傘といった定番の小道具は、多くのスタジオでレンタルできます。
一方、ふたりならではの個性をだすならDIYが必要。たとえば、名前入りボードやガーランド、絆が感じられるペアグッズなど。

注意点したいのは「撮影前日に作成して当日は寝不足!」です。
このような方は、めちゃくちゃ多いので、遅くても1週間前までには作成しましょう。

Check!

せっかく作ったのに使わないではもったいないので、フォトグラファーさんへどのシーンに使いたいかを共有しましょう。

メリットばかりの試着とヘアメイクリハーサル

ウェディングドレス

花嫁さまにオススメしたいのがヘアメイクリハーサルとドレス試着です。
ブライダルメイクもウェディングドレス(もちろん和装も)も初体験のため、髪型やメイクのイメージが決まらない人は多いはず。

「ドレスがイメージと違った」

「メイクが気に入らない」

こんな状況だと撮影中も落ち込むことに……
ヘアメイクリハーサルは1万円前後の追加料金は必要ですが、メリットは多いです。

花嫁のブライダルメイク

ヘアメイクリハーサルのメリット
  • 気に入った髪型やドレスが自分にあうかわかる
  • 髪質や長さが希望の髪型を叶えられるかわかる
  • 体型や体格が衣装にあうかわかる
  • アクセサリーを選びやすい

リハーサルでは髪型の画像を用意しておくと要望が伝わりやすいです。
メイクアップアーティストさんに『かわいい感じ』や『大人っぽい感じ』などイメージを伝えて、話し合いながら理想の髪型をみつけましょう。

注意点

一般的にドレスの試着は無料です。
しかしフォトウェディングでは、撮影当日しか試着できないこともあるので、契約前に試着ができるか確認をしましょう。

撮影当日に注意すべき6つのこと

最後に撮影当日に注意すべきことを説明します。
持っていくと便利なものや希望の写真撮影をするために必要なことが多いです。

ロケーション撮影なら防寒・熱中症予防グッズ

海外の砂浜でリゾートウェディング

スタジオなら季節を問わず比較的快適に過ごせます。
一方、屋外のロケーション撮影なら防寒と熱中症対策を忘れずに!

寒さ対策
  • 塩分入りタブレット
  • スポーツドリンク
  • 日傘
  • ハンディファン
暑さ対策
  • ホッカイロ
  • タイツやモコモコ靴下
  • ブランケットやストール
  • ダウンジャケット
注意点

飲み物は、利尿作用のあるカフェインはNG。
女性の衣装は、洋装・和装を問わず気軽にお手洗いにいけないので注意しましょう。

汗っかきさんはハンカチやティッシュが必需品

ハンカチ

撮影中、メイクさんが付きっきりは稀
フォトウェディングは、衣装やライトの熱で汗をかきやすいため、ハンカチやティッシュは必需品です。

いざというときすぐ使えるよう、撮影中も近くに置いておくと安心です。

POINT

顔がテカりやすい方はあぶらとり紙も用意しておくのがオススメです。

化粧品や手鏡

お化粧ポーチ化粧ポーチがあると便利

前述のとおり撮影中はヘアメイクさんがつきっきりは稀です。
ロケーション撮影なら、メイクが崩れたり髪が乱れていないか手鏡でチェックしましょう。

また、化粧品が肌にあわないことも。
普段から使っているものを持参し、当日に「これを使ってほしい」と申し出れば快く応じてくれます

Check!

アイメイクやリップ、口紅など粘膜に近い部分に使うアイテムは持参するよう言われる場合もあります。

長時間のプランなら軽食を

コンビニのおにぎりコーナー

撮影時間の長いプランなら軽食があると◎
たとえば、複数のロケーションで撮影したり、2着以上の衣装で撮影するなど。小腹を満たせる程度の食べもので十分です。

Check!

手軽にエネルギーをチャージできるゼリータイプがオススメです。

撮影中のデータ確認は必須

撮影のチェック

撮影中は必ずデータ(撮った写真)を確認してください。
どれだけ入念に打ち合わせをしても、希望のテイストや欲しいアングルなど実際に撮影しながら擦り合わせていくことが大切です。

基本的にフォトグラファーが確認させてくれます。
あれこれ注文をつけて嫌な顔をされないかな?…という心配は無用。フォトグラファーにとっても、ふたりに満足してもらえる写真を撮ることが一番大切です。

Check!

遠慮せずにしっかり要望を伝え、素敵な写真をたくさん撮ってもらいましょう!

子どもやペットとの撮影なら

ワンちゃんとフォトウェディング

子どもやペットとのフォトウェディングも人気です。
スムーズに撮影するために、お子様やペットとの撮影なら「おもちゃ」や「おやつ」を持っていくと◎

大人にとっては短い時間でも子どもやペットにとっては長時間に感じます。
最後まで家族揃って楽しく撮影できるよう、お気に入りのグッズも忘れず用意しましょう。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • まずチェックすべきこと
    • 撮りたい写真を決めるとスタジオ選びがスムーズ
    • 準備期間が短いため、こだわり派は計画が大事
    • 金額はピンキリのため優先順位をつける
    • 結婚式なしで後悔しないか夫婦で話し合う
  • 検討段階で注意すべきこと
    • 2~3社を比較してスタジオを選ぶ
    • 支払い額が大きいため事前に支払いタイミングを確認する
    • 口コミや過去の撮影実績をチェックする
    • 撮影費用以外にインナーやアクセサリーなどの費用も必要
    • 持ち込み料がかからないかを事前確認する
  • 契約後から撮影当日までに注意すべきこと
    • 美容には時間のかかるメニューがある
    • ポーズや表情は撮影日までに予習する
    • アクセサリーやインナーは試着後に購入する
    • 個性をだすなら小道具はDIYが必要
    • 試着やヘアメイクリハーサルをしておくと安心
  • 撮影当日の注意すべきこと
    • ロケーションなら暑さや寒さ対策をする
    • ハンカチやティッシュ、あぶらとり紙を用意する
    • メイクさんは付きっきりではないため化粧品や手鏡が必須
    • 長時間の撮影プランなら軽食があると便利
    • 撮影中はデータをチェックしながら進める
    • 子どもやペットとの撮影なら玩具やおやつを用意する

フォトウェディングはふたりの思い出を残す貴重な機会。
後々まで一緒に見返したくなるような写真が撮れるように、状況別に注意点を見直して撮影に臨みましょう。