リングリレー

結婚式はなにかと費用が上りがち。
気づけば「100万円近くアップしていた!」なんて話は珍しくありません。

理想をいえば”費用をできるだけ抑えて、でも思い出に残る結婚式”を叶えたい。

そんなあなたへ。
今回は、低予算でできる演出をまとめてみました。ゲストを迎えるウェルカムスペースでの演出をはじめ、挙式や披露宴などシチュエーションに合わせてご提案します!

ウェルカムスペース

ウェルカムスペース

結婚式の日、ゲストをいちばん最初に出迎える場所がウェルカムスペース。これからはじまる結婚式に期待を持っていただくためにも、ここは演出にもこだわっておきたい場所です!

ウェディングツリー

ゲスト参加型の演出としても人気の『ウェディングツリー』

海外ウェディングでは定番の演出で、日本国内でもおしゃれな演出を探している花嫁さまから注目され話題になっています。

ウェディングツリーはまず、葉っぱのない木だけが描かれているイラストを用意します。そして、葉っぱをゲストに色付けていただくもの。

葉っぱは、指にインクをつけて彩っていくのが定番ですが、手を汚してしまうのが気になるなら、事前にシールやスタンプを用意すると良いですよ。

ウェディングツリーをゲストに楽しんでいただくには?

葉っぱの色合いは、ゲストに好みの色合いをつけていってもらっても良し!
演出テイストを添えたいならクイズ形式もあります。

Q.夫婦生活を円満にするために大切なことはなんだと思いますか?
A.愛情→ピンク
A.思いやり→黄色
A.尊重→紫
A.我慢→青

どんなツリーにできるか新郎新婦も楽しみにできる演出です!
ツリーのテンプレートは、ネットに無料でダウンロードできるものがあります。
ゲストに押していただくスタンプやシールは100均で販売されているもので充分。ウェディングツリーは、たった数百円で叶う演出です!

簡単に手作りできるので細かい作業が苦手なプレ花嫁さまでも取り組んでいただきやすいと思います。

出来上がったウェディグツリーは、思い出として新居に飾っても素敵ですね。

ドレス色当て

花嫁さまがお色直しで登場する際、ゲストにカラードレスの色を当てていただく『ドレス色当てクイズ』

ドレスの色当てクイズは、投票グッズのみの低予算で実施できます。

色あてクイズの投票するスタイルは色々

ドレス色当てクイズの投票方法や、投票スペースはあなたのセンスの見せどころです!

  • 予想する色の投票ボックスに、メッセージカードを記載していただいて投票する
  • 予想するドレスの色に合わせたサイリウム(ペンライトのような光る棒)を選んだいただく。お色直しの際には、サイリウムを振りながら出迎えてもらう
  • ディズニープリンセスのハニカムカードを使って色当てブースを可愛らしくコーディネート

新郎新婦おふたりが会場の中に入る時、ゲストから思わずわっと歓声が湧くドレス色当てクイズは、会場全体が一体となり盛り上がります!

お色直しを待ち遠しく思っていただけるような演出です。

ウェルカムツリー

ウェルカムスペースを華やかにする『ウェルカムツリー』

結婚式のシンボルツリーのような役割で、ナチュラルウェディングを目指す花嫁さまには取り入れてもらいたいウェルカムグッズの一つです。

ウェルカムツリーは、ドライツリーを使用してもOKですし、リアルな植物を鉢ごと置いてもおしゃれに。植物なら、オリーブがおすすめ!

たくさんの実をつけることから“子孫繁栄”の意味合いがあり、ウェディングシーンにはぴったりです。

ウェルカムツリーを使って演出をするなら、ゲスト全員分のメッセージカードを吊るしておもてなしを。人数が多くなると、一言ずつとはいえ大変な作業になりますが、その分ゲストへの想いも伝わるはず!

ウェルカムツリーの気になる予算

ドライツリーなら、数百円のものから、二千~三千円程度の予算を。
実際の植物なら、大きいものは五千円~一万円くらいですが、鉢も購入となると、予算がどんどんアップしてしまいます。
そんな時は、プラスチックの数百円程度の鉢を準備してジュート状の袋で鉢を覆ってしまえば、低予算でおしゃれにアレンジできますよ!

挙式

挙式

挙式も人前式なら演出はアレンジ自由。
できるだけ低予算で、みんなが思わず笑顔になってしまう演出を取り入れてみてください。

リングリレー

バージンロードサイドに座るゲストに参加していただくのが『リングリレー』です。
ゆっくり慎重に結婚指輪を運ぶゲストを見ていると、緊張しつつも微笑ましい雰囲気に。

年配ゲストもお子さまも誰もが気軽に参加できます!

リングリレーの流れ

  1. 新郎側、新婦側それぞれに一本の長いリボンを用意する
  2. バージンロードサイドに座っているゲストに持っていただく
  3. 後方から新郎・新婦それぞれの結婚指輪をリボンに通し祭壇まで運んでいただく
  4. 最前列に座っているゲスト(ご両親やご兄弟など)に結婚指輪をリングピローへセットしていただく

リレー用のリボンは自分らしく

新郎側・新婦側それぞれ1本ずつの計2本のリボンがあれば叶う演出。

予算はリボン代の数百円で実現できます。
チャペルの雰囲気に合わせて白のリボンを用意したり、運命の赤い糸をイメージした真っ赤なリボンも素敵。また、ビジューストーンが沢山連なったリボンをDIYをされる花嫁さまもおります。

キラキラ輝くリボンはとっても綺麗ですよ!

ブーケ・ブートニアセレモニー(ダーズンローズセレモニー)

ブーケの由来に基づいた演出『ブーケ・ブートニアセレモニー』をご存知ですか?

ダーズンローズセレモニーとも呼ばれている演出です。

ブーケ・ブートニアセレモニーの由来

その昔、中世ヨーロッパでは結婚を決意した男性が、女性のもとにプロポーズをする際、道中花を摘みながら女性のもとに向かったとか。

その摘んだ花をブーケにして「結婚してください!」とプロポーズの言葉とともに贈ったそう。そして、女性は承諾の印として、花束の中から1本取り出し、男性の胸もとのボタン穴に刺したのがブートニアのはじまりといわれています。

セレモニーの流れ

このエピソードを元に演出が構成されています。

  1. 挙式前、ゲストに1本ずつお花を配ります(バージンロードサイドのゲストに配るとスムーズに新郎が受け取れます)
  2. 新郎は入場の際、ゲストから花を受け取りながら祭壇に
  3. 花嫁さまが入場
  4. 花嫁さまが祭壇まで到着したら、ゲストの前でプロポーズを
  5. プロポーズと共に花束を渡し、花嫁さまは1輪(事前に胸元のポケットに差し込みやすいように短いものを用意するのが一般的です)胸元のポケットに差し込む

ブーケブートニアセレモニー5つの魅力

ブーケブートニアセレモニーには5つの魅力があります!

  1. ゲスト参加型の演出であること
  2. ゲストに見守られる中プロポーズを再現(まだプロポーズをしていない場合はプロポーズになる)
  3. ブーケ代のみで演出ができる
  4. ブーケの仕上がりは人気のクラッチスタイル
  5. クラッチブーケは他のブーケの形に比べて費用が安い

緊張の中で改めてプロポーズするとゲストが思わず笑顔になるブーケ・ブートニアセレモニーは挙式をアットホームな雰囲気にしたい新郎新婦さまにおすすめの演出です。

リボンワンズ

挙式後のフラワーシャワーの代わりに最近流行りが『リボンワンズ』です。

ゲストみんながリボンをふる中、新郎新婦おふたりが通り抜けます。
キラキラ光るリボンと、ゲストの笑顔、その中を歩く新郎新婦もやはり笑顔というシーンはインスタ映えなワンシーンに!

リボンワンズ用のリボン作りはとても簡単

リボンワンズを手作りするときは、ほとんど100均アイテムで揃えることができます。

  • ペーパーストロー
  • リボン(色違いや、素材違いなど何パターンかあると◎)
  • 鈴(必ず必要なものではないけれど、あると鈴の音がたくさん鳴っていてとても可愛い雰囲気になりますよ!)
  • ボンドやグルーガン
  • ハサミやセロテーブなど諸道具

身近にあるもので簡単に作ることができます。

「結婚の承認」の合図としても使える

人前式は“ゲスト全員が結婚の承認”という意味。
そのため挙式の中で「お二人の結婚を認めていただけるなら、みなさま拍手をお願いします!」というワンシーンがあります。

多くの場合、ここはゲストに拍手をうながし結婚承認の意思を表していただくもの。
ですが、せっかくリボンワンズを手作りするなら、鈴をつけて「結婚の承認をいただけるなら、お手元の鈴を鳴らしてください!」にアレンジしてみても。

とても可愛らしい演出になりますよ!

披露宴

披露宴

披露宴での演出といえば、1つの演出で数万円なんてことは少なくありません。
ここでは披露宴の中で低予算にもかかわらず、ゲストも楽しめる演出をご紹介します!

ケーキカット応用編

結婚式の演出といえば、必ずあるのが『ケーキカット』です。

ウェディングケーキを使って何通りもの演出を楽しむことができます。
どの演出も多くの式場では、ウェディングケーキ代だけで済むものばかりです!

ケーキデコレーション

特に女性やお子さまが多い結婚式におすすめの『ケーキデコレーション』
その名の通り、ゲストに参加していただいて真っ白なウェディングケーキをデコレーションする演出です。

たくさんのフルーツや、チョコペンでメッセージを書いていただいてもOK。断面カットされたフルーツや、あふれんばかりのイチゴをトッピング!
またフルーツに限らず、食べられるお花“エディブルフラワー”だけを用意しておしゃれにアレンジを楽しんでみても。

ケーキサーブ

通常は、ケーキカットした後のウェディングケーキは人数分に切り分けられ、サービススタッフがゲストへ配ります。

この配る作業を、新郎新婦おふたりでするのが『ケーキサーブ』です。

ケーキサーブのメリットは、ゲスト全員と会話ができること!
コース料理の最後に、新郎新婦おふたりで全員に配ったり、デザートブッフェがある場合にはデザート台に新郎新婦が並んでケーキを取りに来たゲストに手渡したり「今日は来てくれてありがとう」と声をかけながら渡してあげてください。

新郎新婦おふたりからの心からのおもてなしに、ゲストの満足度もアップするはずです!

ラッキードラジェ

ラッキードラジェという演出を聞いたことはありますか?

ウェディングケーキの中に、ドラジェを仕込んでおいて、当たったゲストにはプレゼントを贈るサプライズ演出です。

ドラジェを仕込む個数は自由。
各テーブルひとりずつ当たるようにしたり、会場の中でたった一人だけにしたり…ドラジェを探すタミングがなかなか難しく、探すためにウェディングケーキを崩すと見栄えが悪くなってしまいますし、気付かずに食べてしまうハプニングも!

担当のプランナーさんや司会者さんと相談して、

  • 司会の方から事前に案内をする
  • 探しやすいところにドラジェを仕込む

など工夫をしてみてくださいね。

テーブルラウンド応用編

お色直し入場では、各テーブルをまわりながら(テーブルラウンド)何かしらの演出をしつつ入ってくることがほとんどです。

そこでできるだけ節約をしながら、でもゲストも楽しめる演出とは?

フォトラウンド

テーブルラウンドの演出の中でも特に人気の高い『フォトラウンド』です。

各テーブルをまわりながらゲスト全員と写真撮影する演出です。 撮影した写真は、スナップアルバムの中に収録することもできます。

アルバムにゲスト全員が映る機会は実は少なく人気の演出です。
手作りのガーランドやフォトプロップスを作って、フォトラウンドを盛り上げてみてください!

ただ1点注意していただきたいことが…
フォトラウンドは式場によって料金設定が異なります。

  • スナップアルバムの購入でフォトラウンドが無料
  • フォトラウンドは別料金(演出料)
  • アルバムにフォトラウンドの写真をいれる場合はオプション扱い

細かな料金設定は、式場によって違うため、フォトラウンドを希望するなら、まず料金設定を確かめるようにしましょう。

フラワーサービス

お色直し入場の際、ゲストに1輪ずつお花を配りながらテーブルラウンドをする『フラワーサービス』

一人ずつお花を配りながら、一緒にフォトラウンドをしても笑顔とお花が咲く可愛らしい写真が撮れます!
また、配ったお花はそのままゲストに持ち帰っていただいても良いですし、そのお花を使ってゲームをすることもできます。

お花を使ったゲームの流れはとても簡単!

  1. 隣のゲストとペアになってもらいじゃんけんをしていただく
  2. 勝ち残った各卓代表のゲストは前に出てきていただき
  3. ジャンケンをする
  4. 勝ち残ったゲストはゲスト全員分のお花をプレゼント

両手いっぱいの花束は、なかなかもらうことも少ないので、年齢関係なくとても喜んでいただけますよ!

キャンドルリレー

会場全体をロマンチックな雰囲気にしたいあなたには『キャンドルリレー』をおすすめします。

キャンドルリレーとは

  1. ゲストひとり1個ずつ手の平サイズのまだ火のついていないキャンドルを持っていただき
  2. テーブルラウンドで新郎新婦から、各卓代表ひとりに火を灯す
  3. 新郎新婦から火を受け取ったゲストは、隣のゲストのキャンドルに火をリレー
  4. 各卓テーブル内でキャンドルを灯すリレーをしていただき
  5. 会場全員の火がともったら、願い事を唱えながら火を吹き消す

という演出です。

キャンドルの炎には、妖精がいるという言い伝えがあるそう。
“願いを込めて吹き消すことで、その妖精が願い事を叶えてくれる”という言い伝えがキャンドルリレーのベースになっています。

暗転した会場内に、ゲストの数分ゆらめくキャンドルの光は、とても幻想的な雰囲気を作り出してくれますよ。

キャンドルリレーで使われるキャンドル代は、1個300~500円が相場。
仮にゲストが60名なら予算は2~3万円くらいで、同じキャンドルを使った演出と比較すると安価です。

例えば、キャンドルサービスなら各テーブル3~5千円。
メインキャンドルは5万円前後で、高いキャンドルなら7~10万円相当になることも!

費用面で考えても、節約になるキャンドルリレーはおすすめの演出です!

まとめ

低予算でできる演出をご紹介させていただきました!

どれも、新郎新婦おふたりだけではなく、ゲストも参加できるものばかりです。
低予算であったとしても、ほんの少しの手作りやアレンジの仕方で楽しめる演出はたくさんあります。

ご紹介した演出の数々が、みなさまの結婚式準備の参考になりましたら幸いです。