ウェディングケーキのケーキ入刀

結婚披露宴で新郎新婦が座る高砂の近くで、存在感を放つウエディングケーキ。段数が多いもの、フルーツがたくさん乗ったものなど、結婚式の数だけケーキがあると言っても過言ではないほど種類が豊富ですよね。

さて、ウエディングケーキを使った演出といえば、なにが思い浮かびますか?

定番のあの演出以外にも、最近はさまざまな楽しい演出が増えています。今回はウエディングケーキを使った演出をジャンル別にご紹介していきます。

写真・動画映えを狙ったウエディングケーキの演出

新郎新婦のケーキ入刀

まずは定番の演出の中で写真映えや動画映えする演出をご紹介します。

ケーキ入刀

定番中の定番!
「ウエディングケーキを使った演出と言えばこれ!」というほど王道の演出がケーキ入刀です。

司会者による「新郎新婦の初めての共同作業です!」なんてフレーズも、結婚式に参列するたびに十中八九耳にすると言ってもよいほど。

昔からある定番の演出でありながら、盛り上がること間違いなし。写真で残すのはもちろん、動画を撮ってあとから見返しても楽しいですね。

カラードリップケーキ

聞き慣れない方も多い演出ではないでしょうか?

新郎新婦が、ケーキにチョコシロップやはちみつなどのソースをケーキにかけることで、ゲストたちの目の前でウエディングケーキを完成させていきます

ガラスの容器に入れたソースがとろーりと流れ出し、ケーキにかかっていく様子は、ぜひ動画で残したいもの!

こちらもケーキ入刀と同様に『初めての共同作業』となる上に、ケーキを”完成させる”という縁起のよい演出です。

こんなの見たことない!と驚かれるウエディングケーキ

クロカンブッシュ

ケーキ入刀やカラードリップは定番ですが、続いてご紹介するのはゲストも驚くウェディングケーキの演出です。他人と違ったことをしたいという新郎新婦の方はチェレンジしてみてください。

ドーナツタワー

ポップでかわいい、珍しいウエディングケーキを用意したいなら、ドーナツを積み上げた『ドーナツタワー』はいかがでしょうか?

インパクトがある上に、カラフルなアイシングを施したさまざまなカラーのドーナツを組み合わせれば、見た目にも楽しいタワーになります。

絶妙なバランスで積み上げられたドーナツたちは、写真映えもばっちり!
ちょっぴりメルヘンチックな雰囲気にもなるので、かわいいものが大好きな花嫁に合うウエディングケーキとなることでしょう。

クロカンブッシュ

クロカンブッシュとは、プチシュークリームを円錐状に積み上げたツリー状のもので、フランスの伝統的なウエディングケーキです。

シュークリームの“シュー”は“キャベツ”という意味で、子孫繁栄や豊かな収穫を願うものとして、結婚式にぴったりなメッセージを含ませることもできますね。

クリスマスツリーのように頂上に飾りをつけたり、チョコや飴細工を散りばめたりしてもかわいい!
装飾次第で、さまざまな表情を持たせることができそうです。

笑いあり・感動ありな演出がしたいならこちら!

ファーストバイト

ウエディングケーキの演出には、3つの“〇〇バイト”があります。
バイトは英語で『かじる』という意味です。

盛り上がる定番のバイトから、感動のバイトまで、あなたが気に入る〇〇バイトは見つかるでしょうか?

ファーストバイト

こちらも定番の演出ではないでしょうか。
新郎新婦がお互いに、ウエディングケーキを一口ずつ食べさせ合う演出です。

新郎から新婦へは「一生食べるものには困らせません」という想いを込め、新婦から新郎へは「いつもおいしい料理を作ります」という想いがこめられています。

なお、新婦から新郎へのファーストバイトには、キッチンにあるオタマほどのサイズがありそうな大きなスプーンを使うのも定番になっています。

一口が大きければ大きいほど、愛も大きい!と言わんばかりの“巨大な一口”を受け入れる新郎に、会場からは笑いが起きますよ。

サンクスバイト

サンクスバイトは、幸せのおすそ分けや「いままでありがとう」の気持ちを込め、新郎新婦からお世話になった人にケーキを「あーん」とする演出です。

両親はもちろん、祖父母や兄弟、友人など、食べてもらう相手はどなたでもOK。

両親に食べさせるのは、少し照れくさいかも。けれど、そこは「いままで育ててくれてありがとう」の気持ちをいっぱい込め、ぜひおいしいケーキを召し上がってもらいましょう!

ラストバイト

ラストバイトは、サンクスバイトとは反対に、母親から新郎新婦にケーキを食べさせてもらう演出です。

産まれて初めて食事を与えた母親から子どもへの、『食べおさめ・養いおさめ』という意味が込められています。

いままでは親として大切に育ててきた子どもたちが、愛する人と結婚し、家庭を持つために旅立っていく…それを見送る母親が行う最後の食事というわけですね。

いままで育ててきた我が子に行う「あーん」は、少しうるっときてしまいそう。

ゲストたちに感謝の気持ちを届けるサプライズ演出

最後に、ウエディングケーキを使ってゲストたちと楽しめる演出をふたつご紹介します。

結婚披露宴はきっちりとしたスケジュールのもと進んでいくため、新郎新婦は意外と忙しく、ゲストたちとの時間がなかなか取れないことも。そんなとき、新郎新婦とゲストが交流できる時間や、ゲーム性のある演出があるとわくわくしますよね!

ケーキサーブ

ケーキサーブとは、新郎新婦がゲストたちにウエディングケーキを届ける演出です。
やり方は2種類であるので、ゲストの人数や会場の雰囲気に合わせて、ぴったりなほうを選ぶとよいでしょう。

新郎新婦がゲストテーブルを回り、ひとりひとりに手渡す方法

ゲストひとりひとりと会話ができるのがうれしいポイント。
ケーキを持ったスタッフが新郎新婦とともにテーブルを回っていく形になるので、新郎新婦は手ぶらで移動できますよ。

ゲストたちは座ったまま歓談することになるため、ご年配の方が多い・職場関係など目上の方が多いという場合には、こちらの方法がおすすめです。

ケーキを配る新郎新婦のもとにゲストたちが足を運ぶ方法

カットされたケーキがずらりと並ぶテーブルの前に新郎新婦が並び、訪れたゲストたちへケーキを配る方法です。

ゲストの人数が少ない・会場内をゲストたちが無理なく歩けるゆとりがある、という場合には、こちらも楽しいでしょう。

ケーキ待ちの列が長くなってしまわないよう、テーブルごとにタイミングをずらすなど工夫は必要です。まるでケーキ屋さんのような気分を味わえる、かわいらしい演出ですね!

ラッキードラジェ

ドラジェとは、アーモンドがカラフルな砂糖でコーティングされたもので、ヨーロッパで古くから伝わるお祝い用のお菓子です。

これをゲストたちに配るケーキの中にいくつかランダムに忍ばせておき、当たった人にサプライズをするというのが『ラッキードラジェ』です。

プレゼントを渡したり、スピーチをお願いしたり、わくわくドキドキの演出はゲーム感覚で楽しめます。ドラジェあたった人は幸せになれるという言い伝えもあるので、会場も盛り上がることでしょう。

まとめ

披露宴会場でも存在感を放つウエディングケーキは、さまざまな演出に使うことができます。演出のジャンルも、楽しいものから感動的なものまで実に幅広いです。

見た目にも華やか、演出は盛り上がり、食べてもおいしい!

そんな魅力あふれるウエディングケーキを、結婚式の準主役として盛大に活用してみてはいかがですか?