貰って嬉しい結婚式の引き出物の第一位は『カタログギフト』です。(※)
一方で貰っても嬉しくない引き出物の上位にもカタログギフトが選ばれることも少なくありません。
カタログギフトは貰う人によって”両極端な印象を与える”ギフトといえます。
※出典:マクロミル「カタログギフトはゲストが好きなアイテムを選んでもらえるので喜んでもらえる。」
「何を渡したらいいかわからないのでカタログギフトにする。」
こんな理由から引き出物にカタログギフトを選ぶ新郎・新婦は少なくありません。
しかし、ゲストによってカタログギフトへの印象は大きく異なります。
ゲスト別のカタログギフトを喜ぶ人、嫌がる人
上記ではカタログギフトのメリットとデメリットをご説明しました。
特にデメリットについて詳しく説明をしましたが、カタログギフトはデメリットを考慮しても非常に便利なアイテムです。
引き出物にカタログギフトを選ぶ場合は、ゲストのタイプに合わせることを考慮しましょう。
新婦友人(27歳くらいまで)へのカタログギフト
20代の新婦友人はカタログギフトを喜んでもらえることが多い世代です。
特に女性は雑誌やカタログを見るのに慣れています。
カタログギフトを初めてもらったゲストでも抵抗感なくカタログから商品を選び交換してもらえます。
新婦友人(28歳以上)へのカタログギフト
27歳くらいまでの新婦友人同様に喜んでもらえる可能性が高いゲストです。
しかし、過去に何度も結婚式に参加している年齢であるという点に注意が必要です。
結婚式への参加回数が多いゲストは引き出物でカタログギフトを貰うと、
「いつものカタログギフトね!」
「選ぶの面倒だったんだろうな!」
「それでも欲しくないものを貰うよりはまし!」
とネガティブな印象を抱く場合も少なくありません。
友人という身近な間柄なので、なるべく欲しいと思ってもらえるような商品を個別に探す方が無難かもしれません。
新郎友人(未婚)へのカタログギフト
カタログギフトのデメリットで『商品との未交換』について説明をいたしました。
未交換の多いゲストが未婚の新郎友人です。
特に忙しく働いているような方だとなおさら未交換の確率が高くなります。
結婚式が終わるとカタログギフトのことは忘れてしまいがち。
そのまま交換をせずにカタログを無くしたり捨ててしまったりする可能性も…。
未婚の新郎友人へはカタログギフトは避けることをおすすめします。
引き出物を開けたらそのまま使えるような商品や実用性のある商品を引き出物にすると喜ばれると思います。
新郎友人(既婚)へのカタログギフト
未婚の友人との違いが”結婚”をしている点です。
結婚をしていると自宅にカタログギフトを持ち帰り、奥様に渡すということが多くなります。
そうすると奥様が商品交換をするため未婚の友人に比べて交換をすることが多くなります。
引き出物の本来の意味合いではなくなってしまいますが、
- ご列席いただいたゲストではなく、その奥様に喜んもらえる
- 家族で何にしようか?と会話のネタになる
上司・親族へのカタログギフト
上司や親族は普段から接点が少なく趣味や欲しい物を把握することが難しいゲストです。
そのためゲストが好きな商品とは程遠い引き出物を貰うことが多くなります。
つまりカタログギフトが喜んでもらえる可能性が高いゲストです。
ただし、注意したいのがシステム料です。
カタログギフトはシステム料がかかるため購入価格よりも割安になります。
そうすると安すぎるカタログギフトは、上司や親族をガッカリさせる結果になることがあります。
ガッカリするだけならまだマシですが、失礼な奴だと受け止める人もいます。
こうならないためにもカタログギフトにどのような商品があるかを確認しましょう。
年配ゲストへのカタログギフト
年配ゲストの方は、カタログギフトの使い方がわからないという人が最も多い世代です。
また、カタログギフトに掲載されている小さい文字が読みにくかったりと商品交換に何かと苦労するゲストです。
そのため年配ゲストの引き出物にはカタログギフトは避けた方が無難なゲストです。
事前に趣味嗜好を聞くなど情報収集をしてカタログギフト以外のアイテムを選ぶといいでしょう。
喜ばれるカタログギフトのまとめ
- カタログギフトはゲストによって好き嫌いが別れる引き出物
- カタログギフトを選ぶ前にゲストの趣味嗜好とカタログギフトのメリット・デメリットを照らし合わせることが重要
- 引き出物として選べる商品を確認し、最終選択肢としてカタログギフトを選ぶ方法が良い
- 引き出物選ぶのが面倒だからカタログギフトという選び方は極力避けた方がいい
- カタログギフトは万能なアイテムではなく家族構成や年齢によっては物を選んが方がいい
- 年輩の方、未婚の新郎友人へのカタログギフトは避けた方がいい
- 若い女性や既婚男性にはカタログギフトが喜ばれる傾向がある
- 趣味嗜好の分からない上司や親族にもカタログギフトは適しているが、安すぎるカタログギフトは避けた方がいい
いかがでしょうか?
メリットばかりが紹介されているカタログギフトですが、デメリットもあることがご理解いただけたかと思います。
カタログギフトはメリットも多い引き出物ですが、ギフトという視点で考えると受け取る人によっては決して喜ばれるとは限りません。
やはり贈り分けという考え方が引き出物には重要になってきます。