365日いつでも入籍可能！土日や祝日に婚姻届を提出する手順

婚姻の手続きは土日や夜間でも可能です。
都心だけでなく全国どの自治体でも、婚姻届は提出できますし、入手もできます。

というのも実は戸籍が絡む一部の手続きは迅速性が求められており、夜間や土日でも受け付けるよう法律で義務付けられているから。しかも365日いつでもです。

ただ通常の開庁時間と違って注意点も。
今回は、平日の昼間は仕事で忙しいというカップル向けに、土日や夜間の手続きについて説明します。

土日や夜間でもOK！婚姻届の提出

「平日は仕事が休めないから土日か夜しか時間がない」

「記念日に提出したいけど日曜日なんだけど……」

このような場合、土日や夜間は通常窓口ではなく、時間外窓口で婚姻届を提出できます。
ただし戸籍の専門係員が常駐しているわけではありません。

多くの役所では、建前的には一時預かりというスタンスのため、記載内容のチェックができないデメリットがあります。

土日や夜間の提出先は限定される

婚姻届の提出先は日本全国どこでもOK。
ただ土日や夜間となると、時間外窓口になるため提出可能な場所は限定されます。

通常窓口は宿直室のことも多い

基本的に地区内の大きな役所なら提出可能！
特別出張所や連絡所、証明サービスコーナーなどは時間外受付をしていないところが多いため注意しましょう。

婚姻届を土日に提出した場合の入籍日

土日の提出は婚姻届の一時預かり。
守衛さんが預かり、翌開庁日に担当部署で確認し、問題なければ受理日は提出日にさかのぼります。

つまり提出日が受理日となり入籍日です。
ただし婚姻届の記入内容に不備があり、再提出になると受理日がズレてしまうことになります。

確実に婚姻届を受理してもらうポイント

入籍日にこだわりがあり、確実に受理されるためには以下の方法がオススメです。

可能なら事前に役所へ行き、不備がないか確認してもらうのもオススメ！

ふたり揃って役所へいかなくてもOK。
ひとりでもいいので、時間があるなら事前に役所の担当者さんにチェックをしてもらえば確実です。

無事に受理されたかの確認方法

土日や夜間の提出は、問題なく受理されたか当日にわかりません。
もし不備があると翌開庁日以降に役所から連絡があり、数日間連絡がなければ受理されたと思って、まず間違いありません。

問い合わせ先は［市区町村名 戸籍 電話］で検索！

早めに知りたいなら、役所に問い合わせるのが確実！
電話確認の場合、個人情報の観点から回答できない役所もあるため、運転免許証やマイナンバーカードなど『身分を証明するもの』をもって窓口へ行きましょう。

その他の方法として、婚姻届が受理されると新しい戸籍が作られるため、戸籍謄本もしくは婚姻届受理証明書でも確認ができます。

※婚姻届受理証明書とは、戸籍謄本に反映されるまでの一定期間、一部の手続きで婚姻の証明となる公的書類です

不受理にならないためのチェックポイント

婚姻届の記入でよくある間違いを以下にまとめました。

婚姻届の書き方は以下のページでも説明しています。

【行政書士監修】婚姻届の書き方

婚姻届の用紙も土日は取得可能

婚姻届の用紙も土日に受け取りができます。
提出先と同じで特別出張所やサービスセンターなど、土日・祝は開いていない場所もあります。

出典：東京都の婚姻届（ダウンロード可能）

忙しい人にオススメは自宅でダウンロード。
家にパソコンがなくても、コンビニで印刷できますし、購入も可能です。

なお、婚姻届の用紙はA3用紙のみ。
A4やA5などは不受理の原因となるため注意しましょう。