濃紺のウェディングドレスと手を合わせる新郎新婦さま

「ありきたりな結婚式はしたくない!」

そんなあなたにおすすめの結婚式テーマ『宇宙』は、きらびやかさとおしゃれな空間でゲストを魅了します。

今回は『宇宙』をテーマにした結婚式のテーマカラーや真似したくなるアイテムを紹介します。ヒントは海外ウェディングにありますよ。

結婚式のテーマは宇宙!テーマカラーは?

あなたは『宇宙』と聞くと何色をイメージしますか?

  • ネイビー
  • ターコイズ
  • パープル
  • シルバー
  • ゴールド

など、いわゆる“ギャラクシーカラー”が思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか?

しかし、ギャラクシーカラーだけでは、濃い色味が多く、装花やカラードレス選びも限定されてしまうかも…

そこで、おすすめしたいテーマカラーが、宇宙をイメージするカラーから派生したグラデーションカラーです。

例えば、ブルー系ならネイビーから淡い水色まで。
シルバーならグレイッシュ系カラーもいれて、トレンドをミックスさせながら違和感なく全体のカラーバランスを整えることができます。

宇宙のイメージも伝わりつつ、花嫁さまを優しく包み込むようなカラーコーディネートが楽しめますよ!

海外ウェディングに学ぶ『宇宙』がテーマのウェディングアイテム

海外ウェディングには、思わず真似したくなる『宇宙』『ギャラクシー』のウェディングアイテムがたくさんあります。

まずは手軽に取り入れられそうなアイテムを紹介します。

招待状

結婚式の中で最初にゲストへ届ける招待状。
私が過去に担当した結婚式でも、これから紹介するタイプの招待状をDIYなさっていた新郎新婦さまがおられました。

手順はとてもシンプルです。

  1. シンプルな白のレターセットを用意する
  2. まず必要事項(日時や挨拶文など)を印刷する
  3. 布に好みのアクリル絵の具を染み込ませる
  4. ペタペタと好みの場所に塗り込んでいく

その結果が、じゃん!

手間を少しでも省くなら布ではなく、筆でサッとひと塗りしてもOK。
もっと宇宙の雰囲気をだすなら、ゴールドのグリッターが含まれたスプレーを吹きかけると、星が輝いているようで華やかになりますよ!

リングピロー

難易度が高そうな刺繍仕上げリングピロー。

「刺繍はちょっと…」

と裁縫を普段しないプレ花嫁さまにおすすめがこちら。

糸の色を場所によって付け替える必要がなく「線が歪んだ」なんて心配もありません。
もっとゴージャスな雰囲気にしたいなら、ホログラムタイプの刺繍糸を使えばキラキラ感もアップ!

さらに、アクセサリーでも使用するビジュービーズを添えると華やかさが増します。ベースが宇宙っぽいネイビーなので、刺繍糸や小物はどんな色も映えますよ。

エスコートカード

席次表の代わりにもなるエスコートカード
テーマの宇宙に合わせてアレンジしたいですが、手作りの注意点があります。

結婚式には幅広い年代のゲストがきます。
そのためエスコートカードに限らずペーパーアイテム全般は、誰が見てもわかりやすく作ることが大切。特にご年配のゲストに配慮が必要です。

宇宙なテイストを残しつつ、名前部分を白抜きにし、探しやすい工夫がされています。

ちょっとしたことですが、少しの気遣いも大切なおもてなしの一つです。

エスコートボード

ウェルカムスペースや披露宴会場の入り口に飾るエスコートボード

「どんな披露宴がはじまるのかな」

と楽しみにしながら座席をチェックするゲストの方もいらっしゃいます。
そのためエスコードボードにも『宇宙』を連想させるデザインを施してみてはいかがでしょうか?

例えば、こちらの星座のデザイン。
披露宴前からワクワクする仕掛けですよね。
さらに、宇宙らしさをだすなら、星座ではなく太陽や地球、火星など惑星や恒星をモチーフにすると良いですよ。

テーブルコーディネート

宇宙がテーマの結婚式に、おすすめのクロスカラーは『ネイビー』です。

ネイビーは宇宙を連想させるカラーという意味もありますが、おすすめするのは他の理由もあるから。

  • テーブルコーディネートのベースカラーをダークカラーにすると、お花やペーパーアイテムの色や料理の彩りが鮮やかにみえる
  • テーブルに置かれたキャンドルが、クロスに揺らめく光を照らしだし、より幻想的な雰囲気を作る
テーブルクロスは、テーブルコーディネートの“名脇役”となる存在。クロスの色を選ぶときには、
  • 装花
  • お料理
  • ペーパーアイテム
  • キャンドル

などテーブルに置くアイテムとの相性を確認して選ぶと見栄えが抜群によくなります。

テーブルナンバー

DIYは、忙しいカップルにとって非常に大変ですよね。

簡単で、しかもお金をあまりかけずにできるDIYアイテムが『テーブルナンバー』です。

  1. アクリルのフォトフレームを用意して
  2. ゴールドマーカーでテーブルナンバーを書くだけ

さらに、真似したいのがこちら!

ゴールドスプレーやパープルスプレーをひと吹きすればネイビーのクロスに映えます

アクリルタイプのため、テーブルナンバーが主張しすぎず、装花やクロスに馴染みます。でも、ゴールドの文字でしっかりサインもでているデザインです。

ちなみに、アクリルのフォトフレームは百均で用意できますよ。

ウェディングケーキ

披露宴のメインイベントのケーキカット
定番だからこそ、オリジナリティのあるケーキデザインが理想ですよね。もちろんウェディングケーキでも宇宙を表現!

パープルからターコイズカラーにかけてのグラデーションが素敵なウェディングケーキです。

宇宙に瞬く星をイメージしているのはアラザン。
こんなケーキが登場したら、ゲストも興味津々で写真を撮る姿が浮かびます

ひとつだけ注意点が…
特殊カラーのウェディングケーキは、生のウェディングケーキが難しいことも。
その場合は、ケーキカットする部分だけを生ケーキにし、他はイミテーションで作ります。ゲストに振る舞うケーキ代が別途必要になるため「食べるケーキ代」と「ケーキカットするケーキ代」で高くなりがち

好みのケーキデザインをいくつか揃えて見積依頼がおすすめです。

フォトプロップス

フォトラウンドで、ゲストとの写真撮影に必須のアイテムがフォトプロップスです。

宇宙に浮かぶ月や星をイメージしたフォトプロップス。
キラキラ感たっぷりにグリッター加工されていて、ゲストの笑顔も明るく照らしてくれそう!

グリッターペーパーを使って、月や星形にカットするだけで簡単に作れるDIYアイテムですよ。

ビジュードレス

宇宙がテーマの会場コーディネートに映えるドレスといえば、ドレス全体にビジューがたくさん施されているデザインです。

ショルダー周りにもたっぷりとビジューが!
スポットライトがあたると花嫁さまの顔周りは一層華やかになります。

イルミネーションやキャンドル演出のときでも、周りの光に負けないくらいのきらめきで花嫁さまを包み込んでくれますよ。

花火シャワー

宇宙がテーマの結婚式でおすすめの演出が花火シャワーです。

花火シャワーとは、両サイドに花火を持ったゲストに並んでもらい、その中を新郎新婦おふたりが歩くという演出。

フラワーシャワーの花火バージョンですね。
お色直し入場や披露宴の退場シーンで、両家両親と共に花火のアーチの中を退場するのも盛り上がりますよ!

ゲストに『宇宙』を印象付けるナイトウェディング

夜空をイメージさせる宇宙がテーマの結婚式。
やはりおすすめしたいのはナイトウェディングです。

窓に映り込む夜空や夜景は、会場内の電飾やコーディネートをより、きらびやかで美しく見せる効果があります。また、ガーデンのある披露宴会場なら、ガーデンにランタンやガーランドで星を吊るすと、より幻想的な空間に。

一口に「ナイトウェディング」と言っても『土曜日の夜』と『日曜の夜』では全く違ったメリットとデメリットがあります。

土曜日のナイトウェディング

メリット
  • 日曜が休みの人も多く翌日の心配をする必要がない
  • 二次会の開始時間が遅くても参加してくれやすい
  • 遠方ゲストは挙式当日は宿泊し翌日に観光を楽しめる
デメリット
  • 土曜日は最も人気があるため予約が埋まることもある
  • 特に春や秋など人気シーズンは早い段階から問い合わせが多数ある
  • 1日1~2組限定のゲストハウスや専門式場は1年以上先の予約が埋まることも珍しくない

日曜日のナイトウェディング

メリット
  • 最も人気がない枠のため安い
  • 売れ残りの枠も多く予約が取りやすい
デメリット
  • 翌日が仕事のゲストが多い
  • 遠方ゲストは挙式当日に帰れない可能性もある

仕事柄、月曜が休みというゲストが多ければ日曜日は狙い目!
一方、土日が休みの会社員の方にとっては、日曜日の挙式はゲストが不満をもつことも少なくありません。

両親世代には馴染みがないナイトウェディング

ご両親世代にはナイトウェディングをあまりよく思われない方も少なくありません。

「お祝いごとは、明るい時間帯にするものでしょ」

という価値観があるからです。
実際に、プランナーをしていた時に、ご両親の反対がありナイトウェディングを断念した新郎新婦さまを何組もみてきました。

ご両親がおっしゃる理由は、

  • お祝い事は午前中にすると良いと決まっている
  • 夜に結婚式をするだなんて参加してくれる人に迷惑がかかる

と習慣や慣習、ゲストのことで反対されることもあります。

確かに宇宙がテーマなら暗くなるナイトウェディングがおすすめです。しかし、周囲の理解があってこそ結婚式は楽しく過ごすことができます

そのためナイトウェディングを希望するなら、事前に両親にも相談しましょう。
また、日没時間を考慮して、冬の夕方に開始するなど時間帯と季節も工夫してみてください。

まとめ

  • 宇宙のテーマカラーはギャラクシーカラーよりグラデーションカラーの方がコーディネートが楽しめる
  • ウェディングアイテムは海外を参考にすると簡単でおしゃれに仕上がる
  • ナイトウェディングは宇宙がテーマの結婚式にぴったりだが、ご両家の両親に確認が必須

結婚式という非日常を彩るテーマの宇宙。
おふたりらしいDIYアイテムとコーディネートでゲストをおもてなししてくださいね!