「結婚式に何かインパクトのあることをしたい。」
というあなたにおすすめなのが演出をプロにお任せする方法です。
会場の雰囲気を一変させる”インパクト大!”なプロの演出は、ゲストの心にも残りやすいもの!
今回は、外部派遣を依頼するときのポイントや注意点、プランナーとして数ある結婚式をみてきた中で特におすすめの外部派遣を紹介します。
プロに演出をお願いする方法
外部派遣の手配方法は「式場経由」にするか、「新郎新婦さま」でするかにより、費用や手配方法が異なります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、予算や時間を考えて選んでみてください。
式場手配の特徴
式場へ注文する場合は以下の特徴があります。
- 全てお任せできる
- クオリティに安心できる
- お願いしたい演出がない場合がある
- 費用が割高
全てお任せできる
外部派遣を利用する場合、結婚式当日にトラブルが無いように、詳細な打ち合わせが必要です。
例えば、
- 挙式日当日のスケジュール
- 必要機材の搬入日時の確認
- 控え室の手配
- 結婚式本番中の動き方の確認
など、細かいことが多く、新郎新婦さま自身が行うのは何かと大変。
しかし、式場経由なら全てを任せることができるので新郎新婦さまの負担はありません。
クオリティに安心できる
“プロのパフォーマー”と名乗っているとはいえクオリティはさまざま。
クオリティ面では式場提携なら安心できます。
なぜなら、式場は実演や映像でクオリティをチェックし、『一生に一回の結婚式にふさわしいクオリティ』であることを確認しているからです。
価格は高くてもクオリティは担保できます。
お願いしたい演出がない場合がある
式場が提携しているプロの演出会社数は非常に少ないため選択肢が限られます。
新郎新婦さまが望む演出がないことも…
プロの演出をお願いしたいなら、早い段階で担当のプランナーさんに相談しましょう。
結婚式まで時間があれば、提携先を探してくれることもあります。
費用が割高
式場経由は必ず手数料が発生します。
当然、自分で手配するよりも割高です。
おおよその目安としては二割増前後。
ですが、自身で手配するとなると相応の手間も掛かます。
『手配の手間』と『費用』
どちらを重視するのかは、結婚式の準備やお仕事の忙しさも加味しながらおふたりで相談するようにしてくださいね。
新郎新婦さま手配の特徴
新郎新婦さまが手配する場合は以下の特徴があります。
- 選択肢が広い
- 式場経由よりも予算は割安
- 持ち込み出来ないことがある
- 手配に手間がかかる
選択肢が広い
式場提携の演出は種類が限られますが、自分で探す方が選択肢は広くなります。
例えば、生演奏を希望するとしても、ネットで検索すれば、結婚式で生演奏をしてくれる会社がかなりの数ヒットします。
楽器の種類や奏者の人数など、予算に合わせて選べるため、より満足度の高い演出を手配できる可能性があります。
式場経由よりも予算は割安
式場を通さないため手数料がなく割安です。
また、プロパフォーマーの中には、会社に属さずフリーで活動している人もいます。
式場+演出会社を通さないため、手数料がなく相場よりも割安に手配できることも…
パフォーマーさんとの出会い次第では、割安でさらに希望に沿った演出が叶う可能性もあります。
持ち込み出来ないことがある
式場の中には外部派遣NGの会場も。
そのため必ず持ち込みの確認をしましょう。また、持ち込みがOKでも持ち込み料が発生することが多いです。
安く手配できても、持ち込み料を払ったら「結局、割高になった」は避けたいところ。持ち込みの可否と合わせて、必ず確認してくださいね!
手配に手間がかかる
式場や余興会社によっては、新郎新婦さまが注文すれば、あとの段取りは両者で行ってくれる場合があります。
しかし、式場が介入しないことも多く、その場合は新郎新婦さまが段取りをしなければなりません。
以下では新郎新婦さまが外部派遣を持ち込む場合の方法を紹介します。
自分でプロの演出を手配するときの注意点
結婚式当日、安心して演出を楽しむためには万全の準備が必要です。
これからプロの演出を手配するときや、すでに注文している新郎新婦さまにも知っておいて欲しい注意点をまとめました。
事前に式場へ確認してから注文
持ち込みがOKでも演出内容で式場からNGがでることがあります。
私が実際に経験した『持ち込みNG』にせざるを得なかった外部派遣の演出は“和太鼓”でした。
理由は音漏れの可能性があったからです。
会場の構造上、披露宴会場の外に音が漏れる可能性があり、演出の持ち込みを断らなくてはいけないとの判断になりました。
「貸切のゲストハウスやレストランではOKなのでは?」
という声もあるかもしれません。
しかし、周囲の環境によっては難しいこともあります。
例えば、ビジネス街や住宅街が近くの式場。
周囲への配慮から大きな音の出る演出は持ち込みNGとしているところも少なくありません。
持ち込みをしたい演出が決まったときには、注文前に担当プランナーに持ち込みOKの演出かを確認しましょう。
過去の実績やクオリティをチェック
クオリティは必ず確認をしてください。
私が担当した結婚式の中には、数組ではあるものの、
と思うパフォーマーの方もいました。
プロと名乗っていても、クオリティの高い人が来てくれるとは限りませんし、そもそも資格もありません。
申し込み前に実演が難しければ過去の動画を確認しましょう。
手配は早い方が良い!
ブライダルシーズンの春や秋は、プロの演出会社さんも忙しい時期。
人気の演出やパフォーマーさんは早くからスケジュールが押さえられていることも。
自身で手配する場合には、早い段階で準備を進めましょう!
スペースの確認はしっかりと
披露宴会場に演出スペースも重要です。
「なんとなく広さがあるから大丈夫かも」
と思っていてもテーブルや椅子を並べたら意外と狭いなんてコトもあります。
また、ゴスペル歌手の方のように、歌いながら会場内を移動する余興は、テーブルとテーブルの間を広く取っておかないとパフォーマンスができません。
“前で歌うだけ”と“移動しながらゲストと掛け合いをする”パフォーマンスとでは盛り上がりが全く違います!
せっかくプロに依頼する演出です。
存分にパフォーマンスを発揮していただけるようスペースの確認は要チェックです。
結婚式当日の備え
結婚式当日の成功させるためには、以下の項目も確認しておきましょう。
機材搬入場所と時間
演出次第では機材を必要とします。
いつ・どこに搬入が可能で、保管できる機材置き場の確保が必須です。
控え室
着替えが必要な演出があります。
しかし、控え室は別途料金としている式場も少なくありません。
演出会社によっては本番まで近くの駐車場に車を止めて、その中で待機をされる場合もありました。できることなら控室を用意したいですよね。
プランナーおすすめ!外部派遣の演出
プロによる演出といっても、本当にいろんな種類があり、どれを頼むべきか迷ってしまいますよね。
どんな演出を頼むべきか迷った時に大切なのは、自分たちの好みに加えて、
- ゲストの層
- 会場の広さ
も考えるとベストな選択ができるはず。
そこで私がこれまで本番で見てきた中で、特におすすめしたい外部派遣の演出を紹介します。
生演奏
「演出はできるだけ控えて、ゲストにはゆっくりとお料理を楽しんでもらいたい!」
という方なら【生演奏】をぜひ!
ピアノから奏でられる美しい音色。
手元に運ばれてくる色鮮やかで美味しい料理。
五感が満たされるような結婚式は大人シックなウェディングスタイルです。
食事歓談のBGMとしてだけではなく、入退場シーンや「かんぱーい!」の発声とともに演奏していただくなど、演出の一つとして使えるプランもあります。
生演奏が入るだけで、会場はとてもラグジュアリーな空間になりますよ!ゴスペル歌手
クリスマスに近い結婚式で特に人気の【ゴスペル歌手】の余興。演出会社によっては、
- プロのピアニストとセット
- 外国人か日本人を選べる
など様々なプランがあります。また、歌う曲数や、拘束時間によって費用が変わることも。
予算と内容をじっくり見比べた上で、依頼を決めるようにしてくださいね。
DJ
お友だち中心の結婚式におすすめの【DJ】。
必要機材もセットになっていることが多いので、音響設備の心配もしなくてOK!
流したい曲も、好みを伝えればおすすめのラインナップを揃えてくれます。
私が担当した新郎新婦さまは、海外挙式を終えて帰国後パーティーでDJを依頼されていました。
- 友人中心なので、かしこまった結婚式にはしたくない
- 料理はコース料理ではなく、ビュッフェスタイルでカジュアルに
- 演出はできるだけ少なくして、友達と会話を楽しみたい!
こんなウェディングスタイルを希望される新郎新婦さまには、雰囲気作りにDJの演出はおすすめです!
カクテルパフォーマンス
年齢性別関係なく盛り上がっていたのが【カクテルパフォーマンス】でした!
使用するカクテルの色は、結婚式仕様に色も華やかにしてくれていたり、新郎新婦さまやゲストに参加していただけるような内容にしてくれるパフォーマーさんも。
カクテルパフォーマンスを依頼するときに注意しておきたいことは、スペースです。
横に広いスペースが必要となります。
ベストは、ゲストが着席したまま見ることができるメイン席周辺。必ず、どれくらいの広さが必要かを確認し、担当のプランナーさんに相談しましょう。
ガーデンでのウェルカムパーティーや、デザートブッフェ中にパフォーマンスしていただいても盛り上がりますよ!
ジャグリング
ガーデンでゆっくり過ごしている中、サプライズ登場してゲストを大いに盛り上げてくださったのが【ジャグリング】のパフォーマーさんでした。
所要時間は約10分ほど。
しかし、リズミカルなBGMとともに、次々に披露されるパフォーマンスにゲストの拍手と歓声が沸き起こり、インパクトの残るひとときになったと思います!
まとめ
- 式場に依頼すると費用は高いが手間がなくクオリティは担保できる
- 新郎新婦さまが自分で用意すると手間はかかるが費用は安い
- 自分で手配する場合は、事前の持ち込み確認、早めの手配、演出スペース確認、クオリティチェックをする
- 挙式日当日は搬入方法・時間・控室の有無を確認する
- 数ある外部演出をみてきた中でもおすすめは、生演奏・ゴスペル歌手・DJ・カクテルパフォーマンス・ジャグリングの5つ
普段なかなか見ることが無いパフォーマンスを見ていただくのも、ゲストの想い出となり、おもてなしのひとつ。インパクトのある演出を選んで、ゲストとともに忘れられない一日を過ごしてくださいね。