招待状に同封する付箋はパターンが多く文章に悩みがちですよね。
そこで今回はコピーしてそのまま使える付箋メッセージの文例を紹介します。
そのまま使ってもいいですし、アレンジしてもOK!
ぜひ活用してみてください。
口頭依頼が必須の付箋文例集 全5パターン
まずは口頭での依頼が必須の文例から紹介します。
主賓挨拶(祝辞)
誠に恐縮でございますが
当日 披露宴で御祝辞を賜りたく存じますので
何卒よろしくお願い申し上げます
主賓は結婚式で最も格の高いゲストです。
事前に口頭でお願いをし、付箋で改めてお願いをするのがマナーです。
乾杯
誠に恐縮でございますが
当日 乾杯のご発声を賜りたく存じますので
何卒よろしくお願い申し上げます
主賓同様に口頭でお願い後、付箋で再度お願いをしましょう。
受付
誠に恐れ入りますが
私共の受付係をお願いしたく存じますので
当日は◯時◯分までにお越し下さいますよう
何卒よろしくお願い申し上げます
受付の付箋メッセージには”時間”を記載するのがポイントです。
なお、受付は出産後や妊娠中、乳児のいる方は避けるのがマナー。また、他のゲストよりも早く会場に行かないといけないため、できるだけ家の近い人にお願いするようにしましょう。
余興
誠に恐れ入りますが
当日 披露宴での余興をお願いしたく
何卒よろしくお願いいたします
控え室が用意されている場合は「ご準備には 控え室のご利用くださいませ」を付け加えると親切です。
友人スピーチ
誠に恐れ入りますが
当日 披露宴にて友人スピーチをお願いしたく
何卒よろしくお願いいたします
『友人スピーチをお願いしたく』ではなく『一言お言葉を賜りますよう』でもOK。スピーチだと「長く喋らなきゃ」となりますが、一言なら気軽な気持ちになる人も多いかもしれませんね。
必要に応じて利用の付箋文例集 全11パターン
続いては必要に応じて利用する付箋の文例です。
親族紹介
誠に恐れ入りますが
当日 親族紹介をおこないますので
○時○分までにお越し下さいますよう
よろしくお願い申し上げます
最近では少なくなってきた親族紹介。
時間を記載すると共に”親族紹介がある”ことを付箋でお伝えしましょう。
挙式参列
誠に恐れ入りますが
当日 挙式にもご列席を賜りたく
○時○分までに△△へお越し下さいますよう
何卒よろしくお願い申し上げます
挙式は◯時◯分開始となっておりますので
よろしくお願いいたします。
神前式や挙式会場の大きさの都合で、一部のゲストのみ挙式に参加いただく場合は、招待状へは披露宴の時間だけを記載し、挙式については付箋でお伝えします。
ゲスト全員に挙式へ列席いただくなら、本状に記載すれば付箋は不要です。
集合写真
誠に恐れ入りますが
集合写真の撮影にもご参列を賜りたく
○時○分までに△△へお越し下さいますよう
何卒よろしくお願い申し上げます
挙式参列と同じく親族のみなど一部のゲストだけの場合は、時間と場所を記載しましょう。
送迎バス
○○駅より送迎バスをご用意しておりますので
ご利用を希望される場合は返信はがきにて
お知らせ下さいますよう お願い申し上げます
人数把握のため集計が必要な場合は[送迎バスを 利用する・利用しない]と返信はがきへ記載するのがおすすめです。
着付け・更衣室
着付けのご要望がございましたら
返信はがきにてお知らせ下さいますよう
お願いいたします
着付けは限られたゲストだけのため口頭での確認でも問題ありません。
更衣室をご用意しております
◯階にございますので
どうぞご利用くださいませ
遠方からのゲストは会場で着替えたい方も。
特に女性にとっては”ありがたい”と感じる方は多いと思います。
宿泊・ご祝儀(遠方ゲスト)
このたびは遠方よりお越しいただくにあたり
宿泊施設のご用意をさせていただいております
ご都合をお知らせいただければ幸いです
ご祝儀を辞退される場合は『ご祝儀などのお心遣いはなさいませんよう よろしくお願い申し上げます』と記載します。
なお、宿泊希望は新郎新婦さまからゲストに対して電話やメールで確認をすると親切です。
アレルギーの有無
アレルギーなど
食べられないものがございましたら
ご遠慮なく返信ハガキにて お知らせください
アレルギーの文例は上記のとおりですが、全ゲストに対してお伝えするなら付箋は不要です。返信はがきに、アンケートのような形で記載すると良いですね。
例)お体にあわない食材等がございましたら遠慮なくご記入ください
駐車スペース
駐車場は収容台数に制限がございますので
ご面倒ではございますが
公共交通機関をご利用ください
人数を把握する必要がある場合は、以下の例文がおすすめです。
駐車場の収容台数に制限がございますので
駐車ご希望の方は返信はがきにて
お知らせ下さいますよう 宜しくお願い申し上げます
アレルギー同様に全ゲストにお伝えするなら付箋ではなく会場案内の地図でお伝えするのがおすすめです。会場案内は式場から提供されることも多いですが、駐車スペースについて記載があるか確認をしておきましょう。
芳名帳(ゲストブック)
同封のゲストカードは
芳名帳にかえさせていただきます
誠に恐れ入りますが お名前をご記入の上
当日 受付にお持ちくださいませ
なにかと便利なゲストブック。
付箋をいれても、やはり忘れる方もいるため当日分も用意しておくと良いですよ。
なお、付箋でなく招待状本文に記載をすると付箋枚数を減るためおすすめです。
子供向け(リングボーイなど)
◯がつ◯か △△△のけっこんしきで
きらきらのゆびわをはこぶおてつだいをしてね
よろしくおねがいします
子供向けの付箋は、お子様の年齢にあわせて平仮名で記載。もちろん事前にお子様のご両親に了承を得た上で、付箋をつけるようにしましょう。
二次会
披露宴後に ささやかでございますが
二次会を催させて戴きたく存じます
お時間ご都合が宜しければ
ご参加をお待ちしています
出欠を返信はがきに記入いただく場合は『御出席いただける場合は 返信はがきにお知らせ下さい』と記載しましょう。
付箋を使うポイントとは?
以上が付箋の文例でしたが、枚数が多くなりがち。
全ゲスト共通なら本状や返信はがきを使う
全ゲストへお伝えすることが必要なことは、招待状の本状や返信はがきに記載します。
付箋はあくまでも”個別に連絡が必要”な場合に使うもの。
枚数が多くなりすぎると、受け取るゲストが見落とすことも多いですし、送料が余計にかかる可能性もあります。
付箋枚数にルールはありませんが、多くても2~3枚程度にしましょう。
挙式の参列が限定されるときの招待状本文
ゲスト全員に参列いただく場合は、挙式と披露宴の日時を記載します。
付箋は不要ですが、招待状へ『挙式へもご参列ください』と書くことで、ゲストが「挙式にも参加したほうがいいのかな?」という疑問を解消できます。
注意したいのが神前式や挙式が”親族だけ”の場合です。
招待状本状には披露宴の日時だけを記載し、付箋で挙式参列のお願いをしましょう。
挙式から参列をお願いする付箋はありますが、逆の披露宴から参加をお願いする付箋は失礼になります。
役割のお願いは口頭がマナー
結婚式で役割をお願いする方へは口頭で伝えることがマナーであり、順序は、
- 口頭でお願いをし承諾を得る
- 付箋で改めてのお願いをする
となります。ゲストが「付箋で依頼された」とならないように、
- 主賓挨拶
- 乾杯の発声
- 友人スピーチ
- 受付
- 余興
は必ず口頭でお伝えしましょう。
親友でも、後輩でも必ず口頭→付箋が正しい順序です。
まとめ
今回は16パターンの文例を紹介いたしました。
招待状の付箋は使い方を間違えると失礼になることもあるので、マナーを守って利用しましょう。