基本的に結婚祝いのお返しに熨斗(のし)は必須。
とくにご年配の人へのお返しなら、のしを掛けておくと間違いはありません。
とはいえ、のしなしでもいいケースも。
なぜなら、喜ばれる品物を贈るのが本来の内祝いだから。今回は結婚内祝いの熨斗なしでいいケースと、ダメなケースを説明します。
結婚祝いのお返しで「のし」なしでも問題のないケース
判断基準はふたつだけしかありません。
「相手」と「贈るお品物」で、物理的にのしが掛けられない場合は、のしがなくても問題ありません。
ただし相手によっては、のしなしがマナー違反と思われる可能性も。そこで、まずは
を以下で紹介します。親しい相手で好みを知る人には、のしが掛けられないからと言って喜ばれない商品を選ぶのは本末転倒です。
相手別の判断基準表
基本的な考え方は
以下を参考にしつつも、最終的には関係性で判断をしてみてください。
お相手 | 熨斗の必要性 |
---|---|
親戚 | 商品次第で、のしなしでOK |
上司 | のしありがオススメ! |
両親や祖父母 | 商品次第で、のしなしでOK |
友人や同僚 | 商品次第で、のしなしでOK |
連名 | 数百点程度のお返しなら不要 |
相手に喜んでいただけるお品物を選ぶのが大事だよ
のしなしでもいい2つのケース
のしが掛けれない商品もあります
のしなしでもいい例外は以下に該当するケースです。
- のし掛けができない商品を贈る
- 連名のお返しで金額が数百円程度の場合
つまり相手かつ物理的にのし掛けができない商品を贈るケースのみ。もちろん
です。のし掛けができない商品とは家電製品や個包装のお菓子などが該当します。
親への結婚内祝いにも「のし」をつけた方がいい理由
親や兄弟など家族には、のしなしで贈る人もいます。
家族ならマナーを気にしない新郎新婦さまもいると思いますが……
なぜなら、結婚祝いのお返しはご夫婦ふたりからのお返しだから。結婚相手の印象にも関わるため、のしが掛けられる商品ならのしをつけましょう。
両親や兄弟など家族に、のし掛けができない商品を贈るなら、のしはなくても構いません。
職場でいただく連名の結婚内祝いの「のし」
連名の結婚祝いの場合、金額次第でのし掛けができない商品もあります。
たとえば、お返し額が500円未満で、個包装の焼き菓子を配る場合は、熨斗なしでもいいですし、略式タイプの短冊熨斗やメッセージカードで構いません。
会社関係でも社長や取引先からいただいた結婚祝いのお返しは、のしを掛けた品物がオススメだよ
名前なしの「のし」を避けるべき理由
のしには名前を書くのが一般的。
『名前書き』といわれる部分で、 します。のしに名前を書く理由は、ふたつの意味があるからです。
- 誰からのお返しであるかを知らせる
- 結婚相手や新しい名字の紹介
なお、名前の書き方には複数のパターンがあり、また名前の位置にもルールがあるため関連記事も参考にしてみてください。
新婦や新郎のみの名前だけでもいい?
親戚から結婚祝いをいただいたイメージしてみてください。
結婚相手は面識がないと、新郎のみや新婦のみの名前だけでお返しをしようと思うかもしれません。
しかし
また、のしには結婚相手の紹介の意味もあるため、基本的にはご夫婦の連名で名前を書くのがオススメです。
1分で振り返り
この記事のまとめ
のしが掛けられない商品を贈るなら一言あると◎
「のしが掛けられなかったけど、○○ちゃんは喜ぶとおもって」など、フォローしておくとより失礼なく結婚内祝いが贈ることができます。