引き出物宅配サービスを比較すると「引き出物宅配 完全送料無料」や「引き出物宅配○万円以上で送料無料」などの送料無料(割引)サービスを目にします。
引き出物宅配は、ゲスト人数分の配送が必要になるので”送料無料”は、非常にお得にみえますよね。
しかし、実際は送料無料でも有料でもトータルの金額には、割引の差がないということがあります。
今回は送料無料にまどわされないための引き出物宅配サービスの比較方法のポイントをご紹介いたします。
引き出物宅配の送料の相場
まずは引き出物宅配の運賃相場を見てみましょう。
引き出物宅配の送料は1件の贈り先に対して350~1,500円の運賃が相場です。
A社 | 無料 |
---|---|
B社 | 無料 |
C社 | 350円(ひとつの配送先3,000円以上で無料) |
D社 | 一律500円 |
E社 | 360~1,500円 |
送料の価格が違う理由
送料の価格差は以下の3つの理由から生まれます。
- 配送地域によって運賃が異なる
- 商品のサイズや重さによって運賃が異なる
- 企業によって運送会社との契約運賃が異なる
特に沖縄と北海道では送料を高く設定することも少なくありません。
今後は送料の支払いが当たり前になる!?
最近になりヤマト運輸の残業時間問題が連日のように報道。
ヤマト運輸以外の運送会社も含めて運賃の値上げを検討する段階になっています。
大手の通販サイトでも送料の見直しをしている報道もされています。
今後、ネット通販全般で送料の見直しをするショップは多くなると思われます。
引き出物宅配においても今は無料でも送料を高くしたり、商品価格が高くなる可能性があります。
やっぱり送料無料がお得なの?
当たり前ですが「送料無料」のショップを利用すれば、送料はショップが負担をします。
送料は商品を販売した時の利益から捻出されます。つまり、運賃を負担する分、ショップの利益が少なくなるわけです。
商品の送料と利益をショップの立場から説明をすると以下のようになります。
図では、ショップが利益を少なくし、お客様に還元しているようにみえますよね。
しかし、実際には商品価格に送料分を上乗せして販売しているケースが多いです。
引き出物宅配に送料負担はつきもの
販売価格はショップが自由に決定できます。
送料の原価を負担する分、あらかじめ販売価格を高めに設定をしておけば、どの会社でも送料無料と表記可能です。
以下の図をご覧いただくと一目瞭然です。
つまり、
- 送料無料
送料込の商品代金を支払う - 送料有料(別)
送料と商品代金を別々に支払う
いずれにしてもユーザーが送料を負担していることに変わりがありません。
引き出物宅配はリピータがおりません。
一般的なネットショップであれば、本当に送料を負担し、赤字でもOKとする会社もあります。
その理由は新規会員を捕まえ、リピーター獲得につなげたいからです。
一方の引き出物宅配は一生に一度しか購入機会がないため、赤字覚悟ということがありません。
「送料=損をしている」と思うかもしれませんが、式場購入と比較するとネットショップでの購入は安くなります。
結局のところ、「送料無料」「送料別」はどっちがお得?
送料は、出荷する距離によって金額が大きく異なります。
そのためショップの出荷場所からお届け先までの距離が近ければ、送料別表記のほうが安くなることがあります。
また、送料が別でも商品本体の値引き金額が安くなっていれば合計金額として安くなることもあります。
引き出物宅配では、ゲストの人数分の商品代金と送料が必要です。
結局のところは、購入を検討している引き出物ショップの最終見積もりを正しく比較することが重要です。
無料という言葉に踊らされずに正しい金額を比較して一番お得なショップで購入すると安くできます。
引き出物宅配でカタログギフトを選ぶと送料は2倍
送料についての余談になりますが…
引き出物で人気のカタログギフトは送料が別に設定されています。
カタログギフトは申し込んだ商品を発送するため必ず配送費がかかります。
そのためカタログギフトでは『システム料』が必要です。
システム料は、カタログギフトによって異なりますが、600~800円くらいが一般的。
引き出物宅配の送料を600円と考えるとカタログギフトのシステム料と合計すると1,200円以上になります。
友人向けの引き出物が6,000円なら、その内1,200円が送料です。
引き出物宅配をご利用する場合には、カタログギフト以外からお選びいただくほうがお得と言えるかもしれません。
引き出物宅配の送料まとめ
- 送料無料でも送料代が商品に上乗せされていることがある
- 送料無料も送料別も結果的な割引は変わらないことがある
- 引き出物宅配は送料を考慮しても式場購入より安い
- 送料無料ショップと送料別ショップでも最終の全体見積もりで金額を比較することが重要
無料と聞くとお得に聞こえますが、最終的な見積価格を比較することが安くするための秘訣です。
どの引き出物宅配サービスでも見積は無料ですので、まずは見積をだして比較をするようにしましょう。