結婚式をオシャレに、そしてゲストの印象にも残す雰囲気にするならオススメしたいのがテーマカラーを決めること。
披露宴会場の装花やテーブルコーディネート、そしてペーパーアイテムなどテーマカラーに沿って選ぶと結婚式全体に統一感を持たせることができ思い描いていたテイストに作り上げることができます。
結婚式でテーマカラーを決めることは、いわば理想の結婚式までの道しるべ。自分たちらしいカラーで結婚式を彩ってみませんか?
今回は結婚式におけるテーマカラーの決め方、そしてカラーを選ぶときのヒントなどを詳しくご紹介させていただきます。
結婚式でテーマカラーを決めるメリット
「どんな結婚式にする?」
新郎新婦ふたりで話し合い出した時には、まず結婚式にコンセプトやテーマを決めるところからはじめてみましょう。
テーマカラーを最初に決めておくと二つのメリットがあります。
ゲストの印象に残る結婚式になる
ゲストが目にするアイテムの一つひとつが同じカラーで揃えられているとゲストにとって印象に残る結婚式になります。
結婚式に関わるアイテムの中で、いちばん最初にゲストの手元に届く招待状。そして、結婚式当日エントランスを飾るウェルカムグッズ。さらに、披露宴会場に足を踏み入れると統一感のあるカラーコーディネート…
このように統一感をもたせるとゲストに対してメッセージ性をアピールできます。また、テーマカラーを決めるときには「どんな結婚式にしたいか?」だけではなく「結婚式を通して、ゲストに何を伝えたいか?」もヒントになりますよ。
結婚式の準備がスムーズになる
結婚式の準備をはじめると「こんなにも決めるものがあったの!?」と感じられると思います。
これまで何度か結婚式に出席していても、意識していなかった細部まで実は新郎新婦が打ち合わせで決めているものです。
結婚式は様々なアイテムの集合体。
これを結婚式の4か月前から打ち合わせで決めるわけですが、数が多すぎてなかなかスムーズに決められないこともあります。しかも、全体のコーディネートのことをしっかり考えて慎重に決めないと、チグハグな印象に…。
ですが、テーマカラーがあればスムーズに結婚式の準備を進めることが可能です。しかも、ブレなく統一感をもって!
結婚式の準備が思うように進まなかったり、迷い過ぎて分からなくなってしまうのは、ストレスの大きな要因に。そのモヤモヤは、マリッジブルーを引き起こすきっかけになったり、時に新郎新婦間のケンカの原因にもなります。
結婚準備の効率面、新郎新婦おふたりのストレス軽減のためにもテーマカラーは大いに役立ちますよ。
テーマカラーを決める4つのヒント
続いてはテーマカラーを決めるときのきっかけにして欲しい4つのヒントをご紹介します。
好きな色をテーマカラーにする
「あの子らしいよね」
あなたには、ゲストにそう思ってもらえそうな好きな色はありますか?
例えば、いつも洋服を買う時に選ぶ色や好みのネイルカラーなど。また、新郎新婦さまがそれぞれ違った色が好みなら、その二色を掛け合わせて使ってみるのもアリです。
テーマカラーは、単色がいいと決まっているワケではありません。ふたりの好きなカラー二色をテーマカラーにすることも“ふたりらしさ”を表す大切なきっかけになります。
コンセプトにテーマカラーを合わせる
結婚式全体にコンセプトがあるならコンセプトに合わせたカラーで統一するのもオススメです。
以下では結婚式で人気のコンセプトやテーマを例に具体的にご紹介します。
和婚
和婚のテーマカラーといえば白や赤など”和”を連想させるカラーです。
しかし、和モダンなテイストを取り入れるなら、ベースカラーに黒を選んでみてください。さらに、差し色に赤やオレンジを取り入れると締まってみえます。
ディズニープリンセス
結婚式で人気テーマのディズニー。
物語に登場するプリンセスにもテーマカラーがあります。例えば『シンデレラ』なら白やブルー、少し紫がかってた高級感のあるロイヤルブルーを加えると華やかさが添えられます。
また、ラプンツェルヘアがプレ花嫁さまの間でトレンドの『ラプンツェル』なら、人気カラーのくすみピンクや淡い紫などがテーマカラーとしておすすめ。アンティーク色でもあるので「プリンセスという響きがちょっと…」という大人花嫁にも取り入れやすい人気のテーマカラーです。
共通の趣味である野球
共通の趣味が野球ならファンである球団のカラーを選ぶのもおすすめです。
私が以前担当したお客さまに新郎新婦おふたりとも阪神タイガースファンの方がおられました。もちろんテーマカラーは、白・黒・黄色です。
ゲストの方も、披露宴会場に足を踏み入れた瞬間くちぐちに「あー、ふたりらしいよねー」という声が!自分たちらしい結婚式を作るきっかけになります。
上記のように結婚式のコンセプトを先に立ててみるとテーマカラーも決めやすくなります。
テーマカラーで季節感を演出する
なかなかテーマカラーが決まらない。そんな時は、結婚式を挙げる時期をヒントにしてみてください。
春
3~4月上旬の結婚式なら、やはり桜カラーのピンク。ウェディングロゴを桜モチーフで作って、アイテムはピンクで統一してみても。
春の結婚式といえば、招待状をゲストに届けるのはまだ寒い冬…。けれど、招待状をきっかけに一足早く春を感じていただくことができます。
夏
初夏の結婚式なら、涼しさを伝えるアジサイカラーがおすすめです。
アジサイは、王道のピンクやブルーもありますが、アンティーク系のグリーンもあります。みずみずしく透明感のある色合いが涼しさを演出してくれます。
真夏の結婚式なら、ビタミンカラーのオレンジや黄色、掛け合わせる色にブルーを使うと思いきり夏を感じられるカラーになりますよ。夏婚だからこそ使えるテーマカラーです。
秋
温かみのあるブラウンやミルクティーカラーと呼ばれるベージュ系の色味、ブラウンよりのピンクもおすすめです。
ポイントに秋らしさのある紅葉や松ぼっくりなどのアイテムを使うとグンッと季節感を演出するカラーコーディネートになります。
冬
冬といえば、やはり雪のイメージの白が王道です。しかし、王道から抜け出すには掛け合わせるカラーでオリジナリティを出してみてください。
テーマカラーを大人っぽくしたいなら、華やかにゴールドを合わせて見たり、薄めの紫やブラウンとの組み合わせもおすすめです。また、使用する装花の緑は、はっきりした色味ではなくシルバーリーフのユーカリやシルバーレースが冬のカラーによく似合います!
テーマカラーを季節で決める場合には、カラーと共にその時期ならではのアイテムを添えるとより季節感が伝わります。
会場のテイストにテーマカラーを合わせる
すでに結婚式場を決めている場合には、式場に合わせたテーマカラーも統一感がでます。
各式場は、式場全体もしくはそれぞれの披露宴会場にテーマカラーを持っています。テーマカラー選びに困った時には、会場の雰囲気を思い返してみてください。
以下では具体的な会場テイストごとに、おすすめのカラーをご紹介します。
クラシカル
ゴールドにグレイッシュカラーなど、くすみ色と結婚式らしい華やかな色味を合わせたカラーがクラシカルには相性抜群です。 アンティークな雰囲気が好みなら、オフホワイトを使ってみても!
ナチュラル
ガーデンがあったり、外光がたくさん降り注ぐような式場にはナチュラルテイストの『グリーン×白』で柔らかな印象を伝えることができます。
装花では色を出すのを極力控え、植物のグリーンをベースに野花のイメージを。ワンポイントで白を添えるくらいが「いかにも結婚式!」なお花にならずナチュラルな仕上がりになります。
スタイリッシュ
スタイリッシュな雰囲気を作りたいなら、テーマカラーは白・黒・ブラウン・ネイビーなどベーシックカラーにおさえシンプルな配色に。使用する色は、極力少ない方がスタイリッシュさが伝わります!
会場に合わせるテーマカラーが思いつかない場合には、担当のプランナーさんに相談してみてください。きっと会場の雰囲気にピッタリ合うカラーを提案してくれるはずです!
まとめ
結婚式のテーマカラーの決め方についてご紹介しました。
「テーマカラーを決めないと!」
いざそう思うと、たくさんある色の中から何色を選ぶかとても悩んでしまう場合が…。ですが、テーマカラーを決めるときのヒントを知っていればおふたりらしい色を見つけやすくなります。
しかも最初にテーマカラーを決めてしまえば、結婚式で使うアイテム選びもウンとスムーズになるメリットがあります。装花にペーパーアイテム、ウェルカムグッズや衣装のワンポイントまで結婚式全体をテーマカラーで包み込むと、おのずと思い描いていた結婚式に仕上がっているはずです!