投稿日:2019年1月8日/質問者:さくらんさん 今年結婚する予定です。 彼46、私39でお互い初婚です。 結婚式や披露宴はせずに、家族のみの食事会を考え中です。 私側は、私含めて10名、彼側は彼含めて6名、計16名で、ホテルの個室を借りるつもりです。 ご祝儀は頂かずに、皆様を招待する予定です。食事代はもちろん私達の負担です。 遠方からの方もいるので、わざわざ来てもらったお礼と、私達がこの歳で結婚するまで家族には心配やら迷惑をかけたことに対する感謝を込めて、手土産を用意したいのですが、引き出物セットのように、ギフトカタログや縁起物のお菓子等、考えています。 果たして、ご祝儀なしでギフトカタログ込の引き出物は、やりすぎですか? あまりに気が引けるように思われても失礼なので、ギフトカタログで好きな物を選んでもらえたら嬉しいなという思いです。 ネットで検索しても、参考になるような事例がなく、恥をかいたり非常識と思われたくないので、プロの方の意見を是非お聞かせください!よろしくお願いします!
この度は、ご結婚まことにおめでとうございます! 今回のご質問にはギフトアドバイザーの高山がお答えします。
アンシェウェディング
本来の引き出物の考え方は、ご祝儀に対するお返しではなく「結婚式に来ていただいた事に対するお礼」であり「宴会の手土産」です。 ですので、ご祝儀の有無や金額によって引き出物が高すぎる・安すぎるというのは本来の趣旨からは少し外れた考え方かもしれません。 引き出物の本来の趣旨から考えれば「さくらんさん」のようにご祝儀がない場合でも、二人の気持ちとして引き出物をご用意することは全く問題ありません。 「相場」といった視点で考えるとご祝儀がない食事会などでは1,000~2,000円程度の引き菓子だけを用意するのが一般的です。 相場よりも高い金額で引き出物を用意するのは、まさに「お二人の感謝の気持ち」のあらわれと言えますし素敵なお考えだと思います。

さらに詳しくギフトアドバイザーが解説

近年の、結婚式(披露宴)の引き出物はご祝儀の金額によって引き出物の内容を贈り分けするのが一般的です。 当ブログでもご祝儀の金額によって引き出物の金額・内容を分けることをおすすめしております。 しかし「さくらんさん」の質問に回答させていただいたように 本来の引き出物の考え方は、ご祝儀に対するお返しではなく「結婚式に来ていただいた事に対するお礼」であり「宴会の手土産」です。 なぜこのような変化が起こったかと言いますと、 バブル期以前の結婚式の引き出物は、贈り分けという考え方はあまりありませんでした。 ご祝儀の金額に関係なく豪華に引き出物を用意して、ゲスト皆さんに同じものをお渡ししていたわけです。 結婚式費用は「ご両家」の持ち出しというのが一般的な考え方で、ゲストのご祝儀の金額に応じて引き出物の金額を変えるという考え方もなかったわけです。 バブル崩壊以降には結婚式の費用に関する考え方が変化し ゲストのご祝儀金額に対するバランスを考えながら挙式費用の持ち出しを少なくする傾向になり、 最近では、新郎・新婦の持ち出し0円の結婚式という考え方も出てくるようになりました。 披露宴中の料理や飲み物をゲスト毎に変えるわけにはいかないので、引き出物の金額を変えてゲストのご祝儀金額の差に対してのバランスをとるようになったわけです。