結婚式で欠かせないのがBGM選び。
最近ではスタイリッシュなスタイルの式も増えてきており、そんな雰囲気に見合ったBGMを探すカップルの方も近年多くなってきました。
そんな時は是非、ジャズというジャンルの選択肢も念頭に!
ジャズはもともとアメリカ発祥の音楽。
モダンで都会的、スタイリッシュ且つフィジカルなアンサンブルが特徴的なジャズミュージックは、結婚式をよりおしゃれに演出してくれる力強い味方です。
今回は結婚式で活躍するおしゃれなジャズナンバーをご紹介。
長く広く親しまれてきたジャズの旋律で結婚式を素敵に彩ってみませんか?
ジャズ音楽
Frank Sinatra「New York, New York.」
フランク・シナトラはアメリカ出身のジャズ・ポピュラー歌手で20世紀を代表する歌手の一人。
その卓越した歌唱力によって『ザ・ヴォイス』と称されました。
この曲は1977年公開のアメリカ映画『New York, New York』の同タイトル劇中歌。
CM等、お茶の間でも耳にしたことがある方もきっと多いはず。ニューヨークの華やかな様子を感じさせるナンバーです。
そのサウンドはジャズを基調とし、そこに豪華なホーンセクションが加わり大変ゴージャスな仕上がりに。
シナトラの艶のあるアダルトな歌声がおしゃれな、未だ色あせることのない古き良き時代のナンバーです。
Duke Ellington 「Take the A Train」
デューク・エリントンはワシントンD.C.出身のジャズピアノ奏者で作曲家。
邦題『A列車で行こう』はジャズのスタンダート・ナンバーの一つとして海外だけでなく日本でも数多くカバーされ長い間親しまれてきました。
デューク・エリントンのダイナミックなピアノの演奏やホーンセクション、ドラムソロの歯切れの良さ等、小気味いい軽快なサウンドアンサンブルは式場を明るく活気ある雰囲気にさせてくれること間違いなし。
また女性ヴォーカルと男性コーラスの掛け合いも魅力の一つとなっています。
Herb Alpert 「Puttin' on the Ritz」
ハーブ・アルパートはロサンゼルス出身のモダンポップジャズ・トランペッターで、ザ・ティファナ・ブラス(The Tijuana Brass)のリーダーで、ニッポン放送の長寿ラジオ番組『オールナイトニッポン』のテーマソング『ビター・スウィート・サンバ』の作曲者でもあります。
『Puttin' on the Ritz』はスウィンギンテイストなジャズナンバー。
トランペット奏者だけあって金管楽器の良さを余すところなく表現した曲に仕上がっています。
ピアノとトランペットのアンサンブルがスタイリッシュでかっこいいのが特徴。
結婚式で好まれるBGMは明るくゆったりとした曲調のものが多いですが、こういった少し疾走感があり、且つ短調なナンバーを用いることで、全体的にメリハリのあるBGMのラインナップが作れ、結果、個性のある印象的な式になること間違いなしです。
Louis Armstrong 「What A Wonderful World」
ルイ・アームストロングは、20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンとして長年ジャズ界を牽引してきた人物。
もちろんジャズを語る上では欠かせない存在で、トランペッター、ヴォーカリストとして活躍、一時代を築き上げました。
邦題『この素晴らしき世界』は彼の代表的なジャズ・バラード曲で、本人が歌う味わいと趣きのある歌声が大変魅力的です。そこにトランペットとピアノの甘美な旋律が加わり、感動的な仕上がりになっています。
国内でもたくさんの人に親しまれ、最近では某缶コーヒーのCMにも使われているのでご存知の方も多いと思います。
結婚式のエンディングナンバー等に用いれば、おしゃれな雰囲気は壊さず、されどジーンとくる感動的な雰囲気与える演出を可能にしてくれるかもしれません。
Jane Monheit「Overjoyed」
ジェーン・モンハイトはニューヨーク出身の女性ジャズ・ボーカリスト。
グラミー賞にもノミネートされた現代ジャズの人気アーティストで、耳馴染みの良いポップさと、とにかくアーバンなイメージのある曲が多いのが彼女の魅力です。
『Overjoyed』は伸びやかなサックスのサウンドを基調としたサウンドに、彼女の大人っぽい艶のある歌声がマッチしたナンバーです。
サウンドのバランス的にも、歓談時のさりげないBGM等で活躍が期待できそうですね。
Peggy Lee 「Till there was you」
ペギー・リーは、アメリカ出身の歌手で女優としても知られています。
彼女の歌声は『ソフト・アンド・クール』と称され、長年愛されてきました。
『Till there was you』はピアノ&サックスのゆったりとした甘美で優雅な旋律が広がる、モダンジャズ・バラードナンバー。曲の持つ優しい印象は結婚式のBGMにもピッタリです。
コンパクトなヴォリュームの曲なので、式のプログラムのちょっとした演出曲としても扱いやすいのではないでしょうか。
justin hurwitz 「another day of sun」
ジャスティン・ハーウィッツはアメリカの作曲家で最近ではデミアン・チャゼル監督作品の映画音楽担当としても知られています。
『another day of sun』はその一つ、2016年公開のハリウッドミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の劇中歌で、後にこの映画はアカデミー賞をはじめ各賞を総ナメにしました。
ピアノを軸とした疾走感のあるジャズサウンドは若々しくエネルギッシュ。そこに壮大なオーケストラサウンドが加わり、聴いていて楽しい気分になります。
ゴージャス感のあるサウンドプロダクションは他のジャズナンバーとは一線を画し、BGMとして使用すればその会場をとても華やかに彩ってくれます。
Nat King Cole 「L-O-V-E」
アメリカ出身のジャズピアニストで歌手のナット・キング・コールの超有名なナンバー。どこかで耳にしたことがある人も多いはず。
艶のある歌声が特徴で、タイトルの通り“愛”について歌い上げています。
楽曲自体もスウィンギン調で軽快。
皆も良く知るポピュラーなナンバーが式場を楽しい雰囲気にさせること間違いなしです。
Sarah Vaughan「A Lover's concerto」
サラ・ヴォーンはアメリカを代表するジャズヴォーカリスト。
女性ジャズヴォーカリストとしては最も有名だといっても過言ではありません。
A Lover's concertoは日本でも特に有名なナンバーで、国内でもCM等幅広いメディアで使われています。
サラ・ヴォーンの魅力はなんといってもその力強い歌声。この曲でもいかんなく発揮されています。
力強く前向きな歌声と演奏、古き良きアメリカのジャズを楽しむ事ができます。
Astrud Gilberto「Stan Getz」
ブラジル出身の歌手アストラッド・ジルベルトが歌う甘く切ないナンバーです。
ジャズサウンドをベースにボサノヴァのエッセンスが融合したおしゃれな曲で、優しい雰囲気が魅力。
近年カフェ等のBGMでも使われるようになったボサノヴァテイストのジャズナンバー。
もちろん結婚式でも人気のジャンルです。
歓談タイム等のちょっとしたBGMとして、その場をおしゃれに彩り活躍してくれること間違いなしです。