「ゲストの皆さんにも満足して欲しい」
このように考えている新郎新婦さんにこだわって欲しいのが“お料理”です。ゲストが結婚式を評価する基準には、お料理・引き出物・会場の装花が重要といわれています。
今回はゲストの評価を左右する”お料理”の演出をご紹介します。おもてなしと感謝の気持ちを”お料理”で伝えてみてはいかがでしょうか?
プロの技が光る!料理人のライブ演出
最初にご紹介するのは最も華やかでゲストも嬉しいお料理演出です。
シェフズライブ
ゲストたちの目の前にシェフが登場し、臨場感たっぷりに料理をしてくれる『シェフズライブ』
これからゲストたちが舌鼓を打つ、料理の完成過程を目にすることのできる演出で、ワクワクすること必至です!炎が舞い上がるフランベやローストビーフやステーキを切り分けてくれるカービングなどプロの華麗な手さばきや、料理が徐々に完成していくパフォーマンスをみる機会は料理への期待感も高まる演出です。
何よりも料理は出来たてのため美味しさも抜群。お料理を見た目と美味しさの両方を満たした演出です。
オープンキッチン
ゲストたちのテーブルから、会場内にあるキッチンがみえる設計になっている『オープンキッチン』
手際よく料理を進めるシェフたちの様子を間近で見ることができます。肉や魚が焼ける音や、香ばしい香りなどダイレクトに届くため、料理への期待がぐんぐん高まります。
高級料理店などで、カウンター席から調理風景が見える席ってテンションあがりませんか?
それと同様の体験を、披露宴会場で楽しめるというわけです。設備が必要なため式場によってはできませんが、キッチンの状況をライブ中継し、司会者が解説する『料理中継』という演出もあります。
その他の関連演出
- シェフによるメニュー説明
料理の内容や使っている素材でゲストの期待感を高めてくれます。ソムリエによるワインやシャンパン紹介もおすすめです。 - バーテンダーパフォーマンス
ゲストの前でバーテンダーにカクテルをつくってもらう演出。バーテンダーのパフォーマンスは見た目も楽しめる演出です。 - 農園収穫
新郎新婦がお料理に使う具材を収穫し、挙式当日に映像で流す演出。ゲストにも盛り上がっていただける演出です。
女性&子どもに大人気!ビュッフェスタイル
女性ゲストやご家族ゲストの列席が多い方におすすめのビュッフェスタイルをご紹介します。ビュッフェスタイルは、
- 取りに行くのが面倒と感じる人もいる
- 出来たてを食べられない
- 会場が狭いと取りに行きづらい
などデメリットもあります。ゲストの年齢層と会場スペースを考えて取り入れてみてください。
デザートビュッフェ
好きなものを選んで食べられるビュッフェスタイルは、特に女性が好きな食の楽しみ方ですよね。
幸せそうな新郎新婦の姿を目に焼き付け、思わず笑ってしまったり、うっかり涙を誘われてしまったりする催し物がひと通り終わったあと、フルコースの終盤に合わせてデザートビュッフェが登場すれは、女性ゲストや子どもたちは大喜び!
別腹とはよく言ったもので、おなかがいっぱいでもデザートはなぜか食べられてしまうのではないでしょうか?
ずらりと並ぶ色とりどりのデザートは目にも楽しく、まさに圧巻の光景です!
キャンディビュッフェ
デザートビュッフェよりライトなスタイルの演出。
並べるものはその名のとおりキャンディやチョコレートにクッキー、マシュマロなど、集まるとポップでかわいいお菓子の数々。お祝い用のお菓子ドラジェも加えれば縁起もよくなりなおGood☆
フルコースを堪能して「もう1mmもおなかに入らない!」という方も、お菓子ひと粒ならつまんでもいいかな?と思えるのではないでしょうか。
会場の雰囲気に合わせて、お菓子のカラーを選んでみれば、統一感も出てよりおしゃれに。お子様のゲストが多い結婚式におすすめ☆
ドリンクバー
受付後の待合スペースや、挙式と披露宴の合間の時間は、ゲストたちが手持無沙汰になってしまいがち。そんなときにドリンクバーが用意されていれば、のどの渇きを潤すことができ、ゲストたちも喜んでくれることでしょう。
ちょっとした心配りで、ゲストたちにおもてなしと感謝の気持ちが伝わることもあります。また、挙式が始まる前におもてなしをすることで、挙式も和やかな雰囲気で進めることができるはずです。
その他のビュッフェ演出
- ビールビュッフェ
世界各地のビールや日本のご当地ビールを集めた珍しいブッフェ。お酒好きに喜ばれること間違いなしです。 - 日本酒ビュッフェ
和婚やゲスト層によっては日本酒形式をやってみては?会場で十分にお酒が用意してあるなら『おつまみビュッフェ』も。 - フルーツビュッフェ
果物なら女性だけでなく男性も嬉しいかも。ダイエット中の方でも楽しめるスタイルです。 - パンビュッフェ
お料理が少し足りないかも…そんなときにおすすめ。見た目もかわいい演出です。 - お茶漬けブッフェ
こちらもお料理が少し足りないかもというときにおすすめ。何種類も具材を用意すれば作る楽しさもあります。
ゲスト参加型のわくわく&ドキドキ系演出!
最後にご紹介するのはゲストも参加するお料理系演出です。
フルーツカクテルサーブ
新郎新婦とゲストたちが一緒に“果実酒”を作る演出です。
あらかじめゲストテーブルには、小さなグラスに入れたフルーツを用意しておきます。大きな容器を持った新郎新婦が各テーブルをまわりながら、容器の中にフルーツを入れてもらい、すべて集まったら、果実酒づくりに欠かせないお酒“ホワイトリカー”を注ぎ入れます。
全員で協力して作った出来立ての果実酒。そのおいしさは、もちろん格別であることでしょう。
ケーキサーブ
ケーキサーブは、キャンドルサービスの代わりにも用いられる演出。
新郎新婦がゲストテーブルを回り、ひとりひとりに手渡す方法では、ゲストたちに移動の手間をかけることがないため、特に高齢者のゲストが多いときにおすすめです。会場が狭く、移動によって混雑してしまいそうならケーキサーブは有力候補に。
他にも新郎新婦が特定の場所に立ち、ゲストに並んでもらい、ケーキを配る方法もあります。ゲストの人数が少なく、並んでくれたゲストと歓談しながら写真を撮るという楽しみ方もできます。
テーブルごとにタイミングをずらし、ケーキを取りにきてもらう工夫をすれば、長蛇の列になってしまうといったトラブルも避けることができるでしょう。
ラッキードラジェ
お祝い用のお菓子「ドラジェ」を、ゲストたちに配るケーキの中にひっそり忍ばせておくサプライズ演出です。
1~2個のケーキにだけドラジェを入れておけば、あとは当たったゲストがそれを見つけ出すのを待つのみ!
ドラジェが当たった人は幸せになれるという言い伝えも。ちょっとしたプレゼントを用意しておいてもよいでしょう。フォークにあたる固い感覚に、最初は戸惑いや驚きがあるかもしれませんが、それがサプライズだと分かれば思わず笑みがこぼれるはずです。
まとめ
今回はお料理演出をご紹介しましたが、ゲストの満足度を考えると演出にこだわる必要はありません。
新郎新婦によるフルオーダーのお料理メニューでも良いですし、シェフによるお料理紹介も立派な演出です。予算と相談しながら、できることは取り入れてみてください。