フォトウェディングの8つの節約術

フォトウェディングの金額はピンキリ。
先輩カップルへのアンケートでは、100万円オーバーの人もいれば、安かったけど満足できなかったと答えたカップルもいました。

そこで今回は「安くても満足できるフォトウェディング」をテーマに8つの節約方法を紹介します。

安いだけじゃダメ!安くフォトウェディングを挙げるための注意点

価格だけで選んで後悔しないためにも、まずは注意点を説明します。

基準となる金額は20~25万円

お見積書

フォトウェディングの平均価格は23.2万円
ほとんどのフォトウェディング会社でパッケージプランを用意しており、オプションを追加した総額が20~25万円となります。

基準価格は20~25万円ですが…
節約次第で5万円以下で撮影できたり、反対に100万円を超えるケースもあります。

オプションの追加で金額は高くなる

沖縄や京都でのフォトウェディング

若い女性のイラスト

せっかくならブランドのドレスを着たい

若い女性のイラスト

ウェディングドレスは当然着たいけど、和装も着たい

若い女性のイラスト

両親にアルバムをプレゼントしたい

若い女性のイラスト

インスタでフォローしている人と同じロケーションで撮ってみたい

検討を進めると上記のような「やりたいこと」がでてきます。
あれもこれもオプションを付けると、結果的に想定していた金額の2倍3倍になってしまう可能性が……

上限金額の設定と優先順位をつける

どっちを優先させる?

フォトウェディングの金額はピンキリ。
金額の上限に際限はなく、実際に100万円を超えたカップルもおり、プランの説明を聞く過程で、要望や希望が増えて見積金額があがっていきます。

そのため上限金額の設定が大切!
フォトウェディングの見積もり項目は多岐にわたりますので、何を優先するかを決めておけば、予算内で満足度の高いフォトウェディングが実施できます。

続いては具体的なフォトウェディングの節約方法を紹介するよ

安くフォトウェディングを実施する8つの節約方法

フォトプロップスをもつ新郎新婦さま

一生に一度のフォトウェディング。
安かろう悪かろうではNGなため、コスパよく満足度の高いフォトウェディングにするためにはメリハリが大事です。

節約には具体的に8つの方法があります。
すべて満たす必要はなく優先度をつけて実施するだけで、費用を抑えて満足のいくコスパのいいフォトウェディングが挙げられます。

注意点

以下で紹介する節約方法は、フォトウェディング会社によって実現できないこともあるので、申し込み前に確認をしましょう。

平日に撮影をする

5月のカレンダー

平日と土日で2倍以上価格が違うことも!
とくにロケーションで人気のスポットは、周りに写る人を消す加工があったり、交通状況もよくなく時間がかかります。

ぜひ平日プランをご検討ください。
価格だけでなく、撮影中の快適度も平日の方が高いです。

POINT

時間帯によって金額がかわることも。
たとえば真夏の日中、冬の午前中や夕方以降など、多くの人が「できればそこは避けたいなぁ」と思うような日程は安くなる傾向があります。

繁忙期を避ける

真夏と真冬

繁忙期を避ければ節約ができます
ロケーション撮影に限っていえば春と秋が繁忙期です。

桜や紅葉は、抜群に映えるため人気の時期。
地域によっては、夏と冬が忙しいエリアもあるため注意しましょう。

注意点

沖縄や北海道などリゾートフォトウェディングは旅費交通費にも注意を。年末年始やお盆、夏休みシーズンは交通費が通常よりも高くなる傾向があります。

衣装は洋装にする

新郎新婦さまのイメージ

色打掛や白無垢など和装はドレスより高額
またウェディングドレスやカラードレスであっても、人気ブランドのドレスは追加料金がかかることも。プラン内で選べる衣装なら追加料金はかかりません。

POINT

衣装にこだわりたい花嫁さまは無理に節約しなくてOK!
衣装は満足度に直結するため、節約には限界があるものの他の方法を検討しましょう。

スタジオ撮影を選ぶ

ソファに座った新郎新婦さまのフォトウェディング

ロケーションは、撮影スタッフや移動・機材運搬など、スタジオよりも工数がかかります。 そのため同一条件(日時やカット数など)の価格を比べると、ロケーションよりスタジオが安いです。

スタジオなら天候に左右されません。
またフォトグラファーが撮影に慣れており、安定して高品質な写真が撮れるメリットがあります。

POINT

ロケーションのようなセットを再現しているフォトウェディング会社があります。
お時間が許すならスタジオ見学で確認を!

アルバムは自作する

ウェディングのアルバム

基本的に業者依頼のアルバムは高額です。
節約をするならアルバムではなくフォトブックがオススメで、数千円から作成できます。

アルバムとフォトブックの違い

アルバム

フォトブック

形式

現像した写真

現像した写真を挟む昔からある形式

プリント写真

撮影した写真を紙に印刷する形式
品質

非常に高い

銀塩プリントのため鮮明で綺麗

アルバムには劣る

印刷会社やプランによって異なる
自由度

低い

基本的には決められた型だが写真の入れ替えはできる

高い

レイアウトや光沢感を選べるなど自由度が高い
作業

少ない

作業は最小だが高額

多い

自分の作業は多めだが安い

フォトブックでも最近は印刷技術が高く、数十年前と比べて十分に満足できる品質
また、アルバムでもロフトや無印になる市販のもの(※)なら格安で作成できます。

※自分で現像をして、写真を挟むタイプのアルバムです

POINT

自作といっても作成はかんたん!
テンプレートを選んだり、写真をアップロードして配置を選ぶだけ。数千円なので両家両親用にもオススメです。

持ち込みを活用する

持ち込みとは、新郎新婦さまが用意したものを撮影に使うこと。
小物や衣装、ヘアメイクなどがあり、フォトウェディング会社によっては持ち込めないアイテムがあるので、以下ではアイテム別に注意点を説明します。

※持ち込み料(持ち込むための手数料)を設定する会社もあります

ヘアメイク(着付け)

ブライダルメイク中の花嫁さま

ヘアメイクや着付けができる友人や知人に依頼する方法です。
ロケーション撮影だと、ヘアメイクの同行はオプションで追加料金になることがほとんど。知り合いがいるなら、依頼してみてはいかがでしょうか?

注意点

スタジオ撮影は、設備や施設利用は関係者のみに制限している会社が多いです。

衣装

清楚な印象のブーケ

姉妹や友人が購入したウェディングドレスや、お母様が着用したドレスのリメイクなどを持ち込む花嫁さまもいます。

衣装の他に小物の持ち込みチェックは必須
ベールやグローブ、ティアラ、和装なら簪(かんざし)や懐剣(かいけん)などがあります。

POINT

持ち込みOKなら先輩花嫁さまから購入でさらに節約に。
注意点はありますが、Instagramの「#お譲り」でおしゃれなアイテムを探せます。

撮影小物

フォトウェディングの定番ガーランド

撮影小物は持込み難易度が低いアイテム
ブーケやリースなどのフラワーアイテム、プロップスやガーランド、カップルならではの想い出の品などがあります。

基本的に依頼先が用意しています。
念のため希望する撮影小物があるか確認をし、なければ持ち込み許可をもらいましょう。

キャンペーンを活用する

キャンペーン

曜日限定や直近の日付のキャンペーンは狙い目
とくに直近の日付のキャンペーンは非常に安く、準備期間が少なくても問題のないカップルならぜひ!

公式サイトから申し込む

スマホを操作する女性

ベストレート保証をしているフォトウェディング会社があります。
検索サイトと公式サイトが同じ金額でも、含まれるプラン内容が違うことがあるので、公式サイトをチェックしてみてください。

以上が具体的な8つの節約方法でした。
冒頭で説明したとおり、全てを実施する必要はなく上限金額にあわせてメリハリをつければOK。具体例を挙げると……

予算5万円以内

ミニマムプランを検討しましょう。
繁忙期は避けて平日のスタジオ撮影、直近の空き枠キャンペーンだとオトクに撮影できます。

予算10万円

優先度をつければ希望は叶いやすいです。
たとえば、衣装優先なら繁忙期は避けて、アルバムは自作にし、キャンペーンも活用しましょう。

予算20万円

ある程度の希望が叶う予算です。
他のオプション次第にはなりますが、衣装2着(洋装+和装)もできます。

続いては旅行好きカップル向けにフォトウェディングの節約方法を紹介するよ

旅行好きにならリゾートフォトウェディングはコスパ最強!?

「年に1回以上は旅行に行く」

「リゾートフォトに興味がある」

こんなカップルなら旅行×フォトウェディングがおすすめ!
先輩カップルの中には新婚旅行を兼ねて、フォトウェディングを実施する人もいます。

国内リゾートフォトウェディングの人気エリア

砂浜でのフォトウェディング

人気エリアは沖縄・北海道・京都・軽井沢
それぞれの地域で異なる魅力があるので、行きたい旅行先で選ぶのも◎

沖縄
沖縄ならではの美しいビーチが大人気です。
海のみえるオーシャンビューのチャペル、サンセットビーチもフォトウェディングで人気があります。

北海道
広大な大自然が人気のエリアです。
ウェディングドレスが映える雪の中での撮影、ノスタルジックな小樽運河、富良野のラベンダー畑など、他にはない雰囲気に!

京都
なんといっても和の雰囲気が抜群!
八坂の塔や祇園の石畳、嵐山の竹林など、和装にぴったりです。

軽井沢
美しい自然が魅力の軽井沢。
避暑地としても有名で真夏でも快適に撮影できたり、アクセスのしやすさも人気の理由です。

注意点

シーズンによっては宿泊費も交通費も高くなるので上手に避けるのがおすすめです。

新婚旅行+フォトウェディングで安くなる3つの理由

当たり前ですが、総額ならフォトウェディングだけが安いです。
しかし旅行が楽しめるという点で、新婚旅行+フォトウェディングはコスパのいい方法になります。

交通費が1回分ですむ

飛行機や新幹線

交通費は1回分のみ。
飛行機なら数ヶ月前に予約をしたり、格安航空券のサイトで購入すれば定価の半額になる時期もあります。

注意点

飛行機は時期で価格が変動します。
年末年始やゴールデンウィークなど大型連休は避けるのがおすすめです。

人件費や家賃が安い

大都市圏になればなるほど会社の運営コストがかさみます
土地代(家賃)はもちろん人件費も東京や大阪などの方が高くなることがほとんど。もちろん運営コストは、フォトウェディングの価格に反映されます。

北海道のイメージ北海道や沖縄はフォトウェディングでも人気

リゾートウェディングの人気エリアは、日本国内の新婚旅行先と同じです。
沖縄や北海道、軽井沢(長野県)は、大都市ほどコストがかからないため、安くフォトウェディングを提供している会社があります。

Check!

HISやJTBなど旅行代理店がフォトウェディング+新婚旅行のパッケージプランを販売しています。

有給休暇を取得しやすい

有給休暇の申請書

「普段はなかなか有給休暇を使いにくい」

こんな人でも新婚旅行なら話は別!
新婚旅行は有給休暇を取得しやすい理由のひとつであり、また2019年には労働基準法改正により有休の取得は必須です。

有給休暇を取得し”平日”にフォトウェディングを実施すれば、旅費もフォトウェディング費用もダブルで安くなります。

衣装の試着と天候に注意!

コスパのいいリゾートフォトウェディングですが…
メリットばかりではなく、デメリットがあるため以下では注意点を説明します。

衣装の試着

ウェディングドレスの試着

衣装は撮影直前に現地で決めます
パンフレットやWebサイトで閲覧できますが、ある程度の割り切りは必要です。

POINT

全国に店舗のあるフォトウェディング会社では試着ができることも。
打ち合わせや試着は東京、撮影は沖縄など、衣装にこだわりたいなら大手のフォトウェディング会社が安心です。

天候

天気のイメージ

リゾートフォトウェディングの魅力はロケーション撮影。
ロケーションは天気によって出来映えに差がでることもあります。また雨が降ったときは、屋内撮影への変更や画像加工、日程変更など雨天保証の確認をしましょう。

注意点

日程変更は期間のチェックも忘れずに!
長期間(1年以上)も無料で変更できる保障を付けている会社もあります。

理想の写真を撮れるかも。フリーランスのフォトグラファーで安くなる!

カメラマン

フォトウェディングの依頼先は大きくわけると3つです。

  • 結婚式や披露宴の契約先式場(ホテルや専門式場など)
  • フォトウェディング専門会社
  • フリーランスのフォトグラファー

この中でフリーランスのフォトグラファーは安く撮影している人がいます。
企業に所属していないため、固定費が少なく、その分を価格に還元。しかも、フリーということもあって技術力に優れたひとも多いのが特徴です。

注意点

フリーランス=安いわけではありません。
価格はピンキリで、有名フォトグラファーになると会社依頼より高くなるケースがあります。

フリーランスのフォトグラファーの探し方

スマートフォンにインストールしたSNSのアイコン

SNSで過去の作品を投稿しています。
Instagramや個人のWebサイトから募集をしていたり、知人や友人からの紹介というケースも。インスタなら投稿写真で探せるので「こんな写真が撮りたい」とイメージしやすいです。

探し方は「#地名+フォトウェディング」で探すと効率的
たとえば「東京フォトウェディング」や「東京駅フォトウェディング」などスポット名の投稿でも探せます。

注意点

遠方だと交通費は別途費用になります。
交通費によっては逆に高くなるため、地域名+フォトウェディングで探すのがおすすめです。

契約やサービス内容は事前確認を!

フォトグラファー個人との契約になります。
とくにフリーになりたてのフォトグラファーには、細心の注意が必要です。

注意点1「サービス範囲の事前確認」

フォトウェディングの撮影小物

フォトウェディングにはさまざま細かい準備が必要です。

  • 撮影場所の許可
  • 撮影時間
  • スタッフの人数と役割(アシスタントやヘアメイクなど)
  • 衣装の手配
  • 撮影小物などの手配
  • 撮影設備(ロケーション撮影の場合は車の車種なども確認)

最低限、上記は打合せで確認しましょう。
企業なら当たり前でも、フリーランスだと何をどこまで手配できるかは人によります

たとえば衣装は提携ドレスショップがないと準備ができません。
その他に、ロケーションなら公共施設や公道での撮影は法律違反となるケースもあり、撮影許可をとる必要があります。

POINT

新郎新婦さまが手配するものと、フォトグラファーが手配するものを明確にしましょう。

注意点2「契約や納品関連」

契約書

契約関連は疎かにしないように。
入金と納品タイミング、納品方法、キャンセル規定も契約前に確認しましょう。

とくに納品前に支払いがあるなら注意を!
信頼できる相手かどうか?は当然として、口約束ではなく契約書の締結も必須です。

POINT

フリーランスのフォトグラファーは魅力たっぷり。
撮影技術やセンスのいい人がおり、また引き出しも多いので、さまざまな提案をしてくれるフォトグラファーもいます。

1分で振り返り
この記事のまとめ

アンシェくん
  • 基準となる価格は20~25万円
  • 上限予算を設定して優先順位をつけると、安くて満足のできるフォトウェディングができる
  • 節約方法には「平日撮影」や「洋装」「スタジオ撮影」など8つの方法がある
  • 旅行好きなら新婚旅行×フォトウェディングのコスパがいい
  • フリーのフォトグラファーは安く撮影してくれることもある

フォトウェディングの価格は内容や依頼先など、さまざまな条件で変化します。
まずは上限予算を設定した上で、優先順位をつけることで、できるだけ安くて満足のいくフォトウェディングができます。