夫婦と書いた紙を持つ新婚カップル

結婚式の費用分担は非常にデリケートな問題です。
デリケートだからこそ事前の話し合いが大切になります。

基本的には『招待ゲストの人数割り』や『新郎新婦の折半が』が一般的。

しかし、時代の変化と共に自分の分は自分で支払う『各自負担』という考え方もでてきました。

ここでは結婚式の費用分担の考え方をご紹介いたします。

先輩カップルは結婚式の費用をどうやって分担したの?

先輩カップルはどのようにして結婚式の費用を分担したのでしょうか?

参考データとして「みんなのウェディング」と「ゼクシィトレンド調査」のアンケートみていきましょう。

みんなのウェディング

結婚式の費用分担(みんなのウェディング)

出典:みんなのウェディング

ゼクシィトレンド調査

結婚式の費用分担(ゼクシィ)

出典:ゼクシィトレンド調査2016

数字に違いはありますが、基本的には折半が多いようです。

ただし、上記はあくまで先輩カップルの事例です。
可能な限り両家に不公平感がないように決めるようにしましょう。

結婚式の平均費用

以下は2016年の結婚式の平均費用・ご祝儀の総額・新郎新婦の平均負担額です。

結婚式の平均費用 359.7万円
ご祝儀の平均総額 232.3万円
新郎新婦の平均負担額 143.2万円

小さな結婚式が増えているといわれる中で、結婚式の費用は増加傾向にあります。

親からの援助があった人は約7割

続いて以下の表は両親からの援助があった人の割合です。

都道府県援助あり援助なし
北海道70%29.7%
青森・秋田・岩手79.1%18.7%
宮城・山形79.5%19.5%
福島82.4%16%
茨城・栃木・群馬75.5%22.8%
首都圏71.6%27.8%
新潟88%12%
長野・山梨72%26.8%
富山・石川・福井80.1%17.9%
静岡70.4%28.6%
東海74.7%24.2%
関西70.9%27.8%
中国71%27.7%
四国77%21.6%
九州67.2%31.1%

新潟や福井などは挙式費用の平均も高いため親の援助率も高いようです。
3割のカップルが親の援助に頼らず自分たちで費用をまかなっています。

結婚式の費用分担の決め方

やはり冒頭で説明をしたように結婚式の費用は両家での話し合いが大切。

また、両家で話し合う前に新郎と新婦同士で考え方のすり合わせをすると良いでしょう。

間違っても「○○さんは新郎側が多く払った」や「○○ちゃんは新婦側が多く払った」など友人や知り合いを例にしないようにしましょう。

結婚式の費用分担には地域やご家庭によって考え方が異なります。
結婚式にお金をかけるより新生活にまわしたいなど理由を説明することも大切です。

いつまでに決めればいいの?

結婚の約束をし結納を交わしたあとの婚約期間から結婚式が終わるまでの間に様々な支払いが発生します。

分担方法を検討する時期は、

  • 婚約をしたとき
  • 結納や顔合わせ
  • 結婚式場が決まったとき
  • 費用が全て明確になったとき
  • 招待客(ゲスト)の人数が確定したとき
  • 挙式後
などがあります。

可能な限り結納や顔合わせなど早い段階で決めるようにしましょう。 早い段階で決めることができない場合も、大枠は決めておくと後々もめずに済みます。

どうやって支払えばいいの?

結納から結婚式までに様々な支払いがあります。

  1. 婚約指輪・婚約記念品
  2. 結納や顔わせの食事代
  3. 結納返し
  4. 結婚式場の契約金
  5. 衣装の予約金
  6. 結婚指輪
  7. 招待状
  8. 引き出物
  9. ブライダルエステ
  10. 結婚式場の支払い
  11. お車代や宿泊代

ざっと挙げれば上記の支払いがあります。
毎回毎回、お金の話をすることはストレスですので、結婚式用の共同口座を作ると楽です。

例えば、折半と決めたらお互いに同額を入金して管理すると良いでしょう。
費用分担の金額が異なる場合も、まずは同額を入金し、挙式後に落ち着いてから精算すればいいだけ。

銀行口座なら振込や引き落としの履歴も残りますし、何にいくら使ったかも分かります。