「婚姻届を書き損じてしまった……」
今回は
婚姻届に少しでもミスがあると不安になりますよね。
でも安心してください。
婚姻届の訂正は神経質になる必要はなく、軽微な修正なら問題なく受理されます
婚姻届の訂正ルール
訂正方法の説明前にルールを説明します。
後半では婚姻届の記入箇所別に、画像つきで訂正方法を解説するので、かんたんに対処方法がわかるはずです。
絶対NG!婚姻届で守りたいふたつのNG
以下は不受理の原因になるため必ず守りましょう。
- 修正液や修正テープでの修正
- 消えるボールペンでの修正
修正液や修正テープは改ざんになりかねないのでNG。また婚姻届は、長期間保存しなければならないため消えるボールペンも不可です。
黒のボールペンや万年筆を使いましょう。
基本の訂正手順
婚姻届の訂正手順は3つだけです。
- 二重線を引く(1本線でも構いません)
- 正しい内容を書く
- 捨印欄に押印する(署名捺印と同じ印鑑を使う)
基本的に
ただし署名欄の書き間違いは、訂正印が必要です。
訂正印のルールは役所によっても若干違うためWebサイトで確認しておくと確実だよ
間違いの多い婚姻届の記入欄
以下は、とくに間違いやすい箇所になるため再チェックしておきましょう。
- 住所のマンション名の間違い
たとえばマンション名が「リバーサイド・ヨコハマ」なのに「リバーサイド横浜」と記載。婚姻届の住所欄は、住民票の住所を記入します。
- 住所欄に-(ハイフン)を使用
婚姻届には番地や番・号が、あらかじめ記載してあります。住民票に使用されているケースを除き、ハイフンは使わず記入します。
- 続き柄が漢数字ではない
続き柄は漢数字を使うのがルール。とくに次男や次女の人は注意を!次男は二男、次女は二女となります。
- 署名(名前)が新漢字になっている
署名は戸籍謄本と同じ漢字を使います。たとえば戸籍謄本が川﨑なら川崎としないようにします。
細かい所もしっかり確認して書くことが必要
間違えっちゃった…婚姻届の書き損じの疑問解決!
婚姻届は書き損じると不安になると思います。
ただ冒頭でも説明したとおり、軽微なミスなら問題なく受理されるので安心を!
実際に軽微な書き損じは職員が赤をいれてくれることがほとんどです。
修正があったら入籍日は変わる?
もし婚姻届に訂正があったら入籍日は??
安心してください。
不備の補正後、役所が受領した日にさかのぼって受理決定となります。
つまり【婚姻届の届出日=入籍日】です。
ただし軽微な誤記や不備なら。
書類の不足(戸籍謄本や本人確認)、署名や証人が未記入など重要部分の誤りや記入モレは受理されない可能性があります。
迷ったら役所へ電話!窓口へ直行もOK!
役所や担当者によっても解釈が異なることも。
もし書き損じを発見したら役所へ電話をして聞けば安心できます。
間違えた記入欄と内容を伝えて、訂正方法を確認しよう
画像でチェック!婚姻届の訂正方法
最後に記入欄別に訂正方法を説明します。
基本的には記入欄がどこであれ、訂正方法に変わりはありません。
住所の書き損じ
訂正例
住所は住民票のとおり記載をするのが確実!
手数料は300円ですし、コンビニでも取得できます。
署名(名前)の書き損じ
訂正例
署名欄のミスは訂正印を押す必要があります。
間違えた箇所に訂正印を押してから修正をしましょう。
※訂正印は役所によって違う可能性があるため事前確認がオススメです
押印の失敗
訂正例
印影がしっかりない場合は訂正が必要です。
自分で判断が難しければ、役所の窓口で確認してもらいましょう。
証人欄の書き損じ
訂正例
証人欄を書き損じても訂正方法に変わりはありません。
ただし証人本人が訂正する必要があるため、捨印を押印してもらうようにしてください。
婚姻届に
そのため空いているスペースに押印してもらうようにしましょう。
婚姻届に捨印欄がない場合
捨印欄のない婚姻届もあります。
捨印欄がなければ以下のように空きスペースに押印します。
1分で振り返り
この記事のまとめ
記入後は彼と彼女でダブルチェックを!
住民票と戸籍謄本があれば転記するだけなのでミスなく書けます。
なかには訂正ばかりで婚姻届が真っ赤に……
なんてカップルもいますが、訂正が多すぎるなら書き直しを推奨します。人生に一度しかない入籍日ですから、いいスタートをきる上でも最小限に留めるよう書き方ページも参考にしてみてください。