【気になるを検証！】3ヶ月天気予報で挙式日の天気を予想できるか？

結婚式を控える新郎新婦さまにとって、

「当日の天気がどうなるのか？」

は非常に気になるところですよね。
ここ数年は、温暖化などの気象変化によって、大型台風のため、結婚式の延期を余儀なくされる場合もあります。

週間や明日ならTVの天気予報があります。
しかし、6ヶ月～1年以上も前から準備を進め、たくさんのゲストを招待する結婚式にとって、直前の天気がわかっても、あまり対応策が講じられません。

そこで、天気の3ヶ月予報がどの程度の確率で当たるのかを実際に検証してみました。

天気の最長予報は10日以内

実は、日本の天気予報は、気象庁が細かくルール設定をしています。

そのルールで、天気予報は原則10日以内。
最長で10日以上先までの天気予報しか公表しないというルールがあります。

なぜ、このようなルールがあるのでしょうか？

それは、予報が先になればなるほど的中制度が下がるから。
根拠が薄く、的中制度が低い予報を全国的に発表しても、無用な混乱を生じさせるだけというのが気象庁の見解だと思われます。

実際にテレビのニュースやネットの天気予報では、最長でも10日先の天気予報しか発表しません。週間天気ぐらいですよね。

ここでポイントは「発表はしない。でも、予想はできる（している）」ということです。

日本の気象庁をはじめ、世界には、さまざまな天気予想機関があります。
日本の気象庁は、10日以上先の天気予想はしないと定めていますが、世界には10日以上先の天気予報を公表している機関が存在します。

そこで、世界で最も有名な天気予報機関のアキュ・ウェザー（AccuWesather）の3か月天気予報の的中率を検証しました。

アキュウェザー（AccuWesather）

アキュウェザーは、アメリカのペンシルベニア州にある天気予報提供企業です。
アメリカをはじめ世界各国の気象予報政府機関や環境保護団体、さらには軍部など独自ルートで取得した膨大なデータを元に天気予報を行っているそうです。

アキュウェザー日本版

アメリカの企業ですが日本版ウェブサイトもあります。
日本国内の天気予報を、無料で閲覧（日本語）できます。

1. 使い方はいたって簡単。まずはにアキュウェザー（日本版）アクセスします。
   
2. 調べたい場所の郵便番号や住所を入力します。
   
3. 天気予報を見ることができます。
   
4. レーダーチャートも見れて専門的です。
   

アプリ（iPhone、Android）もあります。
アップルストアのレビューは、非常に高評価が多いです。

前置きが長くなりましたが・・・
アキュウェザーでは、最長3ヶ月先までの天気予報をしています。

今回は、アキュウェザーの3ヶ月先の天気予報が「どの程度当たるか？」を検証しました。

アキュウェザーの3ヶ月予報を検証する

検証の方法は、いたって簡単です。

1. 事前にアキュウェザーの3ヶ月先の天気予報を確認する。
2. 3ヶ月後の当日の午前中にアキュウェザーの天気予報を調査する

今回は、以下の内容で調査いたしました。

【3か月天気予報】

• 予報確認日：2019年5月3日時点
• 天気予報の確認期間：2019年7月1日～7月31日
• 場所：東京都港区

【当日の天気予報】

• 確認日：当日午前中
• 期間：2019年7月1日～7月31日
• 場所：東京都港区

【予報が的中したかどうか】
5月3日時点の予報と当日（7月1日～7月31日）の予報を比較して以下の3段階で評価しました。

〇	予報的中
△	予報は異なるが雨が降ったか降らないかは的中
×	予報も雨が降ったから降らないかも両方外れ

完全的中は31日中4日のみ

結果からいうと・・・
残念ながら、予報が的中したのは31日間で4日だけでした。

天気予報の的中結果は以下のとおりです。

結果	日数	割合
〇 （的中）	4日	12.9%
△ （少し的中）	12日	38.7％
× （外れ）	15日	48.4％

• 予報的中
• 少し的中（予報は異なるが雨が降ったか降らないかは的中）

を合計しても16日（51.6％）のみ。
つまり、アキュウェザーの3ヶ月前予報の的中率は甘めに見てもハーフ（約50％）という結果です。

期待していただけに、少し残念ですね。
日別の詳しい検証結果は、以下にまとめました。

• 7月1日～7月10日
• 7月11日～7月20日
• 7月30日～7月30日

※表が長くなったため10日間でわけています

7月1日～7月10日の予報結果

7月11日～7月20日の予報結果

7月30日～7月30日の予報結果

まとめ

「結婚式当日の準備の役に立てば」
と3ヶ月先の天気予報が的中するかどうかの検証をしました。

結果としては、残念ながら結婚式準備の参考にはできないというのが個人的な見解です。

やはり日本の気象庁の「根拠が薄く当たるかどうかわからない予報は発表しない」という見解が正しいのかもしれません。

簡単には挙式日を変更する事ができない事を考えると、雨が降ることもある程度想定して準備をしておくのがオススメです。